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第二章 竜人族の少女
第二十三話 少女の救出
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俺たちがグルドたちを警護所へと連れて行った帰り道。
「やめてください!」
どこからか少女の大きな声が聞こえてくる。俺だけに聞こえる声じゃない。
「お兄ちゃん、なんですかさっきの声」
「俺にもわからない」
少女の声を聞いたヒストリアは不思議に思っていた。俺自身もこの声を不思議に感じる。
俺とヒストリア以外には届いていない様子。だが、声自体かなり大きく村中にすら聞こえそうなほどの声。
その時、
「アルク様」
ウンディーネが声を掛けてきた。
「精霊さんです!」
俺の耳元で声を掛けてきたウンディーネを見てはしゃぐヒストリア。
「ヒストリア少し静かにしときなさい」
「はーい」
「それで何の用だ」
「何か嫌な予感がします。お気を付けを」
「分かった」
それだけ言ってウンディーネは別空間へと戻っていた。
俺が使役している精霊たちは普段は俺が制御している別空間で生活している。その中から外の世界を見て必要に応じて俺の手伝いをしているわけだ。そのために用事がなければ外へと出てくることはない。
そしてまた、
「誰か助けて! 変な男に連れていかれるー!」
「うるさい! おまえは大人しくついてくれば良いんだよ!」
「いーやーでーすー! 絶対に! 逃げてやるんですから! だーかーらー、誰か助けてくださーーーーーーーーーーーーーーい!」
少女の声と男の声が聞こえてきた。
そしてその声で俺は少女の居場所をつかむことが出来た。
「ヒストリア行くぞ!」
俺はヒストリアに手を差し伸べる。その手を素直にとるヒストリア。
そして俺はテレポートを使い声のした少女の元へと飛ぶ。
「誰だ!」
俺とヒストリアが突然現れたことで驚く男。その後ろに手錠のような物をつけられた赤色の長い髪に頭に小さな角を生やした少女が連れられていた。赤い瞳には涙が浮かんでおり美しい顔が台無しだ。身長はヒストリアと同じくらいで小さいが出るところはしっかり出ていた。奴隷のような服を着せられており見えては行けないようなところが見えている。
「なんですか! 女の子にそんな服を着せて恥を知りなさい!」
そんな少女を見て初めに声を出したのヒストリアであった。たぶんの女の子に対してひどい扱いをしているこの男に対してよほど腹が立ったのだろう。
「早くその少女から手を放しな! そうすれば見逃してやるから」
「ばかか! こんな上玉をミスミス手放すわけないだろうが、奴隷として売れば大儲けだ」
そんなことを言いながら男は俺たちに向かって剣を構える。俺たちを倒そうとしているようだ。
「そうかい、なら俺が相手をしてやる」
俺も剣を持ち構える。
「ガキが、これを見られたからには殺してやるよ」
「そうかい」
そんなことを言っている間に男の懐へと入り込む。一瞬のスキを突かれた男。
「この程度か」
少しため息交じりに言った。俺は正直物足りなさを感じていた。魔法も使っていない。今のは身体能力だけでやったこと。
そして、男の腹に拳を思いっきり打ち込み意識を奪う。
「お兄ちゃん」
心配そうに近づいくるヒストリア。
「大丈夫殺してないよ、ただ意識を失っただけだ」
まだこの男に聞きたいことがある。だがその前にこの少女だ。
俺は、解除の魔法を使い少女の手についている手錠を外す。男によって意識を奪われていたのか俺たちに対して反応がない。
「大丈夫か!」
「私はいったい?」
意識を取り戻した少女。辺りをキョロキョロ見渡している。そして、目の前に倒れている男が目に入る。
「私はた、す、かったのですか?」
自分のがどうなったのか理解できずにいる少女。
「大丈夫ですよ、もうあなたは大丈夫です。なにしろ私のお兄ちゃんがいるのですから」
胸を張り自分のことのように自信満々に言うヒストリア。別にお前が言うことでもない気がするがまあいいか。
「あなたがそのお兄さんですか?」
「そうだよ。場所を移さないか、こいつの仲間が来ても厄介だし」
「はい」
俺たちは、今日二度目で警備所に先ほどの男を連れて行き宿へと向かった。
その道中ずっと俯いている少女。俺は何か声を掛けるべきかと考えたが今はヒストリアに任せておこうと思った。同じ女の子同士のヒストリアの方が少女に寄り添って上げれるだろうから。
俺は、後ろで話す二人を見守りつつ宿へと向かって行った。
そして、この村唯一の宿、『スズラン』へと到着した。
俺たちは中に入り、とりあえず部屋を取ることに。もともとヒストリアとの二人部屋を取るつもりだったが今はもう一人いる。そのため俺が取った部屋は三人部屋。
部屋に入ってすぐ、
「お願いします。私の村を救ってください」
少女が頭を下げてきた。急にどうしたのかと思った。
それにはヒストリアも驚いていた。
「頭を上げてください」
少女に声を掛けるヒストリア。
「いえ、お兄さんがハイと言ってくれるまでは頭を上げません」
そういわれても困ったな~と頭を悩ませる俺。
そこで、
「話を聞かせてくれ、そうでないと判断できない」
「分かりました」
少女は自分の身に起きたことを話し始めた。
「やめてください!」
どこからか少女の大きな声が聞こえてくる。俺だけに聞こえる声じゃない。
「お兄ちゃん、なんですかさっきの声」
「俺にもわからない」
少女の声を聞いたヒストリアは不思議に思っていた。俺自身もこの声を不思議に感じる。
俺とヒストリア以外には届いていない様子。だが、声自体かなり大きく村中にすら聞こえそうなほどの声。
その時、
「アルク様」
ウンディーネが声を掛けてきた。
「精霊さんです!」
俺の耳元で声を掛けてきたウンディーネを見てはしゃぐヒストリア。
「ヒストリア少し静かにしときなさい」
「はーい」
「それで何の用だ」
「何か嫌な予感がします。お気を付けを」
「分かった」
それだけ言ってウンディーネは別空間へと戻っていた。
俺が使役している精霊たちは普段は俺が制御している別空間で生活している。その中から外の世界を見て必要に応じて俺の手伝いをしているわけだ。そのために用事がなければ外へと出てくることはない。
そしてまた、
「誰か助けて! 変な男に連れていかれるー!」
「うるさい! おまえは大人しくついてくれば良いんだよ!」
「いーやーでーすー! 絶対に! 逃げてやるんですから! だーかーらー、誰か助けてくださーーーーーーーーーーーーーーい!」
少女の声と男の声が聞こえてきた。
そしてその声で俺は少女の居場所をつかむことが出来た。
「ヒストリア行くぞ!」
俺はヒストリアに手を差し伸べる。その手を素直にとるヒストリア。
そして俺はテレポートを使い声のした少女の元へと飛ぶ。
「誰だ!」
俺とヒストリアが突然現れたことで驚く男。その後ろに手錠のような物をつけられた赤色の長い髪に頭に小さな角を生やした少女が連れられていた。赤い瞳には涙が浮かんでおり美しい顔が台無しだ。身長はヒストリアと同じくらいで小さいが出るところはしっかり出ていた。奴隷のような服を着せられており見えては行けないようなところが見えている。
「なんですか! 女の子にそんな服を着せて恥を知りなさい!」
そんな少女を見て初めに声を出したのヒストリアであった。たぶんの女の子に対してひどい扱いをしているこの男に対してよほど腹が立ったのだろう。
「早くその少女から手を放しな! そうすれば見逃してやるから」
「ばかか! こんな上玉をミスミス手放すわけないだろうが、奴隷として売れば大儲けだ」
そんなことを言いながら男は俺たちに向かって剣を構える。俺たちを倒そうとしているようだ。
「そうかい、なら俺が相手をしてやる」
俺も剣を持ち構える。
「ガキが、これを見られたからには殺してやるよ」
「そうかい」
そんなことを言っている間に男の懐へと入り込む。一瞬のスキを突かれた男。
「この程度か」
少しため息交じりに言った。俺は正直物足りなさを感じていた。魔法も使っていない。今のは身体能力だけでやったこと。
そして、男の腹に拳を思いっきり打ち込み意識を奪う。
「お兄ちゃん」
心配そうに近づいくるヒストリア。
「大丈夫殺してないよ、ただ意識を失っただけだ」
まだこの男に聞きたいことがある。だがその前にこの少女だ。
俺は、解除の魔法を使い少女の手についている手錠を外す。男によって意識を奪われていたのか俺たちに対して反応がない。
「大丈夫か!」
「私はいったい?」
意識を取り戻した少女。辺りをキョロキョロ見渡している。そして、目の前に倒れている男が目に入る。
「私はた、す、かったのですか?」
自分のがどうなったのか理解できずにいる少女。
「大丈夫ですよ、もうあなたは大丈夫です。なにしろ私のお兄ちゃんがいるのですから」
胸を張り自分のことのように自信満々に言うヒストリア。別にお前が言うことでもない気がするがまあいいか。
「あなたがそのお兄さんですか?」
「そうだよ。場所を移さないか、こいつの仲間が来ても厄介だし」
「はい」
俺たちは、今日二度目で警備所に先ほどの男を連れて行き宿へと向かった。
その道中ずっと俯いている少女。俺は何か声を掛けるべきかと考えたが今はヒストリアに任せておこうと思った。同じ女の子同士のヒストリアの方が少女に寄り添って上げれるだろうから。
俺は、後ろで話す二人を見守りつつ宿へと向かって行った。
そして、この村唯一の宿、『スズラン』へと到着した。
俺たちは中に入り、とりあえず部屋を取ることに。もともとヒストリアとの二人部屋を取るつもりだったが今はもう一人いる。そのため俺が取った部屋は三人部屋。
部屋に入ってすぐ、
「お願いします。私の村を救ってください」
少女が頭を下げてきた。急にどうしたのかと思った。
それにはヒストリアも驚いていた。
「頭を上げてください」
少女に声を掛けるヒストリア。
「いえ、お兄さんがハイと言ってくれるまでは頭を上げません」
そういわれても困ったな~と頭を悩ませる俺。
そこで、
「話を聞かせてくれ、そうでないと判断できない」
「分かりました」
少女は自分の身に起きたことを話し始めた。
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