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第一章 冒険者パーティー追放
第一話 パーティー追放
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俺、アルク=スピッチャー十八歳は、王都クルシャで冒険者をやっている。
いや、いたというのが正しいだろう。なぜなら、今現在、冒険者ギルドの一角でパーティーリーダーのガイル=ケッチによってパーティーからの追放を告げられたのである。
「???」
だが、その追放の言葉を聞いて俺は誰のことを言っているのか分からなかった。
だって、俺はこのパーティーで一番役に立っているはず、そんな俺を追放する意味が分からない。
そんなことを考えながらガイルの言葉に対して頭を捻っていると、
「おまえのことを言っているのが分からないのかアルク!」
(俺の事か!) と、心の中で突っ込みながら理解した。
(何が原因だ? 迷惑をかけたこともないし、足手まといにもなっていないぞ)
「この俺ガイルのパーティーに何もできない無能な荷物運びは必要ないんだよ!」
(フムフム)
冷静にその言葉を聞いていた。
ガイル=ケッチは俺の所属する冒険者パーティーのリーダーで聖剣の神から授かりし技術を持っている。この聖剣はどんな剣や剣に関するスキルを自在に使える物でそれを利用し、どんなモンスターでも一撃で倒してきた。そして今この王都にいる冒険者の中では将来を一番期待されている冒険者なのである。
「俺が無能なのか?」
どうして俺を無能だなんて決めつける。
荷物運びに関して俺の右に出る者なんていないぞ。どんだけでかい物でも、どれだけ量があろうと俺なら一人で運ぶことが出来る。そんな俺を追い出すなんて何を考えているんだ。
「無能だよ! 荷物運び以外何もできないだろう! 戦闘にも参加しなけりゃ、モンスターに襲われた時なんておまえを守るために俺たちの内、誰かが守らないといけないんだ! どんだけ迷惑なことか!」
(っえ! そんなことで!)
そんな程度の大したこともない理由で俺を追い出すのか?
「ガイルの言う通りよ! 私たちは本当ならすでにCランク冒険者になっていたはずよ! それをあなたがいるせいで依頼達成速度も遅くなって、Cランクに上がるための既定の依頼数を達成できてなくて私達は未だにDランクなのよ!」
俺に対して、そんなことを言ってきたのはこのパーティーの後衛を務める魔術師、セシル=セールス。十八歳、長い青髪に鋭い目をしている彼女はこのパーティーの副リーダーを務めている。
今現在、鋭い目つきで俺のことを睨んできているのだ。
(なぜ俺が睨まれているんだ? 別におまえの好きなガイルを取ったりはしてないぞ!)
俺は、睨まれている理由を考えたが見当が付かない
「ガイルもっと言ってやってよ! こんな無意味な精霊使役の神から授かりし技術しか使えない無能なんてこのパーティーにいらないってさ」
そんなことを言ってきたのはリア=スケルト。十八歳の冒険者。武道の神から授かりし技術を持ち、魔力を拳に集めて攻撃力を上げたり、足に魔力を集めて高速移動したかく乱など、近接戦を得意としている。後ろで結んだ赤髪が特徴的な彼女はセシル同様に俺を親の仇を見るような目で睨んできていた。
(おいおい、俺はこの二人にどれだけ嫌われているんだ?)
二人の態度を見ていて、そんなことを思った。
(全く気付かなかったが俺はこのパーティーでこれほどまでに嫌われていたとはな~、だが、そんなに言われるほどのことか? )
パーティーの荷物運び役として、ありとあらゆる冒険に必要な道具を持ち歩いていて、種類もさることながら量も一週間は何が起きても問題ないくらい持っていた。
これは他の冒険者には絶対できないことだろう。
「おいおい、俺程の荷物運びをできるやつはいないぞ!」
「ああ、確かにいないよな。だが俺たちのパーティーには必要のない要素だがな」
意味の分からんことを言う。
冒険者にはある程度必要な道具がある。それを持っているのはこのパーティーで俺だけだ。
それに、仕事前には絶対に買い揃えているし道具の手入れだって欠かしたことはない。
「よく考えてみろ! 俺たちがおまえの持つ道具に頼ることがあるか? 無いよな、そらそうだ。俺たちのパーティーはモンスターを一撃で倒し、セシルの探索魔法で奇襲も防ぎトラップだって回避できる。そんな中で俺たちがダメージを受けることはない。つまり、おまえの持つ道具は俺たちには必要無い物なんだよ! そしてこれからもそれは変わらないことだ」
(マジか! そんなバカなことを言う奴がこの世界にいるのか!?)
などと心の中で突っ込みながら少し落ち込んだ様子を見せる。
「そうか、やっと自分自身の無能さを理解したか!」
(いやいや、誰が無能なんだよ)
それに、俺の能力は別に荷物運びだけと言うわけじゃない。ある人との約束があるからただ攻撃に参加しないだけなんだが、これは誰にも話してないし話したところで信じてもらえないだろう。
「皆! なんでアルクのことをそんなに悪く言うの!」
俺とガイルたち三人の話に入ってきたのはこのパーティーの支援役、回復と付与の魔術を使うアメリア=スピルス。俺たちと同じ十八歳の冒険者。長い金髪に整った顔立ち、赤い瞳を持つ彼女はいつも俺のことを見ていた。冒険中は俺の方ばかり見て他のメンバーの方をほぼ見ない。
なぜ彼女が俺のことをかばってくれるのかは分からない。
少し不思議に思いつつ彼女の方に視線をやると少し赤らめた様子を見せながらそっぽを向く。
より彼女のことが分からなくなった。
なぜ顔を赤らめながらそっぽを向くのだ。俺が何かをしたか? と、言うよりも俺は、ほとんどアメリアと話したことがない。
そんな彼女が俺をかばう理由なんてないと思うのだが・・・・・・。
これは一体どういうことなんだろうか?
いや、いたというのが正しいだろう。なぜなら、今現在、冒険者ギルドの一角でパーティーリーダーのガイル=ケッチによってパーティーからの追放を告げられたのである。
「???」
だが、その追放の言葉を聞いて俺は誰のことを言っているのか分からなかった。
だって、俺はこのパーティーで一番役に立っているはず、そんな俺を追放する意味が分からない。
そんなことを考えながらガイルの言葉に対して頭を捻っていると、
「おまえのことを言っているのが分からないのかアルク!」
(俺の事か!) と、心の中で突っ込みながら理解した。
(何が原因だ? 迷惑をかけたこともないし、足手まといにもなっていないぞ)
「この俺ガイルのパーティーに何もできない無能な荷物運びは必要ないんだよ!」
(フムフム)
冷静にその言葉を聞いていた。
ガイル=ケッチは俺の所属する冒険者パーティーのリーダーで聖剣の神から授かりし技術を持っている。この聖剣はどんな剣や剣に関するスキルを自在に使える物でそれを利用し、どんなモンスターでも一撃で倒してきた。そして今この王都にいる冒険者の中では将来を一番期待されている冒険者なのである。
「俺が無能なのか?」
どうして俺を無能だなんて決めつける。
荷物運びに関して俺の右に出る者なんていないぞ。どんだけでかい物でも、どれだけ量があろうと俺なら一人で運ぶことが出来る。そんな俺を追い出すなんて何を考えているんだ。
「無能だよ! 荷物運び以外何もできないだろう! 戦闘にも参加しなけりゃ、モンスターに襲われた時なんておまえを守るために俺たちの内、誰かが守らないといけないんだ! どんだけ迷惑なことか!」
(っえ! そんなことで!)
そんな程度の大したこともない理由で俺を追い出すのか?
「ガイルの言う通りよ! 私たちは本当ならすでにCランク冒険者になっていたはずよ! それをあなたがいるせいで依頼達成速度も遅くなって、Cランクに上がるための既定の依頼数を達成できてなくて私達は未だにDランクなのよ!」
俺に対して、そんなことを言ってきたのはこのパーティーの後衛を務める魔術師、セシル=セールス。十八歳、長い青髪に鋭い目をしている彼女はこのパーティーの副リーダーを務めている。
今現在、鋭い目つきで俺のことを睨んできているのだ。
(なぜ俺が睨まれているんだ? 別におまえの好きなガイルを取ったりはしてないぞ!)
俺は、睨まれている理由を考えたが見当が付かない
「ガイルもっと言ってやってよ! こんな無意味な精霊使役の神から授かりし技術しか使えない無能なんてこのパーティーにいらないってさ」
そんなことを言ってきたのはリア=スケルト。十八歳の冒険者。武道の神から授かりし技術を持ち、魔力を拳に集めて攻撃力を上げたり、足に魔力を集めて高速移動したかく乱など、近接戦を得意としている。後ろで結んだ赤髪が特徴的な彼女はセシル同様に俺を親の仇を見るような目で睨んできていた。
(おいおい、俺はこの二人にどれだけ嫌われているんだ?)
二人の態度を見ていて、そんなことを思った。
(全く気付かなかったが俺はこのパーティーでこれほどまでに嫌われていたとはな~、だが、そんなに言われるほどのことか? )
パーティーの荷物運び役として、ありとあらゆる冒険に必要な道具を持ち歩いていて、種類もさることながら量も一週間は何が起きても問題ないくらい持っていた。
これは他の冒険者には絶対できないことだろう。
「おいおい、俺程の荷物運びをできるやつはいないぞ!」
「ああ、確かにいないよな。だが俺たちのパーティーには必要のない要素だがな」
意味の分からんことを言う。
冒険者にはある程度必要な道具がある。それを持っているのはこのパーティーで俺だけだ。
それに、仕事前には絶対に買い揃えているし道具の手入れだって欠かしたことはない。
「よく考えてみろ! 俺たちがおまえの持つ道具に頼ることがあるか? 無いよな、そらそうだ。俺たちのパーティーはモンスターを一撃で倒し、セシルの探索魔法で奇襲も防ぎトラップだって回避できる。そんな中で俺たちがダメージを受けることはない。つまり、おまえの持つ道具は俺たちには必要無い物なんだよ! そしてこれからもそれは変わらないことだ」
(マジか! そんなバカなことを言う奴がこの世界にいるのか!?)
などと心の中で突っ込みながら少し落ち込んだ様子を見せる。
「そうか、やっと自分自身の無能さを理解したか!」
(いやいや、誰が無能なんだよ)
それに、俺の能力は別に荷物運びだけと言うわけじゃない。ある人との約束があるからただ攻撃に参加しないだけなんだが、これは誰にも話してないし話したところで信じてもらえないだろう。
「皆! なんでアルクのことをそんなに悪く言うの!」
俺とガイルたち三人の話に入ってきたのはこのパーティーの支援役、回復と付与の魔術を使うアメリア=スピルス。俺たちと同じ十八歳の冒険者。長い金髪に整った顔立ち、赤い瞳を持つ彼女はいつも俺のことを見ていた。冒険中は俺の方ばかり見て他のメンバーの方をほぼ見ない。
なぜ彼女が俺のことをかばってくれるのかは分からない。
少し不思議に思いつつ彼女の方に視線をやると少し赤らめた様子を見せながらそっぽを向く。
より彼女のことが分からなくなった。
なぜ顔を赤らめながらそっぽを向くのだ。俺が何かをしたか? と、言うよりも俺は、ほとんどアメリアと話したことがない。
そんな彼女が俺をかばう理由なんてないと思うのだが・・・・・・。
これは一体どういうことなんだろうか?
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