失われた時間を求めて

ラプ太郎

文字の大きさ
1 / 1

失われた時間を求めて

しおりを挟む
第一章 最後の実験

2047年3月15日、午後11時58分。

私の名前は佐藤ハルト。量子物理学者で、三十二歳。そして、人類史上初めて時間跳躍装置を完成させた男だ。

「ハルト、本当にやるのか?」

研究パートナーの木村レイが、心配そうに尋ねた。彼女は二十八歳の天才プログラマーで、この装置の制御システムを開発した。

「もちろんだ。五年間の研究が、ついに実を結ぶ」

私たちの前には、直径三メートルの円形プラットフォームがあった。その周囲には、複雑な量子コイルと時空場発生装置が配置されている。

「理論上は完璧だ」私は説明した。「量子もつれを利用して、特定の時空座標に意識を送る。肉体は現在に残り、意識だけが過去または未来に移動する」

「でも、リスクがある」レイが指摘した。「意識が戻らない可能性、記憶の混濁、最悪の場合——」

「タイムパラドックスによる現実の崩壊、だろ?」

私は笑った。

「だから、最初のテストは小規模だ。わずか二十四時間前に戻る。そして、何も変えずに戻ってくる」

研究チームの他のメンバーも、緊張した面持ちで見守っていた。

データ分析担当の高橋マコト、エネルギー管理の田中ユキ、医療監視の山田ケイコ、量子計算の佐々木タクヤ、そして資金提供者である実業家の黒川シンジ。

全員が、歴史的瞬間の証人になろうとしていた。

「バイタルサイン、正常」ケイコが報告した。

「量子コイル、充電完了」ユキが続けた。

「制御システム、オンライン」レイが最終確認した。

私は、プラットフォームの中央に立った。

頭部には、精密な脳波センサーが装着されている。これが、私の意識を時空の流れに乗せる。

「では、始める。目標時刻は、2047年3月14日、午後11時58分。正確に二十四時間前だ」

「了解。カウントダウン開始。10、9、8......」

レイの声が遠ざかる。

視界が歪み、全身が引っ張られるような感覚。

そして——

世界が、白く染まった。



第二章 最初の矛盾

気がつくと、私は研究室にいた。

だが、何かが違う。

時計を見る。2047年3月14日、午後11時58分。

成功した。私は、二十四時間前に戻ってきた。

だが、研究室には誰もいなかった。

「おかしい......この時間、私たちは最終準備をしていたはずだ」

私は、研究室を出て廊下を歩いた。

建物全体が、静まり返っている。

不安が募る。

その時、一人の女性が角を曲がってきた。

レイだった。

「レイ! よかった、君がいて——」

だが、レイは私を見て、驚愕の表情を浮かべた。

「あなた......誰?」

「何を言ってるんだ。俺だよ、ハルトだ」

「ハルト? 佐藤ハルト?」

レイの目が、恐怖に染まった。

「そんな......あなたは、三年前に死んだはずよ!」

私は、言葉を失った。

「死んだ? 何を——」

「三年前、量子実験の事故で。あなたは、爆発に巻き込まれて......」

私の頭が混乱した。

三年前? 私は死んでいない。ずっと研究を続けていた。

だが、レイの表情は本物だった。

「これは、どういうことだ......」

その時、背後から声がした。

「タイムパラドックスだよ、ハルト」

振り向くと、そこには——もう一人の私がいた。

いや、正確には「年老いた私」だった。

五十代くらいに見える、白髪混じりの男性。だが、顔は確かに私だ。

「お前は......」

「未来の君だ。正確には、二十年後の2067年から来た」

老いた私——仮に「ハルトα」と呼ぼう——は、疲れた表情で言った。

「君は、今日、時間跳躍に成功した。だが、それが全ての始まりだった」

「全ての始まり? 何の?」

「時間線の崩壊だ」

ハルトαは、深刻な表情で説明し始めた。

「君が時間跳躍に成功した後、多くの研究者がその技術を利用した。過去を変え、未来を操作しようとした。その結果、複数のタイムラインが生成され、現実が不安定になった」

「それで、レイが言った『三年前の事故』は......」

「別のタイムラインでの出来事だ。君が時間跳躍をしたことで、現実が分岐した。あるタイムラインでは、君は事故で死んだ。別のタイムラインでは、生きている」

私は、頭を抱えた。

「では、俺はどうすればいい?」

「元の時間に戻れ。そして、装置を破壊しろ」

「何だと!?」

「君の発明は、素晴らしい。だが、人類には早すぎた。時間を操る力は、世界を破壊する」

ハルトαは、悲しそうに言った。

「俺は、二十年間、タイムラインの修復を試みてきた。だが、無理だった。唯一の方法は、最初から時間跳躍を起こさないことだ」

「でも、それじゃ......」

「君の夢は潰える。分かっている。俺も、かつて君と同じだった。だが、世界のためだ」

その時、突然、空間が歪んだ。

別の人物が出現した。

黒川シンジだった。だが、彼もまた、別のタイムラインから来たようだ。

「ハルト、その男の言うことを聞くな!」

黒川は叫んだ。

「時間跳躍技術は、人類の未来を変える! 過去の過ちを修正し、より良い世界を作れる!」

ハルトαが反論した。

「それは傲慢だ! 人間が時間を支配すれば、必ず濫用される!」

二人が言い争う中、私は混乱していた。

誰を信じればいい? そして、何が正しい?



