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第二章 【過去編】イザベル・ランドール
そうしてここから始まる(5)
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(でも、乗ってみたかったな……)
大衆がよく使うという乗合馬車への憧れが捨てきれず、ユリウスに手を引かれながらも俯きかげんに歩いていると。
(あっ! これがあった)
わざとらしいほど大袈裟にイザベルは話し始める。
「ユース、神殿まで行ってたらケーキが悪くなってしまうわ。これは仕方ないわね、私は先に帰るわ!」
「その必要は無いよ。心配なら御者にケーキを持たせて乗合馬車に乗ってもらえばいい。僕でも馬車は動かせる。ほら貸して」
バッサリ切られ、反論させる隙も見せない。おまけにバスケットを奪われてしまうと、イザベルは大人しく彼と手を繋いで馬車に戻ることしかできなかった。
そんなふたりの様子を見守っていたフローラがこそこそと耳打ちしてくる。
「ベル、ユリウスさんはいつもこうなの?」
「いつもなのよ。心配性みたい」
「へぇ…………──いいなあ。わたしもそんな人が居たらいいのに」
そうフローラが独り言ちたのをイザベルは聞き取ってしまった。
フローラはいわゆる孤児だった。
彼女が聖女候補として迎え入れられたのは、人身売買をしている裏組織を国が摘発した際、売り飛ばされる寸前で牢獄に閉じ込められていたのを騎士が保護したのがきっかけだ。
どうやら幼かった彼女の出身地は、治安が悪く、教育水準の低い地域だったらしい。生まれつきあるアザが何なのかさえ、周りの大人も、彼女自身も知らなかったようだ。
身元確認のために神殿の者がフローラの両親を探したのだが、父となる人物は泥酔して橋から落ちて死亡、母となる人物は他に男を作って蒸発したらしく、連絡がつかなかった。
────と、以前イザベルは彼女自身から聞いていた。
「私はフローラのこといつも心配してるわ。それにずっとフローラの友人で居る。聖女になってもならなくても」
野暮かもしれないと思いつつ、ちょっと的外れな言葉を送る。
彼女はきょとんと首を傾げてふふっと笑った。
「そうだった。私にはベルが居たわ。本当に貴女も心配性だから」
(だって放っておけないんだもの)
姑息な嫌がらせを受けているフローラを庇い、助け出したのは数年前。それから神殿に行くたびに一緒に遊んだりするのだが、お人好しなのか、悪意に鈍いのか……会う度に仕事を押し付けられてワタワタしているフローラを見掛ける。
だからついつい世話を焼いてしまうのだった。
そんなことを考えながら馬車まで辿り着くと、ユリウスは数枚の貨幣とバスケットを御者に握らせ、事情を説明する。
御者は了解したとばかりに頭を下げてバスケットごと大衆に紛れてしまった。
「ベル、乗って」
馬車のドアを開けたユリウスがイザベルを中に入るよう促す。
イザベルが乗り込み、フローラも後に続くと、ユリウスはドアを閉めて馬車がゆっくり動き始めた。
◇◇◇
神殿に到着し、馬車から降りると正面に切羽詰まったような男性が早足に駆けてくる。
その顔に見覚えがあったイザベルはにこやかに声をかけた。
「大司教様こんにちは」
「ああ、イザベル様お久しぶりです」
汗を拭いつつ大司教はイザベルに会釈したあと、目を吊り上げた。
「すみません。その後ろにいる愚か者を引き取ってもよろしいですか」
「ひっ」
イザベルの背中に素早く隠れ、服を掴んでいたフローラの変な声が耳に届く。
「あの、わたしは……そのぉ」
「言い訳は無用です。さっさと出てきなさい」
「はい」
叱られ、しょげているフローラは、背後から横に並び、ぎゅっとバスケットの取っ手を強く握った。
「何故イザベル様と一緒にいるのですか」
「…………街で助けてもらった……ので」
フローラは目線を横に逸らしながら大司教からの詰問に数個答えた。それにより状況を把握した大司教は、イザベルに謝罪する。
「フローラが大変なご迷惑をおかけしたにもかかわらず、送っていただきありがとうございます。よく言い聞かせます」
「いえ、あまりフローラを責めないで下さいね。彼女から聞きましたけれど愛すべき子供のためにしたことなのですから」
イザベルの庇うような声にフローラがぱあっと顔を明るくしたが、次の瞬間大司教と同様に、イザベルも少しだけ目を吊り上げたことで顔色を悪くする。
「とはいえ、勝手に神殿の外に出るのはいけないわ。規則もあるでしょうに」
(一人で街に出るような無防備さは反省してもらわないといけない)
彼女はあまり自覚がないようだが、フローラも誰かから守られる立場で、守ってもらわないと危険にさらされてしまう地位にいる。
乗合馬車の件を棚に上げて、イザベルはフローラを窘めた。
「…………ごもっともです」
友人からの指摘に肩を落とし、フローラは項垂れた。そんな彼女を見た大司教は大きなため息をついたあと、手で払う仕草をする。
「早くその荷物を冷えている場所に置いてきなさい。せっかく買ってきたのに溶けたらどうするのですか」
「えっ戻っていいのですか……?」
「二度は言いません。気の変わらないうちにさっさと行きなさい」
その言葉にフローラはイザベル達に頭を下げ、場を後にした。
「では私も色々立て込んでおりましてこれで失礼……」
「──大司教様!」
そう言って大司教も戻ろうとした所をイザベルは引き止めた。
(大司教様には滅多にお会いできないし、このお方なら……)
悩みの解決への糸口を握っているかもしれない。
「何か?」
不思議そうに振り向いた大司教は足を止める。
「えっと、大司教様にお願いがありまして」
イザベルはちらりと隣に佇むユリウスに目をやり、視線を元に戻した。
「神殿内部にある書庫への入室許可を頂きたいのですが、私の立場では難しいでしょうか」
大衆がよく使うという乗合馬車への憧れが捨てきれず、ユリウスに手を引かれながらも俯きかげんに歩いていると。
(あっ! これがあった)
わざとらしいほど大袈裟にイザベルは話し始める。
「ユース、神殿まで行ってたらケーキが悪くなってしまうわ。これは仕方ないわね、私は先に帰るわ!」
「その必要は無いよ。心配なら御者にケーキを持たせて乗合馬車に乗ってもらえばいい。僕でも馬車は動かせる。ほら貸して」
バッサリ切られ、反論させる隙も見せない。おまけにバスケットを奪われてしまうと、イザベルは大人しく彼と手を繋いで馬車に戻ることしかできなかった。
そんなふたりの様子を見守っていたフローラがこそこそと耳打ちしてくる。
「ベル、ユリウスさんはいつもこうなの?」
「いつもなのよ。心配性みたい」
「へぇ…………──いいなあ。わたしもそんな人が居たらいいのに」
そうフローラが独り言ちたのをイザベルは聞き取ってしまった。
フローラはいわゆる孤児だった。
彼女が聖女候補として迎え入れられたのは、人身売買をしている裏組織を国が摘発した際、売り飛ばされる寸前で牢獄に閉じ込められていたのを騎士が保護したのがきっかけだ。
どうやら幼かった彼女の出身地は、治安が悪く、教育水準の低い地域だったらしい。生まれつきあるアザが何なのかさえ、周りの大人も、彼女自身も知らなかったようだ。
身元確認のために神殿の者がフローラの両親を探したのだが、父となる人物は泥酔して橋から落ちて死亡、母となる人物は他に男を作って蒸発したらしく、連絡がつかなかった。
────と、以前イザベルは彼女自身から聞いていた。
「私はフローラのこといつも心配してるわ。それにずっとフローラの友人で居る。聖女になってもならなくても」
野暮かもしれないと思いつつ、ちょっと的外れな言葉を送る。
彼女はきょとんと首を傾げてふふっと笑った。
「そうだった。私にはベルが居たわ。本当に貴女も心配性だから」
(だって放っておけないんだもの)
姑息な嫌がらせを受けているフローラを庇い、助け出したのは数年前。それから神殿に行くたびに一緒に遊んだりするのだが、お人好しなのか、悪意に鈍いのか……会う度に仕事を押し付けられてワタワタしているフローラを見掛ける。
だからついつい世話を焼いてしまうのだった。
そんなことを考えながら馬車まで辿り着くと、ユリウスは数枚の貨幣とバスケットを御者に握らせ、事情を説明する。
御者は了解したとばかりに頭を下げてバスケットごと大衆に紛れてしまった。
「ベル、乗って」
馬車のドアを開けたユリウスがイザベルを中に入るよう促す。
イザベルが乗り込み、フローラも後に続くと、ユリウスはドアを閉めて馬車がゆっくり動き始めた。
◇◇◇
神殿に到着し、馬車から降りると正面に切羽詰まったような男性が早足に駆けてくる。
その顔に見覚えがあったイザベルはにこやかに声をかけた。
「大司教様こんにちは」
「ああ、イザベル様お久しぶりです」
汗を拭いつつ大司教はイザベルに会釈したあと、目を吊り上げた。
「すみません。その後ろにいる愚か者を引き取ってもよろしいですか」
「ひっ」
イザベルの背中に素早く隠れ、服を掴んでいたフローラの変な声が耳に届く。
「あの、わたしは……そのぉ」
「言い訳は無用です。さっさと出てきなさい」
「はい」
叱られ、しょげているフローラは、背後から横に並び、ぎゅっとバスケットの取っ手を強く握った。
「何故イザベル様と一緒にいるのですか」
「…………街で助けてもらった……ので」
フローラは目線を横に逸らしながら大司教からの詰問に数個答えた。それにより状況を把握した大司教は、イザベルに謝罪する。
「フローラが大変なご迷惑をおかけしたにもかかわらず、送っていただきありがとうございます。よく言い聞かせます」
「いえ、あまりフローラを責めないで下さいね。彼女から聞きましたけれど愛すべき子供のためにしたことなのですから」
イザベルの庇うような声にフローラがぱあっと顔を明るくしたが、次の瞬間大司教と同様に、イザベルも少しだけ目を吊り上げたことで顔色を悪くする。
「とはいえ、勝手に神殿の外に出るのはいけないわ。規則もあるでしょうに」
(一人で街に出るような無防備さは反省してもらわないといけない)
彼女はあまり自覚がないようだが、フローラも誰かから守られる立場で、守ってもらわないと危険にさらされてしまう地位にいる。
乗合馬車の件を棚に上げて、イザベルはフローラを窘めた。
「…………ごもっともです」
友人からの指摘に肩を落とし、フローラは項垂れた。そんな彼女を見た大司教は大きなため息をついたあと、手で払う仕草をする。
「早くその荷物を冷えている場所に置いてきなさい。せっかく買ってきたのに溶けたらどうするのですか」
「えっ戻っていいのですか……?」
「二度は言いません。気の変わらないうちにさっさと行きなさい」
その言葉にフローラはイザベル達に頭を下げ、場を後にした。
「では私も色々立て込んでおりましてこれで失礼……」
「──大司教様!」
そう言って大司教も戻ろうとした所をイザベルは引き止めた。
(大司教様には滅多にお会いできないし、このお方なら……)
悩みの解決への糸口を握っているかもしれない。
「何か?」
不思議そうに振り向いた大司教は足を止める。
「えっと、大司教様にお願いがありまして」
イザベルはちらりと隣に佇むユリウスに目をやり、視線を元に戻した。
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