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⬛第一章 はじまりの季節
第七話「マジカル☆リリィ、活動開始!」
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(改めて政宗の内面は女の子なんだって認識させられた気がする。そうか、女性的な一面ってああいうメッセージのやり取りにも出るんだなぁ)
放課後――クラスメイトの視線が気になるため、二人は交換した連絡先を利用して校門を出た所で待ち合わせ。合流すると政宗に導かれるまま駅通りの方へと歩き出した。
そして歩む最中、結人は政宗に何気なく言いかけた言葉を飲み込んでいた。
(正直、初めて女の子とスマホで連絡を取り合って今も感動してる。文面がキラキラしてて、明らかに女子のそれだった。その感動を政宗に伝えようと思ったんだが……)
ここで「あの文面は女の子らしくて感動した」と政宗に伝えていいものなのか?
政宗がいくら女性として正しく扱われることを望んでいるからといって、何でもかんでもわざとらしく「女の子っぽい」と口にすれば、暗に「不自然だ」と言っているように感じるのではないか。
(もしかしたらああやって文面を絵文字で飾ることだって、事情を知ってる俺だからできたのかも知れない。そこに触れたりしたら、逆に今度からやりにくくなるかも知れないな)
どうすれば政宗にとっての優しさになるのか。
難しいけれど――でも、その苦労を政宗に悟らせたくはなくて、
「どうしたの、結人くん。さっきから難しい顔してるけど」
「ん? あぁ、すまん。頭の中でコネ○トの歌詞を考察してた」
「また意味分かんないこと言ってる……」
オタクと一般人の噛み合わない会話の形にしてごまかした。
さて、本題――こうして二人が放課後を共にしている理由である。
結人と政宗は辿り着いた駅通りをさらに歩んで目的地へ。そこは政宗が昨日リリィに変身していた、路地を曲がった人気のない薄暗い場所。
――そう、これから魔法少女の活動が始まる。
結人はその仕事を見学するためについてきたのだ。
そしてまずは政宗が変身しなければならず、人目の少ないこの場所へやってきた。
結人は脳内をリセットし、話題を今からのことに切り替えていく。
「やっぱり変身って体の服が消滅して全身が輝くのかな。そんでもって各部位毎に装着されてファンシーなSEが鳴るとか?」
「ギリギリ何言ってるか分かるけど、そんなんじゃないよ? もっと簡単な感じ。昨日もの凄い光を見たでしょ? あれが体を包んで光が止んだら変身完了だよ」
「じゃあ、あれが一部始終だっていうのか!? あっさりしてるなぁ」
「あっさりしてる方が変身する側としては助かるんだよ」
結人は肩を落として落胆し、政宗は困った笑みを浮かべて頬を掻く。
魔法少女オタクの夢が砕かれた瞬間だった。
「そういえば気になってたんだけど、魔法少女になった後――つまりリリィさんは女の子の体になってるんだよな?」
「うん、そうだよ。魔法で体を一時的に作り替えて女の子にしてるみたい。お婆さんが変身したとしても少女の姿になるんだって」
「そうなのか!? ……まぁ、若い姿にしなきゃ活動できないもんな。しかし、そんなアンチエイジングがあったとは……!」
魔法の凄まじさに、結人は「ほぉ」と感嘆の声を漏らす。
ちなみに一時的に体を少女へ作り替えるのは容易いが、政宗の願いみたく変化を定着させるとなると魔法といえど難易度は高い。
ストリーミングとダウンロードの差に近いだろうか。
だからこそ政宗のノルマは多めになっているのだろう。
「そうなると疑問なんだけど……わざわざ少女の姿になるって、一体どういう理由があるんだ?」
「それは魔法って女の人にしか使う適性がないからなんだって。だからボクは女性に体を作り替えないといけないみたい」
「なるほど。言われてみれば魔女って存在からして魔法は女性のものってイメージだな」
結人は腑に落ちたのか、うんうんと頷く。