第三章 分岐する現実

「待て、二人とも」

私は、ハルトαと黒川を止めた。

「まず、状況を整理させてくれ。俺は今、二十四時間前に来た。だが、この時間線では、俺は三年前に死んだことになっている」

「そうだ」ハルトαが頷いた。

「では、なぜレイは生きている? 俺が三年前に死んだなら、研究は中断されたはずだ。レイも、別の道を歩んでいるはずだ」

「鋭い指摘だ」黒川が言った。「実は、複数のタイムラインが同時に存在している。君の死んだタイムライン、君が生きているタイムライン、そして——」

「俺が時間跳躍に成功したタイムライン」

「正解だ」

私は、考え込んだ。

「つまり、俺が時間跳躍をした瞬間、現実が分岐した。そして、複数の俺が、複数のタイムラインに存在している」

「その通り」ハルトαが言った。「そして、それぞれのタイムラインで、異なる選択がなされている。ある世界では、君が装置を破壊した。別の世界では、技術を公開した。さらに別の世界では——」

「世界が崩壊した」

黒川が暗い表情で言った。

「2055年のタイムラインでは、時間戦争が勃発した。各国が時間跳躍技術を軍事利用し、過去を改変して敵国を消滅させようとした。その結果、現実そのものが崩壊した」

私は、背筋が凍る思いだった。

「では、どうすればいい? 装置を破壊すれば、全てのタイムラインが消える?」

「いや」ハルトαが首を振った。「すでに分岐したタイムラインは、消せない。だが、これ以上の分岐を防ぐことはできる」

「では、俺が元の時間に戻って、装置を破壊すれば——」

「君の元いたタイムラインでは、時間跳躍は起こらなかったことになる。だが、他のタイムラインは残る」

黒川が割って入った。

「待て、ハルト。装置を破壊する前に、考えてほしい。この技術で、どれだけの人が救われるか」

「何?」

「例えば、事故で亡くなった人を救える。病気で苦しむ人の過去を変えて、健康な人生を送らせることができる」

「それは......」

「君の両親も、十年前の交通事故で亡くなった。もし、その事故を防げたら?」

私は、動揺した。

確かに、両親は十年前に交通事故で亡くなった。もし、時間を遡ってそれを防げたら——

「ダメだ!」

ハルトαが叫んだ。

「個人的な理由で過去を変えれば、さらに多くのパラドックスが生まれる! 君の両親が生きていれば、君の人生は変わる。そして、君が時間跳躍装置を作らない可能性もある!」

「それは......」

その時、また空間が歪んだ。

今度は、複数の人物が出現した。

高橋マコト、田中ユキ、山田ケイコ、佐々木タクヤ——全員、異なるタイムラインから来たバージョンだった。

「ハルト、装置を破壊してはいけない!」マコトが叫んだ。

「いや、破壊すべきだ!」ユキが反論した。

「私たちの世界では、時間跳躍技術で多くの命が救われた!」ケイコが言った。

「私たちの世界では、技術の濫用で文明が崩壊した!」タクヤが反論した。

混乱が広がる。

そして、私は気づいた。

全員が、自分のタイムラインの正しさを主張している。だが、どれが本当に正しいのか、誰にも分からない。



第四章 選択の重み

「静かにしろ!」

私は叫んだ。

全員が、私を見た。

「お前たちは、それぞれのタイムラインで異なる結果を見てきた。ある世界では成功し、ある世界では失敗した。だが、それは全て、俺の選択の結果だ」

「その通りだ」ハルトαが言った。

「では、俺はどうすればいい? 誰の言うことを聞けばいい?」

沈黙。

その時、レイが部屋に入ってきた。

「何が起きてるの? ここに、こんなに大勢......」

彼女は、複数のハルトと、異なるバージョンの研究チームを見て、驚愕した。

「レイ」私は彼女に尋ねた。「お前は、どう思う? 俺は、装置を破壊すべきか?」

レイは、しばらく考えてから答えた。

「私には、分からない。でも......」

「でも?」

「技術自体に善悪はない。問題は、それをどう使うかよ」

彼女の言葉が、私の心に響いた。

「そうだ......技術は道具だ。使い方次第で、救いにも破壊にもなる」

私は、決断した。

「俺は、装置を破壊しない」

ハルトαが抗議した。

「待て! それは危険だ!」

「分かっている。でも、破壊しても解決にはならない。他のタイムラインでは、既に技術が存在している。俺だけが破壊しても、意味がない」

「では、どうする?」

「制御する」私は言った。「時間跳躍技術の使用を、厳格に管理する。国際的な監視機関を作り、濫用を防ぐ」

黒川が賛成した。

「それは、良い案だ。技術の恩恵を受けつつ、リスクを最小限に抑える」

だが、ハルトαは懐疑的だった。

「本当にできるのか? 人間は、力を手にすれば必ず濫用する」

「それは、俺たちが防ぐ」

私は、複数のタイムラインから来た研究チームを見渡した。

「お前たちも、協力してくれ。それぞれのタイムラインで、技術の適切な使用を監視してほしい」

全員が頷いた。

「では、俺は元の時間に戻る。そして、レイと共に国際監視機関を設立する」

その時、突然、空間が激しく揺れた。

「何だ!?」

ハルトαが叫んだ。

「タイムラインの収束だ! 複数のタイムラインが、一つに統合されようとしている!」

「それは、どういうことだ!?」

「君が決断を下したことで、全てのタイムラインが影響を受けている。そして、最も『強い意志』を持つタイムラインが、他を吸収しようとしている!」

空間が歪み、複数のバージョンの人々が、一人に統合され始めた。

記憶が混ざり合う。

異なるタイムラインでの経験、選択、結果——全てが、私の意識に流れ込んできた。

「うああああ!」

頭が割れそうな痛み。

だが、その痛みの中で、私は理解した。

全てのタイムラインは、最初から一つだった。分岐は幻想だった。私の選択が、現実を決定していた。



第五章 時間の真実

痛みが引いた。

私は、再び研究室にいた。

だが、今度は一人ではなかった。

レイ、マコト、ユキ、ケイコ、タクヤ、黒川——全員が、そこにいた。

そして、彼らは私を見て、安堵の表情を浮かべた。

「ハルト! 戻ってきたのね!」

レイが駆け寄ってきた。

「ああ、戻ってきた。でも......」

私は、周囲を見渡した。

時計は、2047年3月16日、午前0時00分を示していた。

時間跳躍から、わずか二分が経過しただけだ。

「君たちは、覚えているか? 複数のタイムライン、別のバージョンの自分たち......」

全員が頷いた。

「覚えています」マコトが言った。「まるで、夢のように......でも、確かに経験しました」

「では、あれは本当だったのか?」

その時、モニターに一つのメッセージが表示された。

『時間跳躍実験、成功。データ解析中......警告:タイムラインの分岐を検出。収束プロトコル発動』

「これは......」

レイが説明した。

「装置には、自動修正機能が組み込まれていたの。タイムラインが分岐すると、最も『最適な』タイムラインに収束させる」

「最適な、タイムライン?」

「ええ。あなたの意志、選択、そして全ての可能性を計算して、最良の結果を導き出す」

私は、理解した。

複数のタイムラインは、実際に存在した。

だが、私が決断を下した瞬間、それらは一つに収束した。

そして、この現実——装置を破壊せず、国際監視機関を設立する現実——が選ばれた。

「では、俺たちは成功したのか?」

「部分的にはね」黒川が言った。「時間跳躍技術は完成した。だが、その使用には厳格な制限が必要だ」

「それで、いいんだ」

私は、装置を見つめた。

「技術は、人類の未来を変える。だが、それを正しく使うのは、人間の責任だ」

レイが、私の手を握った。

「一緒に、監視機関を作りましょう。時間跳躍技術が、正しく使われるように」

「ああ」

私たちは、新しい道を歩み始めた。



三ヶ月後

国際時間監視機構(ITMA)が設立された。

本部は、スイスのジュネーブ。

全ての時間跳躍実験は、ITMAの承認が必要となった。

そして、使用目的は厳格に審査される。

個人的な理由での過去改変は禁止。

歴史的事件への介入も禁止。

許可されるのは、科学的観測と、災害予防のみ。

私とレイは、ITMAの共同責任者となった。

ある日、一人の老人が訪ねてきた。

それは、ハルトαだった。

「よくやったな、若い俺」

彼は微笑んだ。

「お前の選択は、正しかった。この世界は、俺が見てきた中で最も安定している」

「あなたは、まだ存在しているのか?」

「ああ。タイムラインが収束しても、俺の記憶は残っている。そして、俺は別のタイムラインを監視し続ける」

「別のタイムライン?」

「まだ、完全には収束していない。わずかな分岐が残っている。それらを修正するのが、俺の仕事だ」

ハルトαは、去っていった。

私は、窓の外を見た。

青い空、白い雲。

時間は、静かに流れている。

過去も、未来も、全てが繋がっている。

そして、私たちは、その流れの中で生きている。

時間を操る力を手にした。

だが、それを使う責任も背負った。



一年後

最初の承認された時間跳躍ミッションが実行された。

目的は、2030年の大地震の観測。

データを収集し、将来の災害対策に役立てる。

観測者は、過去に介入せず、ただ記録するだけ。

ミッションは成功した。

そして、そのデータは、多くの命を救うことになった。

私は、レイと共にモニタールームで、報告を受けた。

「成功ね」レイが微笑んだ。

「ああ。これが、技術の正しい使い方だ」

だが、私は知っていた。

これからも、誘惑は続く。

過去を変えたいという欲求。

未来を操作したいという野心。

それらと、私たちは戦い続けなければならない。


エピローグ

2067年。

私は、五十二歳になっていた。

レイと結婚し、二人の子供がいる。

ITMAは、世界中に支部を持つ巨大組織になった。

時間跳躍技術は、厳格に管理され、適切に使用されている。

ある日、研究室を訪れると、若い研究者が待っていた。

「佐藤博士、お会いできて光栄です」

若い男性が、緊張した様子で言った。

「私、時間物理学を専攻しています。そして、あなたの研究を読んで、この道を選びました」

「そうか。名前は?」

「佐藤ケンタです」

私は、驚いた。

「佐藤......まさか」

「はい。あなたの息子です。未来から来ました」

私は、言葉を失った。

ケンタは微笑んだ。

「心配しないでください。ITMAの承認を得ています。目的は、あなたに感謝を伝えること」

「感謝?」

「あなたが作った世界で、私は育ちました。時間跳躍技術が正しく使われる世界で。そして、私もその一員になりたいと思いました」

私の目に、涙が浮かんだ。

「ありがとう、ケンタ」

ケンタは、元の時間に戻っていった。

私は、窓の外を見た。

時間は、止まらない。

過去から未来へ、絶えず流れ続ける。

私たちは、その流れに乗って生きている。

時には過ちを犯し、時には正しい選択をする。

でも、それが人生だ。

そして、時間跳躍技術があっても、その本質は変わらない。

私たちは、今を生きる。それが、時間の真実だ。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

身体交換

廣瀬純七
SF
大富豪の老人の男性と若い女性が身体を交換する話

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

婚約破棄された人たらし悪役令嬢ですが、 最強で過保護な兄たちと義姉に溺愛されています

由香
ファンタジー
婚約破棄のその日、 悪役令嬢リリアーナは――弁明すら、しなかった。 王太子と“聖女”に断罪され、すべてを失った彼女。 だがその裏で、王国最強と名高い三人の兄と、 冷静沈着な義姉が、静かに動き始めていた。 再検証によって暴かれる“聖女の嘘”。 広場で語られる真実。 そして、無自覚に人を惹きつけてしまう リリアーナの優しさが、次々と味方を増やしていく――。 これは、 悪役令嬢として断罪された少女が、 「誰かの物語の脇役」ではなく、 自分自身の人生を取り戻す物語。 過保護すぎる兄たちと義姉に溺愛されながら、 彼女は静かに、そして確実に幸せへ向かっていく。

冷遇妃マリアベルの監視報告書

Mag_Mel
ファンタジー
シルフィード王国に敗戦国ソラリから献上されたのは、"太陽の姫"と讃えられた妹ではなく、悪女と噂される姉、マリアベル。 第一王子の四番目の妃として迎えられた彼女は、王宮の片隅に追いやられ、嘲笑と陰湿な仕打ちに晒され続けていた。 そんな折、「王家の影」は第三王子セドリックよりマリアベルの監視業務を命じられる。年若い影が記す報告書には、ただ静かに耐え続け、死を待つかのように振舞うひとりの女の姿があった。 王位継承争いと策謀が渦巻く王宮で、冷遇妃の運命は思わぬ方向へと狂い始める――。 (小説家になろう様にも投稿しています)

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

彼女の離縁とその波紋

豆狸
恋愛
夫にとって魅力的なのは、今も昔も恋人のあの女性なのでしょう。こうして私が悩んでいる間もふたりは楽しく笑い合っているのかと思うと、胸にぽっかりと穴が開いたような気持ちになりました。 ※子どもに関するセンシティブな内容があります。

さようなら、たったひとつの

あんど もあ
ファンタジー
メアリは、10年間婚約したディーゴから婚約解消される。 大人しく身を引いたメアリだが、ディーゴは翌日から寝込んでしまい…。

処理中です...