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Sランク昇格編 第2章 盗賊討伐
第90話 報告
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ギルドマスターと一緒に王城へやってくると何故入り口の所使用人さんが俺達の事を待っていた。
城の中には何も言わずに通してもらえる。
城の中に入ると、式典の時城の中を案内してくれた執事さんが王様達の待つ部屋まで案内してくれた。
何故ここまでの準備されているのかと少し怖くなってくる。
「コンコン!」
部屋の扉をノックして、中に入る。
「ギルドマスターサイス様とソウルメイトの皆様をご案内して参りました」
中に入った執事さんは一礼しながら俺達の事を伝える。
「そうか、下がってよいぞ」
執事さんが部屋から出て行く。
「ケンイチ殿、どうぞ好きなところに座ってくれ」
お言葉に甘えてイスに座る。
「それでは今回の一件について話しを聞かせてもらおうか」
皆凄くワクワクした表情でこちらを見ている。
そんな顔で見られて困るのだが。
ギルドマスターに説明したとき同じ事を王様達に話す。
「それでは今回の一件はその魔族が黒幕だった訳だな。いやはやケンイチ殿は本当に凄いな」
笑いながら言ってくる。
「王様例の物をケンイチさん達に」
「おう、そうであったな」
王様は一度部屋の外に出て行く。
それから少しして戻ってくると、
「ソウルメイトの皆前に」
王様の言葉で前行く。
「これが新しい冒険者カードとSランク冒険者の証のバッチになる」
王様の手から直接いただく事になった。
冒険者カード自体は今までの物と遜色はなくランクが書いてあるところBからSランクになっていたぐらいである。バッチは小さくてすぐになくしてしまいそう小ささである。
バッチは服に何処に付けてもよいらしい。ただし他の人が見て見える場所に付けておかないといけないとのこと。
「よく似合っておるぞ」
「はい! 皆さんとてもお似合いです」
俺達は首元の襟に所それぞれバッチを付けた。バッチは一度付けるとなかなかとれないようになっているらしかった。
それから、王様達簡単な食事をして解散となった。
城を出ようとしたときに、
「お城に泊まられないのですか?」
エレナ様に言われたが、さすがまだ外も明るかったのでお断りした。
俺達は街の中で宿を取り泊まることになった。
明日、王様達に朝食に誘われていたため城からあまり離れていないところにした。
宿は城に近い所にあるため少し高くはあったが宿の中にお風呂はついている。
ウォルスメリン村から一直線に王都まで戻ってきたため野宿続きでお風呂の入る事が出来ていなかった。そのため、女子三人は宿の部屋に荷物を置いてすぐにお風呂へとダッシュで向かって行った。
俺も軽く汗を流すためにお風呂へと向かう。
今日は宿に泊まっている人が殆ど居なかったのかお風呂は貸し切り状態でのんびりと疲れを取る事が出来た。横の女子風呂からは三人の声が聞こえてきとても楽しそうであった。
三人よりも先に部屋へと戻った俺はベット上で横にながら戻ってくるのを待っていた。
寝るつもりはなかったのだが、
「ケンイチ起きなさい!」
「お兄ちゃん起きて!」
「ケンイチ君起きて!」
三人が俺の体を揺すってくる。
「悪い! 寝てたみたいだな」
三人に謝りながら体を起こす。
お風呂上がりの三人。まだ体からほんわかと湯気が出ていた。
俺は目をこすりながら、
「これからについて少し話さないか」
「これからどうするのよ」
髪を拭きながら言って来るシェリー。
「新しい国にでも行こうと思う。その道中の村で面白依頼などがあった依頼をこなしながら」
「そうね。この街にいたら、冒険どころかまともに依頼に行けるか分からないしね」
シェリーの言う通り。多分毎日のようにエレナ様が俺達の所に来るだろう。そうなれば依頼なんて言ってられない。
それにせっかくSランクにもなれたし、自由に動いていいと王様達にも言われている。
「それなら私行きたいところが……」
申し訳なさそうに手を上げて言うミカ。
「ミカ、何処か行きたいところあるの?」
「国名とか分からないんだけど海の近くにある街に行きたいと思って」
確かにな。
「それいいわね。少しずつ熱くなってきたし泳ぎたいわね」
卒業してからすでに三ヶ月が経とうとしていて夏も近づいていた。
「それもそうなんだけど、私魚料理が食べたいの。特にお刺身とか!」
力強く言うミカ。
「確かにこの世界に来てから魚料理を食べたことないな」
「やっぱり日本人ならお刺身を食べないとだよ」
「でも醤油あるか分からないぞ」
「それでもいいの!」
俺達二人で盛り上がっていると、
「日本人って何なの?」
会話の中に出てきた聞きなれない言葉について聞かれる。
「日本人って言うのは、俺達が元々住んでいた国の人を表す言葉だよ」
「でも、なんで魚料理なの? お刺身もそうなの?」
「そうだよ。お刺身って言うのは、生魚を切った物だよ。なんで魚料理かって言うと、俺達の住んでいた国は周りを海で囲まれている国だったんだよ。だから昔から魚を使った料理が多くあって俺達も昔からよく食べていたんだ」
「そうなの、でも生魚料理は難しいかも知れないわよ」
「だよな」
少し落ち込む俺とミカ。
「でも行ってみないと分からないわよ」
何故かとても前向き思考のミカ。
「そうだな。それで海が近くにある国って何処何だ?」
国に着いてはよく分からない、
「そうね、たしか……ここから南に行ったところにテルト王国って言う海に面している王国があるは、ここの王都は国の中心部ではなくて海に面した所にあるのよ。だから国中でさかな料理などがとても盛んでリゾートとかにもなっているわ」
「ならそこにしようよ」
「そうだな。泳いだりも出来るし、魚料理も食べられるしな」
「うん」
満場一致で次の目的地が決まるのだった。
城の中には何も言わずに通してもらえる。
城の中に入ると、式典の時城の中を案内してくれた執事さんが王様達の待つ部屋まで案内してくれた。
何故ここまでの準備されているのかと少し怖くなってくる。
「コンコン!」
部屋の扉をノックして、中に入る。
「ギルドマスターサイス様とソウルメイトの皆様をご案内して参りました」
中に入った執事さんは一礼しながら俺達の事を伝える。
「そうか、下がってよいぞ」
執事さんが部屋から出て行く。
「ケンイチ殿、どうぞ好きなところに座ってくれ」
お言葉に甘えてイスに座る。
「それでは今回の一件について話しを聞かせてもらおうか」
皆凄くワクワクした表情でこちらを見ている。
そんな顔で見られて困るのだが。
ギルドマスターに説明したとき同じ事を王様達に話す。
「それでは今回の一件はその魔族が黒幕だった訳だな。いやはやケンイチ殿は本当に凄いな」
笑いながら言ってくる。
「王様例の物をケンイチさん達に」
「おう、そうであったな」
王様は一度部屋の外に出て行く。
それから少しして戻ってくると、
「ソウルメイトの皆前に」
王様の言葉で前行く。
「これが新しい冒険者カードとSランク冒険者の証のバッチになる」
王様の手から直接いただく事になった。
冒険者カード自体は今までの物と遜色はなくランクが書いてあるところBからSランクになっていたぐらいである。バッチは小さくてすぐになくしてしまいそう小ささである。
バッチは服に何処に付けてもよいらしい。ただし他の人が見て見える場所に付けておかないといけないとのこと。
「よく似合っておるぞ」
「はい! 皆さんとてもお似合いです」
俺達は首元の襟に所それぞれバッチを付けた。バッチは一度付けるとなかなかとれないようになっているらしかった。
それから、王様達簡単な食事をして解散となった。
城を出ようとしたときに、
「お城に泊まられないのですか?」
エレナ様に言われたが、さすがまだ外も明るかったのでお断りした。
俺達は街の中で宿を取り泊まることになった。
明日、王様達に朝食に誘われていたため城からあまり離れていないところにした。
宿は城に近い所にあるため少し高くはあったが宿の中にお風呂はついている。
ウォルスメリン村から一直線に王都まで戻ってきたため野宿続きでお風呂の入る事が出来ていなかった。そのため、女子三人は宿の部屋に荷物を置いてすぐにお風呂へとダッシュで向かって行った。
俺も軽く汗を流すためにお風呂へと向かう。
今日は宿に泊まっている人が殆ど居なかったのかお風呂は貸し切り状態でのんびりと疲れを取る事が出来た。横の女子風呂からは三人の声が聞こえてきとても楽しそうであった。
三人よりも先に部屋へと戻った俺はベット上で横にながら戻ってくるのを待っていた。
寝るつもりはなかったのだが、
「ケンイチ起きなさい!」
「お兄ちゃん起きて!」
「ケンイチ君起きて!」
三人が俺の体を揺すってくる。
「悪い! 寝てたみたいだな」
三人に謝りながら体を起こす。
お風呂上がりの三人。まだ体からほんわかと湯気が出ていた。
俺は目をこすりながら、
「これからについて少し話さないか」
「これからどうするのよ」
髪を拭きながら言って来るシェリー。
「新しい国にでも行こうと思う。その道中の村で面白依頼などがあった依頼をこなしながら」
「そうね。この街にいたら、冒険どころかまともに依頼に行けるか分からないしね」
シェリーの言う通り。多分毎日のようにエレナ様が俺達の所に来るだろう。そうなれば依頼なんて言ってられない。
それにせっかくSランクにもなれたし、自由に動いていいと王様達にも言われている。
「それなら私行きたいところが……」
申し訳なさそうに手を上げて言うミカ。
「ミカ、何処か行きたいところあるの?」
「国名とか分からないんだけど海の近くにある街に行きたいと思って」
確かにな。
「それいいわね。少しずつ熱くなってきたし泳ぎたいわね」
卒業してからすでに三ヶ月が経とうとしていて夏も近づいていた。
「それもそうなんだけど、私魚料理が食べたいの。特にお刺身とか!」
力強く言うミカ。
「確かにこの世界に来てから魚料理を食べたことないな」
「やっぱり日本人ならお刺身を食べないとだよ」
「でも醤油あるか分からないぞ」
「それでもいいの!」
俺達二人で盛り上がっていると、
「日本人って何なの?」
会話の中に出てきた聞きなれない言葉について聞かれる。
「日本人って言うのは、俺達が元々住んでいた国の人を表す言葉だよ」
「でも、なんで魚料理なの? お刺身もそうなの?」
「そうだよ。お刺身って言うのは、生魚を切った物だよ。なんで魚料理かって言うと、俺達の住んでいた国は周りを海で囲まれている国だったんだよ。だから昔から魚を使った料理が多くあって俺達も昔からよく食べていたんだ」
「そうなの、でも生魚料理は難しいかも知れないわよ」
「だよな」
少し落ち込む俺とミカ。
「でも行ってみないと分からないわよ」
何故かとても前向き思考のミカ。
「そうだな。それで海が近くにある国って何処何だ?」
国に着いてはよく分からない、
「そうね、たしか……ここから南に行ったところにテルト王国って言う海に面している王国があるは、ここの王都は国の中心部ではなくて海に面した所にあるのよ。だから国中でさかな料理などがとても盛んでリゾートとかにもなっているわ」
「ならそこにしようよ」
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「うん」
満場一致で次の目的地が決まるのだった。
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