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2章.なりゆきリレーション
01.
よし。メリもハリもないけど、肌状態OK。脱毛OK。
半身浴してデトックスしたし、勝負下着は可愛いし。化粧水と乳液は特別な時に付ける高い奴だし、髪にもいい匂いのするトリートメント付けたし。
夕食前にお風呂に入って、勝負下着を着て全身鏡の前でポーズをとってみる。
これを創くんにさらすっていうのはなかなか勇気がいるけれど、でも、これでダメならさすがに諦めもつくってもんで、…
「…何してんの、お前」
全身鏡に映っている私の後ろにななせが映った。鏡の中で私を見ているななせは超普通。だけど。
「ギいやあああああ―――っ、ななせ――――っ‼」
見られた―――――っっ‼
「…ああ、創くんね」
ななせが静かにドアを閉めて離れていった。
恥ずかしぬ―――――っ‼
狭い脱衣所兼洗面所の中、下着姿で悶絶する。
どうしようどうしよう。ポーズとかとったりして、本気で痛いし、恥ずかしいし、いたたまれないし。創くん相手にやる気満々ってバレたしっ
誰かななせの記憶を抹消して―――っ‼
さんざん脱衣所でのたうち回ってから我に返った。
ななせ。私の半裸を見ても顔色変えないどころか本気で無反応だったな。
そりゃあ外でさんざん高級食材を召されているななせにとっては、こんな珍味ですらないぼんくら、見る価値もないんだろうけど、…
元からなかった自信が全く失くなった。
創くんの前で全裸になっても何も起きないような気がする。
身支度を整えてから、そろりそろりとリビングを覗いてみると、つけっぱなしのテレビから流れる音楽をバックにななせが夕ご飯を摘まんでいた。
『続いては、今人気急上昇バンド、Galaxiesの皆さんです』
入るタイミングを伺いながら見るともなしに見ていたら、
『こんにちは、ボーカルのオリビアです』
『ドラムのサクヤです』
『キーボードのタケトです』
『ギターのナナセです』
って、これ。
「ななせじゃんっ‼」
「ん? …ああ」
テレビにななせが映ってたので、気まずさも忘れて飛び付いてしまった。
テレビの前に齧りつく。
『ナナセさんがプロデュースするGalaxiesの楽曲は幅広い世代から支持されていますが、この度、初のドームライブが決定したんですよね』
『そうなんです』
『もうアワアワしながら準備してます』
ええー、すごい。ななせのバンド、人気あるんだ。てか、
「ななせ、ドームライブやるの?」
「…ん」
ななせを振り仰ぐと、ななせが口をもぐもぐさせながら頷いた。何気にななせは食べる仕草まで綺麗だ。
「い、行きたいっ‼」
「…いいけど。お前興味あるの? オンライン配信もするよ」
な、…
「絶対絶対、生で見たいっ‼」
ななせに近寄って力説したら、ななせは緩く頬を上げて、
「…はいはい」
なだめるように私の頭に手をのせた。
半身浴してデトックスしたし、勝負下着は可愛いし。化粧水と乳液は特別な時に付ける高い奴だし、髪にもいい匂いのするトリートメント付けたし。
夕食前にお風呂に入って、勝負下着を着て全身鏡の前でポーズをとってみる。
これを創くんにさらすっていうのはなかなか勇気がいるけれど、でも、これでダメならさすがに諦めもつくってもんで、…
「…何してんの、お前」
全身鏡に映っている私の後ろにななせが映った。鏡の中で私を見ているななせは超普通。だけど。
「ギいやあああああ―――っ、ななせ――――っ‼」
見られた―――――っっ‼
「…ああ、創くんね」
ななせが静かにドアを閉めて離れていった。
恥ずかしぬ―――――っ‼
狭い脱衣所兼洗面所の中、下着姿で悶絶する。
どうしようどうしよう。ポーズとかとったりして、本気で痛いし、恥ずかしいし、いたたまれないし。創くん相手にやる気満々ってバレたしっ
誰かななせの記憶を抹消して―――っ‼
さんざん脱衣所でのたうち回ってから我に返った。
ななせ。私の半裸を見ても顔色変えないどころか本気で無反応だったな。
そりゃあ外でさんざん高級食材を召されているななせにとっては、こんな珍味ですらないぼんくら、見る価値もないんだろうけど、…
元からなかった自信が全く失くなった。
創くんの前で全裸になっても何も起きないような気がする。
身支度を整えてから、そろりそろりとリビングを覗いてみると、つけっぱなしのテレビから流れる音楽をバックにななせが夕ご飯を摘まんでいた。
『続いては、今人気急上昇バンド、Galaxiesの皆さんです』
入るタイミングを伺いながら見るともなしに見ていたら、
『こんにちは、ボーカルのオリビアです』
『ドラムのサクヤです』
『キーボードのタケトです』
『ギターのナナセです』
って、これ。
「ななせじゃんっ‼」
「ん? …ああ」
テレビにななせが映ってたので、気まずさも忘れて飛び付いてしまった。
テレビの前に齧りつく。
『ナナセさんがプロデュースするGalaxiesの楽曲は幅広い世代から支持されていますが、この度、初のドームライブが決定したんですよね』
『そうなんです』
『もうアワアワしながら準備してます』
ええー、すごい。ななせのバンド、人気あるんだ。てか、
「ななせ、ドームライブやるの?」
「…ん」
ななせを振り仰ぐと、ななせが口をもぐもぐさせながら頷いた。何気にななせは食べる仕草まで綺麗だ。
「い、行きたいっ‼」
「…いいけど。お前興味あるの? オンライン配信もするよ」
な、…
「絶対絶対、生で見たいっ‼」
ななせに近寄って力説したら、ななせは緩く頬を上げて、
「…はいはい」
なだめるように私の頭に手をのせた。
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