17 / 20
17
しおりを挟む
まずはフィーナとのデートだ。2人で街を散策していると、途中でアクセサリーショップを見つけたので入ってみることにする。店内に入ると様々なアクセサリーが並んでいた……。
「わぁ! これ可愛い!」
早速フィーナは商品を手に取って喜んでいる。その隣で俺はリザへのお土産に良さそうなものがないか探していた……。
(リザの奴、こういうの好きそうだしな……)
するとフィーナが声をかけてきた。
「ねえクロウ君! これどうかな?」
彼女が見せてきたのはペアリングだった。値段を見るとそれなりの値段がするようだ……。俺は少し悩んだ末に答えた。
「うん、いいんじゃないか?」
するとフィーナは嬉しそうに微笑んだ。そして早速支払いを済ませると、俺たちは店を出た……。
「えへへ、ありがとね! 大切にするね!」
「ああ、どういたしまして」
次に俺とソフィアのデートが始まった。2人で王都を歩いていると、ソフィアが突然立ち止まった……。
「クロウさん! あれ食べたいです!」
彼女が指さしたのはクレープ屋だった……。俺はソフィアを連れて店内に入ると注文をした。そして出来上がったクレープを受け取ると、2人で食べた……。
「美味しいです!」
ソフィアは幸せそうな顔で食べていた。その様子を見て俺も自然と笑みがこぼれる……。すると彼女は俺の顔を見て言った。
「クロウさん、なんだか嬉しそうですね?」
「ああ、こうして2人で出かけてると楽しいからさ」
俺が正直に答えると、彼女は少し照れながら答えた。
「そ、そうですか? 私も楽しいです……」
しばらくの間2人は無言のままクレープを食べ続けていた……。そして食べ終わると店を出ることにしたのだが……最後にソフィアが立ち止まった……! それは服屋だった……。
(まだ何か買うつもりかな……?)
2人で店内に入ると、ソフィアは真剣な表情で服を物色し始めた……。そして一着の服を手に取ると、俺に渡してきた。
「クロウさん! これ着てみてくれませんか?」
(えっ!?)
俺は思わず固まってしまった……。まさかここで着替えるとは思っていなかったからだ……。しかし彼女は引き下がるつもりは無いようだ……仕方なく俺は試着室に入り、ソフィアに渡された服を着ることにした。
(うーん、あまり似合わない気がするけどなぁ……)
そんなことを考えているうちに着替え終わったので、俺はカーテンを開けて出た……! するとソフィアは興奮して声を上げた。
「クロウさん! 最高です!」
どうやらお気に召したようだ……。俺はソフィアから服を貰うと、そのまま店を後にした……。
「デート勝負は私の勝ちですね!」
ソフィアはガッツポーズをしながらフィーナに言う。しかし彼女は余裕そうな表情を浮かべていた……。
「甘いね! 私とクロウ君の絆は誰にも負けないんだから!」
(俺の意志は関係ないのか……)
2人が言い合いをしている中、俺は黙って見ていることしかできなかった……。するとソフィアが俺に向かって言う。
「クロウさん! もう一度私とデートをしましょう!」
「え……!? なんでそうなるの!?」
俺が聞き返すと、ソフィアは笑顔で言った。
「だってまだ勝敗がついてないですし! それともフィーナさんとのデートの方が良かったですか?」
(いや……そういう問題ではないと思うんだけどな……)
俺が悩んでいると、フィーナが声を上げた。
「ソフィアちゃん! 抜け駆けはなしだよ! ちゃんと公平に勝負しようね!」
それから俺たちは3人で出かけることになったのだが、2人の争いは絶えなかった……。結局、このデート勝負で勝ったのはどちらなのか分からなかった……。
「わぁ! これ可愛い!」
早速フィーナは商品を手に取って喜んでいる。その隣で俺はリザへのお土産に良さそうなものがないか探していた……。
(リザの奴、こういうの好きそうだしな……)
するとフィーナが声をかけてきた。
「ねえクロウ君! これどうかな?」
彼女が見せてきたのはペアリングだった。値段を見るとそれなりの値段がするようだ……。俺は少し悩んだ末に答えた。
「うん、いいんじゃないか?」
するとフィーナは嬉しそうに微笑んだ。そして早速支払いを済ませると、俺たちは店を出た……。
「えへへ、ありがとね! 大切にするね!」
「ああ、どういたしまして」
次に俺とソフィアのデートが始まった。2人で王都を歩いていると、ソフィアが突然立ち止まった……。
「クロウさん! あれ食べたいです!」
彼女が指さしたのはクレープ屋だった……。俺はソフィアを連れて店内に入ると注文をした。そして出来上がったクレープを受け取ると、2人で食べた……。
「美味しいです!」
ソフィアは幸せそうな顔で食べていた。その様子を見て俺も自然と笑みがこぼれる……。すると彼女は俺の顔を見て言った。
「クロウさん、なんだか嬉しそうですね?」
「ああ、こうして2人で出かけてると楽しいからさ」
俺が正直に答えると、彼女は少し照れながら答えた。
「そ、そうですか? 私も楽しいです……」
しばらくの間2人は無言のままクレープを食べ続けていた……。そして食べ終わると店を出ることにしたのだが……最後にソフィアが立ち止まった……! それは服屋だった……。
(まだ何か買うつもりかな……?)
2人で店内に入ると、ソフィアは真剣な表情で服を物色し始めた……。そして一着の服を手に取ると、俺に渡してきた。
「クロウさん! これ着てみてくれませんか?」
(えっ!?)
俺は思わず固まってしまった……。まさかここで着替えるとは思っていなかったからだ……。しかし彼女は引き下がるつもりは無いようだ……仕方なく俺は試着室に入り、ソフィアに渡された服を着ることにした。
(うーん、あまり似合わない気がするけどなぁ……)
そんなことを考えているうちに着替え終わったので、俺はカーテンを開けて出た……! するとソフィアは興奮して声を上げた。
「クロウさん! 最高です!」
どうやらお気に召したようだ……。俺はソフィアから服を貰うと、そのまま店を後にした……。
「デート勝負は私の勝ちですね!」
ソフィアはガッツポーズをしながらフィーナに言う。しかし彼女は余裕そうな表情を浮かべていた……。
「甘いね! 私とクロウ君の絆は誰にも負けないんだから!」
(俺の意志は関係ないのか……)
2人が言い合いをしている中、俺は黙って見ていることしかできなかった……。するとソフィアが俺に向かって言う。
「クロウさん! もう一度私とデートをしましょう!」
「え……!? なんでそうなるの!?」
俺が聞き返すと、ソフィアは笑顔で言った。
「だってまだ勝敗がついてないですし! それともフィーナさんとのデートの方が良かったですか?」
(いや……そういう問題ではないと思うんだけどな……)
俺が悩んでいると、フィーナが声を上げた。
「ソフィアちゃん! 抜け駆けはなしだよ! ちゃんと公平に勝負しようね!」
それから俺たちは3人で出かけることになったのだが、2人の争いは絶えなかった……。結局、このデート勝負で勝ったのはどちらなのか分からなかった……。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
163
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる