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●138 解決策は博打です
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「それは聞いて無かったな」
クロフォード義兄様が呟くとビクンと跳ね上がる。反射です
「み、見たばかりなのです。わざと隠してた訳では無いのです。夢が本当か否かは姫様が子を産むまでは解りませんけれど」
「確かに。ともすれば姫が本当に好きな人がもしあちらにおいでなら諦め無くても良いとも言えるが、姫様いかがですか?」
義父様の問いに姫は顔を上げる。みるみる赤く染まる頬は如実に答えを示していた
「だって、それしか選択肢無かったの」
「皇国の未来の為に憂いを払う為にもアニメの通り攻略対象から選ぼうとされる気持ちは解りますが、皇弟殿下もいらっしゃいますし、貴女様だけが背負わなくても宜しいのですわ。だいたいカナデ様の事は自分が好き放題された結果なのに娘を責めるなんて可笑しな話ですもの」
「でも、母ちゃ、母様が皇宮から追い出されたらフォーレットには居づらいし、この国でも王宮じゃないと嫌だって仰るんですもの」
「それは甘えね、元はたかが一男爵家の娘が、フレデリカに振られた王の隙を突いて妃殿下へのし上がるチャンスを得たに過ぎないもの」
義母様がバッサリ
妃殿下教育も実際は王族に必用な知識は一旦省き、主に外交に必須な言語と食事の作法に重点を置かれ、妃殿下として王宮に入られた後に王族としての教育をきちんとされる予定だった事。
別れを惜しむ家族と過ごしたいからと教育も強引に半年の休みを取り、他国の方が無理無く来国出来る雪溶けた今頃の季節に婚姻する予定だった事など。
産後の王妃の代わりに外交、執務をされるカナデ様の為に国王も十分、心を砕いていらっしゃったのが逆手に取られ裏切られた形になったのだからそんなカナデ様が側室を辞めさせられるからとこちらがカナデ妃の良い様に手を取って差し上げる必要は無いのだ
別に側室じゃなくなっただけで平民として仕事をする訳でも無く、ソニア妃殿下が責任を取って王宮に上がった事で男爵から伯爵に昇った家も親族が継いだとは言え、在る訳で。
今までの様に贅を極め、多くの人々から称賛される日では無くなるのぐらい皇帝陛下を欺き不貞を働いた代償にしては可愛いものだ。
それすら我慢出来無いからフォーレットの外交担当を巻き込み、国の存続をちらつかせる事で自分の子へ多数からの圧掛けしたんでしょうけれど。
…姫様にとっては母親だけに切り捨てられないのかも知れないが、ドロシー様の存在を知ってる身としては何とも歯痒いわね
「ミクル姫様、想い人と駆け落ちしては?母親の妃殿下と同じ様に。あの外交官なら姫様を大切にしてくれそうでしたよ」
アイク義兄様の不意打ちな発言に息を飲む
「それ良いじゃん」
「えっえっえっなんでバレて!?」
突然の展開に再度、時が止まった。
クロフォード義兄様が呟くとビクンと跳ね上がる。反射です
「み、見たばかりなのです。わざと隠してた訳では無いのです。夢が本当か否かは姫様が子を産むまでは解りませんけれど」
「確かに。ともすれば姫が本当に好きな人がもしあちらにおいでなら諦め無くても良いとも言えるが、姫様いかがですか?」
義父様の問いに姫は顔を上げる。みるみる赤く染まる頬は如実に答えを示していた
「だって、それしか選択肢無かったの」
「皇国の未来の為に憂いを払う為にもアニメの通り攻略対象から選ぼうとされる気持ちは解りますが、皇弟殿下もいらっしゃいますし、貴女様だけが背負わなくても宜しいのですわ。だいたいカナデ様の事は自分が好き放題された結果なのに娘を責めるなんて可笑しな話ですもの」
「でも、母ちゃ、母様が皇宮から追い出されたらフォーレットには居づらいし、この国でも王宮じゃないと嫌だって仰るんですもの」
「それは甘えね、元はたかが一男爵家の娘が、フレデリカに振られた王の隙を突いて妃殿下へのし上がるチャンスを得たに過ぎないもの」
義母様がバッサリ
妃殿下教育も実際は王族に必用な知識は一旦省き、主に外交に必須な言語と食事の作法に重点を置かれ、妃殿下として王宮に入られた後に王族としての教育をきちんとされる予定だった事。
別れを惜しむ家族と過ごしたいからと教育も強引に半年の休みを取り、他国の方が無理無く来国出来る雪溶けた今頃の季節に婚姻する予定だった事など。
産後の王妃の代わりに外交、執務をされるカナデ様の為に国王も十分、心を砕いていらっしゃったのが逆手に取られ裏切られた形になったのだからそんなカナデ様が側室を辞めさせられるからとこちらがカナデ妃の良い様に手を取って差し上げる必要は無いのだ
別に側室じゃなくなっただけで平民として仕事をする訳でも無く、ソニア妃殿下が責任を取って王宮に上がった事で男爵から伯爵に昇った家も親族が継いだとは言え、在る訳で。
今までの様に贅を極め、多くの人々から称賛される日では無くなるのぐらい皇帝陛下を欺き不貞を働いた代償にしては可愛いものだ。
それすら我慢出来無いからフォーレットの外交担当を巻き込み、国の存続をちらつかせる事で自分の子へ多数からの圧掛けしたんでしょうけれど。
…姫様にとっては母親だけに切り捨てられないのかも知れないが、ドロシー様の存在を知ってる身としては何とも歯痒いわね
「ミクル姫様、想い人と駆け落ちしては?母親の妃殿下と同じ様に。あの外交官なら姫様を大切にしてくれそうでしたよ」
アイク義兄様の不意打ちな発言に息を飲む
「それ良いじゃん」
「えっえっえっなんでバレて!?」
突然の展開に再度、時が止まった。
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