28 / 41
第ニ章
二話 混沌診療所
しおりを挟む
レフトはニナに送り出されて集落へ戻った。
幻獣の加護と知恵を授かり進むべき道を理解した。
礼儀正しい蛇人間のヴァンを仲間に迎え、アレサがいると思われる診療所を目指していた。
「ずっと変身していて魔力を消耗しないの?」
「はい、負担はないです。蛇は擬態する種もいるので、その原理を少し応用すればいいだけですので」
「…賢いね……」
「こっそり集落へ出かけたりしていたのですが、人間の世界は驚きの連続です」
「興味あることとかあるのかな」
「おしゃべりです」
「えっ……おしゃべり?」
「はい、我々の種は基本的に同族ではしゃべりません」
「そうなの…」
「個人で生活しているので会話をする必要がないのです」
「……」
絶句するレフト。
人間では当たり前の事が他種族ではダブーであったり非常識ということだろう。
自分たちの物差しで相手を見るのはよくないのだろう。
ましてや口に出し、それで相手を説き伏せようものなら種族の理解は得られない。
そんなこんなで会話を楽しむヴァンであったが、急に笑顔が消える。
当然レフトはそれに気づき問う。
「どうしたの?」
「診療所が襲われているようです」
「えっ……でも…」
ヴァンは突然診療所が攻撃を受けていると告げるが、レフトの視界に診療所は存在していない。
「ちょっとわかるように…説明を……」
「これは失礼しました。振動を感じたのです。とにかく急ぎましょう」
そう言うと突如猛ダッシュするヴァン。
レフトも続く。
しばらくすると小さな集落があり、確かに複数のモンスターがそこを襲撃している。武装した者が応戦しているが、壊滅は時間の問題だろう。
「レフト様、あのリッチがこの軍団の首領と思われます。主力と思われる戦力はゴーレム二体です」
「そうだね、戦力的には圧勝できるけど集落に被害が出ないように戦うのは難しいよ…あのゴーレムを集落の外へ誘導できればいいんだけど」
「ん、レフト様、あそこに龍人がいます」
「ああ、何か珍しいのがいるね。多分あの者は無益なことはしなさそうだよ。武人みたいだ」
「承知しました。龍人はノーマークで、私がゴーレムを集落の外へ追い出します。レフト様ここで待機を」
「ちょ……」
そう言うとヴァンは魔法で飛び立った。
「…空を飛べるのか……空飛ぶ蛇って初めてみたわ……ヴァンって実はすごい人物なんじゃ……」
ぶつぶつとつぶやくレフト。
するとゴーレムとリッチがレフトの方向へ向かってきた。
レフトは親指を立てヴァンに合図した。
ヴァンは頭を下げてレフトの隣へ。
ゴーレムは止まり、緊迫した空気が辺りをつつむ。
「貴様らは何者だ、何故邪魔をする」
リッチは流暢にしゃべる。
「襲撃をやめてくれ。ムダな争いは避けたい」
攻撃の中止を訴えるヴァン。
だがリッチはそんな訴えを無視してゴーレム二体に攻撃を命じた。
巨体とは思えない素早い動きで襲いかかるが、レフトは右手を差し出し、ゴーレムを魔法でバラバラにする。
粉々になったゴーレムの残骸が宙に浮いている。
その異様な光景にリッチや残存するモンスターたち、住民や警備員は唖然としている。
「……これはなんだ…」
圧倒的な魔力を目にして戦意を喪失したリッチ。
そんなリッチは、突然、現れた龍人に一刀両断されてしまう。
「ヴァン、集落へ向かい負傷者の手当てを。ここは引き受けた」
「はっ。承知しました」
ヴァンは再び飛び上がり集落へ。
宙に浮いたゴーレムの残骸を落下させ、構えるレフト。
「我が名はキバ、お相手願う」
龍人キバは構え、素早い動きでレフトに斬りかかる。
変則的で回避困難な角度からの鋭い一撃だったが、レフトは容易くそれを左手で受け止めた。
「なっ…」
距離を取り冷静になろうとするキバだが、現実的にあり得ない光景を目にし動揺している。
素手で刃を受け止めた…。
「君は重要な証人を斬ってしまった。だから知っていることは全部話してもらう」
レフトは魔力を解放した。
紫の完成された魔力がレフトを包む。瞳の色も紫へと変色したその姿は禍々しくも美しい。まるで相反するものがその場に停滞する不条理を体現しているかのようだ。
そんな神々しい姿を前にしたキバにもはや戦意はない。
剣を捨て膝をつき平伏した。
住民たちはざわつき、残っていたモンスターたちは皆、恐怖し逃亡。
「ふうっ…それじゃあいろいろ聞かせてもらうよキバ」
「はい…あなたの名を教えてくれますでしょうか」
「ああ、名乗り忘れてすまない。レフトだよ」
「……」
その名を聞き絶句したキバ。
「失礼ですが復興機関の……レフトーラさん…でしょうか」
「そうよ。でも今は復興機関とは関係ないからね。さあいこう」
キバを連れ集落に入るレフト。
住民はキバに冷たい視線を向ける。
そんな彼をレフトは心配する。
「…大丈夫かい?」
「はい、こういうの……慣れていますので…」
「…」
沈黙する二人。
視線の先にヴァンがおり、隣にはホープ先生がいる。
「レフトーラ君、ありがとう、皆を代表してお礼を…」
「先生、やめて下さいよ。それよりなんでこんなことに…それとアレサがここにいると…」
「とりあえず中へ入りましょう。私もその龍人に聞きたいがあるわ」
すぐに集落は安定した。
長がみんなをまとめており復興はスムーズだった。
