385 / 404
年末そして年明け
12
しおりを挟む
「由貴くんいらっしゃい!相変わらず可愛いわね」
「可愛いって」
「で、母さん。どこに行くの?」
「魚料理が美味しいとこ!」
「海鮮丼ある?」
由貴くんとあれ以来すっかり仲良くて。
母さんから聞いたら、メールしてるんだって。
「颯太。私が由貴くんと仲良くするのは嫌なの?」
「…………そんなんじゃないよ」
「隠しても無駄よ。顔に出てるわよ?」
わかってる。
由貴くんと母さんが仲良くしてくれるのは嫌じゃない。
でも。
俺以外が由貴くんを構うのは嫌だ。
嫌というか面白くない。
「ここ?」
「颯太なんかほっといて行きましょう?」
ホント。
母さんはマイペースというか。
仲が悪いよりはいいんだけどさ。
「好きなだけ食べてね」
「ありがとう」
全くもって面白くない。
「由貴くん。はい、あーん」
可愛い。
小動物みたい。
リスとか。
「ねぇ、颯太?母親の前でいちゃつくのはなんとも思わないの?」
「なんで?」
「そういうとこお父さんにそっくりね?」
「はぁ?あのクソ親父に?どこが?」
親父に似てるとか冗談じゃない。
虫酸が走る。
いや、鳥肌がたつ。
というより気持ち悪い。
「そういうとこ。お父さんも色んな人と遊んできたわよ?でもね、本当に好きな子には尽くすのよ?」
「ヤバイ。鳥肌が」
「颯太。あの人はね颯太が可愛くて仕方ないのよ?」
「嘘じゃないと思うぞ」
由貴くんまで。
「颯太が嫌いならマンションなんか買ってあげないわよ」
「あのマンションて賃貸じゃなかったのか?」
「違うよ。陸は知らないけどねー」
「ホント頑固なんだから。まぁ、いいわ。食べ終わったら買い物行きましょう?」
母さんは由貴くんに色々買ってあげたくて仕方ないみたい。
母さんに付き合ったら由貴くん疲れちゃうだろうけど。
「楽しかった!」
「母さん、はちゃけすぎ!」
「だって由貴くん可愛いんですもの。あんな可愛い息子ならいつでも大歓迎よ?」
今日は美希ちゃんが由貴くんに会いたいらしく奈々ちゃんとこに泊まることになっていた。
由貴くんと別れたあと母さんはマンションに泊まるって言ってきた。
「母さんには渡さないよ?」
「あら、颯太はケチね?」
「ケチでいいよ。由貴くんは俺のものだからね!」
「颯太。お父さん嫌い?」
「嫌いだよ。生活費出してもらってるのはありがたいと思ってるよ!でもね」
「お父さんも颯太も意地っ張りですものね?」
母さんを薬漬けにした親父を許さない。
でも。
もう、許している部分もあるんだ。
陸も母さんも親父を許してやれって言ってくる。
罪滅ぼしじゃないけど毎月20万俺の口座に振り込んでくれてる。
何年も。
感謝してないわけない。
「颯太。後悔だけはしないようにね」
「わかってるよ!」
「颯太って相変わらず猫耳というか可愛いモノが好きなのね?」
「相変わらずって?」
「気づいてないの?颯太、気に入った子には昔から可愛いモノプレゼントしてたでしょ?」
「してたね」
「ホント、心はまだまだ子供ね。あまりわがまま言うと嫌われるわよ?」
「えぇーっ俺わがまま言ってないよ」
「どうかしら?颯太なんか嫌いって言われないようにね」
母さんは意地悪だよね。
「うぅっ由貴くんに嫌われたら立ち直れない」
「ホント、由貴くんが好きなのね。陸也くんから颯太が遊びまくってたって聞いて心配してたのよ?」
「…………陸は余計なことを!」
よりによって母さんにばらさなくてもいいのに。
「そんなこと言わないの!由貴くんのご両親には挨拶したのよね?」
「もちろん。由貴くんのお父さんによろしくお願いされちゃった」
「颯太。もし、あなたが由貴くんを泣かせることしたらお母さんは許さないわよ?」
万が一でもあり得ないけど。
「うん、わかってるよ。にしても由貴くん、今頃どんな顔して洋服見てるかな?」
普通のも買ったけど。
母さん、ブランドモノばかり買ってたんだよね。
親父のカードで。
しかも。
ほとんどがネコミミのパーカーだけどね。
「可愛いって」
「で、母さん。どこに行くの?」
「魚料理が美味しいとこ!」
「海鮮丼ある?」
由貴くんとあれ以来すっかり仲良くて。
母さんから聞いたら、メールしてるんだって。
