ふだんは悪ガキですが、転生したら頭も体も天才になってました。

七海美波

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翌朝、ランマはパンとしぼりたてのミルクの朝食をとりながら、それとなく店主にこの世界の情報をきいてみた。
「そういうことを聞いてくるあたり、お客さん、この辺の人じゃないだろう。実は、隣国が攻め込んできたんだ。この辺は国境に近いから、隣国の部隊にバッタリ出くわしたりするってわけさ。下手したら金や食糧や女目当てに襲われかねないから、気をつけないと」
店主が嘆息しながらつぶやいていると、いきなり入口の扉が開いて、鎧を着た兵士たちがドカドカと踏み込んできた。
「動くな!両手を頭の上に上げて床に伏せろ!この店は、今から我が軍が接収した!とにかく酒とありったけの食糧を出せ!逆らう者は問答無用で斬る!」
飲み屋にいた人々は皆、床に伏せる。だが、怖くなったランマは、這いずりながら店の奥に逃げ込もうとしていた。しかし、ランマの前に青白い光が炸裂する。
「何だ?攻撃魔法をくらいたいのか?」
ランマは恐怖のあまり、小便をもらしかけた。だが、そのとき、ランマの目の前で水の塊が揺らめいているのが見えた。ただ、この水、よく見たら黄色くて、臭うのだ。ランマは若干、嫌悪感を覚えながらも、「助けてくれ」と藁にもすがる気持ちで水に祈った。すると、黄色い水は、ある兵士の兜の隙間から入り込み、兵士の頭にまとわりついてしまったのだ。
「ぐわっ!い、息ができない」
そのまま、兵士は痙攣しながら倒れ、やがてピクリとも動かなくなる。
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