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第1章
閑話1その頃の王都
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王城グラシアス・王城内執務室ー
「おい!」
「はっ!どう致しましたか!」
「どういう事だ!?レイが処刑されて三カ月も経つのに何故国庫が圧迫している!」
「分かりません。しかし我騎士団も既に予算がギリギリになっております!」
どういう事だ!国庫や国の予算使っていたレイは処刑された!
何故まだ圧迫する!
父上からは「パーティーの回数を減らせ」などと言われるし、彼奴の罪が分かってから悪い事しか無い!
くそっ!あの魔女め!!死んでも害悪とはタチが悪い!
「何としても原因を突き止めろ!で無いと明後日のパーティーの準備もままならない!」
「はっ!了解しました」
くそっ!イライラするっ!
こういう時はマイの所に行くのが一番落ち着く。
さて、他の案件は無いし行くか…
マイの部屋が見えてきたな…
ん?何か聞こえるな…
「あの女本当に馬鹿ね。私が使い込んだ国庫に騎士団の予算も全部一人でやり繰りして報われず死ぬなんて!ふふっ!殿下も私にメロメロだしあぁなんていい生活かしら♪」
なんの話だ?
一体何の話をしているんだ!?
俺はまさか罪人を間違えて無罪の罪で殺してしまったのか!?
バンッ!
「マイッ!」
「あら?殿下?どうなさいました、そんな険しい顔をなさって?」
「今の話は何だ!?」
「今の…話?」
知らないのか!?今自分で喋っていたじゃ無いか!?
「レイが無実だとか実はお前が国庫や予算を使い込んでいたとか!」
「何の事ですの!?殿下、お気を確かに!」
ああ、分からない!何が真実なんだ!誰か教えてくれ!
「殿下、落ち着いてください。恐らくそれはレイ様の呪いのせいです」
「レイの…呪い?」
「はい!死ぬ寸前に吐いたあの呪詛がきっと今の状況を引き起こしているに違いありません」
「そうか…そうなのか?」
「そうなのです。優しい殿下。逞しい殿下。貴方は誰よりも尊いのです。もっと気を引き締めてくださいませ」
「あぁ、そうだな…ありがとう。落ち着いたよ」
「滅相もございません」
そうだ、俺が間違えている筈が無い!俺は悪く無い!悪いのは全てあの魔女だ!
「そうだ、マイ!」
「はい、殿下?」
「明後日にパーティーを開くんだ!何か食べたい物はあるかい?」
「ではこの国最高のシェフにこの国最高の物を作って頂きましょう!」
「ははっマイは相変わらずだなぁ!」
あんなクソ魔女の事は今は忘れよう…この呪いもいつかは解けるだろう。なら今は…
「おい!」
「はっ!どう致しましたか!」
「どういう事だ!?レイが処刑されて三カ月も経つのに何故国庫が圧迫している!」
「分かりません。しかし我騎士団も既に予算がギリギリになっております!」
どういう事だ!国庫や国の予算使っていたレイは処刑された!
何故まだ圧迫する!
父上からは「パーティーの回数を減らせ」などと言われるし、彼奴の罪が分かってから悪い事しか無い!
くそっ!あの魔女め!!死んでも害悪とはタチが悪い!
「何としても原因を突き止めろ!で無いと明後日のパーティーの準備もままならない!」
「はっ!了解しました」
くそっ!イライラするっ!
こういう時はマイの所に行くのが一番落ち着く。
さて、他の案件は無いし行くか…
マイの部屋が見えてきたな…
ん?何か聞こえるな…
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なんの話だ?
一体何の話をしているんだ!?
俺はまさか罪人を間違えて無罪の罪で殺してしまったのか!?
バンッ!
「マイッ!」
「あら?殿下?どうなさいました、そんな険しい顔をなさって?」
「今の話は何だ!?」
「今の…話?」
知らないのか!?今自分で喋っていたじゃ無いか!?
「レイが無実だとか実はお前が国庫や予算を使い込んでいたとか!」
「何の事ですの!?殿下、お気を確かに!」
ああ、分からない!何が真実なんだ!誰か教えてくれ!
「殿下、落ち着いてください。恐らくそれはレイ様の呪いのせいです」
「レイの…呪い?」
「はい!死ぬ寸前に吐いたあの呪詛がきっと今の状況を引き起こしているに違いありません」
「そうか…そうなのか?」
「そうなのです。優しい殿下。逞しい殿下。貴方は誰よりも尊いのです。もっと気を引き締めてくださいませ」
「あぁ、そうだな…ありがとう。落ち着いたよ」
「滅相もございません」
そうだ、俺が間違えている筈が無い!俺は悪く無い!悪いのは全てあの魔女だ!
「そうだ、マイ!」
「はい、殿下?」
「明後日にパーティーを開くんだ!何か食べたい物はあるかい?」
「ではこの国最高のシェフにこの国最高の物を作って頂きましょう!」
「ははっマイは相変わらずだなぁ!」
あんなクソ魔女の事は今は忘れよう…この呪いもいつかは解けるだろう。なら今は…
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