69 / 142
第三章 王立学校
俺はお前を愛している
しおりを挟む
「私……一度国に帰ろうと思うの」
「何だと?」
「あっちには病気に詳しい昔の友人もいる。もしかしたらメアを助ける方法が見つかるかも」
「駄目だ。第一、どうやって説明するつもりだ? 吸血鬼と繋がっていることが発覚したら、お前の身だって危ないんだぞ」
不干渉条約により、互いの国に入国することは禁じられている。もし、それを破る者がいれば、一生を牢の中で過ごす事になるか、最悪の場合死刑だろう。そんなリスクをリーリヤに犯させる訳にはいかない。
「でも、他に助かる方法がないでしょ? それにバレても大丈夫な人に頼るつもりだから心配しないで」
「……それでもっ―——」
「私は私ができることをしたい。だから、フリード君も絶対に諦めたりしないで」
「……」
諦めるな、そう言われて今一度考える。人間の国を攻めることは数日あれば成す事ができる。タイムリミットから逆算すればまだ余裕があるのは確かだ。リーリヤの言う通り彼女に頼りつつ、俺ができる限りその時間を稼ぐことが今は最善かもしれない。
「私は母親として、あの子を救いたい。こればっかりはフリード君にも譲れないよ」
リーリヤの覚悟はその眼を見れば十分に伝わってくる。俺が彼女の立場でもそうするだろう。故に、俺は彼女の決断を妨げることができない。
「……わかった。そのかわり、絶対に無茶をするなよ」
「もちろん! しばらくは会えなくなるけど、寂しがらないでね!」
無邪気な笑顔に照らされて、俺も再度決意を固める。この生活をもう一度取り戻す、と。
「手を出せ。もしもの時の保険をつけておく」
「保険?」
「本当に命の危機を感じて、どうしようもなくなった時は俺の名を叫べ。いつ、どこにいても必ず駆けつける」
「すごい……そんなことできるんだ……。分かった、その時は頼らせてもらうね」
触れ合った手の平が磁石のように離れない。不透明な未来に対する不安と、思いが通じている感覚が混ざり合って、泥のように胸の奥に沈んでいく。行って欲しくない、そんなことは言えず、自分に言い聞かせるように彼女を抱擁した。
▷▶▷
それから二年が経ったある時、向こうにいるリーリヤから魔石を使った連絡が突然来た。
「……はぁはぁ、ごめんね……ドジしちゃった……」
「どうした!? 何があった!?」
息が荒く、とても平気とは思えないような声が聞こえてくる。
「はぁ……メアの体質を治す薬、なんだけど……はぁはぁ……どうにか、作ることができたよ……」
「本当か!? いや、今はそれよりお前の事だ。一体どうしたんだ!?」
「うーん……簡単に言えば……もう、先は長くない……かな……」
「なんだと?」
「薬を手に入れる過程で……はぁはぁ……どうしてもやらなくちゃいけないことがあって……だから、ごめん」
「な……にを……」
何を言っているんだ。そんな言葉、受け入れられるわけがない。
「早く俺を呼べ! すぐに治してやる!」
「無理……だと思う。手遅れって感じ。流石にもう助からないの、自分でも分かる」
「馬鹿言うな! 俺なら治せるかもしれない。諦めるな!」
「呼んで、さ……仮に君が来てくれたとして……そしたら人間と吸血鬼はどうなると思う? 賢い君なら分かる、よね」
「そんなこと関係ない、お前が……リーリヤが俺の全てだ! それ以外何もいらない! お前がいない世界なんか———」
「だーめ。それ以上は駄目だよ。君に言いたくない事言わせるつもりはないんだ……まぁ、その言葉は割と嬉しいけどね……」
「リー……リヤ……」
拒絶されては、俺にできることはない。無力感が肩にのしかかり、心を沈めてくる。
「結構……限界近いから、先に薬のこと話させて……お願い……」
声に微かな震えが乗っている。そうまでして伝えようとする覚悟を、俺を尊重するしかなかった。
「……分かった。聞かせてくれ」
「ありがと。まず、薬なんだけど、二つ作れて一個は私の研究室にある、隠し金庫の中に入ってる。それで二個目は、私を手伝ってくれてたメリッサって子が持ってる。彼女は私達のことも知った上で助けてくれてて、昔からの知り合いなの」
「薬はどうすればいい?」
「メリッサが届けてくれるって言うから、お願いするつもり。もし、領地に辿り着いたら、すぐに保護してあげて」
「分かった、そうしよう」
「ひとまずこんな感じかな。伝えるべきことは全部言ったと思う」
「リーリヤ、やはり俺の名を———」
「呼ばないよ、呼んであげない。そうしたら、君が無茶しちゃうから」
向こうからの呼びかけが無ければ、俺は駆けつけることが出来ない。助けられるかもしれない、なのに他でもないリーリヤがそれを必要ないと言う。
「お母さん!」
俺とリーリヤの会話を聞きつけたのか、メアが泣きながら部屋へと駆けつける。
「メア、あなたはきっと助かるから安心して。お母さんが絶対に助ける」
「い、いやぁ。お母さんがいなくなったら、私……いやだよぉ……」
「私が死んでも、メアの事、ずっと見守ってるから」
「生きてて……ほしいよ……傍にいて……それで……」
メアから言葉が溢れ出て、涙とともに吐き出される。
「一緒に……かぁ。それが聞けただけで十分! もう未練はないかな」
「そん……なぁ……」
「そうだ、メアに一個お願いしてもいい?」
「おねがい?」
「そう、私の昔の夢……世界を旅するっていう夢。それをメアに託してもいいかな?」
「世界を……旅する……」
「体が良くなったら、メアには外の世界を見て欲しいんだ。だから、ね。お母さんとの約束」
「……うん。お母さんが……そう言うなら……」
「ふふっ、ありがと。メアはやっぱり、優しくて可愛くて、世界一な私の娘だわ」
「お、かあ……さん……」
「二人とも……元気でね。私は二人が幸せに暮らしてくれるのが一番嬉しい」
その声に力がだんだんと無くなっていく、そんなことから嫌でももう終わりが近づいていることが分かってしまう。
「メア、生まれてきてくれて……あり、がとう……」
「おかあさん! お、かあさんっ!」
「そして、私に……そんな幸せを……くれて……あり、がとう……」
「リーリヤ……俺はっ!」
今まで、数回しか言わなかったことを今になって後悔しながら、
「俺はお前をっ!」
彼女がこの世界から離れないように、訴えかける。
「お前を、愛している!」
「わた、しも……だい、すきだよ———」
「……フリード、くん」
通信は途切れ、メアの嗚咽が部屋に響き渡る。頭が現実を受け止められず、激しく痛む。
最後に呼ばれた名前を辿ろうとするが、その信号はもはやない。その答えは明白で、しかし、実感が湧いてこない。
「リーリヤ……」
虚空にその名を呟いても虚しくなるだけだと分かっている。それなのに、思い出が昨日の事のように甦ってきて、頬に流れる光とともに零れる。
月の光が眩しくて、俺はカーテンを閉めた。
▷▶▷
完全に立ち直ることはできず、それでも停滞は許されない。気を紛らわせるようにいつもの雑務をこなすが、胸のつかえは取れない。
その原因は、メアが未だに危機的な状態にあることが関係している。
リーリヤが命を賭して獲得した薬、それが一向に届けられない。もう二か月だ。
何かトラブルがあったと考えるしかないだろう。だとすれば、希望はリーリヤの研究室にあるスペアの分だ。しかし、吸血鬼は立ち寄ることが出来ない。それに、あそこは王立の学校だ。容易に侵入できないというのもある。
「やはり攻めるしかない……か」
思いつく手がこれしかない。薬さえ手に入れれば、人を襲う必要はない。その結果、戦争に発展する確率はかなり高いが。それをリーリヤはきっと良しとしないだろう。それでも、いい加減覚悟を決めねば。
『だから、フリード君も絶対に諦めたりしないで』
ふと、あの日のリーリヤの言葉が甦ってくる。諦めるな、と俺を奮い立たせ、期待をするあの眼差し。
俺は本当に、出来ることをすべてやったか?
否、まだできることはあるはずだ。リーリヤの死を犠牲にするわけにはいかない。俺が平和を壊すなど、彼女は絶対に望まない。
何かないか? 人間の国に侵入し、薬を手に入れる方法が……
「……異世界人」
魔力をもたない異世界人。それに俺の因子を与え、命令を聞かせれば……
可能性は低い。だが、幸運にも異世界人が出現する場所の目星はある程度ついている。
「一か八かだ」
期限は大体一年と少し。その間に出会わなければ、俺は国を滅ぼす。
未来を賭けた、一世一代のギャンブルを俺は始めた。
▷▶▷
人員を配置し、できる準備は整えた。後は肝心の異世界人だが、やはりそう上手くいくこともなく、数か月が経過している。
「今日も無理か……」
そう思った矢先、扉がノックされる。
「どうした?」
「殿下、ご報告です。ロイドが異世界人の荷物と思われるものを発見しました。そこから考えて、今は近くの村にいるかと」
「本当か!? すぐに村に二人を向かわせろ!」
希望が見えてきた。俺は……賭けに勝ったんだ。
ロイドとレイズが連れてきた異世界人は半殺しの状態であった。ひとまず、欠損した部位を治し、キスをして因子を与える。
「そういえば、なぜわざわざ城で迎えるのですか?」
「その方が、『王』らしいだろ?」
「ふふっ、そうですね———」
▷▶▷
「ぐ、ここ、、は?」
「ようやく目が覚めたか。異界の人間よ」
こうして俺は、今後の未来を決定する、希望に満ちた運命の出会いを果たすのだった。
「何だと?」
「あっちには病気に詳しい昔の友人もいる。もしかしたらメアを助ける方法が見つかるかも」
「駄目だ。第一、どうやって説明するつもりだ? 吸血鬼と繋がっていることが発覚したら、お前の身だって危ないんだぞ」
不干渉条約により、互いの国に入国することは禁じられている。もし、それを破る者がいれば、一生を牢の中で過ごす事になるか、最悪の場合死刑だろう。そんなリスクをリーリヤに犯させる訳にはいかない。
「でも、他に助かる方法がないでしょ? それにバレても大丈夫な人に頼るつもりだから心配しないで」
「……それでもっ―——」
「私は私ができることをしたい。だから、フリード君も絶対に諦めたりしないで」
「……」
諦めるな、そう言われて今一度考える。人間の国を攻めることは数日あれば成す事ができる。タイムリミットから逆算すればまだ余裕があるのは確かだ。リーリヤの言う通り彼女に頼りつつ、俺ができる限りその時間を稼ぐことが今は最善かもしれない。
「私は母親として、あの子を救いたい。こればっかりはフリード君にも譲れないよ」
リーリヤの覚悟はその眼を見れば十分に伝わってくる。俺が彼女の立場でもそうするだろう。故に、俺は彼女の決断を妨げることができない。
「……わかった。そのかわり、絶対に無茶をするなよ」
「もちろん! しばらくは会えなくなるけど、寂しがらないでね!」
無邪気な笑顔に照らされて、俺も再度決意を固める。この生活をもう一度取り戻す、と。
「手を出せ。もしもの時の保険をつけておく」
「保険?」
「本当に命の危機を感じて、どうしようもなくなった時は俺の名を叫べ。いつ、どこにいても必ず駆けつける」
「すごい……そんなことできるんだ……。分かった、その時は頼らせてもらうね」
触れ合った手の平が磁石のように離れない。不透明な未来に対する不安と、思いが通じている感覚が混ざり合って、泥のように胸の奥に沈んでいく。行って欲しくない、そんなことは言えず、自分に言い聞かせるように彼女を抱擁した。
▷▶▷
それから二年が経ったある時、向こうにいるリーリヤから魔石を使った連絡が突然来た。
「……はぁはぁ、ごめんね……ドジしちゃった……」
「どうした!? 何があった!?」
息が荒く、とても平気とは思えないような声が聞こえてくる。
「はぁ……メアの体質を治す薬、なんだけど……はぁはぁ……どうにか、作ることができたよ……」
「本当か!? いや、今はそれよりお前の事だ。一体どうしたんだ!?」
「うーん……簡単に言えば……もう、先は長くない……かな……」
「なんだと?」
「薬を手に入れる過程で……はぁはぁ……どうしてもやらなくちゃいけないことがあって……だから、ごめん」
「な……にを……」
何を言っているんだ。そんな言葉、受け入れられるわけがない。
「早く俺を呼べ! すぐに治してやる!」
「無理……だと思う。手遅れって感じ。流石にもう助からないの、自分でも分かる」
「馬鹿言うな! 俺なら治せるかもしれない。諦めるな!」
「呼んで、さ……仮に君が来てくれたとして……そしたら人間と吸血鬼はどうなると思う? 賢い君なら分かる、よね」
