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彼女の今世
episode55
「全員揃いましたかね」
金の刺繍が散りばめられた白い衣装、目元を隠した女性の神官様は確認のために人数を数える。
ここに居るのは私を含めたいつもの六人に神官様と皇后陛下だ。
神官様は一言二言皇后陛下と言葉を交わし、くるりと振り向く。
「ではエルニカ猊下の所に行きましょうか」
皇宮の一室に魔法で描かれた金の陣が発動し、視界が白くなって景色が変わった。
ふわりと花の匂いが強くなる。薔薇の花弁が風もないのに宙を舞い、小鳥のさえずりが聞こえてきた。
漂うのは穏やかなのに、緊張感をはらんだようなそんな感じの空気。
それだけでここが神聖な、神秘的な空間なのだと、皇都とは一線異なる場所なのだと再確認する。
「大神殿にようこそ」
神官様は歓迎の意を表すように口元を緩める。
「ここは一般の信者が入れない場所となっております。ですので私から離れぬようお願いしますね」
私達はこくりと頷く。
「…………私ここまで奥に入ったの初めてです。本当に建物が真っ白」
隣にいたアイリーン様が神殿のてっぺんを眺めながら言う。私も初めて来たかのように驚いた顔をしつつ相槌を打った。
神官様と一緒に神殿内部に入り厳かな回廊を歩くこと十分。赤い扉の先でエルニカ様は満面の笑みを携え迎えてくれた。
「御機嫌よう皆さん」
「こっこんにちは」
神殿の最高権力者から挨拶を受けるのは緊張するのに加え、皆このいつもと違う雰囲気に気後れしているのかオドオドしている。
エルニカ猊下と目が合うと彼女は私に対して一瞬だけ微笑んでくれた。
「時間がもったいないのですぐに本題に入らせてもらいます。踊り子に選ばれた三人は、彼女達と振り付けの練習を」
エルニカ様の後ろから五人の女性が現れる。
「──お初にお目にかかります。女神ノルンに仕えています。本日はどうぞよろしくお願いします」
一糸乱れぬ動作で彼女達は頭を下げた。顔から黒と白のベールを被り、 紺色を基調とした踵まで長さのある衣を着ている。
「踊り子ではない子達はせっかくここまで来てもらったのだから、面白いものを見せてあげますよ」
(何だろう)
私はアイリーン様達と別れてエルニカ猊下のあとを追う。
外に出て、木の枝や小石がころころ転がっている森の中の小道に入る。数分歩くと視界が開けて大きな湖が見えてきた。それは私が空中から落ちた場所とは別であった。
驚くほどの透明度。小石の敷かれた底まではっきり見える。小魚が水藻の間を通り過ぎる。
ただ、一番驚いたのは────
「わあ! こ、こんなに、妖精がたくさん……!!!」
エレン様が付いてきた私達の中で一番最初に瞳を輝かせて感嘆の声をもらす。
辺りをひらひら飛んでいる妖精がいるのだ。その輪に加わって動物の姿をした精霊達も水浴びをしている。彼らはエルニカ猊下とその後ろにくっついている私達に気が付き、一部は生い茂る木々に隠れてしまった。
「ここはね精霊達の憩いの場なのよ」
エルニカ猊下が精霊達に向かって手招きをすると一人の妖精がやって来て、それを合図にわらわらと取り囲まれる。
「エルしゃまこの子達だあれ?」
頭に赤い花を挿した妖精が私達を指して尋ねる。
「大祝祭をお手伝いしてくれる子達よ」
「ふ~ん。あのくるくる踊るやつですね~」
あまり興味はないようだ。
「ルルディはここに居ていいの? メルディは?」
「メルディは置いてきたのです。飽きちゃってわたしだけこっちに来たの……ってあ!」
ルルディと呼ばれた妖精とパチリと目が合う。
「わー! ルルディ、あなたの……むぅ」
エルニカ猊下がルルディの口を手で覆った。バタバタ暴れるかいもなく、動きを封じられた。
「ここにいる精霊達は恥ずかしがり屋の子もいるけど、基本的に優しいから是非交流してみて。私もここにいるので気になったことがあったら何でも聞いてちょうだい」
「はい」
頷いたエレン様がクリスティーナ様と一緒に岸辺近くで鹿の姿をした精霊の角に触るのを、私はハンカチを敷いた芝生に座ってじっと見ていた。
するとエルニカ猊下が近寄ってきた。ルルディはまだ口を塞がれたままで、もごもごとくぐもった声を漏らしていた。
猊下は穏やかな声でこう言う。
「前回聞き忘れたから教えてちょうだい。貴女はノルン様のことを憎まないの? ノルン様が何もしなければ、人生は捻れなかったのに」
凪いだ瞳がそこにはある。私は少しの間考え込んだ後、口を開いた。
「…………正直分かりません。物心つく頃から一人でいるのが当たり前で、前世で誰かと一緒に笑っている自分は想像がつかないのです」
辛かった記憶しかない。もしかしたら楽しいと感じた思い出もあったかもしれないが、印象に残っていないのだ。
だから、女神様のせいだったとしても未練の無い前世に関しては、それほど強い憎しみや恨みは生まれてこなかった。
「でも、今世は誰かと一緒にいる私が私なのです。だからもし、」
一旦区切る。
(友人と交流するのはまだ苦手で、今もタイミングを逃して付いて行かなかったけれど)
声を上げて楽しそうに精霊達と交流している二人。目が合えば、エレン様はぶんぶん手を振ってくれる。
「──この日々をノルン様によって壊される日が来るならば、その時は例え敬わなければならない女神様だったとしても憎むでしょうね」
知ってしまったから。過去のように感情を押し殺すことは出来ない。私の手には大切なものが、手放せないものが、沢山あるのだ。
結構真剣に返答したはずだが、私の答えにエルニカ猊下は満足なさらなかったらしい。衣装が汚れるのも厭わず私の隣に座り、眉間に皺を寄せた。
「…………優しすぎる。もっと怒ってもいい気がするわ」
猊下は妖精にせがまれ、くるくる指を回し発生させたそよ風を湖の方に差し向ける。風に乗った者達はキャッキャッと楽しそうな声を上げた。
「そうですか?」
「ええ、私だったら最低でもぶん殴る」
「それは怪我を負わせてしまいます」
「したところでよ。永遠の時を生きるノルン様は私と同じで死なないから。そこはこの体、便利よね」
「えっ」
それはつまりエルニカ猊下も人間ではないということで。
(神様なの?)
目を見開く私に対し優しく微笑む。
「元々は人間だったわ。色々あって今は違うけどね。それでも立場は神ではない」
「えっと……無礼を承知でお尋ねしますがエルニカ様のご年齢は……?」
容姿からして若々しく、歳をとってないように見えるが。
「エルニカとしての年齢……はいじっているから忘れちゃったわ。本当の歳はゆうに三桁超えている。猊下の地位もずっと就いている」
(???)