「颯太。私が由貴くんと仲良くするのは嫌なの?」
「…………そんなんじゃないよ」
「隠しても無駄よ。顔に出てるわよ?」
わかってる。
由貴くんと母さんが仲良くしてくれるのは嫌じゃない。
でも。
俺以外が由貴くんを構うのは嫌だ。
嫌というか面白くない。
「ここ?」
「颯太なんかほっといて行きましょう?」
ホント。
母さんはマイペースというか。
仲が悪いよりはいいんだけどさ。
「好きなだけ食べてね」
「ありがとう」
全くもって面白くない。
「由貴くん。はい、あーん」
可愛い。
小動物みたい。
リスとか。
「ねぇ、颯太?母親の前でいちゃつくのはなんとも思わないの?」
「なんで?」
「そういうとこお父さんにそっくりね?」
「はぁ?あのクソ親父に?どこが?」
親父に似てるとか冗談じゃない。
虫酸が走る。
いや、鳥肌がたつ。
というより気持ち悪い。
「そういうとこ。お父さんも色んな人と遊んできたわよ?でもね、本当に好きな子には尽くすのよ?」
「ヤバイ。鳥肌が」
「颯太。あの人はね颯太が可愛くて仕方ないのよ?」
「嘘じゃないと思うぞ」
由貴くんまで。
「颯太が嫌いならマンションなんか買ってあげないわよ」
「あのマンションて賃貸じゃなかったのか?」
「違うよ。陸は知らないけどねー」
「ホント頑固なんだから。まぁ、いいわ。食べ終わったら買い物行きましょう?」
母さんは由貴くんに色々買ってあげたくて仕方ないみたい。
母さんに付き合ったら由貴くん疲れちゃうだろうけど。
「楽しかった!」
「母さん、はちゃけすぎ!」
「だって由貴くん可愛いんですもの。あんな可愛い息子ならいつでも大歓迎よ?」
今日は美希ちゃんが由貴くんに会いたいらしく奈々ちゃんとこに泊まることになっていた。
由貴くんと別れたあと母さんはマンションに泊まるって言ってきた。
「母さんには渡さないよ?」
「あら、颯太はケチね?」
「ケチでいいよ。由貴くんは俺のものだからね!」
「颯太。お父さん嫌い?」
「嫌いだよ。生活費出してもらってるのはありがたいと思ってるよ!でもね」
「お父さんも颯太も意地っ張りですものね?」
母さんを薬漬けにした親父を許さない。
でも。
もう、許している部分もあるんだ。
陸も母さんも親父を許してやれって言ってくる。
罪滅ぼしじゃないけど毎月20万俺の口座に振り込んでくれてる。
何年も。
感謝してないわけない。
「颯太。後悔だけはしないようにね」
「わかってるよ!」
「颯太って相変わらず猫耳というか可愛いモノが好きなのね?」
「相変わらずって?」
「気づいてないの?颯太、気に入った子には昔から可愛いモノプレゼントしてたでしょ?」
「してたね」
「ホント、心はまだまだ子供ね。あまりわがまま言うと嫌われるわよ?」
「えぇーっ俺わがまま言ってないよ」
「どうかしら?颯太なんか嫌いって言われないようにね」
母さんは意地悪だよね。
「うぅっ由貴くんに嫌われたら立ち直れない」
「ホント、由貴くんが好きなのね。陸也くんから颯太が遊びまくってたって聞いて心配してたのよ?」
「…………陸は余計なことを!」
よりによって母さんにばらさなくてもいいのに。
「そんなこと言わないの!由貴くんのご両親には挨拶したのよね?」
「もちろん。由貴くんのお父さんによろしくお願いされちゃった」
「颯太。もし、あなたが由貴くんを泣かせることしたらお母さんは許さないわよ?」
万が一でもあり得ないけど。
「うん、わかってるよ。にしても由貴くん、今頃どんな顔して洋服見てるかな?」
普通のも買ったけど。
母さん、ブランドモノばかり買ってたんだよね。
親父のカードで。
しかも。
ほとんどがネコミミのパーカーだけどね。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
守り守られ
ほたる
BL
主治医 望月診療所の双子医師
患者 瀬咲朔
腸疾患・排泄障害・下肢不自由
看護師
ベテラン山添さん
準主人公 成海真幌 腸疾患・排泄障害・てんかん
木島 尚久 真幌の恋人同棲中
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる