どこにでもある異世界転移~第三部 俺のハーレム・パーティはやっぱりおかしい/ラッキースケベは終了しました!

ダメ人間共同体

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第二部 お兄ちゃん、待っててね!/ラッキースケベは必・・・あぁ! そんなものねぇーよ!!

スケさん!カクさん!

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「キャーーー悪魔!!」

アリアが戻ってきた2匹のデビルロードを見て驚く。
反射的に魔法を唱えようとする。

「聖魔法!! 浄・・・・・・」

「ダメーーー!アリア様」

と詩織がデビルロードの前に両手を広げ立ちはだかった。

「アリア様、その悪魔たちは大魔王さんの部下です」

と千代もアリアと悪魔の間に立ちはだかった。

「え? そうなんですか?」

「そうそう、俺たち味方。味方!」
と太った悪魔が両手を上げ降伏のポーズをしながら言うと

「危ない、危ない、 浄化されるところだったぜ。せっかく大魔王様からお呼びが掛かったのに。
 もう少し遊んでいたいからな」
と痩せた悪魔が言う。
 
詩織が織田や千代たちの剣に聖魔法を掛けて回る。

「加奈ちゃんや理沙ちゃんたちの杖にも掛けておいた方がいいわね」

「詩織殿、私の剣にもお願いします」
とアルファが自分の愛剣を取り出すと。

「王子様はアリア様に掛けて貰ってくださいね」
とウインクをした。


「聖女さん、俺の爪にも聖魔法を掛けてくれないか?」
太った悪魔がアリアに聞くと、

「聖魔法ですよ、大丈夫ですか?」

「大丈夫、大丈夫。
 これでも魔族界の有力者だからトビッキリの強力な聖魔法を掛けてくれ」

アリアは目を瞑り太った悪魔の巨大な爪に聖魔法を唱える。

「おーーー効く、効く! 
 こりゃ強力だ。
 さすが当代随一の聖女さまだ」

太った悪魔は魔法を掛けられた爪をペロッと舐める。

「うがーーー!意識がブッ飛びそうだ!」

「カクタス! お前は馬鹿なのか?」

「うるせーー!これがいいんだよ! お前も早く掛けてもらえ!」

痩せた悪魔も聖魔法を掛けてもらう。

「うぉーーこれは凄い。
 死にそうだ。ハハハハハハ」


その光景を見た加奈はブラドーの耳元で尋ねた。

「あの二人、本当に強い悪魔なんですか?」

「ハイ、魔族の間では手が付けられないので有名なデビルロードですよ。
 フェネクシーがいなければ悪魔族はどちらかが大魔王の座を巡って二分する戦いになったことでしょう」

「そんなに凄いんですか?」

「二人とも残虐で有名ですよ。
 痩せた方は『泣く子がいたら口を縫い付けて泣くのをやめさせる』
 太った方は『泣く子がいたら泣き止むまで殴りつける』
 と言われていますから」

「ウワーー怖い」

「そのくせ二人して『M』ですが」

「ヘンタイ悪魔なんですね」

今は優しいおじいちゃんだが平然と二人を従えているフェネクシーはやはり大魔王の名に相応しい悪魔なのだろうと考える加奈であった。



そこへライキンが茜を小脇に抱え戻ってきた。

「茜! どうした! やられたのか!!」

「茜ちゃん、ヒールいる?」

加奈と詩織が心配になり駆け寄ってくる。

「え・・・・・・幽霊、怖いんだもん・・・・・」

加奈と詩織はガックリ肩を落とした。

「こいつ、ゴーストが出てきた瞬間、腰抜かしたんだぞ!
 強いのか弱いのか分からんヤツだ!!」

「虫とか幽霊は専門外なの!!」




アリアがアルファの剣に聖魔法をゆっくり強くかけている。
誰がどう見ても丁寧に誰よりも強く掛けている様が分かる。
それをみた悪魔2匹はアリアに近寄り

「聖女さん、そんな軟弱な男より俺!
 スケルシャール・アリファルベルド・ハプス・ケイサンの女王様にならないか?」

「いや俺、俺!
 カクタス・グリングダーク・エデダクスカク・サーランの方がもっといい男だぜ!!
 俺の女王様に!!」

とアルファとアリアの間に割り込み二人の時間を邪魔しようとする。


ガシッ!!

久しぶりのアイアンクローが炸裂した!!

「他人の恋路を邪魔する奴は、この茜ちゃんが許さないわよ!!」

「うがーーーいてーーー
 頭が潰れる!! 死ぬ! 死ぬーーーーー!!」
太った悪魔が叫ぶ。

「ウウウウウウ!! 痛い!痛い!!痛い!!! 頭蓋骨がメキメキいってる!!
 や、やめろーーー!」
痩せた悪魔が絶叫する。

「お前たち!正座!!」
茜が手を離し2匹の悪魔に命令を下す。
2匹が反抗する素振りを見せるともう一度アイアンクローのポーズを決める。
2匹の悪魔は素早く絵に描いたような正座をした。

「二人は相思相愛で近いうちに結婚するんだから横からチャチャ入れるのは無粋よ!!
 スパッと身を引き祝ってあげるのが男と言うもんでしょ!!
 分かった!!
 スケ・・・・・・○×△□さん!
 カク・・・・・・◆○△◇さん!!
 あ~~~言いにくい!!
 あなたたちは今からスケさん、カクさんに決定!!」

「ちょっと待て! 人の名前を横暴だぞ!
「意義あり!!」

「あなたたちも名のある凄い悪魔なんでしょ~
 だったら小さいことでグダグダ言わないの!」

「そうだぞ! スケルシャール! カクタス!! 姫様に名前を付けていただくだけでも光栄だと思え!!
 私も付けて欲しいくらいだ!! 有り難く思え!!」

「チッ!うるさいぞ、ブラドー!」 
スケさんが吠える。

「吸血鬼風情が偉そうに言うな!!」
カクさんも追従する。

「ブラドーさんも名前がいるの?
 ブラドーさんはブラドーさんだからな~
 あだ名ならやっぱり『伯爵」よね~」

「『伯爵』ですか。 ありがとうございます。
 これからは『伯爵』とお呼び下さい」
とブラドーは跪き臣下の礼を取った。

ブラドーの後では加奈が顔を押さえながら頭を振っていた。

「おい、白田。お前いつから領地を与えられる身分になったんだよ」
と織田のツッコミが入ったが誰も聞いていなかった。
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