にわかには信じ難いが、私の身に起こっている現状も他の人から見たら同じようなもの。だから年齢のことも本当なのだろう。
(だけど)
「猊下は十年前に交代していますよね……?」
公式文書にも記載があるので間違いない。どう説明するのだろうか。
「私の後ろにいる神は何を司るか知ってるのにそれを聞くの?」
くすくすエルニカ猊下は笑う。
「ノルン様には劣るけれど、私の魔法でも御茶の子さいさいなの」
どうやら周りの記憶を改ざんしているらしい。元々素顔を晒す相手が少なく、施す対象が多くないことに加えて、猊下ほどの実力なら簡単なのかもしれない。
(とはいえ、禁忌)
記憶改ざんは高難易度の魔法であり、精神障害を負わせてしまう可能性が高いため、特別な事例では無い限り使用禁止だ。
見つかったら猊下でもただでは済まないかもしれないが、そんなヘマはしないのだろう。
「~~~ぷはっ! どうして離してくれないのですか!」
そこでようやくエルニカ猊下に押さえ付けられていたルルディが声を上げた。
「あっ忘れてたわ」
猊下は力を緩めた。
「やっと脱出できましたです。きつかったです。ぷんぷんです」
羽をパタパタさせながらぶんぶんエルニカ猊下の周りを飛ぶ。
「エルしゃまでも許しません」
ルルディは手に光を集めてそれをエルニカ猊下に投げる。が、猊下は顔色一つ変えずに手で握りつぶした。
「甘い。もっと威力を上げなくては」
猊下はクスッと笑いを零す。
「ルルディは攻撃魔法苦手なのです……エルしゃまも知ってるはずです」
不貞腐れたように頬を膨らませながら彼女はエルニカ猊下の肩に乗った。
「ルルディはただ愛し子しゃまとお近付きになりたかっただけなのです。何で邪魔されないといけないので?」
「それは他のご令嬢もいたからに決まっているわ。彼女達は何も知らないもの」
「…………そうでしたか。それは失礼しました」
羽をたたんで私の顔をしげしげ見つめる。
そうしてにっこり笑って今度は私の目の前に、空中で止まった。
「初めまして愛し子しゃま。お会いできて嬉しいです」
「……初めまして」
手を差し出せばちょこんと乗ってくれる。
「ご挨拶してすぐで申し訳ないのですが、そろそろメルディが寂しがっていそうなので戻ります」
「それは残念です。また会ってくれますか?」
(もっと話しをしたいな)
アリアとは違う属性の妖精のようで、雰囲気ものほほんとしている。
ルルディは頭に挿していた花を取って、私の耳脇の髪に挿してくれた。
「もちろんです。今度はたっぷり時間を作ってメルディと一緒に来ます!」
そう言うと手の中でぺこりと頭を下げてから転移したのだった。
金の刺繍が散りばめられた白い衣装、目元を隠した女性の神官様は確認のために人数を数える。
ここに居るのは私を含めたいつもの六人に神官様と皇后陛下だ。
神官様は一言二言皇后陛下と言葉を交わし、くるりと振り向く。
「ではエルニカ猊下の所に行きましょうか」
皇宮の一室に魔法で描かれた金の陣が発動し、視界が白くなって景色が変わった。
ふわりと花の匂いが強くなる。薔薇の花弁が風もないのに宙を舞い、小鳥のさえずりが聞こえてきた。
漂うのは穏やかなのに、緊張感をはらんだようなそんな感じの空気。
それだけでここが神聖な、神秘的な空間なのだと、皇都とは一線異なる場所なのだと再確認する。
「大神殿にようこそ」
神官様は歓迎の意を表すように口元を緩める。
「ここは一般の信者が入れない場所となっております。ですので私から離れぬようお願いしますね」
私達はこくりと頷く。
「…………私ここまで奥に入ったの初めてです。本当に建物が真っ白」
隣にいたアイリーン様が神殿のてっぺんを眺めながら言う。私も初めて来たかのように驚いた顔をしつつ相槌を打った。
神官様と一緒に神殿内部に入り厳かな回廊を歩くこと十分。赤い扉の先でエルニカ様は満面の笑みを携え迎えてくれた。
「御機嫌よう皆さん」
「こっこんにちは」
神殿の最高権力者から挨拶を受けるのは緊張するのに加え、皆このいつもと違う雰囲気に気後れしているのかオドオドしている。
エルニカ猊下と目が合うと彼女は私に対して一瞬だけ微笑んでくれた。
「時間がもったいないのですぐに本題に入らせてもらいます。踊り子に選ばれた三人は、彼女達と振り付けの練習を」
エルニカ様の後ろから五人の女性が現れる。
「──お初にお目にかかります。女神ノルンに仕えています。本日はどうぞよろしくお願いします」
一糸乱れぬ動作で彼女達は頭を下げた。顔から黒と白のベールを被り、 紺色を基調とした踵まで長さのある衣を着ている。
「踊り子ではない子達はせっかくここまで来てもらったのだから、面白いものを見せてあげますよ」
(何だろう)
私はアイリーン様達と別れてエルニカ猊下のあとを追う。
外に出て、木の枝や小石がころころ転がっている森の中の小道に入る。数分歩くと視界が開けて大きな湖が見えてきた。それは私が空中から落ちた場所とは別であった。
驚くほどの透明度。小石の敷かれた底まではっきり見える。小魚が水藻の間を通り過ぎる。
ただ、一番驚いたのは────
「わあ! こ、こんなに、妖精がたくさん……!!!」
エレン様が付いてきた私達の中で一番最初に瞳を輝かせて感嘆の声をもらす。
辺りをひらひら飛んでいる妖精がいるのだ。その輪に加わって動物の姿をした精霊達も水浴びをしている。彼らはエルニカ猊下とその後ろにくっついている私達に気が付き、一部は生い茂る木々に隠れてしまった。
「ここはね精霊達の憩いの場なのよ」
エルニカ猊下が精霊達に向かって手招きをすると一人の妖精がやって来て、それを合図にわらわらと取り囲まれる。
「エルしゃまこの子達だあれ?」
頭に赤い花を挿した妖精が私達を指して尋ねる。
「大祝祭をお手伝いしてくれる子達よ」
「ふ~ん。あのくるくる踊るやつですね~」
あまり興味はないようだ。
「ルルディはここに居ていいの? メルディは?」
「メルディは置いてきたのです。飽きちゃってわたしだけこっちに来たの……ってあ!」
ルルディと呼ばれた妖精とパチリと目が合う。
「わー! ルルディ、あなたの……むぅ」
エルニカ猊下がルルディの口を手で覆った。バタバタ暴れるかいもなく、動きを封じられた。
「ここにいる精霊達は恥ずかしがり屋の子もいるけど、基本的に優しいから是非交流してみて。私もここにいるので気になったことがあったら何でも聞いてちょうだい」
「はい」
頷いたエレン様がクリスティーナ様と一緒に岸辺近くで鹿の姿をした精霊の角に触るのを、私はハンカチを敷いた芝生に座ってじっと見ていた。
するとエルニカ猊下が近寄ってきた。ルルディはまだ口を塞がれたままで、もごもごとくぐもった声を漏らしていた。
猊下は穏やかな声でこう言う。
「前回聞き忘れたから教えてちょうだい。貴女はノルン様のことを憎まないの? ノルン様が何もしなければ、人生は捻れなかったのに」
凪いだ瞳がそこにはある。私は少しの間考え込んだ後、口を開いた。
「…………正直分かりません。物心つく頃から一人でいるのが当たり前で、前世で誰かと一緒に笑っている自分は想像がつかないのです」
辛かった記憶しかない。もしかしたら楽しいと感じた思い出もあったかもしれないが、印象に残っていないのだ。
だから、女神様のせいだったとしても未練の無い前世に関しては、それほど強い憎しみや恨みは生まれてこなかった。
「でも、今世は誰かと一緒にいる私が私なのです。だからもし、」
一旦区切る。
(友人と交流するのはまだ苦手で、今もタイミングを逃して付いて行かなかったけれど)
声を上げて楽しそうに精霊達と交流している二人。目が合えば、エレン様はぶんぶん手を振ってくれる。
「──この日々をノルン様によって壊される日が来るならば、その時は例え敬わなければならない女神様だったとしても憎むでしょうね」
知ってしまったから。過去のように感情を押し殺すことは出来ない。私の手には大切なものが、手放せないものが、沢山あるのだ。
結構真剣に返答したはずだが、私の答えにエルニカ猊下は満足なさらなかったらしい。衣装が汚れるのも厭わず私の隣に座り、眉間に皺を寄せた。
「…………優しすぎる。もっと怒ってもいい気がするわ」
猊下は妖精にせがまれ、くるくる指を回し発生させたそよ風を湖の方に差し向ける。風に乗った者達はキャッキャッと楽しそうな声を上げた。
「そうですか?」
「ええ、私だったら最低でもぶん殴る」
「それは怪我を負わせてしまいます」
「したところでよ。永遠の時を生きるノルン様は私と同じで死なないから。そこはこの体、便利よね」
「えっ」
それはつまりエルニカ猊下も人間ではないということで。
(神様なの?)
