11 / 26
迷宮探索 4
しおりを挟む
集合時間となり、街の南門へと到着すると、他のクラスメイト達もすでに集まって来ていた。
それぞれ、自分の武器を手に集まっている。
初めて触る物でもあり皆凄くテンションを上げていた。
他の仲間に自分の武器を見せびらかしている者、自分の武器をじっと眺めている者など色々であった。
それ見ていたテイルは、
「皆無事に武器を手に入れられたみたいだな。それじゃあ森へと向かって出発しようと思うがいいか!」
「はい!」
声そろえて返事をするクラスメイト達。
チームごとに別れて南門を出るとき、空は既に赤みを帯び始めていた。
俺達は一直線に迷宮のある森を目指す。
その道中、
「まずこれからのことについて少し話しておくぞ。まずは森に入ったら開けた場所を探す。そこで今夜は野宿して夜を明かすわけだ。その際にチーム後に別れて見張りをしてもらう。順番に関してはチームで相談して決めてくれ、これから冒険者をするうえでかなり大切な事だから慣れておいて損はないぞ」
テイルさんの言葉で、それぞれのチームのリーダーが話し合いをした結果、最初は一班、次に二班、最後に三班が見張りに就くことになった。
草原を歩いている間モンスターと遭遇することもなく森へと到着することが出来た。
その頃にすでに空も暗くなってきて視界も悪くなってきていた。
「ここから森に入るが、モンスターとの遭遇した時の戦闘は俺に任せてくれ。まだ戦闘経験のない君たちには少し難しいからな。その代わりに周りにモンスターがいないかよく見て、もし現れたら俺に報告してくれ」
「分かりました!」
村西が代表で返事を返した。
それから、森に入り数回の戦闘はあったものの、テイルさんが全ての戦闘を引き受けてくれたこともあり皆無事に目的に開けた場所へと到着した。
到着するとすぐ、俺達は今日の野宿ための準備へと取り掛かる。
チームメンバーの内二人でテントの設営、残り二人は森の中へと薪拾いに行くことになった。
薪拾いにはテイルさん同行の上で全三チーム合計六人で固まっていく。
俺達のパーティーからは村西とレナが薪拾いに行くことになり、俺と滝がテントの設営をすることになった。
村西とレナが他の薪拾いのメンバー達と薪拾いに向かった後、俺達一人一つテントの設営を行っていた。
「音無、これだけは言っておくが調子にだけは乗るなよ!」
テントを張りながらそんなことを言ってきた。
「村西はお前のことを頼りにしているみたいだが、俺はお前のことを必要とは思ってね! それに戦闘のときに力のないお前足で纏いにしかならないんだ! 分かってるだろうな」
どう答えたものか?
少し迷ったが、
「分かったよ。 戦闘時は二人に頼るしかないからね」
「まあ、理解してるならいい」
それだけ言うとその後は一言も発しずに黙々とテントを設営していった。
それから暫くして、テント設営が終了した頃、薪拾いに行っていたメンバーが返ってきた。
「よし! それじゃ薪に火をつけて焚火の準備だ。それが出来たところから夕食にする」
テイルさんからの指示に従い、それぞれのチームごとに焚火の準備をしていく。
拾ってきた薪を円を作るように薪を並べる。その中心に火の魔法を発動することが出来る魔法陣の書かれた紙を置き、テイルさんに魔力を流してもらい火をつける。
それぞれのチームでも無事に焚火への完成と夕食も終了することも完全に夜も更けていた。
俺達のテントを張っている周りに小さな置物を四つ囲むように置いていくテイルさん。
俺やレナ以外に気づいた者はいないようだ。テイルさんが置いている四角い置物、俺はモンスターの意識をそらすための結界を張る道具でった。
神の世界にも同じ物があり、神になったばかりの者達やソロで依頼に行く者達が、よく使っていた。
四つの置物をそれぞれの隅に置くことで結界を張ることが出来る。いくら見張りの練習をさせるとはいえ、戦闘未経験の者にこんな火の明かりしかないない中での戦闘は無理と言うものである。そのためこのような結界を作り見張りの危険なく見張りの経験を積まそうとしているのであろう。
「それでは今から一チームを残し、就寝に入る。大体に時間ごとに見張りは交代して、最後は俺が見張りに就く。ではまず一班が見張り、それ以外の者達は就寝だ! 明日は迷宮探索に入るからよく疲れを取るんだぞ!」
「はい!」
返事の後すぐ、それぞれ焚火の火を消しテントの中へと入っていく。
俺達も自分達の焚火の火を消しテイルさんの使っていた焚火の元へ集合する。
「よし、まず二時間見張り頼んだぞ!」
テイルさんはそれだけ言って自分のテントに入っていった。
静かな夜、村西達は気づいていないが周りに貼ってある結界のおかげで何もなくこの夜を過ごすことが出来るだろう。
だから、
「少し周りの見回りをしてくるよ」
「危ないよ!」
俺の言葉に対して心配そうに聞いてくる。
「大丈夫、レナと一緒に行くからそれに三十分程で帰ってくるよ」
「お前! 俺はさっき言ったよな調子に乗るなって! なのにリーダーの言うこと聞けないのか!」
俺にたいして物凄い剣幕で噛みついてくる滝。
「そんなんじゃないですよ。ただ、ここで見張りをしていてもしょうがないですし、もしモンスターを見つければ早めに危険を知らせることできるでしょ」
「そうだね、じゃあ見回りは音無君達に任せた! その代わり危険なことはしちゃだめだよ」
「了解!」
「はい!」
俺とレナは返事を返してから見回りに出かけた。
それからすぐ、村西と滝が話始めた。
「村西はどうして、音無に好き勝手させるんだ!」
「別に好き勝手させてるつもりはないよ。今回の見回りだって私も必要だと感じたから受け入れただけだよ。それに、音無君達には何かあるんだと私は思っているんだよ」
「なにかってなんだよ?」
「それは分からないよ。でもきっと私達になにか隠し事をしていると思ってる」
滝には村西の言っている事が理解できなかった。この世界ではただの落ちこぼれ、向こうの世界ではただのがり勉の陰キャラの音無になにがあるんだろうか? 滝には勉強しかできないもやしにしか見えないのであった。
それに、滝にとってはそれ以上に頭にきていることがあった。
音無が滝の大好きなアイドルレナと一緒にいたこと、呼び捨てにしている事、このことがどうしても許せなかったのである。
そんなこともあり、音無に対して過剰に怒りをぶつけてしまうのである。
村西と滝と別れ見回りを始めた俺達は、残っている二人から完全に離れている事を確認してから
「レナ、フィート達と連絡を取るぞ」
「そのために見回りにでた?」
「そうだ。向こうの現状と明日のことで少し話しておきたいこともあるしな」
「わかった」
俺は宝物庫から神の世界で採用されている通信用の道具を取り出す。電波などを使っていない物になるためこの世界で問題なく使えるはずだ。
形自体はスマートフォンと似ているが少し違うところである。それはこの危機電気で動かず持ち主に気を流すことで動かすことできるのだ。
俺はフィートを呼び出す。
待つこと数分、
「もしもし、びっくりしたよ~! いきなりかけてくるんだもん」
少し眠そうな声でフィートが通信で出た。
「悪いな。周りに誰もないか?」
「リナだけだよ。でも、こっそり離れるのは少し大変だったよ」
「悪かったな。早速なんだがそっちの状況を教えてもらえるか?」
「こっちは、街を出てすぐに指導教官の冒険者の模擬戦闘があったわよ。その後に、四人一チームを三つ作らされたわ。その後は、武器を買いそろえて、迷宮の近くにある森で今野宿中だよ。それとチームごとに二時間ずつ見張りをするようにって指示が出てうわ」
今のところは俺達と全く一緒か。
「俺達と全く同じか、明日の予定については何か聞いているか?」
「迷宮での戦闘訓練をするくらいしか聞いてないけど、野宿での見張り番のことを考えるとたぶん順番を決めて班ごとに戦闘を行うんじゃないかと思うよ」
「俺も同意見だ。だからそこで試そうと思っていることがるんだ」
「何を?」
「班としての戦闘を二回ほど行った後でいい、フィートとリナで一回ずつ個人戦闘を行ってくれないか? 判断はフィートに任す。こっちも俺の判断で実行するつもりだ」
「了解! でも私達の正体ばれるようなことしていいの」
「それも考えたんだが、出来るだけ最初の内にこっちの世界での俺達の能力がどれだけ使えるのは確かめておきたいんだ。だから、どんな技を使ってもいい。向こうとこっちでどれだけの差があるかを確かめる」
「了解! リナにも伝えとく」
「頼んだ!」
それだけ言って通信を切った。
それから、リナに明日のことを話して西村た達の元へと戻っていく。
