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迷宮探索 8
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俺は言った何を見せられているのか良くわからなかった。
ギルドマスターからは全員は戦闘未経験の者ばかりだと聞いていた。それと勇者達の特徴。
それを理解した上で俺は全員に戦い方を教えるために丁寧に説明をしていた。
それにより多少は戦えるようになった。
俺の想定では、この地下三階層までで全員に三回ほどの戦闘を経験してもらいパーティーでの戦闘のやり方やスキルに慣れてもらうことを考えていた。
だがその想定がこの三階層に来て潰された。
十二人の中でも目立たない。後衛から指示出ししかせずに攻撃に参加していなかった奴が急にとんでもないことを言いやがった。
自分とレナと言う少女二人で二回ほど戦わせてほしいなどと言い始まる。こいつらはこの国のために戦ってもらわないといけない存在。
それにこいつらは、まだ戦闘経験などさっきの数回程度。そんな奴らに危険な事させられるわけがない。
だが、少年は俺にモンスターの居場所と数を言ってきやがった。
まさか探知を使えるのかと少し驚きもしたが、俺はその時嘘をついていると思っていた。
何故なら探知とは魔法を使える者でもかなりの使てじゃないと数まで言い当てることなどなどできない。
それにだ、魔力の消費自体も大きくある程度練習しないと使うことが出来ない。
だからこそ嘘だと思ったのだが、少年のいった時間と同じタイミングでモンスターが二体俺達の前に姿を現した。
少年の言った通りになった。しかも少年はモンスターの方を一切見ずに一言、レナと言う少女の名前を叫ぶ。
名前を呼ばれた少女はただ一言返事を返した後、モンスター二体をたった一撃で倒して見せたのだ。
俺は一体何を見せられているのか意味が分からなくなりそうであった。
この二人は一体に何者なのか? 凄く興味深い。
俺はそんなこと思いながら三階層の探索中彼ら二人に注目していた。
だが、最初の戦闘以外モンスターに出くわすことがなく、彼ら二人の実力を確かめることが出来ない。
それからしばらくして、彼が叫びを上げた。
この階層を離れるようにと、俺は一体何が起きたのか聞こうとすると先に、『上位種だ!』彼の声が響いた。
この階層には通常モンスターしか出てこない。上位種が存在しているのはこの下の階層以降にしか存在しなはずだ。
思わず聞き返してしまったが返ってきた答えは変わらなかった。それ以上に最悪なものであった。
俺にできることは、全員を無事に街へと戻ること。
そのために全員へと指示を出した。それに答えてくれた皆。
俺はこれで帰れる。そう思い心のどこかで安心してしまった。
だがそれは一時の事。すぐに全員の顔が絶望へと染まることになる。
上の階段、それを塞ぐようにしてバラテンと呼ばれるモンスターが階段を防いでいた。
サボテンのような体を持ち、手にはバラ茎、頭にはバラの花咲いているモンスター。こいつには接近戦は不利だ。基本的に後衛の魔法で倒し切るの基本戦術としている。
俺自身、パーティーメンバー達と戦ったこともあるし、ソロで戦闘したこともある。ただ、全員を守りながら戦える自身はない。最低限数人に被害が出る。
今は、ただ俺が戦うしかない。そう思った時、彼が前に出た。
一人でバラテンと戦うという彼を一度は止めようとしたが、無理であった。
その後、俺の目の前で起きたことを夢かと考えてしまうほどであった。
基本属性と呼ばれる四属性の魔法。基本的に魔法とは一人一属性から二属性、多くても三属性くらいしか使えない。しかも、サブ属性と呼ばれる物を含めてのことである。そのために基本四属性を使える者などこの世界に存在するはずがない。
だが目の前では、そのあり得ない出来事が起きていた。
それに、後衛の魔法使いとしてでは考えられない身のこなし。これはかなりの戦闘経験を積まないとできないもの。
それを戦闘経験未経験と聞いていた者がやっている。
それに、彼はモンスターの攻撃を完全に回避し、ダメージを受けずに倒してしまった。
そんなことが出来るのは俺と同じAランク以上の冒険者ぐらいのものだ。しかもこの短時間でと考えると殆どいないだろう。