目を見開く私に対し優しく微笑む。
「元々は人間だったわ。色々あって今は違うけどね。それでも立場は神ではない」
「えっと……無礼を承知でお尋ねしますがエルニカ様のご年齢は……?」
容姿からして若々しく、歳をとってないように見えるが。
「エルニカとしての年齢……はいじっているから忘れちゃったわ。本当の歳はゆうに三桁超えている。猊下の地位もずっと就いている」
(???)
にわかには信じ難いが、私の身に起こっている現状も他の人から見たら同じようなもの。だから年齢のことも本当なのだろう。
(だけど)
「猊下は十年前に交代していますよね……?」
公式文書にも記載があるので間違いない。どう説明するのだろうか。
「私の後ろにいる神は何を司るか知ってるのにそれを聞くの?」
くすくすエルニカ猊下は笑う。
「ノルン様には劣るけれど、私の魔法でも御茶の子さいさいなの」
どうやら周りの記憶を改ざんしているらしい。元々素顔を晒す相手が少なく、施す対象が多くないことに加えて、猊下ほどの実力なら簡単なのかもしれない。
(とはいえ、禁忌)
記憶改ざんは高難易度の魔法であり、精神障害を負わせてしまう可能性が高いため、特別な事例では無い限り使用禁止だ。
見つかったら猊下でもただでは済まないかもしれないが、そんなヘマはしないのだろう。
「~~~ぷはっ! どうして離してくれないのですか!」
そこでようやくエルニカ猊下に押さえ付けられていたルルディが声を上げた。
「あっ忘れてたわ」
猊下は力を緩めた。
「やっと脱出できましたです。きつかったです。ぷんぷんです」
羽をパタパタさせながらぶんぶんエルニカ猊下の周りを飛ぶ。
「エルしゃまでも許しません」
ルルディは手に光を集めてそれをエルニカ猊下に投げる。が、猊下は顔色一つ変えずに手で握りつぶした。
「甘い。もっと威力を上げなくては」
猊下はクスッと笑いを零す。
「ルルディは攻撃魔法苦手なのです……エルしゃまも知ってるはずです」
不貞腐れたように頬を膨らませながら彼女はエルニカ猊下の肩に乗った。
「ルルディはただ愛し子しゃまとお近付きになりたかっただけなのです。何で邪魔されないといけないので?」
「それは他のご令嬢もいたからに決まっているわ。彼女達は何も知らないもの」
「…………そうでしたか。それは失礼しました」
羽をたたんで私の顔をしげしげ見つめる。
そうしてにっこり笑って今度は私の目の前に、空中で止まった。
「初めまして愛し子しゃま。お会いできて嬉しいです」
「……初めまして」
手を差し出せばちょこんと乗ってくれる。
「ご挨拶してすぐで申し訳ないのですが、そろそろメルディが寂しがっていそうなので戻ります」
「それは残念です。また会ってくれますか?」
(もっと話しをしたいな)
アリアとは違う属性の妖精のようで、雰囲気ものほほんとしている。
ルルディは頭に挿していた花を取って、私の耳脇の髪に挿してくれた。
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