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大学初めての学園祭
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「颯太!」
「うげっミナミ!?」
学祭準備中でクソ忙しい時に遊び相手だったうちの1人がやって来た。
あぁっ。
由貴くんがいるのにっ!
「何か用?」
「いやーん。颯太てば冷たいー私は愛しの颯太に会いに来たのにぃー」
「俺はお前なんか好きじゃない!学祭準備中忙しいの」
「えぇーっ!」
「えぇーっ!じゃない。さっさと帰れ」
そして。
お昼過ぎ…………。
「颯。今朝の女誰だよ?」
純平たちもみていたらしく純平にそう問い詰められる。
由貴くんじゃなくて純平に。
しかもめっちゃ睨まれてるし。
「遊び相手の1人」
「遊び相手、ね…………」
由貴くんは目を瞑り何もなかったかのように弁当を食っていた。
最近、奈々ちゃんが弁当作ってくれるらしい。
「由貴!いたいた。お前ら由貴借りていくな」
有無を言わせず藤澤が由貴くんをどこかに連れ去った。
「由貴いないから言うけどさ、遊び相手がここにくるようなことすんなよ。つか、由貴さ颯太に好きな奴いるって知ってるから」
「え?」
「けど自分だとは思ってないから」
鈍い。
何で気づいてくれないかな。
俺にも原因あるけどさー。
『もしかして妬いてる?』
『何で妬かなきゃいけないの』
由貴くんへの気持ちを自覚する前。
由貴くんにそう言った。
ミナミあの女が変なことしなきゃいいけど。
『颯太。夜暇なら私と楽しまない?』
そういう類いのメールがくるようになってきた。
マジウザイ。
「自業自得だろ?」
ごもっともで。
誰でもよかった。
あの頃は。
寂しさをうめてくれるなら。
可愛いげのある子なら。
それに相手が男でも体は重ねれたし。
「なぁ。颯太?もし由貴がお前みたいな遊び人になってたらどうしてたんだ?」
「大丈夫だったろ?あの頃は翼の側にいたし」
「颯太!これに懲りたら遊ぶのはやめろ」
「由貴くんが大学に入ってきてからは遊んでないよ」
由貴くんに構うのが精一杯で。
他はどうでもいいが正しい。
「電話番号変えようかな」
「そうしろ。変えるんなら金出してやるぞ?」
「いいよ。由貴くん連れて行こうかな!」
「…………颯太。お前から人を好きになるのって初めてだろう?」
「え?」
「お前が小さい頃から知ってるけどな、歴代の恋人との様子をみてもさ、今が一番楽しそうだぞ」
「だって由貴くんが可愛くて仕方ないんだし」
??
俺の小さい頃からって。
そんな前からだったっけ?
「また来たの?」
俺が冷たくあしらっても毎日毎日大学に顔を出すミナミ。
あーマジウザイ。
由貴くんしか構いたくないのに。
「やん。颯太冷たい」
「冷たくて結構!」
「そんなとこも私は好きよ」
「ミナミさん?颯太さ本命いるから迷惑なんだよ」
側にいた藤澤が冷たくそう言ってきた。
「嘘。誰!?どんな子?」
「可愛い子。小さくて髪は茶髪で目は灰色がちょっと入ってて言いたいこと言えなくてそんな可愛い子」
「私は認めない!」
そう叫んで帰っていった。
つか。
お前に認めてもらう必要ないし。
「…………ようやく自覚した?」
藤澤がニヤニヤしながら言ってきた。
わるかったな。
鈍くて。
自分の気持ちに気づかないでいて。
由貴くんをどれだけ凹ませてたんだろう。
「ほっとけ」
「お前、ホント由貴以外には口悪いよな」
「何で由貴くん以外に優しくしなきゃいけないんだよ。バーカ」
「つか、さっさとあの女なんとかしねーと、何やらかすかわかんねーぞ」
「…………わかってる」
自業自得。
陸にも言われた。
俺自身わかっている。
「颯太。悪い外ステージが」
こういう時に限ってトラブル発生するし。
「すぐ行く」
本当はすぐにでも由貴くんに話した方がいいのに。
学生会会長なんかやるもんじゃないね。
「うげっミナミ!?」
学祭準備中でクソ忙しい時に遊び相手だったうちの1人がやって来た。
あぁっ。
由貴くんがいるのにっ!
「何か用?」
「いやーん。颯太てば冷たいー私は愛しの颯太に会いに来たのにぃー」
「俺はお前なんか好きじゃない!学祭準備中忙しいの」
「えぇーっ!」
「えぇーっ!じゃない。さっさと帰れ」
そして。
お昼過ぎ…………。
「颯。今朝の女誰だよ?」
純平たちもみていたらしく純平にそう問い詰められる。
由貴くんじゃなくて純平に。
しかもめっちゃ睨まれてるし。
「遊び相手の1人」
「遊び相手、ね…………」
由貴くんは目を瞑り何もなかったかのように弁当を食っていた。
最近、奈々ちゃんが弁当作ってくれるらしい。
「由貴!いたいた。お前ら由貴借りていくな」
有無を言わせず藤澤が由貴くんをどこかに連れ去った。
「由貴いないから言うけどさ、遊び相手がここにくるようなことすんなよ。つか、由貴さ颯太に好きな奴いるって知ってるから」
「え?」
「けど自分だとは思ってないから」
鈍い。
何で気づいてくれないかな。
俺にも原因あるけどさー。
『もしかして妬いてる?』
『何で妬かなきゃいけないの』
由貴くんへの気持ちを自覚する前。
由貴くんにそう言った。
ミナミあの女が変なことしなきゃいいけど。
『颯太。夜暇なら私と楽しまない?』
そういう類いのメールがくるようになってきた。
マジウザイ。
「自業自得だろ?」
ごもっともで。
誰でもよかった。
あの頃は。
寂しさをうめてくれるなら。
可愛いげのある子なら。
それに相手が男でも体は重ねれたし。
「なぁ。颯太?もし由貴がお前みたいな遊び人になってたらどうしてたんだ?」
「大丈夫だったろ?あの頃は翼の側にいたし」
「颯太!これに懲りたら遊ぶのはやめろ」
「由貴くんが大学に入ってきてからは遊んでないよ」
由貴くんに構うのが精一杯で。
他はどうでもいいが正しい。
「電話番号変えようかな」
「そうしろ。変えるんなら金出してやるぞ?」
「いいよ。由貴くん連れて行こうかな!」
「…………颯太。お前から人を好きになるのって初めてだろう?」
「え?」
「お前が小さい頃から知ってるけどな、歴代の恋人との様子をみてもさ、今が一番楽しそうだぞ」
「だって由貴くんが可愛くて仕方ないんだし」
??
俺の小さい頃からって。
そんな前からだったっけ?
「また来たの?」
俺が冷たくあしらっても毎日毎日大学に顔を出すミナミ。
あーマジウザイ。
由貴くんしか構いたくないのに。
「やん。颯太冷たい」
「冷たくて結構!」
「そんなとこも私は好きよ」
「ミナミさん?颯太さ本命いるから迷惑なんだよ」
側にいた藤澤が冷たくそう言ってきた。
「嘘。誰!?どんな子?」
「可愛い子。小さくて髪は茶髪で目は灰色がちょっと入ってて言いたいこと言えなくてそんな可愛い子」
「私は認めない!」
そう叫んで帰っていった。
つか。
お前に認めてもらう必要ないし。
「…………ようやく自覚した?」
藤澤がニヤニヤしながら言ってきた。
わるかったな。
鈍くて。
自分の気持ちに気づかないでいて。
由貴くんをどれだけ凹ませてたんだろう。
「ほっとけ」
「お前、ホント由貴以外には口悪いよな」
「何で由貴くん以外に優しくしなきゃいけないんだよ。バーカ」
「つか、さっさとあの女なんとかしねーと、何やらかすかわかんねーぞ」
「…………わかってる」
自業自得。
陸にも言われた。
俺自身わかっている。
「颯太。悪い外ステージが」
こういう時に限ってトラブル発生するし。
「すぐ行く」
本当はすぐにでも由貴くんに話した方がいいのに。
学生会会長なんかやるもんじゃないね。
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