彼がいったい何者なのか俺の中で気になって仕方がなかった。
ギルドマスターからは全員は戦闘未経験の者ばかりだと聞いていた。それと勇者達の特徴。
それを理解した上で俺は全員に戦い方を教えるために丁寧に説明をしていた。
それにより多少は戦えるようになった。
俺の想定では、この地下三階層までで全員に三回ほどの戦闘を経験してもらいパーティーでの戦闘のやり方やスキルに慣れてもらうことを考えていた。
だがその想定がこの三階層に来て潰された。
十二人の中でも目立たない。後衛から指示出ししかせずに攻撃に参加していなかった奴が急にとんでもないことを言いやがった。
自分とレナと言う少女二人で二回ほど戦わせてほしいなどと言い始まる。こいつらはこの国のために戦ってもらわないといけない存在。
それにこいつらは、まだ戦闘経験などさっきの数回程度。そんな奴らに危険な事させられるわけがない。
だが、少年は俺にモンスターの居場所と数を言ってきやがった。
まさか探知を使えるのかと少し驚きもしたが、俺はその時嘘をついていると思っていた。
何故なら探知とは魔法を使える者でもかなりの使てじゃないと数まで言い当てることなどなどできない。
それにだ、魔力の消費自体も大きくある程度練習しないと使うことが出来ない。
だからこそ嘘だと思ったのだが、少年のいった時間と同じタイミングでモンスターが二体俺達の前に姿を現した。
少年の言った通りになった。しかも少年はモンスターの方を一切見ずに一言、レナと言う少女の名前を叫ぶ。
名前を呼ばれた少女はただ一言返事を返した後、モンスター二体をたった一撃で倒して見せたのだ。
俺は一体何を見せられているのか意味が分からなくなりそうであった。
この二人は一体に何者なのか? 凄く興味深い。
俺はそんなこと思いながら三階層の探索中彼ら二人に注目していた。
だが、最初の戦闘以外モンスターに出くわすことがなく、彼ら二人の実力を確かめることが出来ない。
それからしばらくして、彼が叫びを上げた。
この階層を離れるようにと、俺は一体何が起きたのか聞こうとすると先に、『上位種だ!』彼の声が響いた。
この階層には通常モンスターしか出てこない。上位種が存在しているのはこの下の階層以降にしか存在しなはずだ。
思わず聞き返してしまったが返ってきた答えは変わらなかった。それ以上に最悪なものであった。
俺にできることは、全員を無事に街へと戻ること。
そのために全員へと指示を出した。それに答えてくれた皆。
俺はこれで帰れる。そう思い心のどこかで安心してしまった。
だがそれは一時の事。すぐに全員の顔が絶望へと染まることになる。
上の階段、それを塞ぐようにしてバラテンと呼ばれるモンスターが階段を防いでいた。
サボテンのような体を持ち、手にはバラ茎、頭にはバラの花咲いているモンスター。こいつには接近戦は不利だ。基本的に後衛の魔法で倒し切るの基本戦術としている。
俺自身、パーティーメンバー達と戦ったこともあるし、ソロで戦闘したこともある。ただ、全員を守りながら戦える自身はない。最低限数人に被害が出る。
今は、ただ俺が戦うしかない。そう思った時、彼が前に出た。
一人でバラテンと戦うという彼を一度は止めようとしたが、無理であった。
その後、俺の目の前で起きたことを夢かと考えてしまうほどであった。
基本属性と呼ばれる四属性の魔法。基本的に魔法とは一人一属性から二属性、多くても三属性くらいしか使えない。しかも、サブ属性と呼ばれる物を含めてのことである。そのために基本四属性を使える者などこの世界に存在するはずがない。
だが目の前では、そのあり得ない出来事が起きていた。
それに、後衛の魔法使いとしてでは考えられない身のこなし。これはかなりの戦闘経験を積まないとできないもの。
それを戦闘経験未経験と聞いていた者がやっている。
それに、彼はモンスターの攻撃を完全に回避し、ダメージを受けずに倒してしまった。
そんなことが出来るのは俺と同じAランク以上の冒険者ぐらいのものだ。しかもこの短時間でと考えると殆どいないだろう。
彼がいったい何者なのか俺の中で気になって仕方がなかった。
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