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序章 第3章 夏休み
第28話 村での剣術大会 3
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俺の決勝戦の相手は、去年の大会決勝で父さんに負けて準優勝だったAランク冒険者のロイゼとの試合になった。
闘技場内で向かい合った俺とロイゼは、
「お前、ゴルドの息子らしいな。」
「そうですが、どうかされました。」
ロイゼが話しかけてきた。
「俺は去年お前の父親に負けて、リベンジする為だけにこの1年間鍛えてきた。だが今年参加しないだけじゃなくこんなガキを出してきて何を考えてやがるんだあの男は」
「さあ・・・・・・ですが俺でもこの大会で優勝できると思い参加させたのではないですか。」
「笑わせてくれるじゃねぇかガキ。だがなお前がここまで来れたのはただのラッキーだ、調子に乗ってると痛い目見るぞ。」
「そうかな? おじさん程度なら楽勝だよ僕。」
少し挑発してやると、
「面白いじゃねぇか。いつまで言っていられるかが楽しみだぜ。」
俺とロイゼの会話が終わるり、お互いに武器を構えると、
「決勝戦始め!!。」
審判から開始の合図が行われた。俺は、ロイゼが先に攻めてくるものだと思っていたが動かずにこちらを観察している。
にらみ合いが少しの間続いた。そして、攻撃を先に仕掛けてきたのはロイゼの方だった。両手に1本ずつ持っている剣で右と左から同時に斬りかかってきた。それをバックステップでかわし、その後すぐに攻撃に移った。それに気づいたロイゼは左手の剣で攻撃を受け止めて、すぐに右の剣で攻撃をしてくる。それを剣で受け止めて防ぐと、
「なかなかやるな。お前を少し見くびっていたぜ。だがな、」
ロイゼは、それを言った矢先、左手の剣で、攻撃してきたが剣速が先ほどとは比べものならない位に速くなっていた。それを後ろに下がることでなんとかかわし、
「凄いですね。今の攻撃、先までとは違いもの凄く早かったです。なにをしたんですか?」
「なに、ただ少し本気を出しただけさ。」
「今までは、手を抜いていたって事ですか?」
「まあそう言うことだな。ここまでの試合で俺が本気を出す相手もいなかったしな。」
ロイゼは、不敵な笑みを浮かべていた。まだこの男は何かを隠しているのかと思ってしまった。
それからも、剣速の早くなったロイゼの攻撃をかわし続けていたが、いつの間にか背にロープを背負ってしまった。ロイゼはそれをチャンスと思い、右、左と連続で斬りかかってきた。それを紙一重でかわしつつ、ロープから抜け出し、ロイゼとの距離をとった。ここまでは防戦一方だったが、ロイゼの攻撃にも目が慣れてきてたので、こちらから攻めてみたが簡単にかわされてしまった。俺は、そのままの体勢から、先ほどより早い攻撃を仕掛けた。なんとか攻撃をかわしはしたが、先ほどまでの余裕のある表情から険しい表情へと変わっていた。
「どうかな僕の攻撃は? 少しはおじさんをびっくりさせることが出来たかな?」
「そうだな。少しびっくりはしたが、その程度の攻撃で俺に勝とうなんて10年早いぜ。」
ロイゼは余裕の無くなった顔で言ってきたがそれがウソだと言うことはすぐに分かった。
「おじさん、そんなウソはつかなくていいからさ、さっさと本気を見せてよ。じゃないとすぐに試合終わっちゃうよ。」
「少し早い攻撃を出来るからって調子に乗るんじゃねぇぞガキが。」
ロイゼは、剣速だけで無く、自分自身の移動速までをあげて仕掛けてきた。俺の右側からかなりのスピードで迫ってくる。その攻撃をほんの少し後ろに下がることでかわして、それと同時に斬りかかった。自分の攻撃をかわされた事に少し動揺していたロイゼだったが、俺の攻撃をもう片方の手で持っていた剣で防いできた。
「お前、なんでさっきの俺の攻撃がかわせた。」
剣を交えながら聞いてきた。
「別に、ただ早いだけの攻撃なんて簡単にかわせますよ。」
それだけ言い、ロイゼとの距離をとった。そして、俺もスピードあげて仕掛けた。俺の攻撃を右から来ると思ったロイゼはそれを剣で防ごうとした。だが、実際に攻撃が来たのはそれとは全く逆の左からであった。何が起こったか全然分からずに混乱していたロイゼに連続で攻撃を仕掛けた。それをやっとの思いで防ぎ続けていたロイゼが、
「どうなってんだ?右だと思ったら左から攻撃が来る。左だと思ったら今度は右だ。全く意味が分かりやしね。もしかして魔法でも使ってるんじゃねえだろうな。」
俺は、攻撃の手を1度止めて答えてやった。
「魔法なんて使ってませんよ。それに俺の攻撃が逆から来ていると感じているのはあなただけですよ。」