しかし、内心では――、
(変身してる時が政宗にとって正しい体になるのか。仮の姿が本当の性って、なんかもどかしいな)
切なさに胸が締め付けられていた。
「それじゃあ変身するから……後ろ向いてて」
「え、見てちゃ駄目なのか!? 別に服が全消滅とかじゃないんだろ?」
「じゃなくても恥ずかしいから駄目! あっち向いてて!」
「仕方ないなぁ。ちょっと興味あったんだけど」
口をへの字に曲げて睨む政宗に促され、結人は背を向ける。
政宗は結人が見ていないことを確認し、スクールバッグから女児向けアニメの玩具としか思えないようなステッキを取り出す。
カラオケのマイクくらいのサイズで、ハートの形をしたピンク色の宝石とリボンをあしらった魔法少女アイテム。
それを天に掲げ――政宗はマジカル☆リリィに変身した。
○
「一言で言ってしまえば幸せっていうのかな? このまま死んでもいいかなーって思っちゃうな」
「そんな簡単に死なれたら困るよー。ボク、まだ君の告白に返事をしてないんだから」
「おっとそうだった! いや~、しかし高いな! 下見たらヤバいかも」
リリィにお姫様だっこをされた結人は興奮気味に言った。
何故このような形になったか――それは魔法少女であるリリィが道を歩いて移動するはずなく、ビルの屋上を足場に跳ぶのが基本だったためである。
「ごめんね。結人くんだけ下の道を走ってって言うわけにもいかないし、一緒に行動するならこれが一番早いんだ」
「傍からみればかなり間抜けな構図だろうな。まぁ、傍から見るようなやつがこんな高さにはいないから問題ないだろうけど」
結人の視界を流れる景色は青空と千切れた雲、そして街のシンボルとしてそびえる展望塔。
もし展望塔から観測したとしても結人達の姿は豆粒のようなものだろう。
「でもビックリしたんじゃない? ボク、こうして君を持ち上げられるくらい力が強いんだよ?」
「ん? 魔法少女になって身体能力が強化されてるとかじゃないのか?」
「う、うん……正解。結人くんのその理解の早さってやっぱり魔法少女アニメを見過ぎた影響なんだろうね。なんだか素直に凄いと思うよ」
言葉とは裏腹に政宗は呆れ交じりにボソッと語った。
一方で魔法少女マニアとして高く評価された結人。間近にいるリリィをじろじろと見るわけにもいかず、しかし可愛らしい衣装や綺麗な顔に視線が引き寄せられて落ち着きがなかった。
「そういえば、どうして魔法少女の衣装ってそんなアニメ的なんだよ? まさに女児向けアニメの魔法少女って感じじゃん」
「それはボクも気になってメリッサに聞いたんだけどね。どうもこっちの世界の知識が魔女達にはないらしくて、世間で浸透している魔法使いのイメージを調べた結果なんだって」
「なるほどな。それでどこかで見た要素が満載というか、あらゆる魔法少女の間を取った衣装になってるのか」
結人は何度も頷き、納得を露にした。
「親しみやすい格好を目指したのかな。もっと大人びた衣装にすることもできただろうに」
「だよねぇ! 確かにボクも変身し始めた頃は可愛い衣装で嬉しかったんだけど……ちょっと高校生になるとキツいかなって」
「いや、別にキツくはないけどな。可愛いし、良く似合ってるとは思う。ちょっと幼い衣装なのかなって感じがするだけで」
「え? あ、そう……? ありがとう!」
衣装に無理がないか気になっていたらしいリリィ。
似合っていると言われて上機嫌になり、ビルの屋上を飛ぶ足取りに高揚した気分が混じる。
と、その時だった――。
「あ、センサーが反応した! この辺に回収できるマナがあるみたい。降りるよ!」
「センサーなんてあるのか?」
「うん。マナの反応を受けるとボクのツインテールがピンと立つようになってるんだ」
「ホントだ。動物の尻尾みたいで可愛いな」
肩に触れるほどの長さしかないピンク色のツインテールはピンピンと反応を示し、彼女にマナ回収の対象発見を伝える。
リリィはビルの屋上から飛び下り、一気に地上へ急降下する。
体が重力に従い、高速で引っ張られる感覚が結人を襲う。
