31 / 54
第31話 竜茶の真実
しおりを挟む
私が人族の居住区を視察をしてから、一週間後。
今日は久しぶりに、アイザックと会いました。
アイザックは、私が倒れていた三日間ずっと看病をしてくれた。
つまりその間、アイザックは仕事を放棄していたの!
そのせいでとんでもないくらい仕事が溜まっていたみたいで、いまは寝る間も惜しんで政務に取り掛かっている。
おかげでアイザックとまともに顔を合わせるのが一週間ぶりになってしまいました。
軽く話したり、廊下ですれ違ったりとかは何度かあったんだけど、ゆっくり話す機会はそれこそ一週間ぶりです。
だからなのでしょう。
私の研究室にやって来たアイザックが、探るように尋ねてきます。
「ルシルは先週、法務庁に行ったらしいな」
「あら、よく知っているわね」
「法務庁の長官が俺に教えてくれたんだ。俺の婚約者が、妙な資料を所望したと……で、これがその書類か?」
「ええ、この国の人口推移のデータよ」
ジェネラス竜国の法務庁では、全国民の人口の統計だけでなく、種族ごとの詳細なデータをまとめている。
さすがはジェネラス竜国、ここまできちんとした情報を管理しているなんて、大国だと認めざるを得ない。
故郷のカレジ王国であれば、ここまで詳細なデータを入手することはできなかったはずね。
「それで、何かわかったのか?」
「うん。現国王である陛下が竜茶の自由流通を解禁した25年前から、ある種族の人口が急激に減少しているの」
「まさかそれは……」
「人族よ」
25年前から、人族の、それも未成年の死亡率が急増している。
同時に、お年寄りの死亡率も増えていた。
この変化により、ジェネラス竜国の人族の数は急激に減少の道をたどっていました。
だというのに、竜人族の人口はまったく変わっていない。
むしろ死亡率は減少し、長生きをする竜人族が爆増しています。
「25年前から人族の寿命は短くなり、死亡率は増えている。その反対に竜人族の寿命は長くなって人口も増加の傾向にあるの。これ、なんでだかわかる?」
「両種族の結果は違うが、その発生した時期は25年前から……まさか、竜茶の自由流通か?」
「そのまさかよ」
25年前、お城の竜人族しか飲むことができなかった竜茶が、全国民の口へと届くようになった。
その竜茶には、竜の力を増幅させる効果があると建国神話に書かれていた。
竜の血を受け継ぐ竜人族の寿命が長くなったのは、国民が竜茶を飲むようになったから。
そして人族は、その反対の運命をたどっている。
となれば、竜茶が人族に与える影響はおのずと想像できるわけで……。
「だからルシルは、研究室に籠って竜茶の研究をしているのか」
「竜茶だけでなく、竜木についてもね。いろいろと調べているの」
私の竜研究分野の幅は、多岐にわたる。
生態研究、歴史研究、伝承などの竜民俗学研究のようなフィールドワーク中心の調査だけでなく、実験などの科学的な技術を使った生物研究や化学分析の研究も得意としています。
これもすべては、研究一族として名高いウラヌス公爵家に生まれたおかげです。
知識を吸収して学ぶ場は、幼少のころから至るところにあった。
そしていま実験しているのは、そういった科学的な知見を必要とする研究です。
竜茶の成分情報を抽出して、その正体を明らかにしようとしているの。
「竜茶はこの国の象徴的な文化の一つだ。それをいまさら研究して、どうするつもりだ?」
「どうしても知りたいことがあるの。とても大事なことを……あともう少しでわかりそうなのよ」
「もしかして、ルシルが竜茶を飲んで倒れたことに関係があるのか? あれは俺も調査をしているが──」
「よし、できたわ!」
測定器から抽出された情報を、紙に書き写します。
竜茶の成分が、すべて明らかになった。
予想通りの成分反応がでたことで、私は天を仰ぎました。
「ルシル、何かわかったのか?」
「ええ……できれば違っていて欲しかったけど、やっぱりそうだったのね…………」
法務庁に行って人口のデータを見た時から、そうではないかと思っていた。
この推測ができたのは、私自身が竜茶を飲んで、生死を彷徨ったから。
おかげで臨床実験のようなことができたから、いまでは倒れて良かったと思っている。
「アイザック、お願いがあるの……いますぐに人族への竜茶の下賜を中止して」
「なぜだ? 竜茶を飲むことが日常の楽しみだっていう国民も多いのに」
「それは竜人族の話でしょう? 人族はダメなの」
私は机の上に置いてある竜木の葉へと視線を向けます。
これが、すべての原因なのだ。
「竜茶の材料である竜木の葉にはね、毒があるの……竜には効かない毒が」
「なんだって!?」
「竜木の葉には、竜の力を増幅させる力があると建国神話に書かれていたわよね。その竜を強くさせる成分こそ、人族には毒になる物質なのよ」
竜木の葉から抽出した成分による、実験も行った。
弱っていた地竜に竜木のエキスを与えると、すぐに元気になった。
だけど竜以外の生物に竜木のエキスを与えた場合、どれも悲惨な結果にしかならなかった。
実はこのエキスを、私は再び摂取してみたの。
竜茶の時よりも、かなり少量だけど。
その結果、竜以外の生物たちと同じ症状が出ました。
私がいま生きているのは、私が人間という比較的大きな生物だから。
小型の生物では、少量でも致死量になることがわかりました。
おそらく人族でも、体の小さな子どもや、免疫力の低下したお年寄りでは、竜茶を飲んだら耐えることはできないでしょう。
今年成人する私ですら、竜茶一杯であんなことになったのだから。
「竜茶を人族が飲むと、毒を体内に摂取してしまうの。私が倒れたのは、それが原因だったのよ」
私は竜研究をするために、竜以外の生物に関する知識も多く持っている。
その中に、コアラという哺乳類の生物がいます。
南方の大陸に生息するコアラは、ユーカリという植物の葉を主食にしている。
だけどそのユーカリの葉には、毒があるのだ。
コアラにはユーカリの毒を解毒できる消化器官を持っている。
おかげで毒にやられる心配はない。
つまり竜木と竜は、そのユーカリとコアラに似た関係だったようです。
竜木の葉の毒を解毒できる消化器官をもつ、竜や竜人族であれば、飲んでも問題ない。
むしろそのエキスは、竜の力となるので健康になる。
そのせいで、これまで誰も竜木の葉に毒があるなんて気づかなかったのでしょう。
しかも竜木があるのは、この大陸だけ。
輸出も制限をかけているため、竜茶が海外に運ばれる心配はない。
だからこの問題が公になることは、これまで一度もなかったのだ。
「竜茶は竜にとっては嗜好品だけど、人にとっては毒でしかないの……だからいますぐ、竜茶の下賜をストップさせて。これ以上、犠牲者が出る前に!」
今日は久しぶりに、アイザックと会いました。
アイザックは、私が倒れていた三日間ずっと看病をしてくれた。
つまりその間、アイザックは仕事を放棄していたの!
そのせいでとんでもないくらい仕事が溜まっていたみたいで、いまは寝る間も惜しんで政務に取り掛かっている。
おかげでアイザックとまともに顔を合わせるのが一週間ぶりになってしまいました。
軽く話したり、廊下ですれ違ったりとかは何度かあったんだけど、ゆっくり話す機会はそれこそ一週間ぶりです。
だからなのでしょう。
私の研究室にやって来たアイザックが、探るように尋ねてきます。
「ルシルは先週、法務庁に行ったらしいな」
「あら、よく知っているわね」
「法務庁の長官が俺に教えてくれたんだ。俺の婚約者が、妙な資料を所望したと……で、これがその書類か?」
「ええ、この国の人口推移のデータよ」
ジェネラス竜国の法務庁では、全国民の人口の統計だけでなく、種族ごとの詳細なデータをまとめている。
さすがはジェネラス竜国、ここまできちんとした情報を管理しているなんて、大国だと認めざるを得ない。
故郷のカレジ王国であれば、ここまで詳細なデータを入手することはできなかったはずね。
「それで、何かわかったのか?」
「うん。現国王である陛下が竜茶の自由流通を解禁した25年前から、ある種族の人口が急激に減少しているの」
「まさかそれは……」
「人族よ」
25年前から、人族の、それも未成年の死亡率が急増している。
同時に、お年寄りの死亡率も増えていた。
この変化により、ジェネラス竜国の人族の数は急激に減少の道をたどっていました。
だというのに、竜人族の人口はまったく変わっていない。
むしろ死亡率は減少し、長生きをする竜人族が爆増しています。
「25年前から人族の寿命は短くなり、死亡率は増えている。その反対に竜人族の寿命は長くなって人口も増加の傾向にあるの。これ、なんでだかわかる?」
