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視点切替 ウィーズリー視点
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まったく、ラウィスの奴急に呼び出したかと思えば見知らぬ男を連れてきた。
その男はコウ・ナナホシといってたな。
コウとやらの魔力は私に引かず劣らずの量だった。まあ、凡人よりは魔力量が多い貴族より多いぐらいなんだが。
私は元より貴族の出なんだが、おっとまず自分の名を名乗るのが先だったな。
私はウィーズリー・マグナスという。
知らぬ間に二つ名を付けられていた。恐らく冒険者が適当に付けたのだろうが、なかなかセンスのあるものだな。
確かに私は幻想魔法を主に使用する。
幻想魔法とはラウィスの奴が使うような実体化したものではない。人が触れることすらできない魔法だ。
簡単に言えば、幻を見せ、それに近い体験をさせる感じだな。
む?話がズレたな。
戻そうか。コウとやらはただならぬ気配を感じる。人間ではあるが達人のような境地に至ったような、そんな感じがする。
だからだろうか、この同じ場にいるのを嫌ってしまったのかもしれない。
だが、実際彼の姿や言動を見たらそんな感情も消えた。
次会ったときは追い出したことを謝っておくか。
と、色々な事を考えている現状だが今会議中なのだ。
思いもよらなかっただろう。
だから時々
ラ「ちょっと!?ウィーズリー?聞いてるの?」
と今のように聞かれるが、実はちゃんと聞いている。
ウ「ああ、聞いている。一度体制を整え、最終的に一気に魔族領に踏み入り、叩き潰す。だろ」
ラ「え、ええ。そうだけど」
ウ「だが、それがいい方法だとは思えんがな」
フェ「確かにな。今一度魔族に黒い魔石のことを聞いてみてから、それから考えたほうが良いと思うな」
フォ「お?珍しいな。脳筋のフェヒターがまともに考えているとは」
フェ「うるさいな!俺はお前(フォルジュ)やウィーズリーみたいに思考能力が高いとは思ってないが、ちゃんと考えているんだよ」
「「「·······」」」
フェ「な、なんだよ」
フォ「お前も、···ククッ、大人になったな」
フェ「お前らああああ!!」
エ「はいはい。あんたたち、いい加減にして」
フォ「分かった分かった分かったから魔法を解除してくれ。エピナ。痛い痛い」
エ「まったく、全然痛そうに見えないのに。えっと、話を戻すわよ」
◇◆◇◆◇
この会話の後に話された内容は、魔族との協定がまだ続いているかどうかを、魔族との食料関係でつながりのあるエピナに向こう側の関係者と会話。
そこでは魔石のことは全く知らないとの事。
その魔族は人間側で我々とも深い関係がある。彼女、ヴィーナは魔族であるにも関わらず我々と共に戦ってくれた戦友でもあるのだ。
彼女の話によると、恐らく反人間派の者が国から禁止している刻魔石を持ち出して、闇魔法の中でも禁止されている暗黒魔法をその魔石に刻み、密かに戦力を蓄えていたのではないか、というのである。
これは非常事態だ。
そこでSランカーを中心としA、Bランクの冒険者を集めなければならない。この国にはSランカーはたったの一人。そう、コウだ。
頼りたくはないがコウを頼らなければならない。
まだ私は実力を認めたわけではない。
決して。
その男はコウ・ナナホシといってたな。
コウとやらの魔力は私に引かず劣らずの量だった。まあ、凡人よりは魔力量が多い貴族より多いぐらいなんだが。
私は元より貴族の出なんだが、おっとまず自分の名を名乗るのが先だったな。
私はウィーズリー・マグナスという。
知らぬ間に二つ名を付けられていた。恐らく冒険者が適当に付けたのだろうが、なかなかセンスのあるものだな。
確かに私は幻想魔法を主に使用する。
幻想魔法とはラウィスの奴が使うような実体化したものではない。人が触れることすらできない魔法だ。
簡単に言えば、幻を見せ、それに近い体験をさせる感じだな。
む?話がズレたな。
戻そうか。コウとやらはただならぬ気配を感じる。人間ではあるが達人のような境地に至ったような、そんな感じがする。
だからだろうか、この同じ場にいるのを嫌ってしまったのかもしれない。
だが、実際彼の姿や言動を見たらそんな感情も消えた。
次会ったときは追い出したことを謝っておくか。
と、色々な事を考えている現状だが今会議中なのだ。
思いもよらなかっただろう。
だから時々
ラ「ちょっと!?ウィーズリー?聞いてるの?」
と今のように聞かれるが、実はちゃんと聞いている。
ウ「ああ、聞いている。一度体制を整え、最終的に一気に魔族領に踏み入り、叩き潰す。だろ」
ラ「え、ええ。そうだけど」
ウ「だが、それがいい方法だとは思えんがな」
フェ「確かにな。今一度魔族に黒い魔石のことを聞いてみてから、それから考えたほうが良いと思うな」
フォ「お?珍しいな。脳筋のフェヒターがまともに考えているとは」
フェ「うるさいな!俺はお前(フォルジュ)やウィーズリーみたいに思考能力が高いとは思ってないが、ちゃんと考えているんだよ」
「「「·······」」」
フェ「な、なんだよ」
フォ「お前も、···ククッ、大人になったな」
フェ「お前らああああ!!」
エ「はいはい。あんたたち、いい加減にして」
フォ「分かった分かった分かったから魔法を解除してくれ。エピナ。痛い痛い」
エ「まったく、全然痛そうに見えないのに。えっと、話を戻すわよ」
◇◆◇◆◇
この会話の後に話された内容は、魔族との協定がまだ続いているかどうかを、魔族との食料関係でつながりのあるエピナに向こう側の関係者と会話。
そこでは魔石のことは全く知らないとの事。
その魔族は人間側で我々とも深い関係がある。彼女、ヴィーナは魔族であるにも関わらず我々と共に戦ってくれた戦友でもあるのだ。
彼女の話によると、恐らく反人間派の者が国から禁止している刻魔石を持ち出して、闇魔法の中でも禁止されている暗黒魔法をその魔石に刻み、密かに戦力を蓄えていたのではないか、というのである。
これは非常事態だ。
そこでSランカーを中心としA、Bランクの冒険者を集めなければならない。この国にはSランカーはたったの一人。そう、コウだ。
頼りたくはないがコウを頼らなければならない。
まだ私は実力を認めたわけではない。
決して。
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