「そんな訳あるわけあるか。魔法を使ってないならどうやってやってるんだ。」
「簡単なことですよ。殺気を込めたフェイントを仕掛けていただけですよ。それにそんな事をしなくてもあなたには勝てますが、試合を面白くするには丁度いいと思いまして。」
「なめやがって。ならこれならどうだ!!」
ロイゼは、目にも止まらぬ早さで攻撃を仕掛けてきたが、それを難無く受け止めて、
「では、こちらも少し本気を出しましょうか。」
それだけ言って後ろに下がり、剣を構え直しロイゼに向かって行った。速度をさっきよりも速めて連続で攻撃をしかけた。ロイゼは、俺の攻撃を防ぐので精一杯になっていった。
「どうしたんですか。僕がおじさんに勝つには10年早いんじゃなかったんですか?」
攻撃を仕掛けながら声をかけたが、返答はなかった。ロイゼの顔を見てみるとかなり苦しそうな顔をしていた。俺は、そろそろこの試合を終わらしてもいいかなと思い自身の速度をもう一段階あげていった。
「おじさんこれで終わらせますね。」
それだけ言って、ロイゼの背後に回り込み斬りかかった。背後からの攻撃に気づかづに受けてしまい試合終了となった。
決勝戦が終わるとすぐに表彰式は行われた。今回表彰されるのは優勝者と準優勝者のみで、俺とロイゼは2人横並び村長より賞状を受け取り式は終了となった。その後、
「ちょっといいか?」
ロイゼに呼び止められた。
「何ですか?」
「最後の攻撃、お前何をしたんだ?」
「ただ、おじさんの背後に回り込み攻撃しただけですが。」
「そうだよな。変なこと聞いて済まなかったな。それと、試合開始前にいろいろ言って済まなかったな。」
ロイゼは、俺に謝ってきた。
「いえ、それはお互い様ですよ。僕も、偉そうなことを言ってしまいすみませんでした。」
俺も一言誤り、ロイゼに手を伸ばして握手をかわした。それを見ていた観客席の人達から、もの凄い声援が上がった。
「よかったぞ。」
「またお前らの試合を見せてくれ。」
「いい試合をありがとう。」
など聞こえてきた。俺は、
「また機会がありましたらお手合わせお願いいたします。」
「こちらこそ是非またやろう。」
お互いに挨拶を交わした別れた。父さん達の元へと戻ると、
「優勝おめでとう。それでこそ私のライバルよ。」
「ケンイチ君、おめでとう。」
「さすが俺の息子だ。信じていたぞ。」
「今日は帰ってパーティーね。」
俺を見て言ってきた。皆に、
「ありがとう。」
それだけ伝えてから、家へと帰った。
闘技場内で向かい合った俺とロイゼは、
「お前、ゴルドの息子らしいな。」
「そうですが、どうかされました。」
ロイゼが話しかけてきた。
「俺は去年お前の父親に負けて、リベンジする為だけにこの1年間鍛えてきた。だが今年参加しないだけじゃなくこんなガキを出してきて何を考えてやがるんだあの男は」
「さあ・・・・・・ですが俺でもこの大会で優勝できると思い参加させたのではないですか。」
「笑わせてくれるじゃねぇかガキ。だがなお前がここまで来れたのはただのラッキーだ、調子に乗ってると痛い目見るぞ。」
「そうかな? おじさん程度なら楽勝だよ僕。」
少し挑発してやると、
「面白いじゃねぇか。いつまで言っていられるかが楽しみだぜ。」
俺とロイゼの会話が終わるり、お互いに武器を構えると、
「決勝戦始め!!。」
審判から開始の合図が行われた。俺は、ロイゼが先に攻めてくるものだと思っていたが動かずにこちらを観察している。
にらみ合いが少しの間続いた。そして、攻撃を先に仕掛けてきたのはロイゼの方だった。両手に1本ずつ持っている剣で右と左から同時に斬りかかってきた。それをバックステップでかわし、その後すぐに攻撃に移った。それに気づいたロイゼは左手の剣で攻撃を受け止めて、すぐに右の剣で攻撃をしてくる。それを剣で受け止めて防ぐと、
「なかなかやるな。お前を少し見くびっていたぜ。だがな、」
ロイゼは、それを言った矢先、左手の剣で、攻撃してきたが剣速が先ほどとは比べものならない位に速くなっていた。それを後ろに下がることでなんとかかわし、
「凄いですね。今の攻撃、先までとは違いもの凄く早かったです。なにをしたんですか?」
「なに、ただ少し本気を出しただけさ。」
「今までは、手を抜いていたって事ですか?」
「まあそう言うことだな。ここまでの試合で俺が本気を出す相手もいなかったしな。」
ロイゼは、不敵な笑みを浮かべていた。まだこの男は何かを隠しているのかと思ってしまった。
それからも、剣速の早くなったロイゼの攻撃をかわし続けていたが、いつの間にか背にロープを背負ってしまった。ロイゼはそれをチャンスと思い、右、左と連続で斬りかかってきた。それを紙一重でかわしつつ、ロープから抜け出し、ロイゼとの距離をとった。ここまでは防戦一方だったが、ロイゼの攻撃にも目が慣れてきてたので、こちらから攻めてみたが簡単にかわされてしまった。俺は、そのままの体勢から、先ほどより早い攻撃を仕掛けた。なんとか攻撃をかわしはしたが、先ほどまでの余裕のある表情から険しい表情へと変わっていた。
「どうかな僕の攻撃は? 少しはおじさんをびっくりさせることが出来たかな?」
「そうだな。少しびっくりはしたが、その程度の攻撃で俺に勝とうなんて10年早いぜ。」
ロイゼは余裕の無くなった顔で言ってきたがそれがウソだと言うことはすぐに分かった。
「おじさん、そんなウソはつかなくていいからさ、さっさと本気を見せてよ。じゃないとすぐに試合終わっちゃうよ。」
「少し早い攻撃を出来るからって調子に乗るんじゃねぇぞガキが。」
ロイゼは、剣速だけで無く、自分自身の移動速までをあげて仕掛けてきた。俺の右側からかなりのスピードで迫ってくる。その攻撃をほんの少し後ろに下がることでかわして、それと同時に斬りかかった。自分の攻撃をかわされた事に少し動揺していたロイゼだったが、俺の攻撃をもう片方の手で持っていた剣で防いできた。
「お前、なんでさっきの俺の攻撃がかわせた。」
剣を交えながら聞いてきた。
「別に、ただ早いだけの攻撃なんて簡単にかわせますよ。」
それだけ言い、ロイゼとの距離をとった。そして、俺もスピードあげて仕掛けた。俺の攻撃を右から来ると思ったロイゼはそれを剣で防ごうとした。だが、実際に攻撃が来たのはそれとは全く逆の左からであった。何が起こったか全然分からずに混乱していたロイゼに連続で攻撃を仕掛けた。それをやっとの思いで防ぎ続けていたロイゼが、
「どうなってんだ?右だと思ったら左から攻撃が来る。左だと思ったら今度は右だ。全く意味が分かりやしね。もしかして魔法でも使ってるんじゃねえだろうな。」
俺は、攻撃の手を1度止めて答えてやった。
「魔法なんて使ってませんよ。それに俺の攻撃が逆から来ていると感じているのはあなただけですよ。」
「そんな訳あるわけあるか。魔法を使ってないならどうやってやってるんだ。」
「簡単なことですよ。殺気を込めたフェイントを仕掛けていただけですよ。それにそんな事をしなくてもあなたには勝てますが、試合を面白くするには丁度いいと思いまして。」
「なめやがって。ならこれならどうだ!!」
ロイゼは、目にも止まらぬ早さで攻撃を仕掛けてきたが、それを難無く受け止めて、
「では、こちらも少し本気を出しましょうか。」
それだけ言って後ろに下がり、剣を構え直しロイゼに向かって行った。速度をさっきよりも速めて連続で攻撃をしかけた。ロイゼは、俺の攻撃を防ぐので精一杯になっていった。
「どうしたんですか。僕がおじさんに勝つには10年早いんじゃなかったんですか?」
攻撃を仕掛けながら声をかけたが、返答はなかった。ロイゼの顔を見てみるとかなり苦しそうな顔をしていた。俺は、そろそろこの試合を終わらしてもいいかなと思い自身の速度をもう一段階あげていった。
「おじさんこれで終わらせますね。」
それだけ言って、ロイゼの背後に回り込み斬りかかった。背後からの攻撃に気づかづに受けてしまい試合終了となった。
決勝戦が終わるとすぐに表彰式は行われた。今回表彰されるのは優勝者と準優勝者のみで、俺とロイゼは2人横並び村長より賞状を受け取り式は終了となった。その後、
「ちょっといいか?」
ロイゼに呼び止められた。
「何ですか?」
「最後の攻撃、お前何をしたんだ?」
「ただ、おじさんの背後に回り込み攻撃しただけですが。」
「そうだよな。変なこと聞いて済まなかったな。それと、試合開始前にいろいろ言って済まなかったな。」
ロイゼは、俺に謝ってきた。
「いえ、それはお互い様ですよ。僕も、偉そうなことを言ってしまいすみませんでした。」
俺も一言誤り、ロイゼに手を伸ばして握手をかわした。それを見ていた観客席の人達から、もの凄い声援が上がった。
「よかったぞ。」
「またお前らの試合を見せてくれ。」
「いい試合をありがとう。」
など聞こえてきた。俺は、
「また機会がありましたらお手合わせお願いいたします。」
「こちらこそ是非またやろう。」
お互いに挨拶を交わした別れた。父さん達の元へと戻ると、
「優勝おめでとう。それでこそ私のライバルよ。」
「ケンイチ君、おめでとう。」
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「ありがとう。」
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