冒険者を引退してバーのマスターになりました

ぜーたまっくす

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51 海で従業員研修(リゾート地でバカンス)

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「さてハル君、店を休んでワイロアーナでバカンスとはいい御身分になったではないか」
「然り、しかもお店の子を全員連れて行くなどと、これはギルティだろ」
「大勢の女の子侍らせてビーチでバカンスとか何様だ!」

ご主人様ですが?って言ったらキレるんだろうな・・・

何故こんな事になってるかというと

「今日から海で従業員研修なのです~」
「うみ~うみ~」

「あのヤロー、自分だけいい思いを・・・」
「これは裁判ですな」
「然り」

従業員から洩れたようです。

「早ければ今日明日にでも来る新人奴隷っ子30人のレベリングをしてくれる約束だったし約束だったし」

大事な事なので2度言いました

「しかし、あんな可愛い子を連れてハルだけがビーチでキャッキャウフフとか考えたら・・・」
「犯罪を犯す前に縛り上げるか?」

まだ無罪じゃねーか、どんなジャッジだよ

「30人受け取ったら勝手に来ればいいんじゃね?向こうでもレベリングできるべ?」

「マサノリ、今すぐホテルの予約だ!俺達を泊めないなどという選択肢は無い」
「転移でこっちに帰って来ればいいじゃん」
「あぁ、その手があったか!」
「ワイロアーナだったらこっちもすぐ行けるだろ」
「「そうだな」」

どうやら話はついたらしい。

「そんなわけで俺達は先に行くよ、朝ご飯はこれでも食べて」

そう言って渡す総菜コーナーの生姜焼き弁当とのり弁


「俺達の扱い酷くね?」
「無茶振りしすぎてるからなぁ」
「ハルだけが異世界を異世界らしく満喫してないか?」
「金も女も名誉も地位もあるんだからウハウハじゃないのか?」
「フィリアンちゃんにも手を出してない朴念仁だぞ」
「ウハウハなのは金だけか・・・哀れな」

不憫そうな目で見られてるのがメッチャ腹が立つんだが、ってか一発殴ってもいいか?

「じゃぁ奴隷子ちゃんの受け取りと入寮は任せた、その後のレベリングは煮るなり焼くなり好きにしていい」
「ハルも大概だな」
「殺さなければフェルのハイポーションがあるからな」

ミスルトウ店内の方では

「フェルさん、今日は全員ワイロアーナに行くんですよ」

そう言ってエミリアがフェルを工房から引っ張り出す

「ハンティちゃんをナンパ男から守らなきゃでしょ」

「そうだ!ハンティ~~~~!」

最近すれ違いでハンティと顔も合わせてない、ハンティ分が足りてなかったらしい

「わかった支度する」

そう言って自室に戻っていった


フェルのマジックバックには研究の成果ともいえる各種のポーションが大量に入っていたという



そうして予定通り出発の時間だ。

ミスルトウ従業員の好感度が上げたかったのかマサノリがワイロアーナまで転送してくれる事に

「どういう風の吹き回しだ?」

「マノさんに恩を売っておきたい・・・時間外でも飯を食わせてくれるから・・・」

どうやらそういう事らしい

マサノリの転移でみんながあっさりとワイロアーナに到着する

道中のイベントとかを全部吹っ飛ばしてくれるマサノリだった。

とりあえず借りたコテージに適当に分かれて荷物を入れる。


「ここから先は自由行動!各自好きに過ごしてくれいていいよ」

そう言って全員に銀貨を5枚ずつ渡していく

「これは臨時ボーナス、お茶会の報酬が思ったより多かったから頑張ったみんなに還元ね」

リゾート地に来てお小遣い無しでは辛かろう、丁度いいとも言えた。

「ハル様、屋台を借りたいのですが」

そう言い始めたのはクラリスだ

屋台で飲み物の販売がしたいらしい、銀貨5枚をどれだけ増やせるかに挑戦だそうだ

俺は許可を出し前回使ってた屋台を出す

氷やビール、焼酎サーバー付きだ

仕入れ分として銀貨3枚を受け取った

最後に清算してくれればいいからと言ってお釣りの小銭や冷蔵用の魔石などもレンタルする

マジックバックにある程度のお酒も入ってる

ミスルトウワイロアーナ支店ってとこだな(笑)

開店準備が終わる頃には長蛇の列ができていた。


こりゃ、一瞬で返済が終わって海の家的な店舗展開ができそうだな



マノさんとハンティは海産物を採りに素潜りに出かけた

リゾートビーチで海女かよってツッコみたかったんだが、この海は海産物豊富なんだよな~

他の面々も着替えてビーチに出て行った

その中で目立つのはアラシャだ・・・サラシにフンドシとか・・・狙ってるとしか思えん

塩ビパイプで俺が自作した水中銃で魚を捕りに行くらしい

パイプを肩に担ぐ姿がさまになってるんですが?

ちなみに水中眼鏡やシュノーケル辺りも俺が用意した、他にもビーチパラソルやビーチボール、浮き輪とかもだな

みんなには存分に楽しんで欲しい。

とりあえず俺はお昼のバーベキューの準備だけサクッとやっつけちゃう

昼は砂浜の方で食べる予定だ

ビーチパラソルの側にBBQコンロを出し(前回と同じ物だが、前回使った物はマサノリが強奪していった)

食材を準備する。

鼻歌交じりで串に刺しているとフィリアンとメアリーがこっちに向かってくる

「二人とも水着可愛いよ」って褒めておく

ホントの事なんだが、まぁポイント高かった?

「ハル様、日焼け止め頂けませんか?」
「私も欲しいですぅ」

との事なのでなんかおススメされていたパーフェクトUV スキンケアミルクってのを出す

水に濡れたら強力になるらしい

俺もフィリアンに塗ってもらった(照れ)

BBQの準備はできたがまだお昼にはかなり時間があるんで、俺は久しぶりに魚釣りに行こうかと支度を始める

「ハル様は釣りですか?」

「私は砂風呂に入りながら荷物番してますね」

俺も手を貸して穴を掘る

「ハル様、入るのは横向きなのでそんなに深くなくていいんですが」

そうか立って入るわけじゃないもんな・・・失敗失敗・・・

「んじゃ行ってくるわ、飲み物と軽食はそこの青い箱に入ってるから好きに飲み食いしてもいいよ」

そう言ってボートを出し沖に向かった。

さぁ!始めるか!

今日の目的はあのアフォだ!って明言しとけばフラグも折れるだろ

俺は普通に小エビをつけて撒き餌をしながら糸を垂らす


この海の魚はスレてないから食いつきがいいんだよな

糸を垂らし始めてわずか10分足らずでHITする

「それほど大きくないかな、食える魚だといいんだけど」

そう言って魚を抜き上げる

まぁ小魚だね イワシの子供っぽい

針を小魚に刺しなおし、具体的には鼻を通すようにイワシの子供に刺し再び海に戻す

いわゆる泳がせ釣りだ

なんか面白いのがかかってくれるといいんだが

そこそこの当たりが来る、本命の引きじゃないなと思いながらリールを巻く

網を使いボートに引き上げる釣りに使う網は玉網って言うんだが、まぁ今は置いておく

「ブリっぽい魚だな鑑定だと一応食用だな」

確認だけしてインベントリに放り込む

再びエビを付けて投げる。

ピクッピクッと当たりが来る

4回程つついた後一気にウキが引き込まれる、俺はここぞとばかりに大きく合わせる

「ぬぉら~ヒーーーーット!」

凄い勢いでドラグが回り引きずり込まれそうになる

ふと思い浮かぶアクレシアの顔、いや、まさかな・・・魚だけに

そこから先30分もの長時間のバトル

流石に疲れてきた。

そんな時、相手も疲れてきたのか引き込む力が弱くなる。

「こっちだって伊達にレベル200オーバーじゃねぇぞ!」

そう叫んで竿を立て寝かせると同時にリールを巻く

ザッパーン!

水面に顔をのぞかせたのはサハギン(魚人)である・・・

今度は貴様らか・・・

トライデントをこっちに向け威嚇してくる

「オマエ、ナンノツモリダ!」

「お前こそなんだよ!」って思わず叫んだわ

あんな小エビに食いつくサハギンとかおかしいだろ!ってか、シールファンデ王国は馬鹿ばっかりか?

「コンナコソクナワナヲシカケルトハ、オノレヒューマン!」

「こっちは魚を捕りに来てるんだ!勝手に小エビ食うんじゃねぇよ!」

俺はキレかかってる、自覚してるが珍しく口が悪い

「キサマ、コノテデアクレシアサマヲモテアソンダノカ!」

酷い言いがかりである

「意地汚い王族だな!臣下もこれか?」

そんな問答が数10分、口から出てる釣り糸が哀愁を誘う

「シカシ、コンナウマイエビハハジメテダ」

「あのなぁ・・・わかったからこれ持って帰れ」

小エビの餌箱を渡したらサッと受け取って飛び込んでいった・・・針を付けたままで・・・

ガクッと竿を持って行かれそうになる

俺は容赦なく竿を立てて対抗する

「駄目だ、海底人はアフォ確定だ」

もう一度引き上げ針を外してやりお帰り願う

なんか全力で疲れたわ・・・狙い通り人魚じゃなくて今回は魚人だが大物が連れた、リリースしたけど(笑)

時間も頃合いだったので一旦浜に戻ろうとボートのモーターを動かす

「ハル~来てるんなら連絡くらい入れなさいよ~」

と脳裏に響く声、呼んでませんが?

「薄情者めー、そんな事言うとワカメを大量発生させるわよ」

地味な嫌がらせだ・・・

「ボートに上がってきたら?」

って心の中で言うとアフォのお姫様が上がって来る。

「この辺りで小エビを食べるの禁止にしなきゃね」

「そう願うわ、あぁ。魚は小エビ食ってもいいぞ釣れないとつまらん」

「わかった、言っとくよぉ~」

「今回はお前を釣りに来たんだがなぁ」

「最初から狙いが私ってひどくない?」

正直、学習能力があるとは思わなかった・・・・釣れると思ってたんだが・・・

だってさ、みんな期待してんじゃん?君が釣れる事って誰が期待してんだろ?

それはともかく、元気そうで何より、

「残念ながら今回は俺の負けだよアクレシア様」

そう言って浜に戻るべくボートを動かす。

「ちょっとぉ、私には海老ちゃん無いのぉぉぉぉぉ」無いのぉぉぉぉ 無いのぉぉぉ

リフレインを残して移動していった。


まぁ、当然ついてきてるんだが

「こっちもこれから昼飯なんで一緒に食うか?」

とお誘いしておく、来るのは100も承知だが、聞いておかないとめんどくさい事になる。

「海老ちゃんある?」

そればっかだな、まぁ、あるけど

「用意はしてあるから来いよ」

もはや王族相手の話し方ではない、格下認定済みである。



そして浜に戻るとスタッフも昼飯の準備に入っていた。

クラリスも仕入れという事で支度中の札を下げてこっちに来ている。

みんなも思い思いに楽しんでいるようでなによりだ。

ハンティとマノさんがBBQコンロの所で採ってきた魚介の処理をしている。

俺は追加で数匹の魚を出すとこの処理も引き受けてくれた。

コンロ番は交代するからって事で俺から食い始める事になった。

小エビも炙り焼きみたいな感じでアクレシアに出すと嬉しそうに酒を飲みながら食ってる

「そうそう、ハルにこれあげるよ」

そう言って革袋を俺に渡してくる

「ず~っと沖に船が沈んでてそこにあったんだよ」

難破船からのお宝っぽいな、中身を確認すると結構大きめの宝石がゴロゴロ出てくる

ヤベ、王金貨数十枚クラスだ・・・

「遠慮なく食ってくれ、酒も新しい奴持って来てるからガンガン飲んでくれ、お持ち帰りしてもいいぞ」

我ながら見事な手のひらくるりんぱである。

まぁ、セイレーンやサハギンに邪魔される事無く釣りが楽しめるようになって宝石まで貰ったんじゃ無碍にも扱えんか

今日の所はVIP待遇で接待させてもらおう

「これなんかも旨いぞ」

そう言って先日大量に作った果物酒を数種類出してやる

クンクンと匂いを嗅ぎ、満面の笑みで味見をしていく。目を見開いて次々と味見をするアクレシアの姿が妙に癒された。


その後、今回出した酒を引き取りたいと言ってきたので喜んで渡してやる

昆布茶酒の追加も貰ってしまって今回は借りができた感じでやや悔しい気分だ。


ハンティとマノさんも俺と交代して飯を食い始めている。

午前中はこんな感じである意味平和に過ぎていった。




そういえば・・・勇者達はまだ来てないな・・・
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