好きって言ってみなよ?

葉月カイト

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そんなある日だった。
由貴たちがいつもより早く帰ってきたのは。



「ただいま」
「颯太おかえり」



??
なんか急いでないか?


「手伝おうか?」
「仕事は?」
「終わって佐伯に送った」
「步夏ちゃんは?」
「遊び疲れて寝た」
「じゃあホットケーキ作るから手伝って」




星やらハートやらの形のホットケーキを作るんだって。


「よし!できた」
「一人分多くない?」
「それは今から説明するから」


颯太がそう話していると…………。



「ただいま」
「おかえり?」
「晶。相談なしにごめんっ」
「この子。かなでって言うんだ」
「由貴。とりあえず」
「かなであがれよ」
「う、うん。お邪魔します」
「…………」
「かなで。、だろう?」



2人が言うにはかなでは施設にいた子らしいんだけど、養子として引き取られたが、そこで虐待受けていたため、由貴が引き取るって言ってきたらしい。



「かなで。晶だよ。步夏は昼寝?」
「さっき寝た」
「ねぇ、由貴。あゆかって?」
「晶の子供だよ。女の子で步夏ていうんだ」
「見てみる?」
「寝てるんでしょ?」
「じゃあ起きたら遊んでやってくれるか?」
「うん!」




夕飯できるまでかなでと遊ぶことに。
けれど…………。



「ゆき?」
「………」
「寝ちゃったみたいだな」
「続き読もうか?」
「いいの?」




俺は続きを読んでやることに。




「つぎはね」
「ママァ」
「起きたか」
「じゃあ着替えようか?」



目が覚めた步夏はかなでを見つめていた。



「かなで。この子が步夏。步夏、この子はかなで。步夏のお兄ちゃんだよ」
「にぃ!」
「ぼくのこと?」



步夏はかなでに近づいて……。



「え…………」




かなでの膝の上に座った。
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