それぞれ、自分の武器を手に集まっている。
初めて触る物でもあり皆凄くテンションを上げていた。
他の仲間に自分の武器を見せびらかしている者、自分の武器をじっと眺めている者など色々であった。
それ見ていたテイルは、
「皆無事に武器を手に入れられたみたいだな。それじゃあ森へと向かって出発しようと思うがいいか!」
「はい!」
声そろえて返事をするクラスメイト達。
チームごとに別れて南門を出るとき、空は既に赤みを帯び始めていた。
俺達は一直線に迷宮のある森を目指す。
その道中、
「まずこれからのことについて少し話しておくぞ。まずは森に入ったら開けた場所を探す。そこで今夜は野宿して夜を明かすわけだ。その際にチーム後に別れて見張りをしてもらう。順番に関してはチームで相談して決めてくれ、これから冒険者をするうえでかなり大切な事だから慣れておいて損はないぞ」
テイルさんの言葉で、それぞれのチームのリーダーが話し合いをした結果、最初は一班、次に二班、最後に三班が見張りに就くことになった。
草原を歩いている間モンスターと遭遇することもなく森へと到着することが出来た。
その頃にすでに空も暗くなってきて視界も悪くなってきていた。
「ここから森に入るが、モンスターとの遭遇した時の戦闘は俺に任せてくれ。まだ戦闘経験のない君たちには少し難しいからな。その代わりに周りにモンスターがいないかよく見て、もし現れたら俺に報告してくれ」
「分かりました!」
村西が代表で返事を返した。
それから、森に入り数回の戦闘はあったものの、テイルさんが全ての戦闘を引き受けてくれたこともあり皆無事に目的に開けた場所へと到着した。
到着するとすぐ、俺達は今日の野宿ための準備へと取り掛かる。
チームメンバーの内二人でテントの設営、残り二人は森の中へと薪拾いに行くことになった。
薪拾いにはテイルさん同行の上で全三チーム合計六人で固まっていく。
俺達のパーティーからは村西とレナが薪拾いに行くことになり、俺と滝がテントの設営をすることになった。
村西とレナが他の薪拾いのメンバー達と薪拾いに向かった後、俺達一人一つテントの設営を行っていた。
「音無、これだけは言っておくが調子にだけは乗るなよ!」
テントを張りながらそんなことを言ってきた。
「村西はお前のことを頼りにしているみたいだが、俺はお前のことを必要とは思ってね! それに戦闘のときに力のないお前足で纏いにしかならないんだ! 分かってるだろうな」
どう答えたものか?
少し迷ったが、
「分かったよ。 戦闘時は二人に頼るしかないからね」
「まあ、理解してるならいい」
それだけ言うとその後は一言も発しずに黙々とテントを設営していった。
それから暫くして、テント設営が終了した頃、薪拾いに行っていたメンバーが返ってきた。
「よし! それじゃ薪に火をつけて焚火の準備だ。それが出来たところから夕食にする」
テイルさんからの指示に従い、それぞれのチームごとに焚火の準備をしていく。
拾ってきた薪を円を作るように薪を並べる。その中心に火の魔法を発動することが出来る魔法陣の書かれた紙を置き、テイルさんに魔力を流してもらい火をつける。
それぞれのチームでも無事に焚火への完成と夕食も終了することも完全に夜も更けていた。
俺達のテントを張っている周りに小さな置物を四つ囲むように置いていくテイルさん。
俺やレナ以外に気づいた者はいないようだ。テイルさんが置いている四角い置物、俺はモンスターの意識をそらすための結界を張る道具でった。
神の世界にも同じ物があり、神になったばかりの者達やソロで依頼に行く者達が、よく使っていた。
四つの置物をそれぞれの隅に置くことで結界を張ることが出来る。いくら見張りの練習をさせるとはいえ、戦闘未経験の者にこんな火の明かりしかないない中での戦闘は無理と言うものである。そのためこのような結界を作り見張りの危険なく見張りの経験を積まそうとしているのであろう。
「それでは今から一チームを残し、就寝に入る。大体に時間ごとに見張りは交代して、最後は俺が見張りに就く。ではまず一班が見張り、それ以外の者達は就寝だ! 明日は迷宮探索に入るからよく疲れを取るんだぞ!」
「はい!」
返事の後すぐ、それぞれ焚火の火を消しテントの中へと入っていく。
俺達も自分達の焚火の火を消しテイルさんの使っていた焚火の元へ集合する。
