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第二部 お兄ちゃん、待っててね!/ラッキースケベは必・・・あぁ! そんなものねぇーよ!!
スライムの魔王とアリの魔王
しおりを挟む私たちは一度ファイレルの城に戻り王様へイフリートと虐殺のリッチの討伐の報告をした。
王様をはじめファイレルの国民の熱い歓迎を受けた。
何より国民はイフリートを討伐し呪いが無くなったことにより気温が下がり過ごしやすく農作物、水源の心配をしなくて済むようになった。
今後は国もいっそう豊かになっていくのではないだろうか。
その後、私たちはチームを二つに分けた。
討伐チームと居残りチーム
1軍と2軍
積極的なチームと積極的ではないチーム
まぁ、色々と言い方はある。
イフリートと虐殺のリッチの討伐遠征の時に茜と織田以外・・・・・
申し訳ない。
詩織の3人以外いてもいなくても関係ないということが露見したので分けることにした。
男子は平内以外居残りを希望したのだが・・・・・・
織田!! お前だけは強制的に連れて行く!!
勇者である織田が残るという選択肢は無い。
意外なことに戦闘職でない平内が遠征に参加を希望したのには驚いたが危険が伴うので強制的に居残り組にした。
なぜ、平内が遠征軍に参加を希望したのか?
多分、茜のドーナツ・クッションだと私は思っている。
平内君、茜の女子力にやられちゃったのかな?w
それにしても情けない男子たちだ。
碧さんだったらクラスの女子が遠征に参加するのだったら
「俺が代わりに行く!」
と言うに違いない。
たった1歳しか違わないのにこの差は何なのだろうか。
遠征部隊は茜、織田、詩織、千代、そして当然のごとく私になった。
私が行かなければ茜の暴走を誰が止めるというのか?
私以外茜を大人しくさせることが出来ないのだから当たり前だ。
茜は
「加奈がいると自由にできな~~~~い」
とか言っていたけど内心参加を凄く喜んでいることを私は知っている。
居残り組が藤吉、明石、平内、理沙、桃花になった。
平内は錬金術のスキルを日常生活系の物に振ってハルフェルナの暮らしを豊かにしたいようだ。
まじめな平内らしい。
騎士団の方も人数を大幅に減らし10人にした。
100人単位だと移動速度がどうしても遅くなってしまうので最低限の人数ということで茜をはじめ5人に騎士団10人、そして王子の合計16人で編成となった。
その後、討伐部隊は西を目指しスライムの魔王を討伐した。
100mを超える巨大なスライムでこのスライムが通った後には生物は何も残っていなかった。
このスライムは私たちを見つけると球体の体から触手のような手を伸ばし、私、茜、詩織、千代の4人を体に取り込み消化しようとした。
消化される前に茜がスライム内部で破壊魔法・Destructionを放ち難を逃れた。
が、茜以外着ている服を溶かされあられもない裸体を晒す事になった。
王子や織田にまで恥ずかしい姿を見られてしまい、しばらく顔をあわせることが出来なかった。
織田などは詩織と顔を合わせると思い出したように鼻の下を伸ばしだらしない顔をする。
その度に茜からアイアンクローを貰っていた。
何故茜だけが剥かれなかったのかというとロゼのローブのおかげで服は一切溶ける事はなかった。
ずるいぞ、茜。
小さくなって弱ったところを危険を察知し逃げ出していた織田が封印したのだった。
スライムは青い王冠になった。
そして、2日後にはクロム・アントという蟻の魔王の巣に向かい討伐を開始した。
今までと違い部下の蟻に行く手を阻まれ巣に近づくことが難しかったが、茜が巣から援軍が出てこないように巨大なアイスボールで巣穴の出口を塞ぎ、外にでていた先発部隊を殲滅後、巣穴に大量に水を流し込み手下の働き蟻を溺死させた後、ノコノコと出てきた魔王・クロム・アントを茜がタナの剣で足を切り取り息も絶え絶えになったところを織田が封印した。
クロム・アントは銀にブレスレットになった。
そして、今、ファイレル王国最後の魔王の住む城の前に到着した。
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