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本編
新しい出会い
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マイラside
たくさんの人で溢れかえるフロア。
入り交じる笑い声。話し声。歌声。
私の周りのお喋りな令嬢達の話は、すごいスピードで進んでいく。
相槌なんて打っても打たなくても。誰も気にしていない。
「あら、ほら見て。」
「あなたを見つめているわ」
「ホビンズ卿ね。かっこいいわ」
チラリと見る。
全然タイプじゃないわ、パス!
なーんてストレートには言わず、「あら、素敵な方」と褒める。
いいじゃない。お似合いだわ。
口々に言う令嬢達の方が彼に興味がありそうで。
『あんな髪の毛ガチガチに固めた男性のどこがかっこいいのかしら』
男性にアピールをされる事は好きだけれど、好みじゃない男性と話をするのは好きじゃない。
『はぁ、今日はハズレね。あぁ、早くルイと話したい…』
パーティよりもパーティの後に話すルイとの時間が好き。
気を遣わないし、楽しいもの。
ボーッと時間だけが過ぎていく。
「まぁ!見て!あの方…」
「きゃっ!まぁ、どうしたの?」
急に大声を出されて驚いた。
「とっっってもハンサムな方よ!こちらへ来るわ!」
キャアキャアと扇子の下で、黄色い声があがる。
確かに…ハンサムね。
綺麗な金髪、背も高くて…ルイと同じくらい…いえ、ルイよりも高いかしら。ガタイもいい。
なんていうか…大人の色気が溢れ出してるわ。
「お初にお目にかかります、マイラ公爵令嬢殿」
「お会いできて光栄ですわ」
身のこなしもスマート。
「良かったら僕とお話でも?」
「え、ええ。喜んで」
令嬢達の羨望の眼差しを受けながら、私はバルコニーへと誘われた。
ガルシア卿。ノエル・リー・ガルシア。
24歳。
お兄様と同じ歳。
他の男性のようにガツガツ迫ってくる雰囲気ではなくて、とっても優しい物腰。落ち着いたオーラ。
『好き…かも』
初めて、男性に胸がこんなにときめいた。
その後のパーティはずっとガルシア卿とお話した。
たくさんの人で溢れかえるフロア。
入り交じる笑い声。話し声。歌声。
私の周りのお喋りな令嬢達の話は、すごいスピードで進んでいく。
相槌なんて打っても打たなくても。誰も気にしていない。
「あら、ほら見て。」
「あなたを見つめているわ」
「ホビンズ卿ね。かっこいいわ」
チラリと見る。
全然タイプじゃないわ、パス!
なーんてストレートには言わず、「あら、素敵な方」と褒める。
いいじゃない。お似合いだわ。
口々に言う令嬢達の方が彼に興味がありそうで。
『あんな髪の毛ガチガチに固めた男性のどこがかっこいいのかしら』
男性にアピールをされる事は好きだけれど、好みじゃない男性と話をするのは好きじゃない。
『はぁ、今日はハズレね。あぁ、早くルイと話したい…』
パーティよりもパーティの後に話すルイとの時間が好き。
気を遣わないし、楽しいもの。
ボーッと時間だけが過ぎていく。
「まぁ!見て!あの方…」
「きゃっ!まぁ、どうしたの?」
急に大声を出されて驚いた。
「とっっってもハンサムな方よ!こちらへ来るわ!」
キャアキャアと扇子の下で、黄色い声があがる。
確かに…ハンサムね。
綺麗な金髪、背も高くて…ルイと同じくらい…いえ、ルイよりも高いかしら。ガタイもいい。
なんていうか…大人の色気が溢れ出してるわ。
「お初にお目にかかります、マイラ公爵令嬢殿」
「お会いできて光栄ですわ」
身のこなしもスマート。
「良かったら僕とお話でも?」
「え、ええ。喜んで」
令嬢達の羨望の眼差しを受けながら、私はバルコニーへと誘われた。
ガルシア卿。ノエル・リー・ガルシア。
24歳。
お兄様と同じ歳。
他の男性のようにガツガツ迫ってくる雰囲気ではなくて、とっても優しい物腰。落ち着いたオーラ。
『好き…かも』
初めて、男性に胸がこんなにときめいた。
その後のパーティはずっとガルシア卿とお話した。
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