「よし、まず二時間見張り頼んだぞ!」
テイルさんはそれだけ言って自分のテントに入っていった。
静かな夜、村西達は気づいていないが周りに貼ってある結界のおかげで何もなくこの夜を過ごすことが出来るだろう。
だから、
「少し周りの見回りをしてくるよ」
「危ないよ!」
俺の言葉に対して心配そうに聞いてくる。
「大丈夫、レナと一緒に行くからそれに三十分程で帰ってくるよ」
「お前! 俺はさっき言ったよな調子に乗るなって! なのにリーダーの言うこと聞けないのか!」
俺にたいして物凄い剣幕で噛みついてくる滝。
「そんなんじゃないですよ。ただ、ここで見張りをしていてもしょうがないですし、もしモンスターを見つければ早めに危険を知らせることできるでしょ」
「そうだね、じゃあ見回りは音無君達に任せた! その代わり危険なことはしちゃだめだよ」
「了解!」
「はい!」
俺とレナは返事を返してから見回りに出かけた。
それからすぐ、村西と滝が話始めた。
「村西はどうして、音無に好き勝手させるんだ!」
「別に好き勝手させてるつもりはないよ。今回の見回りだって私も必要だと感じたから受け入れただけだよ。それに、音無君達には何かあるんだと私は思っているんだよ」
「なにかってなんだよ?」
「それは分からないよ。でもきっと私達になにか隠し事をしていると思ってる」
滝には村西の言っている事が理解できなかった。この世界ではただの落ちこぼれ、向こうの世界ではただのがり勉の陰キャラの音無になにがあるんだろうか? 滝には勉強しかできないもやしにしか見えないのであった。
それに、滝にとってはそれ以上に頭にきていることがあった。
音無が滝の大好きなアイドルレナと一緒にいたこと、呼び捨てにしている事、このことがどうしても許せなかったのである。
そんなこともあり、音無に対して過剰に怒りをぶつけてしまうのである。
村西と滝と別れ見回りを始めた俺達は、残っている二人から完全に離れている事を確認してから
「レナ、フィート達と連絡を取るぞ」
「そのために見回りにでた?」
「そうだ。向こうの現状と明日のことで少し話しておきたいこともあるしな」
「わかった」
俺は宝物庫から神の世界で採用されている通信用の道具を取り出す。電波などを使っていない物になるためこの世界で問題なく使えるはずだ。
形自体はスマートフォンと似ているが少し違うところである。それはこの危機電気で動かず持ち主に気を流すことで動かすことできるのだ。
俺はフィートを呼び出す。
待つこと数分、
「もしもし、びっくりしたよ~! いきなりかけてくるんだもん」
少し眠そうな声でフィートが通信で出た。
「悪いな。周りに誰もないか?」
「リナだけだよ。でも、こっそり離れるのは少し大変だったよ」
「悪かったな。早速なんだがそっちの状況を教えてもらえるか?」
「こっちは、街を出てすぐに指導教官の冒険者の模擬戦闘があったわよ。その後に、四人一チームを三つ作らされたわ。その後は、武器を買いそろえて、迷宮の近くにある森で今野宿中だよ。それとチームごとに二時間ずつ見張りをするようにって指示が出てうわ」
今のところは俺達と全く一緒か。
「俺達と全く同じか、明日の予定については何か聞いているか?」
「迷宮での戦闘訓練をするくらいしか聞いてないけど、野宿での見張り番のことを考えるとたぶん順番を決めて班ごとに戦闘を行うんじゃないかと思うよ」
「俺も同意見だ。だからそこで試そうと思っていることがるんだ」
「何を?」
「班としての戦闘を二回ほど行った後でいい、フィートとリナで一回ずつ個人戦闘を行ってくれないか? 判断はフィートに任す。こっちも俺の判断で実行するつもりだ」
「了解! でも私達の正体ばれるようなことしていいの」
「それも考えたんだが、出来るだけ最初の内にこっちの世界での俺達の能力がどれだけ使えるのは確かめておきたいんだ。だから、どんな技を使ってもいい。向こうとこっちでどれだけの差があるかを確かめる」
「了解! リナにも伝えとく」
「頼んだ!」
それだけ言って通信を切った。
それから、リナに明日のことを話して西村た達の元へと戻っていく。
0
あなたにおすすめの小説
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる