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さようなら
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「37度5分……。少し寝てろ」
夕方。
晶は熱を出した。
晶は昔から熱を出しては寝込んでいた。
ったく、瑠衣の馬鹿。
『聞いて聞いて、とおる』
あれは有給で休んだ次の日。
瑠衣が俺に報告してきたんだ。
『一昨日晶くんに好きって言われちゃった!』
晶が瑠衣に懐いてるとは思ってた。
晶は人見知りだし。
でも晶が瑠衣を好きだったとは思いもしなかった。
好きって言われたじゃなくて言わせたの間違いじゃないかと疑ったんだよな。
何しろ瑠衣は強引なとこあるし。
それからさらに一週間後。
瑠衣から番になったと聞かされた。
「はぁ……」
ピンポーン。
誰だ?
「とおるさーん!俺、健だよ。あけて」
健?
一体どうしたんだ?
「ごめん。遅くに」
「いいさ。でもどうした?」
「まこたちから晶のこと聞いて……」
「そっか。晶は熱出して寝込んでるけどな」
健はそのまま晶が寝てる部屋に向かう。
夕方。
晶は熱を出した。
晶は昔から熱を出しては寝込んでいた。
ったく、瑠衣の馬鹿。
『聞いて聞いて、とおる』
あれは有給で休んだ次の日。
瑠衣が俺に報告してきたんだ。
『一昨日晶くんに好きって言われちゃった!』
晶が瑠衣に懐いてるとは思ってた。
晶は人見知りだし。
でも晶が瑠衣を好きだったとは思いもしなかった。
好きって言われたじゃなくて言わせたの間違いじゃないかと疑ったんだよな。
何しろ瑠衣は強引なとこあるし。
それからさらに一週間後。
瑠衣から番になったと聞かされた。
「はぁ……」
ピンポーン。
誰だ?
「とおるさーん!俺、健だよ。あけて」
健?
一体どうしたんだ?
「ごめん。遅くに」
「いいさ。でもどうした?」
「まこたちから晶のこと聞いて……」
「そっか。晶は熱出して寝込んでるけどな」
健はそのまま晶が寝てる部屋に向かう。
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