白き狼の寵愛【完結】

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Ⅰ.ユラの章【捕獲】

01.

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どのくらい時が経ったろう。
森の奥深くにある洞窟に囚われて、ひたすらに開かれ、穿たれ、注がれる。

「泣くな」

ユラを連れ去った白い人狼は、そう言ってユラの涙を長い舌で舐め取るだけで、

「…離して」
「ダメだ」

一向にユラを離さない。

「や、…も、…むり、…っ」

先ほど注がれたばかりの白い液体が溢れ出しているにもかかわらず、未だ固く大きくそそり立った彼のものが、これ見よがしにユラの脚の間にねじり込まれる。最初はきつく閉じて、彼のものを受け入れるのは到底無理だと思われたユラの中は、彼によって溶かされ、潤み、徐々に開かれて、苦もなく彼を受け入れた。彼に満たされはちきれそうだったユラの中は、何度も何度も穿たれて、繋がれ、注がれるうちにすっかり蕩け、歓喜にわなないた。弾け飛ぶような甘い絶頂に繰り返し襲われ、もうずっと快感に痺れて、彼に為されるがまま、ひくひく痙攣している。

「まだだ。もっと、…」

これ以上、深く繋がるのは無理なのに、彼は白い毛におおわれた屈強な身体でユラをがんじがらめに縛り付けて、奥の奥まで腰を進める。自分では届かない身体の中心が、彼の大きなものを受け入れ、嬉々として濡れて、溶けて、わずかな動きも逃さないよう強く強く締め付ける。

「ほら。お前も欲しがっている」

彼は屹立したもので身体の中心を内側から撫でながら、長い舌を口内に差し入れる。

彼の舌は人よりもはるかに長く、縮こまった舌をたやすく引き出し、絡め取って吸い、歯列を隅々まで撫で上げて、上顎を這い、喉奥まで達する。彼のものと彼の舌がユラを内側から深く浸食し、彼の手と指と爪、滑らかな毛と筋肉質な身体がユラを外側から抱え、包み込み、撫でさする。

はぎ取られた衣服は彼方に丸まり、露わになった胸を彼が手のひらで捏ね、柔らかく揉みしだく。指先と爪の先で先端を摘ままれると瞬く間に大きな快感の波にさらわれ、彼を咥え込んだまま立て続けに達してしまう。

「泣くな。また、お前の奥に出してやるから」

彼に教え込まれた快楽に為す術もなく喘いでいると、ひときわ存在感を増した彼のものが身体の最奥を撫で、爆ぜて大量の熱を放った。その衝撃がユラを更なる快感の渦に叩き落す。上も下も繋がったまま。身体のあらゆる個所を触れ合わせて、もう何度目かの彼の放つものを一滴残らず受け入れる。

五感の全てが快感に満たされ、ありとあらゆる箇所で繋がって、身体の隅々まで熱いほとばしりが浸透していく。

どうして、…

恍惚に揺れる意識の狭間でユラは思う。

「ユラ。俺の女、…」

この白き人狼は、強引にさらってきた私をこんなに愛しそうに抱くんだろう。
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