「う、うわぁぁあぁぁぁぁぁあぁああぁあぁあぁ! 落ちてる、落ちてる!」
「大人しくしてて! 大丈夫、死んだりしないから!」
絶叫マシーンに乗っているような悲鳴を上げる結人と、急落下に慣れており冷静なリリィ。
どうやら、マジカル☆リリィの魔法少女としての活動が始まるようだ。
放課後――クラスメイトの視線が気になるため、二人は交換した連絡先を利用して校門を出た所で待ち合わせ。合流すると政宗に導かれるまま駅通りの方へと歩き出した。
そして歩む最中、結人は政宗に何気なく言いかけた言葉を飲み込んでいた。
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政宗がいくら女性として正しく扱われることを望んでいるからといって、何でもかんでもわざとらしく「女の子っぽい」と口にすれば、暗に「不自然だ」と言っているように感じるのではないか。
(もしかしたらああやって文面を絵文字で飾ることだって、事情を知ってる俺だからできたのかも知れない。そこに触れたりしたら、逆に今度からやりにくくなるかも知れないな)
どうすれば政宗にとっての優しさになるのか。
難しいけれど――でも、その苦労を政宗に悟らせたくはなくて、
「どうしたの、結人くん。さっきから難しい顔してるけど」
「ん? あぁ、すまん。頭の中でコネ○トの歌詞を考察してた」
「また意味分かんないこと言ってる……」
オタクと一般人の噛み合わない会話の形にしてごまかした。
さて、本題――こうして二人が放課後を共にしている理由である。
結人と政宗は辿り着いた駅通りをさらに歩んで目的地へ。そこは政宗が昨日リリィに変身していた、路地を曲がった人気のない薄暗い場所。
――そう、これから魔法少女の活動が始まる。
結人はその仕事を見学するためについてきたのだ。
そしてまずは政宗が変身しなければならず、人目の少ないこの場所へやってきた。
結人は脳内をリセットし、話題を今からのことに切り替えていく。
「やっぱり変身って体の服が消滅して全身が輝くのかな。そんでもって各部位毎に装着されてファンシーなSEが鳴るとか?」
「ギリギリ何言ってるか分かるけど、そんなんじゃないよ? もっと簡単な感じ。昨日もの凄い光を見たでしょ? あれが体を包んで光が止んだら変身完了だよ」
「じゃあ、あれが一部始終だっていうのか!? あっさりしてるなぁ」
「あっさりしてる方が変身する側としては助かるんだよ」
結人は肩を落として落胆し、政宗は困った笑みを浮かべて頬を掻く。
魔法少女オタクの夢が砕かれた瞬間だった。
「そういえば気になってたんだけど、魔法少女になった後――つまりリリィさんは女の子の体になってるんだよな?」
「うん、そうだよ。魔法で体を一時的に作り替えて女の子にしてるみたい。お婆さんが変身したとしても少女の姿になるんだって」
「そうなのか!? ……まぁ、若い姿にしなきゃ活動できないもんな。しかし、そんなアンチエイジングがあったとは……!」
魔法の凄まじさに、結人は「ほぉ」と感嘆の声を漏らす。
ちなみに一時的に体を少女へ作り替えるのは容易いが、政宗の願いみたく変化を定着させるとなると魔法といえど難易度は高い。
ストリーミングとダウンロードの差に近いだろうか。
だからこそ政宗のノルマは多めになっているのだろう。
「そうなると疑問なんだけど……わざわざ少女の姿になるって、一体どういう理由があるんだ?」
「それは魔法って女の人にしか使う適性がないからなんだって。だからボクは女性に体を作り替えないといけないみたい」
「なるほど。言われてみれば魔女って存在からして魔法は女性のものってイメージだな」
結人は腑に落ちたのか、うんうんと頷く。
しかし、内心では――、
(変身してる時が政宗にとって正しい体になるのか。仮の姿が本当の性って、なんかもどかしいな)
切なさに胸が締め付けられていた。
「それじゃあ変身するから……後ろ向いてて」
「え、見てちゃ駄目なのか!? 別に服が全消滅とかじゃないんだろ?」
