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テルト王国編 第三章 海底遺跡
第109話 海底遺跡 1
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翌朝、宿で朝食を済ませた俺達は昨日と同じ港へとやって来ていた。
昨日ギルドで海底遺跡の調査の許可を取り早速今日向おうとしている。
「遅かったな!」
こちらに向って手を振っているリクさん。昨日のクラーケン討伐の際に船を出してくれた人である。
そして今日も昨日と同じ場所まで船を出して貰う事になっていた。
俺達よりも先に港に来て船の準備をしてくれているみたいであった。
「今日もお願いいたします」
俺は二日続けて船を出してもらえることに対して頭を下げてお礼を言った。
それに続きシェリー達三人も頭を下げた。
「おいおい、やめてくれよ」
顔を赤くしながら言ってくるリクさん。
昨日のクラーケンの討伐の話しはすでに街全体へと伝わっていて早速漁師さん達が準備を始めていた。そのため港の中にはすでに多くの人が居るのである。
そして俺達が頭を下げている事で港にいる者の視線の殆どがこちらへと集っているのであった。
そのことに対して少し困った顔になっている。
「早く出発するぞ!」
俺達が頭を上げるの待たずに一人先に船へと乗っていく。
俺達はそれに続き船の中に入る。
リクさんはこちらに顔を見せなかったが見るからに恥ずかしそうにしていた。
全員の乗り込みを確認するとすぐに船が動き出したのである。全員と言ってもリクさんを合わせて五人しか居ないんだけど。
船が出発すると同時に朝二の鐘が鳴っていた。
それからしばらくの間はゆったりとした船旅となっていた。
今回の目的は海底遺跡の調査でもあったため皆緊張感はなくのびのびしている。ただそれは昨日も同じだったような気もするけど。
船の上でボール遊びをしているシェリー達三人。
「ケンイチも一緒に遊ぼう~よ」
海を見ていた俺にシェリーが声を掛けてきた。
正直無駄な体力を使いたくないと思っていたのだが、ここで拒否するとシェリーとミカがうるさそうだったので渋々参加する事にした。
それから暫くの間は四人でバレー的な物をして遊んでいた。最初の内はただボールを回して遊んでいたのだがミカが
「せっかくなら二対二で勝負しようよ」
などと言い始めたのである。それにシェリーものってしまい俺とヒョウカは断れなくなってしまった。
船の中にネットがありそれを使い簡単なコートを作った。
チームは俺とヒョウカ、シェリーとミカに別れて試合が行われることになった。どうやって決めたのか、じゃんけんである。結果に対して二人は文句を言っていたが俺はそれを無視してさっさと試合を始めて行く。
最初の内はお互いにいい勝負をしていたのだがシェリーのミスから息が合わなくなっていき、最終的に俺達圧勝と言う結果で試合は終っていた。
シェリー達はとても悔しがっていた。
すると、
「もうすぐ目的の場所に着くぞ!」
船室からリクさんの声が聞こえてきた。
その声を聞き準備に取りかかる俺達。ただ、先程の負けを未だに引きずっている二人。
「お前らも早く準備をしろ!」
正直準備と言うほどたいそうなことはしない。ただ先程遊んでいた物を片付けたり。持ち物の確認をしたり位である。
「は~い」
だるそうに返事をする二人。
本番はこれからなのに大丈夫なのか? と思いながら準備を進めていく。
そんな事をしている間に昨日と同じ場所へと到着した。
クラーケンが居たと時とは違い、空の色も普通に戻っていて、昨日のような暗い雰囲気もなくなっている。
ミレイのフライの魔法と俺の酸素と付与した結界を全員に掛けて海の中へと入り海底遺跡へと向っていく。
昨日ギルドで海底遺跡の調査の許可を取り早速今日向おうとしている。
「遅かったな!」
こちらに向って手を振っているリクさん。昨日のクラーケン討伐の際に船を出してくれた人である。
そして今日も昨日と同じ場所まで船を出して貰う事になっていた。
俺達よりも先に港に来て船の準備をしてくれているみたいであった。
「今日もお願いいたします」
俺は二日続けて船を出してもらえることに対して頭を下げてお礼を言った。
それに続きシェリー達三人も頭を下げた。
「おいおい、やめてくれよ」
顔を赤くしながら言ってくるリクさん。
昨日のクラーケンの討伐の話しはすでに街全体へと伝わっていて早速漁師さん達が準備を始めていた。そのため港の中にはすでに多くの人が居るのである。
そして俺達が頭を下げている事で港にいる者の視線の殆どがこちらへと集っているのであった。
そのことに対して少し困った顔になっている。
「早く出発するぞ!」
俺達が頭を上げるの待たずに一人先に船へと乗っていく。
俺達はそれに続き船の中に入る。
リクさんはこちらに顔を見せなかったが見るからに恥ずかしそうにしていた。
全員の乗り込みを確認するとすぐに船が動き出したのである。全員と言ってもリクさんを合わせて五人しか居ないんだけど。
船が出発すると同時に朝二の鐘が鳴っていた。
それからしばらくの間はゆったりとした船旅となっていた。
今回の目的は海底遺跡の調査でもあったため皆緊張感はなくのびのびしている。ただそれは昨日も同じだったような気もするけど。
船の上でボール遊びをしているシェリー達三人。
「ケンイチも一緒に遊ぼう~よ」
海を見ていた俺にシェリーが声を掛けてきた。
正直無駄な体力を使いたくないと思っていたのだが、ここで拒否するとシェリーとミカがうるさそうだったので渋々参加する事にした。
それから暫くの間は四人でバレー的な物をして遊んでいた。最初の内はただボールを回して遊んでいたのだがミカが
「せっかくなら二対二で勝負しようよ」
などと言い始めたのである。それにシェリーものってしまい俺とヒョウカは断れなくなってしまった。
船の中にネットがありそれを使い簡単なコートを作った。
チームは俺とヒョウカ、シェリーとミカに別れて試合が行われることになった。どうやって決めたのか、じゃんけんである。結果に対して二人は文句を言っていたが俺はそれを無視してさっさと試合を始めて行く。
最初の内はお互いにいい勝負をしていたのだがシェリーのミスから息が合わなくなっていき、最終的に俺達圧勝と言う結果で試合は終っていた。
シェリー達はとても悔しがっていた。
すると、
「もうすぐ目的の場所に着くぞ!」
船室からリクさんの声が聞こえてきた。
その声を聞き準備に取りかかる俺達。ただ、先程の負けを未だに引きずっている二人。
「お前らも早く準備をしろ!」
正直準備と言うほどたいそうなことはしない。ただ先程遊んでいた物を片付けたり。持ち物の確認をしたり位である。
「は~い」
だるそうに返事をする二人。
本番はこれからなのに大丈夫なのか? と思いながら準備を進めていく。
そんな事をしている間に昨日と同じ場所へと到着した。
クラーケンが居たと時とは違い、空の色も普通に戻っていて、昨日のような暗い雰囲気もなくなっている。
ミレイのフライの魔法と俺の酸素と付与した結界を全員に掛けて海の中へと入り海底遺跡へと向っていく。
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