「そんなこと関係ない、お前が……リーリヤが俺の全てだ! それ以外何もいらない! お前がいない世界なんか———」
「だーめ。それ以上は駄目だよ。君に言いたくない事言わせるつもりはないんだ……まぁ、その言葉は割と嬉しいけどね……」
「リー……リヤ……」
拒絶されては、俺にできることはない。無力感が肩にのしかかり、心を沈めてくる。
「結構……限界近いから、先に薬のこと話させて……お願い……」
声に微かな震えが乗っている。そうまでして伝えようとする覚悟を、俺を尊重するしかなかった。
「……分かった。聞かせてくれ」
「ありがと。まず、薬なんだけど、二つ作れて一個は私の研究室にある、隠し金庫の中に入ってる。それで二個目は、私を手伝ってくれてたメリッサって子が持ってる。彼女は私達のことも知った上で助けてくれてて、昔からの知り合いなの」
「薬はどうすればいい?」
「メリッサが届けてくれるって言うから、お願いするつもり。もし、領地に辿り着いたら、すぐに保護してあげて」
「分かった、そうしよう」
「ひとまずこんな感じかな。伝えるべきことは全部言ったと思う」
「リーリヤ、やはり俺の名を———」
「呼ばないよ、呼んであげない。そうしたら、君が無茶しちゃうから」
向こうからの呼びかけが無ければ、俺は駆けつけることが出来ない。助けられるかもしれない、なのに他でもないリーリヤがそれを必要ないと言う。
「お母さん!」
俺とリーリヤの会話を聞きつけたのか、メアが泣きながら部屋へと駆けつける。
「メア、あなたはきっと助かるから安心して。お母さんが絶対に助ける」
「い、いやぁ。お母さんがいなくなったら、私……いやだよぉ……」
「私が死んでも、メアの事、ずっと見守ってるから」
「生きてて……ほしいよ……傍にいて……それで……」
メアから言葉が溢れ出て、涙とともに吐き出される。
「一緒に……かぁ。それが聞けただけで十分! もう未練はないかな」
「そん……なぁ……」
「そうだ、メアに一個お願いしてもいい?」
「おねがい?」
「そう、私の昔の夢……世界を旅するっていう夢。それをメアに託してもいいかな?」
「世界を……旅する……」
「体が良くなったら、メアには外の世界を見て欲しいんだ。だから、ね。お母さんとの約束」
「……うん。お母さんが……そう言うなら……」
「ふふっ、ありがと。メアはやっぱり、優しくて可愛くて、世界一な私の娘だわ」
「お、かあ……さん……」
「二人とも……元気でね。私は二人が幸せに暮らしてくれるのが一番嬉しい」
その声に力がだんだんと無くなっていく、そんなことから嫌でももう終わりが近づいていることが分かってしまう。
「メア、生まれてきてくれて……あり、がとう……」
「おかあさん! お、かあさんっ!」
「そして、私に……そんな幸せを……くれて……あり、がとう……」
「リーリヤ……俺はっ!」
今まで、数回しか言わなかったことを今になって後悔しながら、
「俺はお前をっ!」
彼女がこの世界から離れないように、訴えかける。
「お前を、愛している!」
「わた、しも……だい、すきだよ———」
「……フリード、くん」
通信は途切れ、メアの嗚咽が部屋に響き渡る。頭が現実を受け止められず、激しく痛む。
最後に呼ばれた名前を辿ろうとするが、その信号はもはやない。その答えは明白で、しかし、実感が湧いてこない。
「リーリヤ……」
虚空にその名を呟いても虚しくなるだけだと分かっている。それなのに、思い出が昨日の事のように甦ってきて、頬に流れる光とともに零れる。
月の光が眩しくて、俺はカーテンを閉めた。
▷▶▷
完全に立ち直ることはできず、それでも停滞は許されない。気を紛らわせるようにいつもの雑務をこなすが、胸のつかえは取れない。
その原因は、メアが未だに危機的な状態にあることが関係している。
リーリヤが命を賭して獲得した薬、それが一向に届けられない。もう二か月だ。
何かトラブルがあったと考えるしかないだろう。だとすれば、希望はリーリヤの研究室にあるスペアの分だ。しかし、吸血鬼は立ち寄ることが出来ない。それに、あそこは王立の学校だ。容易に侵入できないというのもある。
「やはり攻めるしかない……か」
思いつく手がこれしかない。薬さえ手に入れれば、人を襲う必要はない。その結果、戦争に発展する確率はかなり高いが。それをリーリヤはきっと良しとしないだろう。それでも、いい加減覚悟を決めねば。
『だから、フリード君も絶対に諦めたりしないで』
ふと、あの日のリーリヤの言葉が甦ってくる。諦めるな、と俺を奮い立たせ、期待をするあの眼差し。
俺は本当に、出来ることをすべてやったか?
否、まだできることはあるはずだ。リーリヤの死を犠牲にするわけにはいかない。俺が平和を壊すなど、彼女は絶対に望まない。
何かないか? 人間の国に侵入し、薬を手に入れる方法が……
「……異世界人」
魔力をもたない異世界人。それに俺の因子を与え、命令を聞かせれば……
可能性は低い。だが、幸運にも異世界人が出現する場所の目星はある程度ついている。
「一か八かだ」
期限は大体一年と少し。その間に出会わなければ、俺は国を滅ぼす。
未来を賭けた、一世一代のギャンブルを俺は始めた。
▷▶▷
人員を配置し、できる準備は整えた。後は肝心の異世界人だが、やはりそう上手くいくこともなく、数か月が経過している。
「今日も無理か……」
そう思った矢先、扉がノックされる。
「どうした?」
「殿下、ご報告です。ロイドが異世界人の荷物と思われるものを発見しました。そこから考えて、今は近くの村にいるかと」
「本当か!? すぐに村に二人を向かわせろ!」
希望が見えてきた。俺は……賭けに勝ったんだ。
ロイドとレイズが連れてきた異世界人は半殺しの状態であった。ひとまず、欠損した部位を治し、キスをして因子を与える。
「そういえば、なぜわざわざ城で迎えるのですか?」
「その方が、『王』らしいだろ?」
「ふふっ、そうですね———」
▷▶▷
「ぐ、ここ、、は?」
「ようやく目が覚めたか。異界の人間よ」
こうして俺は、今後の未来を決定する、希望に満ちた運命の出会いを果たすのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界のんびり放浪記
立花アルト
ファンタジー
異世界に転移した少女リノは森でサバイバルしながら素材を集め、商人オルソンと出会って街アイゼルトヘ到着。
冒険者ギルドで登録と新人訓練を受け、採取や戦闘、魔法の基礎を学びながら生活準備を整え、街で道具を買い揃えつつ、次の冒険へ向けて動き始めた--。
よくある異世界転移?です。のんびり進む予定です。
小説家になろうにも投稿しています。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
【村スキル】で始まる異世界ファンタジー 目指せスローライフ!
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前は村田 歩(ムラタアユム)
目を覚ますとそこは石畳の町だった
異世界の中世ヨーロッパの街並み
僕はすぐにステータスを確認できるか声を上げた
案の定この世界はステータスのある世界
村スキルというもの以外は平凡なステータス
終わったと思ったら村スキルがスタートする
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
無限在庫チートで異世界を買い占める〜窓際おじさんが廃棄予定のカップ麺で廃村エルフと腹ペコ魔王を救済したら最強商会ができました〜
黒崎隼人
ファンタジー
物流倉庫で不良在庫の管理に追われるだけの42歳、窓際サラリーマンのタケシ。
ある日突然、彼は見知らぬ森の中へと転移してしまう。
彼に与えられたのは、地球で廃棄される運命にあったあらゆる物資を無尽蔵に引き出せる規格外のスキル「無限在庫処分」だった。
賞味期限間近のカップ麺、パッケージ変更で捨てられるレトルトカレー、そして型落ちの電動工具。
地球ではゴミとされるこれらの品々が、異世界では最強のチートアイテムと化す!
森で倒れていたエルフの少女リリアをカップ麺で救ったタケシは、領主の搾取によって滅亡寸前だった彼女の村を拠点とし、現代の物資と物流ノウハウを駆使して商会を立ち上げる。
美味しいご飯と圧倒的な利便性で異世界の人々の胃袋と生活を掴み、村は急速に発展。
さらには、深刻な食糧難で破綻寸前だった美少女魔王ルビア率いる魔王軍と「業務提携」を結び、最強の武力を物流の護衛として手に入れる!
剣も魔法も使わない。武器は段ボールと現代の知識だけ。
窓際おじさんが圧倒的な物量で悪徳領主の経済基盤をすり潰し、異世界の常識を塗り替えていく、痛快・異世界経営スローライフ、開幕!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる