好きって言ってみなよ?

葉月カイト

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夏休み

5

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「じゃあ行ってくるー」
「お仕事頑張ってね」


***************


「晶くんのいない合宿はつまらないなー」



晶くんが仕事に向かったあと、俺は支度しながらそう呟いた。


「お兄ちゃんー!」



合宿所につくと、沙希がやってきた。
今年は沙希も参加するって言ってたからね。



「沙希たちはもう来てたの?」
「もちろん!あっちゃんがいなくてもきちんとしなきゃ」
「あれー晶いないじゃん」



沙希と話してると健がやってきた。
晶くんに会うのを楽しみにしてたみたい。



「晶は仕事と重なって、仕事が終われば合流」
「ふーん。合宿きて驚くだろうな」
「何でって、あぁ!会長か」
「そうそう!おーい島崎」
「呼びましたか?お前ら久しぶりだな」



沙希が俺と彼を見て呟く。



「島崎先輩って何かお兄ちゃんに似てるよね」
「俺が?どこがだ?」
「イタズラ好きなとこやサプライズ好きなところが」って沙希と蓮也くんは声を揃えて言う。


「そうか?」
「まさか生徒会執行部になるとは思わなかったな」
「それは如月の為だ」
「もしかして会長……」
「あぁ。仲川が仕事しないのはわかったからな。だから、生徒会長の特権を教えた」
「それに晶の仕事手伝えるし?」
「そうだ」
「会長って晶が好きだよなー」


へぇーいい度胸してるね。



「誰が何だって?」
「誤解するなよ、瑠衣先生。俺は如月のことは弟のように思ってるだけだ」
「弟?」
「あぁ!如月みたいな弟欲しい。素直じゃないんだが言うこと聞くしな。たまに働きすぎることも多々あるけどな……」
「よく晶くんを見てるね」
「そりゃあ2年も生徒会にいたらな」



それから一旦ペンションに荷物を置いてからあとは自由にさせることに。



「去年、俺は無神経なこと言って如月を傷つけたんだよな」


島崎くんはそうポツリと呟いた。



「会長。気にするなよ!晶もあんたのその性格わかってるから大丈夫だ」



晶くんも気にするなって言ってたのに。
ホント晶くんは皆から愛されてるんだから。
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