「両種族の結果は違うが、その発生した時期は25年前から……まさか、竜茶の自由流通か?」
「そのまさかよ」
25年前、お城の竜人族しか飲むことができなかった竜茶が、全国民の口へと届くようになった。
その竜茶には、竜の力を増幅させる効果があると建国神話に書かれていた。
竜の血を受け継ぐ竜人族の寿命が長くなったのは、国民が竜茶を飲むようになったから。
そして人族は、その反対の運命をたどっている。
となれば、竜茶が人族に与える影響はおのずと想像できるわけで……。
「だからルシルは、研究室に籠って竜茶の研究をしているのか」
「竜茶だけでなく、竜木についてもね。いろいろと調べているの」
私の竜研究分野の幅は、多岐にわたる。
生態研究、歴史研究、伝承などの竜民俗学研究のようなフィールドワーク中心の調査だけでなく、実験などの科学的な技術を使った生物研究や化学分析の研究も得意としています。
これもすべては、研究一族として名高いウラヌス公爵家に生まれたおかげです。
知識を吸収して学ぶ場は、幼少のころから至るところにあった。
そしていま実験しているのは、そういった科学的な知見を必要とする研究です。
竜茶の成分情報を抽出して、その正体を明らかにしようとしているの。
「竜茶はこの国の象徴的な文化の一つだ。それをいまさら研究して、どうするつもりだ?」
「どうしても知りたいことがあるの。とても大事なことを……あともう少しでわかりそうなのよ」
「もしかして、ルシルが竜茶を飲んで倒れたことに関係があるのか? あれは俺も調査をしているが──」
「よし、できたわ!」
測定器から抽出された情報を、紙に書き写します。
竜茶の成分が、すべて明らかになった。
予想通りの成分反応がでたことで、私は天を仰ぎました。
「ルシル、何かわかったのか?」
「ええ……できれば違っていて欲しかったけど、やっぱりそうだったのね…………」
法務庁に行って人口のデータを見た時から、そうではないかと思っていた。
この推測ができたのは、私自身が竜茶を飲んで、生死を彷徨ったから。
おかげで臨床実験のようなことができたから、いまでは倒れて良かったと思っている。
「アイザック、お願いがあるの……いますぐに人族への竜茶の下賜を中止して」
「なぜだ? 竜茶を飲むことが日常の楽しみだっていう国民も多いのに」
「それは竜人族の話でしょう? 人族はダメなの」
私は机の上に置いてある竜木の葉へと視線を向けます。
これが、すべての原因なのだ。
「竜茶の材料である竜木の葉にはね、毒があるの……竜には効かない毒が」
「なんだって!?」
「竜木の葉には、竜の力を増幅させる力があると建国神話に書かれていたわよね。その竜を強くさせる成分こそ、人族には毒になる物質なのよ」
竜木の葉から抽出した成分による、実験も行った。
弱っていた地竜に竜木のエキスを与えると、すぐに元気になった。
だけど竜以外の生物に竜木のエキスを与えた場合、どれも悲惨な結果にしかならなかった。
実はこのエキスを、私は再び摂取してみたの。
竜茶の時よりも、かなり少量だけど。
その結果、竜以外の生物たちと同じ症状が出ました。
私がいま生きているのは、私が人間という比較的大きな生物だから。
小型の生物では、少量でも致死量になることがわかりました。
おそらく人族でも、体の小さな子どもや、免疫力の低下したお年寄りでは、竜茶を飲んだら耐えることはできないでしょう。
今年成人する私ですら、竜茶一杯であんなことになったのだから。
「竜茶を人族が飲むと、毒を体内に摂取してしまうの。私が倒れたのは、それが原因だったのよ」
私は竜研究をするために、竜以外の生物に関する知識も多く持っている。
その中に、コアラという哺乳類の生物がいます。
南方の大陸に生息するコアラは、ユーカリという植物の葉を主食にしている。
だけどそのユーカリの葉には、毒があるのだ。
コアラにはユーカリの毒を解毒できる消化器官を持っている。
おかげで毒にやられる心配はない。
つまり竜木と竜は、そのユーカリとコアラに似た関係だったようです。
竜木の葉の毒を解毒できる消化器官をもつ、竜や竜人族であれば、飲んでも問題ない。
むしろそのエキスは、竜の力となるので健康になる。
そのせいで、これまで誰も竜木の葉に毒があるなんて気づかなかったのでしょう。
しかも竜木があるのは、この大陸だけ。
