191 / 304
第三部 俺のハーレム・パーティはやっぱりおかしい/ラッキースケベは終了しました!
アルファンブラ商会
しおりを挟むロッシさんがアルファンブラ商会の下へ使いの者を出してくれたおかげでスムーズにジーコさんとアポイントメントを取ることができた。
4頭立ての馬車にのって学術区から住宅区へ向かった。
アルファンブラ商会は住宅区と生産区の境に位置していた。
この辺りは正確に区と定義されているわけではないのだが街の人たちは『商業区』という呼び方をしているらしい。
学術区とは異なり根暗で陰鬱そうな・・・・・・
失礼。生真面目そうで質素な服装を着ている人から元気よく明るい服装の人が忙しいそうに小走りに走っている。
多くの店はグレーがかった地味な色から赤やオレンジ、青などカラフルな色の建物に変わる。
街が出す音も賑わっており学術区とは活気が違っていた。
商業区のためか他の国から取引のために来たような人もチラホラ見かける。
亜人はもとより、頭にターバンを巻いた人、肌の色が浅黒い人・・・・・
その中に、旅なれた和服姿の一行がいた。
杖を突いた老人一人、若い男が二人、妙齢な女が一人。
全員の顔立ちは西洋人の顔なのが違和感あるのだが・・・・・
イズモニア人だと思うと、切なくなってくる。
あの人たちの祖国は、今はもう無い。
ガルメニアの侵略で皇王家全員が処刑され国も。
あの人たちの帰る国はもう無い。
その時、俺は凄く悲しい瞳を向けていたと思う。
商業区内のほぼ一区画、紺色をした建物郡があった。
その中でも明らかに大きさの違う建物がありデカデカと大きな看板で『アルファンブラ商会』と金色も文字で書いてあった。
そのカラーリングを見たとき、ネーナさんの服が紺色で金の縁取りされているのを理解した。
紺色の巨大な建物の入り口には槍を持ち立っている騎士が4人いた。
馬車を止めるとそのうちの一人が
「マイソール様がお見えになったぞ。早く会長に知らせろ」
建物の中へ入り大声を上げた。
俺たちが馬車から降りた頃、
「兄さん!! お待ちしてましたよ。
早くこっちこっち。
異世界△×○■・・・・・・・のみなさんもこっち。こっち」
と紺色で金色の縁取りがされている服を着た小太りのおっさんが飛び出てきた。
「ジーコ。落ち着け。
アルファンブラ商会の会長がそんなんじゃ貫禄無いぞ!」
「兄さんが久しぶりに訪ねてきてくれたんですから。
しかも凄いお客さんを連れて」
おっさん、テンション高い!
「さぁ、こっち、こっち」
と手招きをして建物の奥の会長室へ招いてくれた。
会長室の扉を勢いよく開け
「さぁ、みなさん適当に座って座って。
おい、飲み物とお菓子を持ってきなさい!特上のものを!!」
と通路にいる商会に人間に声を掛けた。
慌しく指示を出した後、「どっこいしょ」椅子に腰をかけ体を前に乗り出し、
「君が碧くんかな? ネーナが色々とお世話になっている」
いきなり名前を言われ驚く。
「ネーナから毎週手紙をもらうんだが、碧くんと出会ってから碧くんのことばかり書いてあってな。
私も気になっていたんだ。
ネーナとはどうなんだ?」
「色々と良くして頂いていますよ。
こちらこそ、ナミラーではお世話になりっぱなしで大変助かりました」
「いや、いや、そういう話ではなくてな。
そういう話ではなくてな。
男と女としてな。
ネーナはどうだい?
いい嫁になると思うんだがね」
へ?
俺はどれくらいマヌケな顔をしたことだろう?
「嫌ですわ、おじ様!
碧さんは私と結婚するのですから」
「「エーーーー!」」
将太と七海の声がハモッた。
智弘と則之は鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をしていた。
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってください。
みなさん、何言っているんですか?
俺は異世界人で異世界に帰るつもりでいますから。
ネーナさんやアレックスさんを嫁にするとか無いですから!!」
「エーー、ハルフェルナに残って私のお婿さんになってくれないのですか?」
と俺の言葉に素早く反応した。
「なりません!!」
というか、あなたはネーナさんとただならぬ関係でしょうが!!
「ハハハハハ、アレックス、残念だったな」
「お父さま、酷いですわ。娘が殿方にフラレたのですよ」
「お前が真っ先に結婚したら、姉三人が怒るだろうが」
「お姉さまたちを出し抜くチャンスだったのに・・・・」
おいおい、姉妹の結婚レースに俺を巻き込まないでくれ。
「で、碧くん、うちのネーナとはどうなんだい?」
ジーコさんが聞いてくる。
おっさん、ちょっとしつこいよ。
「いやいや、何もありませんよ。
色々と便宜を図ってくれて我々からみれば恩人のような方ですから。
単純に異世界人で料理スキルを持っているから興味があっただけだと思いますよ」
「碧くんの作るBLカレーというヤツはナミラー名物になっていると聞いたが私にも作っていただけないものかな?」
グハ! リーパスに来ても言われてしまうのか!
これ以上、流行るのは勘弁してください。お願いだから。
丁度、昼ごはんどきだから寸胴に作り置きしてあるカレーを出してみる事にしよう。
マジックランドセルから寸胴を出すと。
「おお、それはマジックバッグか!
さすが異世界からの転移者だ。
そんな物まで持っているとは・・・・・
うん、碧くん、やっぱり、うちのネーナと結婚しないかい?
ネーナはマメでいい嫁になると思うんだけど」
「ハーーー?」
思わず俺は声を上げてしまった。
「おじ様、碧さんは私のお婿さんになるんです!」
アレックスさんがすかさず反論の声を上げた。
いや、いや、もういいよ、そのくだりと俺は心の中でつぶやいたとき、
俺の両脇にいた将太と七海が俺の左右の両腕にしがみついた。
あ~~俺、モテモテ。
人生で一番モテていると思う。
七海は嬉しいが他のお三方はちょっと・・・・・
話が進まないのでここは華麗にスルーをしてカレーを華麗に作るとしましょう。
「七海も食べる?」
と聞くとコクンと頷いた。
七海は人間化が進むのを恐れ最近では俺の作る料理は控えていた。
人数分の皿をランドセルからご飯をよそりカレーを掛けテーブルに置く。
暴力的と思えるカレーの香りが部屋に溢れる。
「アオ君の作る料理、久しぶりだね」
「そうで、ゴザルな」
「お父さま、おじ様。碧さんの作る料理は何でも美味しいのですよ。
それは一流の料理人以上に美味しくて食べるたびに幸せな気分になってしまいますわ」
「ほほう。それは楽しみだ」
付け添えに作り置きしておいた、から揚げも皿によそりテーブルの上において摘んでもらおう。
「さ、どうぞ」
ロッシさん、ジーコさんがカレーを口の中に運ぶ。
二人は口に入れた瞬間、体に電気が走ったように目を開く
「ウウウウ!! これは!!!」
ロッシさんが唸る。
「な、な、なんだね。この味は!!」
ジーコさんが驚く。
「今までこんな美味しいカレーは食べたこと無い。
カレーといって良い物なのか!!」
とロッシさんが。
「う、う、う・・・・・」
ジーコさんが下を向きながら涙を流している。
「ジーコさん、大丈夫ですか?
お口に合いませんでしたか?」
俺は驚きのあまり聞いた。
「いや、違うんだ。美味しいんだよ。
歓喜の涙なんだ。こんなにも美味しいカレー・・・・・いや、料理は口にしたことが無いかもしれない。
仕事柄、様々な美食を食してきたがこれほど味覚を・・・・・いや、五感を刺激する料理は食べたことが無い」
ジーコさんはスプーンを皿の上に置き両手で拳を握り締め下を向きながら語った。
そして、ガバッと顔を上げ。
「やっぱり、うちの婿に来・・・」
俺はジーコさんに手の平を向けストップの仕草をした。
0
あなたにおすすめの小説
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる