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中学3年生・3学期

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そして、土曜日。


「37.9か。今日やめとくか?」
「大丈夫だから」
「はるかお前、喘息持ちだろう?」



だって。
みんなが祝ってくれるのに。



なんとか鷹兄を説得し実家へ。




「ただいま」
「おかえりなさい。鷹兄、お姉ちゃん!お姉ちゃん?顔赤いよ?大丈夫!?」
「大丈夫だよ?」



あー澪花気持ちいい。
私が熱あるからかな。


「お姉ちゃん!!熱あるよ!?」
「澪花は心配症だね?」
「夕食まで、部屋で休んでたら?」
「……悪いけどそうさせてもらうね」


怠い。
やめとけばよかったかも。




*****************


 ん?
なんだろう。
冷たくて気持ちいい。



「父様?」
「あぁ、そうだ」
「お帰りなさい」
「あぁ、ただいま。それより、はるか。風邪大丈夫か?」
「だ、大丈夫だよ」



風邪で寝込むとか。
父様に心配かけたくないのに。



「はるかきついなら寝てなさい」
「で、でも……」
「大丈夫だから。風邪が酷くなって肺炎起こしたらそれこそ大変だ。わかったな?」
「――はい」





それよりも。
今日って、母親あのひといる日だっけ?
熱で頭が回らない。
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