95 / 126
第三章 不穏な侍女生活
降りかかる(3)
しおりを挟む
「へい、か?」
ようやく発せられたびっくりするほどか細い。濡れ羽色と言えば私の中でユースしかいない。だから陛下と尋ねたのだけれど、長身の人物は否定しないから当たっているみたいだ。
段々とはっきりとした視界を取り戻しつつあった私には、不機嫌な彼が映っていた。
ユースはぼろぼろな私を見下ろしているが、視線が合うと唇を歪めた。
「──何奴も此奴もまったく煩わしい」
無言で近づいてきたユースは私を押し潰そうとしていた戸棚を横に退かしてくれたので、幾分か呼吸が楽になった。
「テレーゼ、お前は顔を合わせる度に毎度何かに巻き込まれているな」
「そういう運命……なのでしょう」
痛みを堪えながら浅い呼吸を繰り返す。
「陛下こそ、もしかして…………わたしを探しに来てくださったのですか」
「たまたま通りかかっただけだ」
ぶっきらぼうな物言いに「嘘が下手ね」と心の中で言う。
「ええ、ですがわたしを見つけてくださったのは陛下ですから。勝手に探しに来てくださったのだとわたしは思うことにしますね」
「だから違うと言っているだろう」
私の頬に触れる寸前でピタリと止まる。ユースの視線が注がれるのは自身が伸ばした手のひらで、着けていた手袋は汚れていた。
(…………血?)
ユースは舌打ちをして脱いだ手袋を投げ捨てた。前髪をかき揚げ、不機嫌さを隠そうともせず、起き上がれない私の腰の部分を掴んだ。
「揺れるが我慢してくれ」
グッと持ち上げられ、素早く体勢を整えられる。気づいた時には横抱きにされ、ぶらんとしていた両腕は彼の首にかけられるよう動かされていた。
「…………陛下自ら運んでいただけるのですか」
てっきり他の者を呼んでくるのかと思っていた。
「何驚いた顔をしているんだ。こちらの方が効率がいいだろう」
「ええ、そう、そうなのですが」
すんなりと抱き上げられたので戸惑ってしまう。
常時であれば皇宮内でユースに抱き抱えられるなんて! と恥じて全力でお断りするが、今回ばかりは一歩も動けそうにないので甘えさせていただく。
監禁されてから気を失っている間にそこそこ時間は経っていたようで、真上の少しズレた辺りにあった太陽は傾き、廊下はオレンジ色に包まれ始めていた。
怪我をした私を気遣ってか揺れないようにしつつも駆け足に近い速度で廊下を進む。
途中、ヘンドリック様が合流してきた。
「陛下、侍女を捕らえて監禁場所を吐かせましたが…………」
「もう見つけた。愚か者はそのまま地下牢にでも放り込んでおけ」
抱えられた私が顔を上げると、ヘンドリック様は心底安堵したように肩をなでおろした。
「侯爵が喚き散らしそうですが」
「知らん。騒ぐなら侯爵も地下に連行しろ。追って沙汰するとだけ告げておけ」
「かしこまりました」
ヘンドリック様と別れ、通されたのは皇宮の中でも豪奢な一角だった。寝台が設置されているので誰かの寝室か、客室なのだろう。
怪我が痛まないようゆっくり寝台に降ろされた私の元に、これまた脅されたのか、尋常ではないほど冷や汗をかき、怯えた目をした神官が息絶え絶えに駆けつけてきた。
「お、お呼びでしょうか」
「治せ」
「と言いますと……」
「お前の目は節穴か。患者は目の前にいるだろう」
寝かされたボロボロな私と目が合うと神官は飛び跳ねた。
「し、失礼致しました! 直ちに!」
身に纏う装束から神殿の中でも高位の神官だ。皇宮には万が一に備え、聖女の扱う治癒に似た回復系統の祝福を行使できる者を常時待機させていると聞く。
たらたらと汗を流しながら私の手を取って祝福をかけ始めた神官様は敬うべき存在なのに、背中から注がれる威圧によってすっかり威厳が損なわれていた。
ぽわぽわと温かな光の粒が私を包んでいく。握られた手からも注ぎ込まれているのが分かるくらい、温かな力が私の中に入っていく。
みるみるうちに手の甲にあった切り傷が塞がり、頭痛も引いていく。
(……神官様が扱える祝福って凄いわ)
ものの数分で劇的に体調が良くなる。頬に血色が戻った私を見て、神官は睨むユースから逃げるように退出した。
神官が去った途端、ユースは私にとって残酷な宣告を下す。
「この件でよく理解した。テレーゼ、職を辞して伯爵邸に戻れ」
(はい?)
待ってほしい。どうしたらその選択になるのだろうか。過程を説明してほしい。
「履歴書を確認した。デューリング伯爵家であれば無理に働く必要はないだろう。管轄は違うが、伯爵や子息の仕事ぶりは耳に入ってくる。このままいけば順当に子息の方は出世できるはずだ。ならば尚更貴女が働く理由は存在しない」
言い切ったユースは清々しそうだが、こちらとしては次から次へと問題が発生して理解が追いつかない。
「すみません。陛下のご説明だけでは納得しかねます」
そうして懇願する。
「僭越ながら陛下は私が給金目当てで働いているとお思いのようですが、違います。ですのでこの職を取り上げられるのは陛下のご命令とあっても承諾しかねるのです」
まだまだ探らなければならないことが沢山ある。それに純粋にこの仕事が好きだった。陰湿な嫌がらせやどろどろとした争いもあるけれど、伯爵邸でのんびりするより身体を動かす方が性に合っているのだ。
なのでたったそれだけの理由で辞職を迫られるのは、皇帝と言えどいただけなかった。
「どうかご再考をお願いいたします」
深く頭を下げるとこれまで聞いてきた中でも特大のため息が聞こえてきた。
「なら、私の目の届く範囲にいろ」
ようやく発せられたびっくりするほどか細い。濡れ羽色と言えば私の中でユースしかいない。だから陛下と尋ねたのだけれど、長身の人物は否定しないから当たっているみたいだ。
段々とはっきりとした視界を取り戻しつつあった私には、不機嫌な彼が映っていた。
ユースはぼろぼろな私を見下ろしているが、視線が合うと唇を歪めた。
「──何奴も此奴もまったく煩わしい」
無言で近づいてきたユースは私を押し潰そうとしていた戸棚を横に退かしてくれたので、幾分か呼吸が楽になった。
「テレーゼ、お前は顔を合わせる度に毎度何かに巻き込まれているな」
「そういう運命……なのでしょう」
痛みを堪えながら浅い呼吸を繰り返す。
「陛下こそ、もしかして…………わたしを探しに来てくださったのですか」
「たまたま通りかかっただけだ」
ぶっきらぼうな物言いに「嘘が下手ね」と心の中で言う。
「ええ、ですがわたしを見つけてくださったのは陛下ですから。勝手に探しに来てくださったのだとわたしは思うことにしますね」
「だから違うと言っているだろう」
私の頬に触れる寸前でピタリと止まる。ユースの視線が注がれるのは自身が伸ばした手のひらで、着けていた手袋は汚れていた。
(…………血?)
ユースは舌打ちをして脱いだ手袋を投げ捨てた。前髪をかき揚げ、不機嫌さを隠そうともせず、起き上がれない私の腰の部分を掴んだ。
「揺れるが我慢してくれ」
グッと持ち上げられ、素早く体勢を整えられる。気づいた時には横抱きにされ、ぶらんとしていた両腕は彼の首にかけられるよう動かされていた。
「…………陛下自ら運んでいただけるのですか」
てっきり他の者を呼んでくるのかと思っていた。
「何驚いた顔をしているんだ。こちらの方が効率がいいだろう」
「ええ、そう、そうなのですが」
すんなりと抱き上げられたので戸惑ってしまう。
常時であれば皇宮内でユースに抱き抱えられるなんて! と恥じて全力でお断りするが、今回ばかりは一歩も動けそうにないので甘えさせていただく。
監禁されてから気を失っている間にそこそこ時間は経っていたようで、真上の少しズレた辺りにあった太陽は傾き、廊下はオレンジ色に包まれ始めていた。
怪我をした私を気遣ってか揺れないようにしつつも駆け足に近い速度で廊下を進む。
途中、ヘンドリック様が合流してきた。
「陛下、侍女を捕らえて監禁場所を吐かせましたが…………」
「もう見つけた。愚か者はそのまま地下牢にでも放り込んでおけ」
抱えられた私が顔を上げると、ヘンドリック様は心底安堵したように肩をなでおろした。
「侯爵が喚き散らしそうですが」
「知らん。騒ぐなら侯爵も地下に連行しろ。追って沙汰するとだけ告げておけ」
「かしこまりました」
ヘンドリック様と別れ、通されたのは皇宮の中でも豪奢な一角だった。寝台が設置されているので誰かの寝室か、客室なのだろう。
怪我が痛まないようゆっくり寝台に降ろされた私の元に、これまた脅されたのか、尋常ではないほど冷や汗をかき、怯えた目をした神官が息絶え絶えに駆けつけてきた。
「お、お呼びでしょうか」
「治せ」
「と言いますと……」
「お前の目は節穴か。患者は目の前にいるだろう」
寝かされたボロボロな私と目が合うと神官は飛び跳ねた。
「し、失礼致しました! 直ちに!」
身に纏う装束から神殿の中でも高位の神官だ。皇宮には万が一に備え、聖女の扱う治癒に似た回復系統の祝福を行使できる者を常時待機させていると聞く。
たらたらと汗を流しながら私の手を取って祝福をかけ始めた神官様は敬うべき存在なのに、背中から注がれる威圧によってすっかり威厳が損なわれていた。
ぽわぽわと温かな光の粒が私を包んでいく。握られた手からも注ぎ込まれているのが分かるくらい、温かな力が私の中に入っていく。
みるみるうちに手の甲にあった切り傷が塞がり、頭痛も引いていく。
(……神官様が扱える祝福って凄いわ)
ものの数分で劇的に体調が良くなる。頬に血色が戻った私を見て、神官は睨むユースから逃げるように退出した。
神官が去った途端、ユースは私にとって残酷な宣告を下す。
「この件でよく理解した。テレーゼ、職を辞して伯爵邸に戻れ」
(はい?)
待ってほしい。どうしたらその選択になるのだろうか。過程を説明してほしい。
「履歴書を確認した。デューリング伯爵家であれば無理に働く必要はないだろう。管轄は違うが、伯爵や子息の仕事ぶりは耳に入ってくる。このままいけば順当に子息の方は出世できるはずだ。ならば尚更貴女が働く理由は存在しない」
言い切ったユースは清々しそうだが、こちらとしては次から次へと問題が発生して理解が追いつかない。
「すみません。陛下のご説明だけでは納得しかねます」
そうして懇願する。
「僭越ながら陛下は私が給金目当てで働いているとお思いのようですが、違います。ですのでこの職を取り上げられるのは陛下のご命令とあっても承諾しかねるのです」
まだまだ探らなければならないことが沢山ある。それに純粋にこの仕事が好きだった。陰湿な嫌がらせやどろどろとした争いもあるけれど、伯爵邸でのんびりするより身体を動かす方が性に合っているのだ。
なのでたったそれだけの理由で辞職を迫られるのは、皇帝と言えどいただけなかった。
「どうかご再考をお願いいたします」
深く頭を下げるとこれまで聞いてきた中でも特大のため息が聞こえてきた。
「なら、私の目の届く範囲にいろ」
43
あなたにおすすめの小説
ポンコツ娘は初恋を諦める代わりに彼の子どもを所望する
キムラましゅろう
恋愛
辺境の田舎から聖騎士となった大好きな幼馴染フェイト(20)を追って聖女教会のメイドとして働くルゥカ(20)。
叱られながらもフェイトの側にいられるならとポンコツなりに頑張ってきた。
だけど王都で暮らして四年。そろそろこの先のない初恋にルゥカはケリをつける事にした。
初恋を諦める。諦めるけど彼の子供が欲しい。
そうしたらきっと一生ハッピーに生きてゆけるから。
そう決心したその日から、フェイトの“コダネ”を狙うルゥカだが……。
「でも子供ってどうやって作るのかしら?」
……果たしてルゥカの願いは叶うのか。
表紙は読者様CさんがAIにて作成してくださいました。
完全ご都合主義、作者独自の世界観、ノーリアリティノークオリティのお話です。
そして作者は元サヤハピエン至上主義者でございます。
ハピエンはともかく元サヤはなぁ…という方は見なかった事にしていただけますと助かります。
不治の誤字脱字病患者が書くお話です。ところどころこうかな?とご自分で脳内変換しながら読むというスキルを必要とします。
そこのところをご了承くださいませ。
性描写はありませんが、それを連想させるワードがいくつか出てまいります。
地雷の方は自衛をお願いいたします。
小説家になろうさんにも時差投稿します。
【電子書籍化・1月末削除予定】余命一カ月の魔法使いは我儘に生きる
大森 樹
恋愛
【本編完結、番外編追加しています】
多くの方にお読みいただき感謝申し上げます。
感想たくさんいただき感謝致します。全て大切に読ませていただいております。
残念ですが、この度電子書籍化に伴い規約に基づき2026年1月末削除予定です。
よろしくお願いいたします。
-----------------------------------------------------------
大魔法使いエルヴィは、最大の敵である魔女を倒した。
「お前は死の恐怖に怯えながら、この一カ月無様に生きるといい」
死に際に魔女から呪いをかけられたエルヴィは、自分の余命が一カ月しかないことを知る。
国王陛下から命を賭して魔女討伐をした褒美に『どんな我儘でも叶える』と言われたが……エルヴィのお願いはとんでもないことだった!?
「ユリウス・ラハティ様と恋人になりたいです!」
エルヴィは二十歳近く年上の騎士団長ユリウスにまさかの公開告白をしたが、彼は亡き妻を想い独身を貫いていた。しかし、王命により二人は強制的に一緒に暮らすことになって……
常識が通じない真っ直ぐな魔法使いエルヴィ×常識的で大人な騎士団長のユリウスの期間限定(?)のラブストーリーです。
※どんな形であれハッピーエンドになります。
【完結】騎士団長の旦那様は小さくて年下な私がお好みではないようです
大森 樹
恋愛
貧乏令嬢のヴィヴィアンヌと公爵家の嫡男で騎士団長のランドルフは、お互いの親の思惑によって結婚が決まった。
「俺は子どもみたいな女は好きではない」
ヴィヴィアンヌは十八歳で、ランドルフは三十歳。
ヴィヴィアンヌは背が低く、ランドルフは背が高い。
ヴィヴィアンヌは貧乏で、ランドルフは金持ち。
何もかもが違う二人。彼の好みの女性とは真逆のヴィヴィアンヌだったが、お金の恩があるためなんとか彼の妻になろうと奮闘する。そんな中ランドルフはぶっきらぼうで冷たいが、とろこどころに優しさを見せてきて……!?
貧乏令嬢×不器用な騎士の年の差ラブストーリーです。必ずハッピーエンドにします。
子供が可愛いすぎて伯爵様の溺愛に気づきません!
屋月 トム伽
恋愛
私と婚約をすれば、真実の愛に出会える。
そのせいで、私はラッキージンクスの令嬢だと呼ばれていた。そんな噂のせいで、何度も婚約破棄をされた。
そして、9回目の婚約中に、私は夜会で襲われてふしだらな令嬢という二つ名までついてしまった。
ふしだらな令嬢に、もう婚約の申し込みなど来ないだろうと思っていれば、お父様が氷の伯爵様と有名なリクハルド・マクシミリアン伯爵様に婚約を申し込み、邸を売って海外に行ってしまう。
突然の婚約の申し込みに断られるかと思えば、リクハルド様は婚約を受け入れてくれた。婚約初日から、マクシミリアン伯爵邸で住み始めることになるが、彼は未婚のままで子供がいた。
リクハルド様に似ても似つかない子供。
そうして、マクリミリアン伯爵家での生活が幕を開けた。
殿下、毒殺はお断りいたします
石里 唯
恋愛
公爵令嬢エリザベスは、王太子エドワードから幼いころから熱烈に求婚され続けているが、頑なに断り続けている。
彼女には、前世、心から愛した相手と結ばれ、毒殺された記憶があり、今生の目標は、ただ穏やかな結婚と人生を全うすることなのだ。
容姿端麗、文武両道、加えて王太子という立場で国中の令嬢たちの憧れであるエドワードと結婚するなどとんでもない選択なのだ。
彼女の拒絶を全く意に介しない王太子、彼女を溺愛し生涯手元に置くと公言する兄を振り切って彼女は人生の目標を達成できるのだろうか。
「小説家になろう」サイトで完結済みです。大まかな流れに変更はありません。
「小説家になろう」サイトで番外編を投稿しています。
【本編完結・番外編追記】「俺は2番目に好きな女と結婚するんだ」と婚約者が言っていたので、1番好きな女性と結婚させてあげることにしました。
As-me.com
恋愛
ある日、偶然に「俺は2番目に好きな女と結婚するんだ」とお友達に楽しそうに宣言する婚約者を見つけてしまいました。
例え2番目でもちゃんと愛しているから結婚にはなんの問題も無いとおっしゃりますが……そんな婚約者様はとんでもない問題児でした。
愛も無い、信頼も無い、領地にメリットも無い。そんな無い無い尽くしの婚約者様と結婚しても幸せになれる気がしません。
ねぇ、婚約者様。私は他の女性を愛するあなたと結婚なんてしたくありませんわ。絶対婚約破棄します!
あなたはあなたで、1番好きな人と結婚してくださいな。
番外編追記しました。
スピンオフ作品「幼なじみの年下王太子は取り扱い注意!」は、番外編のその後の話です。大人になったルゥナの話です。こちらもよろしくお願いします!
※この作品は『「俺は2番目に好きな女と結婚するんだ」と婚約者が言っていたので、1番好きな女性と結婚させてあげることにしました。 』のリメイク版です。内容はほぼ一緒ですが、細かい設定などを書き直してあります。
*元作品は都合により削除致しました。
さよなら、私の初恋の人
キムラましゅろう
恋愛
さよなら私のかわいい王子さま。
破天荒で常識外れで魔術バカの、私の優しくて愛しい王子さま。
出会いは10歳。
世話係に任命されたのも10歳。
それから5年間、リリシャは問題行動の多い末っ子王子ハロルドの世話を焼き続けてきた。
そんなリリシャにハロルドも信頼を寄せていて。
だけどいつまでも子供のままではいられない。
ハロルドの婚約者選定の話が上がり出し、リリシャは引き際を悟る。
いつもながらの完全ご都合主義。
作中「GGL」というBL要素のある本に触れる箇所があります。
直接的な描写はありませんが、地雷の方はご自衛をお願いいたします。
※関連作品『懐妊したポンコツ妻は夫から自立したい』
誤字脱字の宝庫です。温かい目でお読み頂けますと幸いです。
小説家になろうさんでも時差投稿します。
一途な皇帝は心を閉ざした令嬢を望む
浅海 景
恋愛
幼い頃からの婚約者であった王太子より婚約解消を告げられたシャーロット。傷心の最中に心無い言葉を聞き、信じていたものが全て偽りだったと思い込み、絶望のあまり心を閉ざしてしまう。そんな中、帝国から皇帝との縁談がもたらされ、侯爵令嬢としての責任を果たすべく承諾する。
「もう誰も信じない。私はただ責務を果たすだけ」
一方、皇帝はシャーロットを愛していると告げると、言葉通りに溺愛してきてシャーロットの心を揺らす。
傷つくことに怯えて心を閉ざす令嬢と一途に想い続ける青年皇帝の物語
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる