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再会
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「パーティ?」
「兄さんと沙希ちゃんの婚約パーティするから」
「いいよ。步夏は俺たちの子という設定にするか?でも赤い髪はどうすんだ?」
「これ」
「これって」
「そ。步夏のパーティ服とウィッグ」
「可愛いね。パープル」
通販で見てたら可愛いから買ってしまった。
そして。
パーティ当日。
憂鬱だった。
だって瑠衣さんも来るだろうから。
「晶様。お久しぶりでございます」
「ご無沙汰してます」
「佐伯さんからお話は伺いしてますよ。学業がお忙しいのだとか」
妊娠して産むって決めた時。
佐伯からそう言われた。
学校が忙しいからということにしとくと。
「色々話したいのですが挨拶しなくてはいけない皆様に」
「私のことは気にされなくて構いませんよ」
来てほしくないのに。
目はあの人を探していた。
そんな時。
周りがざわつきだした。
『あなた火山財閥の放蕩息子よ』
『いい年して決まった相手もおらずフラフラしているという』
なんだよ、それ。
瑠衣さんはそんなんじゃない。
『晶くん。いい?もしパーティとかで俺の聞いてもさ聞き流して?』
前にそう言っていた。
そういうことが。
瑠衣さんは知っていたのか。
周りが瑠衣さんを何て言っているのかを。
一瞬だけど。
一瞬だけ瑠衣さんがこっちを見たような気がしたから振り向くと。
何故か視線をそらした。
嫌われたか。
嫌われるようなことした覚えないんだけど。
考えても仕方ない。
そして。
俺は兄さんと沙希ちゃんの婚約発表を告げた。
2人の希望でまだ婚約。
そして。
パーティほどほどで俺は帰った。
「兄さんと沙希ちゃんの婚約パーティするから」
「いいよ。步夏は俺たちの子という設定にするか?でも赤い髪はどうすんだ?」
「これ」
「これって」
「そ。步夏のパーティ服とウィッグ」
「可愛いね。パープル」
通販で見てたら可愛いから買ってしまった。
そして。
パーティ当日。
憂鬱だった。
だって瑠衣さんも来るだろうから。
「晶様。お久しぶりでございます」
「ご無沙汰してます」
「佐伯さんからお話は伺いしてますよ。学業がお忙しいのだとか」
妊娠して産むって決めた時。
佐伯からそう言われた。
学校が忙しいからということにしとくと。
「色々話したいのですが挨拶しなくてはいけない皆様に」
「私のことは気にされなくて構いませんよ」
来てほしくないのに。
目はあの人を探していた。
そんな時。
周りがざわつきだした。
『あなた火山財閥の放蕩息子よ』
『いい年して決まった相手もおらずフラフラしているという』
なんだよ、それ。
瑠衣さんはそんなんじゃない。
『晶くん。いい?もしパーティとかで俺の聞いてもさ聞き流して?』
前にそう言っていた。
そういうことが。
瑠衣さんは知っていたのか。
周りが瑠衣さんを何て言っているのかを。
一瞬だけど。
一瞬だけ瑠衣さんがこっちを見たような気がしたから振り向くと。
何故か視線をそらした。
嫌われたか。
嫌われるようなことした覚えないんだけど。
考えても仕方ない。
そして。
俺は兄さんと沙希ちゃんの婚約発表を告げた。
2人の希望でまだ婚約。
そして。
パーティほどほどで俺は帰った。
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