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第一層 目覚め
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…さて今日も寝る前に周回しますか~。
このゲーム随分とやってるよなー。もう3年も経つのか…。
某スマホゲーム、「グラフィティスマッシュ」通称「グラスマ」。
ハンター達を引っ張って仲間に当てるとスキルが発生する。武器を使ってモンスターに大ダメージを与えることも出来る。こんな単純な操作なのに、声優さん豪華だし、ストーリー性いいし、設定が細かい。
自分は【ローダー】となりそのハンターと呼ばれる人達を指揮しダンジョン攻略をしていく。
おっと、紹介が遅れたね。俺は杯度 千乃。21歳、大学生。性別はもちろん男。だけどゲーム内アバターは基本女性。家族はいるけど今は一人暮らし。彼女は居ない。
あーあ~、俺もこのゲームの中に入ってキャラ達と一緒に冒険してみたいなー。…なーんて、夢にすらならないただの妄言だもんなー。
…周回終わらせんとな。明日も早いし。
まさかこんなすぐにフラグが回収されるなんて杯度には知る由もなかった…。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
「…!……ター!……マスター!!いい加減起きてください!もう朝ですよ!」
「……ん~?」
違和感。でもなんか親しみがある。
聞き覚えのある声だ。グラスマでローダーである自分の補佐のような役割のぬいぐるみのような、【ラビットさん】。
寝ぼけ眼で目をうっすら開けて、声のする方を見てみる。
………なんかうさぎっぽいの浮いとるやないけぇ。
まんまラビットさんやん。
それは別にいいか。いやよくねえわ。
「…ラビットさん、ここ何処?」
「やっと起きたんですね。って“さん”付けやめてください!なんか違和感しかありません!まだ寝ぼけてるんですか。ここはバベルのロザリーさんの酒場の上の部屋ですよ」
そんなとこに俺の部屋があったんか。
それは初耳。ロザリーさんの酒場っていうと中層か。
バベルには市長を含め、裕福のある暮らしをしている上層、酒場のある中層、上層と中層の建物の影響によって常に薄暗い雰囲気の貧しい人達の暮らす下層がある。中層の酒場でハンター達は仕事の受注をしている。
「今日も探索ですよ!そろそろメルトさんのとこに迎えに行く予定でしたよね。朝食はメルトさんと一緒に済ませますか?」
「あ、ああ。そうするよ。ちょっとしたら酒場へ行くから先に行っててくれ」
「了解です!」
…一旦整理しよう。目覚めたら俺はローダーになっていた。まんまグラスマの世界に入ってた。
何故俺がこっちに来たのか。原因不明の何かが干渉したとか?はたまた、神さんの気まぐれ?アークの急な増殖と侵攻?
分からないことだらけだ。唯一分かっていることとすれば、この世界の情報、ハンター達の一人一人の情報。
そして自分の名前湃燈。
容姿は確認したところかなり中性的だな。男にも女にも見える。ふむふむなるほど。容姿はいいほうだな。ハンター達に比べたら屁でもないだろうがな。
進み具合はちょうど俺が進めていたところまでか、それ以上のところまで進んでいると思う。なんたって、メルトさんは滅級クラスのクエストをクリアしないと手に入らないキャラだからだ。
あと俺の推し。
メルトさんは義肢や人工臓器の研究を行っている女性。強力な武器や身体能力を補助する機械を生み出すため開発のヒントとなるものを探している。メルトさん自身片足、片腕は自分で開発した義足を使っている。
メルトさん曰く
「自分で試すことが出来るのが義肢士としては幸いね」
だったかな。
しばらくは様子を見つつ、考察していくしか無さそうだな。
さてさっさと準備して、会いに行ってみるか。幸いこっちの記憶はあるみたいだし。
このゲーム随分とやってるよなー。もう3年も経つのか…。
某スマホゲーム、「グラフィティスマッシュ」通称「グラスマ」。
ハンター達を引っ張って仲間に当てるとスキルが発生する。武器を使ってモンスターに大ダメージを与えることも出来る。こんな単純な操作なのに、声優さん豪華だし、ストーリー性いいし、設定が細かい。
自分は【ローダー】となりそのハンターと呼ばれる人達を指揮しダンジョン攻略をしていく。
おっと、紹介が遅れたね。俺は杯度 千乃。21歳、大学生。性別はもちろん男。だけどゲーム内アバターは基本女性。家族はいるけど今は一人暮らし。彼女は居ない。
あーあ~、俺もこのゲームの中に入ってキャラ達と一緒に冒険してみたいなー。…なーんて、夢にすらならないただの妄言だもんなー。
…周回終わらせんとな。明日も早いし。
まさかこんなすぐにフラグが回収されるなんて杯度には知る由もなかった…。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
「…!……ター!……マスター!!いい加減起きてください!もう朝ですよ!」
「……ん~?」
違和感。でもなんか親しみがある。
聞き覚えのある声だ。グラスマでローダーである自分の補佐のような役割のぬいぐるみのような、【ラビットさん】。
寝ぼけ眼で目をうっすら開けて、声のする方を見てみる。
………なんかうさぎっぽいの浮いとるやないけぇ。
まんまラビットさんやん。
それは別にいいか。いやよくねえわ。
「…ラビットさん、ここ何処?」
「やっと起きたんですね。って“さん”付けやめてください!なんか違和感しかありません!まだ寝ぼけてるんですか。ここはバベルのロザリーさんの酒場の上の部屋ですよ」
そんなとこに俺の部屋があったんか。
それは初耳。ロザリーさんの酒場っていうと中層か。
バベルには市長を含め、裕福のある暮らしをしている上層、酒場のある中層、上層と中層の建物の影響によって常に薄暗い雰囲気の貧しい人達の暮らす下層がある。中層の酒場でハンター達は仕事の受注をしている。
「今日も探索ですよ!そろそろメルトさんのとこに迎えに行く予定でしたよね。朝食はメルトさんと一緒に済ませますか?」
「あ、ああ。そうするよ。ちょっとしたら酒場へ行くから先に行っててくれ」
「了解です!」
…一旦整理しよう。目覚めたら俺はローダーになっていた。まんまグラスマの世界に入ってた。
何故俺がこっちに来たのか。原因不明の何かが干渉したとか?はたまた、神さんの気まぐれ?アークの急な増殖と侵攻?
分からないことだらけだ。唯一分かっていることとすれば、この世界の情報、ハンター達の一人一人の情報。
そして自分の名前湃燈。
容姿は確認したところかなり中性的だな。男にも女にも見える。ふむふむなるほど。容姿はいいほうだな。ハンター達に比べたら屁でもないだろうがな。
進み具合はちょうど俺が進めていたところまでか、それ以上のところまで進んでいると思う。なんたって、メルトさんは滅級クラスのクエストをクリアしないと手に入らないキャラだからだ。
あと俺の推し。
メルトさんは義肢や人工臓器の研究を行っている女性。強力な武器や身体能力を補助する機械を生み出すため開発のヒントとなるものを探している。メルトさん自身片足、片腕は自分で開発した義足を使っている。
メルトさん曰く
「自分で試すことが出来るのが義肢士としては幸いね」
だったかな。
しばらくは様子を見つつ、考察していくしか無さそうだな。
さてさっさと準備して、会いに行ってみるか。幸いこっちの記憶はあるみたいだし。
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