「じゃなくても恥ずかしいから駄目! あっち向いてて!」
「仕方ないなぁ。ちょっと興味あったんだけど」
口をへの字に曲げて睨む政宗に促され、結人は背を向ける。
政宗は結人が見ていないことを確認し、スクールバッグから女児向けアニメの玩具としか思えないようなステッキを取り出す。
カラオケのマイクくらいのサイズで、ハートの形をしたピンク色の宝石とリボンをあしらった魔法少女アイテム。
それを天に掲げ――政宗はマジカル☆リリィに変身した。
○
「一言で言ってしまえば幸せっていうのかな? このまま死んでもいいかなーって思っちゃうな」
「そんな簡単に死なれたら困るよー。ボク、まだ君の告白に返事をしてないんだから」
「おっとそうだった! いや~、しかし高いな! 下見たらヤバいかも」
リリィにお姫様だっこをされた結人は興奮気味に言った。
何故このような形になったか――それは魔法少女であるリリィが道を歩いて移動するはずなく、ビルの屋上を足場に跳ぶのが基本だったためである。
「ごめんね。結人くんだけ下の道を走ってって言うわけにもいかないし、一緒に行動するならこれが一番早いんだ」
「傍からみればかなり間抜けな構図だろうな。まぁ、傍から見るようなやつがこんな高さにはいないから問題ないだろうけど」
結人の視界を流れる景色は青空と千切れた雲、そして街のシンボルとしてそびえる展望塔。
もし展望塔から観測したとしても結人達の姿は豆粒のようなものだろう。
「でもビックリしたんじゃない? ボク、こうして君を持ち上げられるくらい力が強いんだよ?」
「ん? 魔法少女になって身体能力が強化されてるとかじゃないのか?」
「う、うん……正解。結人くんのその理解の早さってやっぱり魔法少女アニメを見過ぎた影響なんだろうね。なんだか素直に凄いと思うよ」
言葉とは裏腹に政宗は呆れ交じりにボソッと語った。
一方で魔法少女マニアとして高く評価された結人。間近にいるリリィをじろじろと見るわけにもいかず、しかし可愛らしい衣装や綺麗な顔に視線が引き寄せられて落ち着きがなかった。
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「それはボクも気になってメリッサに聞いたんだけどね。どうもこっちの世界の知識が魔女達にはないらしくて、世間で浸透している魔法使いのイメージを調べた結果なんだって」
「なるほどな。それでどこかで見た要素が満載というか、あらゆる魔法少女の間を取った衣装になってるのか」
結人は何度も頷き、納得を露にした。
「親しみやすい格好を目指したのかな。もっと大人びた衣装にすることもできただろうに」
「だよねぇ! 確かにボクも変身し始めた頃は可愛い衣装で嬉しかったんだけど……ちょっと高校生になるとキツいかなって」
「いや、別にキツくはないけどな。可愛いし、良く似合ってるとは思う。ちょっと幼い衣装なのかなって感じがするだけで」
「え? あ、そう……? ありがとう!」
衣装に無理がないか気になっていたらしいリリィ。
似合っていると言われて上機嫌になり、ビルの屋上を飛ぶ足取りに高揚した気分が混じる。
と、その時だった――。
「あ、センサーが反応した! この辺に回収できるマナがあるみたい。降りるよ!」
「センサーなんてあるのか?」
「うん。マナの反応を受けるとボクのツインテールがピンと立つようになってるんだ」
「ホントだ。動物の尻尾みたいで可愛いな」
肩に触れるほどの長さしかないピンク色のツインテールはピンピンと反応を示し、彼女にマナ回収の対象発見を伝える。
リリィはビルの屋上から飛び下り、一気に地上へ急降下する。
体が重力に従い、高速で引っ張られる感覚が結人を襲う。
「う、うわぁぁあぁぁぁぁぁあぁああぁあぁあぁ! 落ちてる、落ちてる!」
「大人しくしてて! 大丈夫、死んだりしないから!」
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