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序章 第3章 夏休み
第33話 父との再戦 2
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昼食後、休憩を挟み庭へと出た。
今回の模擬戦も母さんが審判役であった。ルールは前回と少し変更になり、魔法有りで参ったと言うまで、になった。
お互いに右手に刃の付いていない剣を構えて一定の距離を取っている。
俺と父さんの準備が整ったのを確認した母さんが、
「それでは、模擬試合始め!!」
宣言をしてくれた。それと同時に父さんが右から攻撃を仕掛けてきた。俺は強化と気配察知に魔力察知を使いその攻撃を受けてたった。剣で攻撃を防ぐが、力で押し込もうとしてきた。真っ向から対抗しては、いくら強化を使っていても分が悪いと思い、その力を利用して父さんの体勢を崩させた。その隙を突き、蹴りを一撃与えた。だが父さんはそれを剣で防ぎながら後ろへと下がった。
「なかなかやるな。だがまだ様子見ってとこか?」
「さすがだね父さん。じゃぁ少し予定よりは早いけど僕からも攻撃を仕掛けようかな。」
「お前のこの4ヵ月の成果を見せてみろ。」
どっしりと構える父さんに迫っていった。村での剣術大会の決勝でロイゼ相手に使ったフェイントを使い攻撃を仕掛けた。父さんは、俺のフェイントの方に意識が行っていた。
俺のフェイントの攻撃を防ごうとした瞬間にそれが消えて、本来の俺の攻撃が父さんに当たりかけたが、
「アースウォール。」
小声で父さんが呟くと、背後に土の壁が現れた。俺は、少し勝ちを意識して魔力察知と気配察知を解いていた為に父さんの魔法の発動に気づけなかった。
「もう少しだったのに。」
「ケンイチ、魔法有りの試合で父さんに勝てると思うなよ。」
「そうだね。少し父さんを甘く見てたのは反省するけど、僕の一撃を防いだくらいで調子に乗らないでよね。」
「では、ケンイチこの状況でどう攻めてくる?」
今俺の前には、でかい土の壁が有り父さんの姿を完全に隠してしまっている。本来この状況では、攻め手がないのが普通である。だが、まず気配察知で父さんの位置を確認してから、強化を腕に集中して使い筋力を上げて、壁を破壊した。
「壁を壊すとはやるじゃないか、だがな。」
父さんに近づこうとした瞬間に、魔法を放とうとするのを確認出来たため、剣に魔法反射の付与を行った。
「ウォータショット。」
高速の水の弾丸を3発放ってきた。視界自体は、先ほど壊した壁の砂煙ではっきりしないが、魔力察知で向かってきている魔法は見えていた。魔法を剣で切り裂き消滅させた。
「うなバカな。魔法を剣で切り裂いて消滅させるなんて聞いたこと無いぞ。」
「僕が魔法学院で編み出した技だよ。」
父さんの驚き顔を見れて満足だった。だが、それも一瞬の事ですぐに意識を俺の方に向けてきた。さっきよりも顔つきが険しくなっていた。
俺が1度深呼吸をしようとしたのと同時に攻撃を仕掛けてきた。タイミングとしては見事だったが、読めていればなんてことはない。右からの攻撃に左から攻撃を出した。剣と剣がぶつかり合った。父さんの力に負けた俺は後ろに吹っ飛ばされてしまった。なんとかこけずに踏ん張ったものの体勢を崩してしまった。
なんとか体勢を整えようとした瞬間、目の前に父さんがいた。右から、なぎ払うように剣を振ってきた。それをジャンプしてかわすし、父さんの顔を見てみると、顔に笑みが浮かんでいた。しまったと思ってしまった時には少し遅かった。父さんはかなりの魔力を集めていた。
「ウォータードラゴン。」
父さんが魔法名を呟くと同時に水で作られた龍が俺に向かってきた。ジャンプで飛び上がったままだったため逃げ場がなく、このままでは、俺の負けになってしまう。そのため、結界を張って足場にした。それを蹴り勢いをつけて父さんに向けて降下していった、剣には魔法反射が付与してあったままだったので、水の龍を切り裂き消滅させた。連速で小型の水魔法を放ってくる。それを全て消滅させて父さんの元へと降りた。
「父さんの負けだな。あれだけの魔法を全て消滅させられては手も足も出ないな。」
「ありがと。でも父さんとの試合楽しかったよ。またやろうよ。」
「そうだな。いつでも相手になるぞ。」
握手を交わしながら話していると、
「ケンちゃん強くなったわね。母さん嬉しいわ。」
母さんは目元に涙を浮かべていた。息子が成長していることが嬉しかったんだと思った。
「母さん、僕はこれからまだまだ成長するんだから見守っていてね。」
「そうね。分かったわ。」
母さんは涙をぬぐいながら答えた。
その後、家で夕食を食べてからすぐに寝てしまった。
それから1ヵ月と2週間が過ぎ、もうすぐ夏休みが終わり学院へと戻る前日の夜、
「ケンイチ、ケンイチ聞こえますか。」
頭の中に声が響いた。この声には聞き覚えがある。
「もしかして神様のフィオーネ様ですか?」
「そうですよ。お久しぶりですね。後、声に出さなくても頭の中で念じるらしいですよ。」
「こんな感じですか?」
「そうですそうです。」
「フィオーネ様、今回は何のご用でしょうか?」
「それはですね。明日あなたにすてきな出会いがあることを教えてあげようと思いまして。」
「すてきな出会いって何ですか?」
「それは、会ってみてのお楽しみですよ。」
それだけ言うと、話が出来なくなった。とりあえず神様の言葉が本当なら明日誰かと会うことになる。楽しみにしておこうと思った。
そして翌日、総合魔法学院へと戻るのだった。
今回の模擬戦も母さんが審判役であった。ルールは前回と少し変更になり、魔法有りで参ったと言うまで、になった。
お互いに右手に刃の付いていない剣を構えて一定の距離を取っている。
俺と父さんの準備が整ったのを確認した母さんが、
「それでは、模擬試合始め!!」
宣言をしてくれた。それと同時に父さんが右から攻撃を仕掛けてきた。俺は強化と気配察知に魔力察知を使いその攻撃を受けてたった。剣で攻撃を防ぐが、力で押し込もうとしてきた。真っ向から対抗しては、いくら強化を使っていても分が悪いと思い、その力を利用して父さんの体勢を崩させた。その隙を突き、蹴りを一撃与えた。だが父さんはそれを剣で防ぎながら後ろへと下がった。
「なかなかやるな。だがまだ様子見ってとこか?」
「さすがだね父さん。じゃぁ少し予定よりは早いけど僕からも攻撃を仕掛けようかな。」
「お前のこの4ヵ月の成果を見せてみろ。」
どっしりと構える父さんに迫っていった。村での剣術大会の決勝でロイゼ相手に使ったフェイントを使い攻撃を仕掛けた。父さんは、俺のフェイントの方に意識が行っていた。
俺のフェイントの攻撃を防ごうとした瞬間にそれが消えて、本来の俺の攻撃が父さんに当たりかけたが、
「アースウォール。」
小声で父さんが呟くと、背後に土の壁が現れた。俺は、少し勝ちを意識して魔力察知と気配察知を解いていた為に父さんの魔法の発動に気づけなかった。
「もう少しだったのに。」
「ケンイチ、魔法有りの試合で父さんに勝てると思うなよ。」
「そうだね。少し父さんを甘く見てたのは反省するけど、僕の一撃を防いだくらいで調子に乗らないでよね。」
「では、ケンイチこの状況でどう攻めてくる?」
今俺の前には、でかい土の壁が有り父さんの姿を完全に隠してしまっている。本来この状況では、攻め手がないのが普通である。だが、まず気配察知で父さんの位置を確認してから、強化を腕に集中して使い筋力を上げて、壁を破壊した。
「壁を壊すとはやるじゃないか、だがな。」
父さんに近づこうとした瞬間に、魔法を放とうとするのを確認出来たため、剣に魔法反射の付与を行った。
「ウォータショット。」
高速の水の弾丸を3発放ってきた。視界自体は、先ほど壊した壁の砂煙ではっきりしないが、魔力察知で向かってきている魔法は見えていた。魔法を剣で切り裂き消滅させた。
「うなバカな。魔法を剣で切り裂いて消滅させるなんて聞いたこと無いぞ。」
「僕が魔法学院で編み出した技だよ。」
父さんの驚き顔を見れて満足だった。だが、それも一瞬の事ですぐに意識を俺の方に向けてきた。さっきよりも顔つきが険しくなっていた。
俺が1度深呼吸をしようとしたのと同時に攻撃を仕掛けてきた。タイミングとしては見事だったが、読めていればなんてことはない。右からの攻撃に左から攻撃を出した。剣と剣がぶつかり合った。父さんの力に負けた俺は後ろに吹っ飛ばされてしまった。なんとかこけずに踏ん張ったものの体勢を崩してしまった。
なんとか体勢を整えようとした瞬間、目の前に父さんがいた。右から、なぎ払うように剣を振ってきた。それをジャンプしてかわすし、父さんの顔を見てみると、顔に笑みが浮かんでいた。しまったと思ってしまった時には少し遅かった。父さんはかなりの魔力を集めていた。
「ウォータードラゴン。」
父さんが魔法名を呟くと同時に水で作られた龍が俺に向かってきた。ジャンプで飛び上がったままだったため逃げ場がなく、このままでは、俺の負けになってしまう。そのため、結界を張って足場にした。それを蹴り勢いをつけて父さんに向けて降下していった、剣には魔法反射が付与してあったままだったので、水の龍を切り裂き消滅させた。連速で小型の水魔法を放ってくる。それを全て消滅させて父さんの元へと降りた。
「父さんの負けだな。あれだけの魔法を全て消滅させられては手も足も出ないな。」
「ありがと。でも父さんとの試合楽しかったよ。またやろうよ。」
「そうだな。いつでも相手になるぞ。」
握手を交わしながら話していると、
「ケンちゃん強くなったわね。母さん嬉しいわ。」
母さんは目元に涙を浮かべていた。息子が成長していることが嬉しかったんだと思った。
「母さん、僕はこれからまだまだ成長するんだから見守っていてね。」
「そうね。分かったわ。」
母さんは涙をぬぐいながら答えた。
その後、家で夕食を食べてからすぐに寝てしまった。
それから1ヵ月と2週間が過ぎ、もうすぐ夏休みが終わり学院へと戻る前日の夜、
「ケンイチ、ケンイチ聞こえますか。」
頭の中に声が響いた。この声には聞き覚えがある。
「もしかして神様のフィオーネ様ですか?」
「そうですよ。お久しぶりですね。後、声に出さなくても頭の中で念じるらしいですよ。」
「こんな感じですか?」
「そうですそうです。」
「フィオーネ様、今回は何のご用でしょうか?」
「それはですね。明日あなたにすてきな出会いがあることを教えてあげようと思いまして。」
「すてきな出会いって何ですか?」
「それは、会ってみてのお楽しみですよ。」
それだけ言うと、話が出来なくなった。とりあえず神様の言葉が本当なら明日誰かと会うことになる。楽しみにしておこうと思った。
そして翌日、総合魔法学院へと戻るのだった。
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