白き狼の寵愛【完結】

帝都を跋扈(ばっこ)する人狼に、伯爵家の令嬢がさらわれた。

「ハイイロ」と呼ばれる人狼たちは、人間を襲い、欲しいままに犯し、喰らう。特に満月の夜は凶暴性が増し、若い娘を好んで凌辱した末に無残に食い散らすため、夜が明けると惨殺された娘の亡骸が帝都中に転がることになる。

貴族階級の娘たちは夜街に出ることを禁じられ、幾重にも鍵をかけた屋敷の奥に隠される。

花御門(はなみかど)ユラは、由緒ある花御門伯爵の娘で、明日、鷹小路(たかのこうじ)侯爵の子息・鷹小路クリスに嫁ぐことが決まっていた。しかし、観劇に出かけた義妹の花御門ララが夜遅くなっても戻らず、屋敷総出で警備隊と共に捜索に当たり、妹の身を案じたユラもまた、捜索に出かける。

捜索の最中、ユラはハイイロの集団に襲われ、その中にいた白い人狼に連れ去られてしまう、…――――――



【ハク】 白き狼。人狼。灰色人狼(ハイイロ)たちの統領(ボス)。帝都からユラを連れ去る。

【花御門ユラ】 伯爵家の娘。先妻の子。継母に冷遇されている。

【花御門ララ】 伯爵家の娘。ユラの義妹。可愛くて我がまま。ユラのものを何でも欲しがる。

【鷹小路クリス】侯爵家の息子。ユラの婚約者。屋敷内に幽閉同然で暮らしていたユラを見初め求婚する。

【花御門セイラ】 伯爵家の奥方。ユラの継母。ユラを疎んじ、娘のララを可愛がる。



*読んでいただきありがとうございました。
*続編『蒼き狼の愛慕』もよろしかったらぜひ。
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