182 / 304
第二部 お兄ちゃん、待っててね!/ラッキースケベは必・・・あぁ! そんなものねぇーよ!!
終結
しおりを挟む「おお、やべーー!血が止まらん!」
ライキンは尋常では無い回復力で傷口などは目に見えて塞がっていくのだがシャムシールから発せられる黒い靄のせいなのかいつものように傷口がふさがる事は無かった。
「ヒール!!」
それを見た茜が慌てて回復魔法を掛け傷口を塞ぐ。
「これは気をつけねーと、やばそうだな!!」
「ケダモノ!いつものように雑な戦い方をしているといくらお前でも危ないぞ!ハハハハ」
アクアが嘲笑う。
「うるせーー! 獣王と言われるライキン様を舐めるなよ!」
ライキンを中心に右に茜、左にブラドーが剣を構えた。
その様を見やったアクアは
「お前たち! カヨワイ私に3人がかりとは卑怯にもほどがあるぞ!
一対一で戦おうという気は無いのか?」
「うぐぐ」
ライキンが唸る。
「何言っているのよ! ライキンさんみたいに大きくなってカヨワイとかどの口が言っているの?
私達の世界の『戦隊モノ』はね~正義の味方が集団で悪いヤツをボコボコにするのがお約束なの!!」
と茜はタナの剣を突き付け答える。
「なんだ!その『戦隊モノ』とは!どっちが悪人なのか分からないでは無いか!
正義の味方がそんな卑怯なことをしては筋が通らないでは無いか!」
「あなたが悪人に決まっているでしょ!」
あなたの大好きな戦いは可能な限り最大戦力を導入するんでしょ」
「フ!」
アクアは痛いところを突かれたと思ったが鼻で笑った。
そして続けた。
「お前たちに騎士道精神は無いのか?」
「亜人さんたちを奴隷にしているような輩が騎士道精神とか言わないでよ。
うりゃーー!」
というと茜は斬りかかった。
ガン! ガキン!
と甲高く重い音が響く。
「フフフフ!軽いな!
アリーナ様にやられた足のダメージか!」
「にゃにお~~~! 茜ちゃんはそんなことには負けない!!」
思いのほかアリーナに斬られた足にダメージが残っている。
地面を蹴って近づくのにも鍔迫り合いのときの踏ん張りが利かないために剣に力が入っていない。
ガン!!
ガキキン!!
と音が響く。
ブラドーが細身の剣でアクアの左脇腹を突きさす。
「ウグ!」
とアクアが唸ったが剣を抜こうとするが抜けない!
焦るブラドー!
アクアは体の筋肉を硬直させ剣を抜けないようにしたのだった。
チャンスとばかりに殴りつけるとブラドーは華麗に舞うようなバックステップで回避する。
「ブラドー! お前の動きは一々癇に障る!!」
「ふふ。 伯爵ですから。
姫様から貴族の称号を頂いたのでね」
とブラドーはアクアを馬鹿にしたように笑う。
「ふ! 似非伯爵が! ファイヤーボール!!」
アクアは怒りまかせに魔法を放つがブラドーは魔法障壁で対抗する。
「ライキン、貴様もボケッとしてないで働け!!」
「お、おう!!」
ライキンは鉤爪に渾身の力をこめ振り下ろす。
ゴガン!!
と鈍い音が響く。
アクアは巨大なシャムシールで防ぐ。
「サンダーアロー!!」
ブラドーが刺さっている自分の剣を目掛け魔法を唱えた。
「うううぐーー!」
アクアの体に雷が走ったのが分かった。
「バカヤロー!俺まで感電したじゃねーか!」
ライキンの体毛は全て逆立っていた。
「その程度でお前が死んだら誰も苦労はしない!!」
「ブラドー!お前は味方なのか敵なのか!!」
「私は姫様の騎士だ!」
「あーーそうだったな」
とライキンはブラドーに対するイラつきをアクアにぶつけた。
アクアがシャムシールで攻撃を受けるとまたブラドーは自分の剣を目掛け雷撃魔法を繰り出した。
そしてまた感電するアクア。
その瞬間、茜は俊足を使い、全ての力も振り絞りタナの剣に全ての力を込めアクアに突き刺した。
「グサッ!」
タナの剣はアクアの右脇腹に刺さりブラドー剣を押し出し左の脇腹から飛び出した。
そしてタナの剣を引き抜き右肩から斬りつけた。
血が吹き出し誰が見ても重症な常態である事が分かった。
ピカッ!!
アクアは右脇腹を抑え目潰しのハイフラッシュを唱えると神殿跡の方へと逃げていった。
「目がーーーー!!」
茜たちはもろにハイフラッシュを至近距離から浴び視力が回復するのに少しだけ時間を要した。
視力が回復したときにはアクアは目の前にはおらず血が神殿跡の方へ続いていた。
「追いかけましょう!」
3人は頷き神殿の跡地へ走っていった。
神殿の大聖堂と思われる場所の一段高い位置には汚れた勇者・ロゼと思われる石像があった。
何とか形状は保たれているが至るところが欠けている状態だった。
アクアの血はその石像の足元へ通じていた。
足元には扉があり扉の奥を覗くと地下へと通じていた。
地下道は広く、余裕を持って人が通れる広さになっていた。
「なぜ、こんなに広いの?」
疑問に思った茜がブラドーに聞くと。
「何かあったときの地下壕、食料庫であったと聞いていいます」
「なるほど」
血は奥へ奥へ、下へ下へと続く
辿っていくと、ひと際大きい扉の部屋に通じていた。
部屋はとても広く中へ入ると
アクアはシャムシールで体を支えるように立っていた。
「もう観念しなさい!! あなたの負けよ!!」
茜が剣を構えるとブラドー、ライキンも戦闘体制を整えた。
「私の負けだ。
だが、お前たちにヤラレるわけにはいかない!!
我が母アリーナ様、あなたの下へ旅立ちます!」
と言うと巨大なシャムシールで自分の喉を突き絶命した。
一瞬、まばゆい光を放ったかと思うと、そこには今まで見たものより大きなゲートがあった。
それに呼応するように巨大なシャムシールも粉々になり消えていった。
終わった。
と一息つこうとしたとき。
アクアが散ったゲートの上空にアリーナが現れた。
「勇者・茜!
今回は私の負けね。
が、神にはたらいた数々の無礼!
けして許すことは出来ない!
何れこの決着はつけさせてもらうわ」
というとゆっくり消えていった。
取りあえずはこれで終わったのだろう。
と、安堵した茜たちであった。
「オーーイ、お前ら大丈夫か!なんだ、終わっちまったのかよ!
俺たちももっと暴れたかったな~」
「お、ゲートがあるじゃん!
あの女も『魔王』になったんだな」
スケさん、カクさんがやってきた。
「女! お前も魔王にならないように気をつけろよ!」
スケさんが言うとブラドーが怒気を発しながら
「姫様に何を無礼な事を言っているんだ!
聡明な姫様は『女神』になることがあっても『魔王』なんぞになる訳が無いだろ!」
それを聞いたスケさんはカクさんの方を向いて二人で肩を竦めあった。
茜はゲートになったアクアに触れながら
「あなたも可哀想な人だったのね。
愛してくれる人がいなかったから、こんなことになっちゃって。
せめてその安いプライドさえなければ・・・・・
聖女になれなくてもアリア様と一緒にさえいることが出来たら・・・・
世の中のために何か残せたのかもしれないわね・・・・
それとも生きていくことが辛かったの・・・・」
茜はマシンガンをそっとゲートになったアクアの隣に置いた。
それはアクアが一人寂しくないようにか?
碧なら必ずロゼの神殿の跡地に来ると思ったのか?
はたまた・・・・・
茜たちが地上へ上がると加奈を初めアルファやフェネクシーも集まっていた。
「終わったわよ」
と茜が言うと
「アカネーーー!!」
「茜ちゃん!!」
といって加奈と詩織が飛びついてきた。
「怪我は無い?大丈夫か?」
「茜ちゃん、ヒール、いる?」
「もう大丈夫よ~~ブラドーさんやライキンさんがいるんだもん!
負けるわけ無いじゃない!!」
「茜さま、ありがとうございました。
この争いで散ったファイレルの人々も救われるでしょう」
とアルファが
「茜さま。数々の危機をお救いくださいましてありがとうございました」
アリアが恭しく頭を下げる。
「アリア様こそ詩織を助けてくださいましてありがとうございます。
アリア様のおかげで救われました」
と茜は馴れ馴れしく手を握ってしまいハッと思った。
「アリア様、申し訳ございません。
私なんかが馴れ馴れしく高貴なお方に」
と慌てて手を離した。
「茜さま、何をおっしゃるのですか。
茜さまはウインレルやファイレル・・・・ハルフェルナを救ってくださった英雄ではないですか。
聖女は何人もいても茜さまに代わる方は誰一人おりません。
それに茜さまも『姫様』じゃないですか」
とブラドーの言葉を使った。
「『姫様』と言っても私は一般人ですから」
「いえ、『姫様』は『姫様」です」
とブラドーが直立不動で答えた。
アリアは『でしょう!』という顔をしていた。
「女子! お疲れじゃの」
フェネクシーが茜に声を掛けると。
「大魔王さん、みんなを護ってくれてありがとうございました」
と頭を下げると
「このじいさん、凄いぜ!
突如現れたウオレルの騎士を一瞬にして石化してしまったんだぜ!
さすが大魔王と言われるだけの事はあるぜ!」
「じゃろ、小僧。
もっと敬って媚びへつらっても良いんじゃぞ、ハハハハハ」
戦いは終わりを告げた。
0
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月9日電子版解禁です!!
紙は9日に配送開始、12日ごろに発売となります。
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー
黒木夏
ファンタジー
2040年の初春、突如として地球上の主要都市に謎のダンジョンが出現した。
その特異性は明らかで、人口密集地を中心に出現し、未開の地には一切現れないという法則性を帯びていた。
人々は恐怖に震えつつも、未知なる存在に対する好奇心を抑えきれなかった。
異世界転移した最強の主人公のほのぼのライフ
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる