LOVE☆GAME

葉月カイト

文字の大きさ
376 / 404
年末そして年明け

3

しおりを挟む
「じゃあ陸也行ってくるから」
「お兄ちゃん行ってらっしゃい」



大晦日。
兄さんたちがやって来て颯太と共に実家へ向かう。



颯太には実家の車使わせるためか春兄の車で。
そう言い出したのは父さんで。
それを春兄が颯太に言ってきた。



「由貴くん」
「柚姉!」
「由貴。お腹出てきたな?」
「ここ2週間で急に」
「柚。こっちが由貴の彼氏の颯太だ」
「由貴くんの彼氏イケメンね」
「……うん」
「ホント?由貴くんカッコイイて思ってる?」



颯太は何故か俺にカッコイイて言わせたがる。



「颯太はアレだよな。由貴が言うことなら信じるんだろう?」
「それはもちろん。由貴くんカッコイイて言われる方が嬉しいですし」
「はじめまして。俺は橘颯太です」
「ご丁寧にありがとう!猪熊柚葉です」
「え?橘?」
「俺の家、橘コーポレーションていう」
「噂のイケメンプレイボーイの3男くん!」
「イケメンのプレイボーイって」
「柚葉。いいから」



そして。
春兄の車で千葉まで向かう。



最近、また引っ越したらしい。
何気に父さんは引っ越すの好きだし。

俺たちの部屋もきちんと用意しているんだよな。
いつ、俺たちが帰ってきてもいいように。



「なぁ。親父に話すのか?」
「うん、春兄。俺颯太と一緒になるから」
「俺は反対してないけどな」
「問題は夏だよな」
「颯太」
「なんですか?」
「俺たちの母さんは由貴を嫌っていない。夏がそうしたんだ」
「何故ですか?」
「今は話せない。いつか由貴が話してくれるさ」



これ遠回しに自分で言えってことだろう?



「ちょい待って」



春兄がどこかへ電話していた。


「母さん?俺!今から由貴と颯太連れて帰るから」
「それと由貴がさ母さんと父さんに話あるんだって。怒らないで聞いてやって」
「じゃあ行くか」



そして。
車で1時間ちょい。
家に着いたのは昼ちょっとすぎ。



「ただいまー」
「おかえりなさいませ。由貴様、春輝様。よくいらっしゃいましたな橘様、柚葉様」
「颯太は由貴と一緒でいいよな?」
「もちろん」



仕事納めで父さんも母さんもいるから先に話すことに。



「由貴話があると聞いたが」
「あのさ、怒らないで聞いて欲しいんだけど。俺今妊娠してるんだ」
「はぁ?由貴、お前はまだ」
「わかってるよ」
「あの、由貴くんを怒らないで下さい。全部俺のせいなんです」
「あんたたちどうするんだい?」
「俺は由貴くんと一緒になるつもりです」
「もちろん子どもと3人で」
「大学はどうするんだい?」
「大学は休学させます」



母さんはただ反対しているわけじゃない。



「母さん!俺、産みたいし、颯太とずっといたい」
「仕方ないね。その代わり由貴を泣かせなら私は許さないよ」



話し合った結果。
今年までであとは休学することに。



「お腹だいぶ出てるね」
「急に出てきたから服買いに行ったんですよ」


母さんは颯太とこのあと色々聞いていた。
昼飯済ませたあと。
俺は部屋でゴロゴロしていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

創作BL短編集

さるやま
BL
短編まとめました。 美形×平凡、ヤンデレ、執着・溺愛攻め多め

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

守り守られ

ほたる
BL
主治医 望月診療所の双子医師 患者 瀬咲朔 腸疾患・排泄障害・下肢不自由 看護師 ベテラン山添さん 準主人公 成海真幌 腸疾患・排泄障害・てんかん 木島 尚久 真幌の恋人同棲中

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

仕方なく配信してただけなのに恋人にお仕置される話

カイン
BL
ドSなお仕置をされる配信者のお話

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

処理中です...