輸出も制限をかけているため、竜茶が海外に運ばれる心配はない。
だからこの問題が公になることは、これまで一度もなかったのだ。
「竜茶は竜にとっては嗜好品だけど、人にとっては毒でしかないの……だからいますぐ、竜茶の下賜をストップさせて。これ以上、犠牲者が出る前に!」
43
あなたにおすすめの小説
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
【完結】婚約破棄された令嬢が冒険者になったら超レア職業:聖女でした!勧誘されまくって困っています
如月ぐるぐる
ファンタジー
公爵令嬢フランチェスカは、誕生日に婚約破棄された。
「王太子様、理由をお聞かせくださいませ」
理由はフランチェスカの先見(さきみ)の力だった。
どうやら王太子は先見の力を『魔の物』と契約したからだと思っている。
何とか信用を取り戻そうとするも、なんと王太子はフランチェスカの処刑を決定する。
両親にその報を受け、その日のうちに国を脱出する事になってしまった。
しかし当てもなく国を出たため、何をするかも決まっていない。
「丁度いいですわね、冒険者になる事としましょう」
役立たずと追放された令嬢ですが、極寒の森で【伝説の聖獣】になつかれました〜モフモフの獣人姿になった聖獣に、毎日甘く愛されています〜
腐ったバナナ
恋愛
「魔力なしの役立たず」と家族と婚約者に見捨てられ、極寒の魔獣の森に追放された公爵令嬢アリア。
絶望の淵で彼女が出会ったのは、致命傷を負った伝説の聖獣だった。アリアは、微弱な生命力操作の能力と薬学知識で彼を救い、その巨大な銀色のモフモフに癒やしを見いだす。
しかし、銀狼は夜になると冷酷無比な辺境領主シルヴァンへと変身!
「俺の命を救ったのだから、君は俺の永遠の所有物だ」
シルヴァンとの契約結婚を受け入れたアリアは、彼の強大な力を後ろ盾に、冷徹な知性で王都の裏切り者たちを周到に追い詰めていく。
【完結】特別な力で国を守っていた〈防国姫〉の私、愚王と愚妹に王宮追放されたのでスパダリ従者と旅に出ます。一方で愚王と愚妹は破滅する模様
ともボン
ファンタジー
◎第17回ファンタジー小説大賞に応募しています。投票していただけると嬉しいです
【あらすじ】
カスケード王国には魔力水晶石と呼ばれる特殊な鉱物が国中に存在しており、その魔力水晶石に特別な魔力を流すことで〈魔素〉による疫病などを防いでいた特別な聖女がいた。
聖女の名前はアメリア・フィンドラル。
国民から〈防国姫〉と呼ばれて尊敬されていた、フィンドラル男爵家の長女としてこの世に生を受けた凛々しい女性だった。
「アメリア・フィンドラル、ちょうどいい機会だからここでお前との婚約を破棄する! いいか、これは現国王である僕ことアントン・カスケードがずっと前から決めていたことだ! だから異議は認めない!」
そんなアメリアは婚約者だった若き国王――アントン・カスケードに公衆の面前で一方的に婚約破棄されてしまう。
婚約破棄された理由は、アメリアの妹であったミーシャの策略だった。
ミーシャはアメリアと同じ〈防国姫〉になれる特別な魔力を発現させたことで、アントンを口説き落としてアメリアとの婚約を破棄させてしまう。
そしてミーシャに骨抜きにされたアントンは、アメリアに王宮からの追放処分を言い渡した。
これにはアメリアもすっかり呆れ、無駄な言い訳をせずに大人しく王宮から出て行った。
やがてアメリアは天才騎士と呼ばれていたリヒト・ジークウォルトを連れて〈放浪医師〉となることを決意する。
〈防国姫〉の任を解かれても、国民たちを守るために自分が持つ医術の知識を活かそうと考えたのだ。
一方、本物の知識と実力を持っていたアメリアを王宮から追放したことで、主核の魔力水晶石が致命的な誤作動を起こしてカスケード王国は未曽有の大災害に陥ってしまう。
普通の女性ならば「私と婚約破棄して王宮から追放した報いよ。ざまあ」と喜ぶだろう。
だが、誰よりも優しい心と気高い信念を持っていたアメリアは違った。
カスケード王国全土を襲った未曽有の大災害を鎮めるべく、すべての原因だったミーシャとアントンのいる王宮に、アメリアはリヒトを始めとして旅先で出会った弟子の少女や伝説の魔獣フェンリルと向かう。
些細な恨みよりも、〈防国姫〉と呼ばれた聖女の力で国を救うために――。
普段は地味子。でも本当は凄腕の聖女さん〜地味だから、という理由で聖女ギルドを追い出されてしまいました。私がいなくても大丈夫でしょうか?〜
神伊 咲児
ファンタジー
主人公、イルエマ・ジミィーナは16歳。
聖女ギルド【女神の光輝】に属している聖女だった。
イルエマは眼鏡をかけており、黒髪の冴えない見た目。
いわゆる地味子だ。
彼女の能力も地味だった。
使える魔法といえば、聖女なら誰でも使えるものばかり。回復と素材進化と解呪魔法の3つだけ。
唯一のユニークスキルは、ペンが無くても文字を書ける光魔字。
そんな能力も地味な彼女は、ギルド内では裏方作業の雑務をしていた。
ある日、ギルドマスターのキアーラより、地味だからという理由で解雇される。
しかし、彼女は目立たない実力者だった。
素材進化の魔法は独自で改良してパワーアップしており、通常の3倍の威力。
司祭でも見落とすような小さな呪いも見つけてしまう鋭い感覚。
難しい相談でも難なくこなす知識と教養。
全てにおいてハイクオリティ。最強の聖女だったのだ。
彼女は新しいギルドに参加して順風満帆。
彼女をクビにした聖女ギルドは落ちぶれていく。
地味な聖女が大活躍! 痛快ファンタジーストーリー。
全部で5万字。
カクヨムにも投稿しておりますが、アルファポリス用にタイトルも含めて改稿いたしました。
HOTランキング女性向け1位。
日間ファンタジーランキング1位。
日間完結ランキング1位。
応援してくれた、みなさんのおかげです。
ありがとうございます。とても嬉しいです!
虐げられた聖女は精霊王国で溺愛される~追放されたら、剣聖と大魔導師がついてきた~
星名柚花
恋愛
聖女となって三年、リーリエは人々のために必死で頑張ってきた。
しかし、力の使い過ぎで《聖紋》を失うなり、用済みとばかりに婚約破棄され、国外追放を言い渡されてしまう。
これで私の人生も終わり…かと思いきや。
「ちょっと待った!!」
剣聖(剣の達人)と大魔導師(魔法の達人)が声を上げた。
え、二人とも国を捨ててついてきてくれるんですか?
国防の要である二人がいなくなったら大変だろうけれど、まあそんなこと追放される身としては知ったことではないわけで。
虐げられた日々はもう終わり!
私は二人と精霊たちとハッピーライフを目指します!
悪役令嬢に仕立て上げたいなら、ご注意を。
潮海璃月
ファンタジー
幼くして辺境伯の地位を継いだレナータは、女性であるがゆえに舐められがちであった。そんな折、社交場で伯爵令嬢にいわれのない罪を着せられてしまう。そんな彼女に隣国皇子カールハインツが手を差し伸べた──かと思いきや、ほとんど初対面で婚姻を申し込み、暇さえあれば口説き、しかもやたらレナータのことを知っている。怪しいほど親切なカールハインツと共に、レナータは事態の収拾方法を模索し、やがて伯爵一家への復讐を決意する。
お言葉ですが今さらです
MIRICO
ファンタジー
アンリエットは祖父であるスファルツ国王に呼び出されると、いきなり用無しになったから出て行けと言われた。
次の王となるはずだった伯父が行方不明となり後継者がいなくなってしまったため、隣国に嫁いだ母親の反対を押し切りアンリエットに後継者となるべく多くを押し付けてきたのに、今更用無しだとは。
しかも、幼い頃に婚約者となったエダンとの婚約破棄も決まっていた。呆然としたアンリエットの後ろで、エダンが女性をエスコートしてやってきた。
アンリエットに継承権がなくなり用無しになれば、エダンに利などない。あれだけ早く結婚したいと言っていたのに、本物の王女が見つかれば、アンリエットとの婚約など簡単に解消してしまうのだ。
失意の中、アンリエットは一人両親のいる国に戻り、アンリエットは新しい生活を過ごすことになる。
そんな中、悪漢に襲われそうになったアンリエットを助ける男がいた。その男がこの国の王子だとは。その上、王子のもとで働くことになり。
お気に入り、ご感想等ありがとうございます。ネタバレ等ありますので、返信控えさせていただく場合があります。
内容が恋愛よりファンタジー多めになったので、ファンタジーに変更しました。
他社サイト様投稿済み。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる