最強剣士異世界で無双する

夢見叶

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序章 第3章 夏休み

第27話 村での剣術大会 2

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  1回戦第3試合が開始された。

 相手は、去年の大会2回戦で敗退したCランク冒険者のマリオスであった。

 男は、大剣を片手で軽々と持っていた。

「俺の相手はこんな子供かよ残念だぜ。」

 俺の姿を見たマリオスはそんな事を言ってきた。

「今日は、よろしくお願いいたします。」

「はいはい、ガキはささっとおうちに帰りな。」

 マリオスの言葉を聞いて、俺はため息をついた。どう聞いても雑魚が言いそうな台詞にしか聞こえなかったからである。

「さっさと試合始めませんか?」

「そうかそうか、さっさと負けておうちに帰りたいんだな。」

「そうじゃなくて、あなたじゃ相手にならないので早く試合を終わらせたいだけですよ。」

 俺の言葉を聞いたマリオスが怒り始めた。

「ガキ、そんな台詞を吐けるのは今のうちだ。」

 マリオスは、右手に持っていた大剣をで近くにあった木を切りつけて剣の破壊力をアピールしてきた。

「どうだこの剣の破壊力。いくら刃が付いていないとは言え、当たれば痛いぞ。今ならまだ降参も出来るぞ。」

 その台詞を聞いてため息しか出てこなかった。

「おじさん、どうでもいいから早く始めようよ。審判の人も困っているよ。」

「ああ分かった。もう謝ってもやめてやらないから覚悟しとけよ。」

 マリオスがそれだけ言い終わると、

「1回戦第3試合始め。」

 審判から開始の合図がされた。

 それと同時に攻めてきたのは、マリオスだ。右手に持っていた剣を勢いよく振り下ろしてきた。それを軽くかわしてやると、

「この攻撃をかわすとはやるな。」

 何を言っているんだと思った。フェイクも入れずに真正面から来た攻撃をかわすことなど造作もないのになどと考えていたら、今度は、右から仕掛けてきた。それをかわし、マリオスの頭上から剣を振り下ろした。

 それに気づいたマリオスは、なんとか俺の攻撃をかわした。

「さすがだねおじさん。これで終わりだと思ったのに。」

「なに、ガキの攻撃をかわすことなど造作も無いぜ。」

 マリオスは、内心ではかなりひやひやしていた。さっきの攻撃もかわすのが1秒でも遅れていたら当たっていた。こんなガキにそこまで追い詰められるなてあり得ないと考えていた。

 それから、マリオスは、俺に反撃をさせないために連続で切りかかってくる。だが、それを難無くかわしつつ反撃加えていった。時間が経つにつれて攻撃を防ぐのに精一杯になりつつあることに気づき焦りが出たのか、大振りの攻撃がきた。それにより出来た隙を付いて、一撃与え試合が終了した。

 マリオスは、負けたことが信じられないという顔をしていた。

「ガキ、今何をしやがった?」

「ただおじさんの左肩に剣を当てただけだけどそれがどうかした。」

 それを聞いたマリオスは未だに信じられないと言いたげな顔をしたままだったが、無視して闘技場を後にした。

 闘技場を出た瞬間、試合を見ていた観客達からもの凄い歓声が上がった。

「凄かった。」

「かっこよかったわよ。」

「優勝しろよ。」

「次の試合もお前を応援するぞ。」

 などと、いろいろな声が聞こえてきた。それを聞きながら父さん達のいる所へと戻った。

「ケンイチ、マリオスは強かったか?」

「そんなにかな。試合自体は余裕だったよ。」

「そうか。それでこそ俺の息子だ。2回戦も頑張れよ。」

「うん。頑張るよ。」

 父さんの質問に素直に答えた。

  「ケンイチ君かっこよかった。」

 父さんの横にいたヒョウカが俺の試合を見ていた感想を言ってきた。

「ありがとう。次もヒョウカに格好いいとこ見せなくちゃね。」

「うん。頑張ってね。」

 俺の言葉を聞いたヒョウカは顔を真っ赤にしながらそれだけ言うと、母さんの後ろに隠れてしまった。

「フフフ、ケンちゃんやるわね。」

 母さんの言葉に、頭をひねっていると、

「まだケンちゃん子供だから分からなくてもしょうが無いわね。」

 母さんは1人納得したような顔をしていた。

 俺達が、話している間にシェリーの試合の番が来ていた。

「それでは、1回戦第7試合始め。」

 審判のかけ声でシェリーの試合が開始された。






「彼の試合凄かった。対戦相手のマリオスを圧倒していた。それに比べて私は、本当に勝てるのだろうか。」

 私は、自分の試合がもうすぐに迫っていたときにそんな事を考えていた。そして、

「それでは1回戦第7試合を始めます。選手の方は闘技場にお集まりください。」

 自分の試合の開始のアナウンスを聞き闘技場の中へと入っていった。

 闘技場に入ると対戦相手の男はすでに待っていた。

「おいおい俺の相手はこんな嬢ちゃんかよ。冗談はやめてくれや。」

 私に向かって言ってきた。

「私の方が残念ですよ。こんな見た目だけの人が相手なんて。」

 男の言葉に抵抗して言ってやった。女にそこまで言われた男は、

「後で後悔しても知らないからな。覚えておけよ。」

 それだけ私に言って、男は審判の方を見た。その後すぐに、

「1回戦第7試合始め。」

 開始の合図がされた。怒りが限界に来ていた男は、合図と同時に攻撃を仕掛けてくる。その攻撃を剣で防いだ。それから連続で男が攻撃を仕掛けてきた。その攻撃は、単調で真正面から頭を狙ってくるものばかりだった。そのため、攻撃を防ぐのも容易いなものだった。

「嬢ちゃんなかなかやるな。だが防いでばかりでは俺には勝てないぞ。」

 男は不可解な笑み浮かべながら言ってきた。

「それはご忠告ありがとうございます。ですけど、」

 私は、男の攻撃を剣で受け止めずに受け流すことで、男は体勢を崩した。私は、この隙を突き攻撃をしかけた。攻撃に気づいた男は、剣で受けて防ごうとしたが間に合わずに攻撃が当たった。

 バカにしていた相手に負けたことでかなり悔しがっていたが、それを無視して闘技場の外へと出て行った。





 シェリーの試合は、なかなか見応えのあるものだった。最初の攻撃を防いだときも、手だけで相手の攻撃を受けるのでは無く、体全体を使って防いでいた。夏休み前の彼女では、手だけで防ぎに行き最初の一撃で負けていたと思う。そして最後の相手の力を利用した受け流しは見事だったと思う。

「最後のシェリーの受け流しは、パパが教えたの?」

「そうだ。シェリーちゃんもヒョウカちゃんも覚えが早くて教えがいがあって稽古をつけていて父さんも楽しいぞ。」

「それはよかったねパパ。」

 凄く嬉しそうであった。すると、

「母さんもシェリーちゃんとヒョウカちゃんに何か教えたいわね。」

 そんな事を言い、1人で何かを考え始めた。

 そして、1回戦の試合が全て終わり2回戦が開始された。俺は、2回戦と準決勝を難無く勝ち上がり決勝まで駒を進めた。

 シェリーは、2回戦の試合で、うまく相手の攻撃を受け流すことが出来ずに攻撃を受けてしまい負けてしまった。

 そして、俺の決勝戦が始まった。
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