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大学最後の学園祭
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"颯太はお前との関係を大学のみんなに言いたいんだと思うぞ?"
一昨日。
藤澤さんからそんな内容のラインがきてた。
颯太は自分に好意がある奴等を含め、みんなに対しての牽制をこめて俺は颯太のモノ、そう宣言したいんだと思う。
昨日。
颯太に言われた。
俺との関係をみんなに言いたいと。
何となく恥ずかしくて嫌だったけど、颯太がそうしたいって言うから。
ぶっちゃけて言うと言いくるめられたというか……。
それに今年は陸也がくるって。
学祭の話をしてたら美希ちゃんが行きたがったから渋々。
陸也はなんだかんだで美希ちゃんに甘いからな。
************
「由貴、颯太!いいな?くれぐれもいちゃつくなよ」
どういう手を使ったかわからないけど。
サークルの模擬店の店番を颯太とすることに。
そして。
藤澤さんが抜けるときにいちゃつくなって言ってきた。
「いちゃつかねぇよ」
「由貴はんなことしないのはわかってる。でもな?」
藤澤さんは颯太を睨み付けながら叫んできた。
「俺はお前に言ってんだよっ!万年発情期の颯太」
「万年発情期ってそんなことないよ?」
「由貴にベッタリくっついてるし。少しは由貴の迷惑も考えろよ」
颯太は心外という声で反論した。
「由貴くんは嫌?俺がくっついとくの」
「ほどほどにしてくれるとありがたいんだけど」
颯太と一緒にいるのは嫌じゃない。
むしろ嬉しいんだけど。
颯太には限度という言葉がないのかベタベタくっついてくる。
「学園祭始まったらきちんとしてくれよ?」
藤澤さんはそう言い残していった。
「由貴」
お昼過ぎ。
陸也たちが来た。
「お姉ちゃん、美希ちゃん」
「うわぁお兄ちゃん可愛い」
可愛いって。
俺、男なんだけど。
「ね、由貴くん可愛いでしょ?」
「…………」
何で颯太がドヤ顔で言うんだ?
「お兄ちゃんー美希これ食べたい」
「いちごとチョコどっちがいい?」
「イチゴー!」
「はい。美希ちゃん」
「うわぁ可愛いー!」
「由貴ってこういう可愛いの上手よね」
「ひかりがこういうの好きなんだよ」
「みきにもまた作って」
「いいよ」
「俺にも作って」
「颯太そういうの作れるじゃん」
「そうだけど由貴くんに作って欲しいんだけど?」
「気が向いたら」
「ひどいっ」
まーた。
颯太はウソ泣きするし。
「兄様!」
「ひかり!」
「ひかりちゃん。その人は?」
「私の兄様!」
「ひかりちゃん可愛いお兄さんいるんだね」
「あのな。可愛いって」
「お兄ちゃん可愛いよ」
はぁ。
みんなして可愛いってなんだよ。
陸也の奴後ろで笑ってるし。
「そんな顔しないの」
颯太には何言ってもムダだし。
「ひかり、燐がその辺にいるから一緒に回ってこいよ」
「兄様は?」
「ごめんね。由貴くんは俺と回るんだよね」
颯太はそう言いながら抱きついてきた。
間違ってはいないけどさー。
「ひかり」
「お小遣いなら私いらない」
「なんで?」
「パパからもらってますし燐におごってもらいます」
「由貴くん。あまりしつこいと嫌われるよ?」
「わかった。気をつけるんだぞ?」
ひかりは燐のもとへ。
一昨日。
藤澤さんからそんな内容のラインがきてた。
颯太は自分に好意がある奴等を含め、みんなに対しての牽制をこめて俺は颯太のモノ、そう宣言したいんだと思う。
昨日。
颯太に言われた。
俺との関係をみんなに言いたいと。
何となく恥ずかしくて嫌だったけど、颯太がそうしたいって言うから。
ぶっちゃけて言うと言いくるめられたというか……。
それに今年は陸也がくるって。
学祭の話をしてたら美希ちゃんが行きたがったから渋々。
陸也はなんだかんだで美希ちゃんに甘いからな。
************
「由貴、颯太!いいな?くれぐれもいちゃつくなよ」
どういう手を使ったかわからないけど。
サークルの模擬店の店番を颯太とすることに。
そして。
藤澤さんが抜けるときにいちゃつくなって言ってきた。
「いちゃつかねぇよ」
「由貴はんなことしないのはわかってる。でもな?」
藤澤さんは颯太を睨み付けながら叫んできた。
「俺はお前に言ってんだよっ!万年発情期の颯太」
「万年発情期ってそんなことないよ?」
「由貴にベッタリくっついてるし。少しは由貴の迷惑も考えろよ」
颯太は心外という声で反論した。
「由貴くんは嫌?俺がくっついとくの」
「ほどほどにしてくれるとありがたいんだけど」
颯太と一緒にいるのは嫌じゃない。
むしろ嬉しいんだけど。
颯太には限度という言葉がないのかベタベタくっついてくる。
「学園祭始まったらきちんとしてくれよ?」
藤澤さんはそう言い残していった。
「由貴」
お昼過ぎ。
陸也たちが来た。
「お姉ちゃん、美希ちゃん」
「うわぁお兄ちゃん可愛い」
可愛いって。
俺、男なんだけど。
「ね、由貴くん可愛いでしょ?」
「…………」
何で颯太がドヤ顔で言うんだ?
「お兄ちゃんー美希これ食べたい」
「いちごとチョコどっちがいい?」
「イチゴー!」
「はい。美希ちゃん」
「うわぁ可愛いー!」
「由貴ってこういう可愛いの上手よね」
「ひかりがこういうの好きなんだよ」
「みきにもまた作って」
「いいよ」
「俺にも作って」
「颯太そういうの作れるじゃん」
「そうだけど由貴くんに作って欲しいんだけど?」
「気が向いたら」
「ひどいっ」
まーた。
颯太はウソ泣きするし。
「兄様!」
「ひかり!」
「ひかりちゃん。その人は?」
「私の兄様!」
「ひかりちゃん可愛いお兄さんいるんだね」
「あのな。可愛いって」
「お兄ちゃん可愛いよ」
はぁ。
みんなして可愛いってなんだよ。
陸也の奴後ろで笑ってるし。
「そんな顔しないの」
颯太には何言ってもムダだし。
「ひかり、燐がその辺にいるから一緒に回ってこいよ」
「兄様は?」
「ごめんね。由貴くんは俺と回るんだよね」
颯太はそう言いながら抱きついてきた。
間違ってはいないけどさー。
「ひかり」
「お小遣いなら私いらない」
「なんで?」
「パパからもらってますし燐におごってもらいます」
「由貴くん。あまりしつこいと嫌われるよ?」
「わかった。気をつけるんだぞ?」
ひかりは燐のもとへ。
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