「さて」
ホープは飲み物を口にして顔を引き締める。
これから診査でもするかのように。
「キバだったわね、それじゃあ説明してもらおうかしら」
皆がキバを見る。
レフトたちは状況がよくわからないが、とりあえず聞くことに徹した。
「何を…話せば…」
「まずなんでここを襲撃したのかしら?」
ホープが知りたい情報を聞き出すようにリードする。
「はい、物資を奪ってこいと言われて……略奪はよくないし、モンスターの指揮は断りましたが、そうすると魔術師はリッチを召喚して軍団の指揮をさせました」
「魔術師…か。続けて」
ホープは思い当たることがありそうだ。
「リッチは偉そうな態度でむかつきました」
「…」
「…」
「…で?」
「以上です」
「…んっ…」
「えっと…」
静まり返る室内。
「締め上げます…レフト様、許可を」
「えっ…ちょ……」
「締め上げるって……ちょっとレフトーラ君、何なのよ、この物騒な人は…」
カオス。
室内はまさしくカオスだ。
何を話せばいいのかわからない、おそらく重要なことを知らない人物をいくら拷問したところで知りたい情報は得られない。
そのことを理解していない者が拷問を断行しようとしている。
その者をガチで止めようとする医者…。
まとめる者が不在の議論は混迷を極める。
しばらく混乱したが、やがてみんなが無意味と気づき、疲労し力尽き事態は収束した。
「私が悪かったわ。申し訳ない」
陳謝するホープ。
「先生、もうやめましょうよ…」
「ホープ医、キバに案内してもらいその魔術師を捕らえてきま
す」
「お願いね。私は少し休ませてもらうわ」
先生は負傷者対応などで満身創痍だ。
診療所を出る三人だが、レフトが呼び止められる。
「ごめんなさい、あなたはアレサを探しにきたのよね。腕は見た感じ完治しているわね」
「はい…アレサは……魔術師のところでしょうか」
「…」
「集落の包囲網や大規模襲撃のわりには死者がいない。おそらくモンスターをコントロールしている者が存在しています」
「…これを…」
ホープは白銀の腕輪をレフトに渡す。
「…」
「あなたが不安定な時に彼女を救出したのは…私よ…」
「そうでしたか…」
「どのみち再開すればわかるけど…彼女は今、正気を失っているわ。その腕輪を外した途端、ものすごい剣幕で出ていった。ごめんなさい、私には止めることができなかった…」
「…」
「正気を失った原因は主に二つ、一つは…あなた…」
「…はい…その通りです……ですが…そんな妻を…正気に戻すのは……戻せるのは…きっと夫だけだと思います…」
「…バカね……正気に戻すのは…薬よ…」
「えっ…薬?」
「…嘘よ」
「…」
「あなた相変わらず暗いわよ」
「…先生?」
「いってらっしゃい、アレサを…お願いね」
レフトの胸をポンポンと叩き、機関を出た時と同じように送り出された。
「アレサ……あなたが羨ましいわ」
去ったレフトに小言をつぶやくホープであった。
「遅れてごめん」
「いえ、行きましょうレフト様」
「ここより西へ。荒れ地の手間の洞窟内に魔術師の祭壇があります。歩いて三日程です」
キバが言う。
過酷な道のりらしいが……。
「西に三日、方向はあっちか?」
「はい。いったいなにを?」
「飛びます。レフト様を三日も歩かせるわけにはいかないので」
「えっ…飛ぶって…」
いきなりの発言に戸惑うレフト。
「問題ございません。聞いた距離ですと五秒程で着きます」
「…」
レフトとキバは言葉を失った。
「では私の手を」
二人は恐る恐るヴァンの手を取ると、魔力に包まれ、原理は不明だが空間を移動しているような感じで気がつくと全く別の場所にいた。
「キバ、ここですか?」
目の前には、いかにも、という洞窟が口を開いていた。
「は、はい…」
「行きましょうレフト様」
「ゾルム殿……感謝致します。ヴァンに世界を見させます…」
次回へ続く
幻獣の加護と知恵を授かり進むべき道を理解した。
礼儀正しい蛇人間のヴァンを仲間に迎え、アレサがいると思われる診療所を目指していた。
「ずっと変身していて魔力を消耗しないの?」
「はい、負担はないです。蛇は擬態する種もいるので、その原理を少し応用すればいいだけですので」
「…賢いね……」
「こっそり集落へ出かけたりしていたのですが、人間の世界は驚きの連続です」
「興味あることとかあるのかな」
「おしゃべりです」
「えっ……おしゃべり?」
「はい、我々の種は基本的に同族ではしゃべりません」
「そうなの…」
「個人で生活しているので会話をする必要がないのです」
「……」
絶句するレフト。
人間では当たり前の事が他種族ではダブーであったり非常識ということだろう。
自分たちの物差しで相手を見るのはよくないのだろう。
ましてや口に出し、それで相手を説き伏せようものなら種族の理解は得られない。
そんなこんなで会話を楽しむヴァンであったが、急に笑顔が消える。
当然レフトはそれに気づき問う。
「どうしたの?」
「診療所が襲われているようです」
「えっ……でも…」
ヴァンは突然診療所が攻撃を受けていると告げるが、レフトの視界に診療所は存在していない。
「ちょっとわかるように…説明を……」
「これは失礼しました。振動を感じたのです。とにかく急ぎましょう」
そう言うと突如猛ダッシュするヴァン。
レフトも続く。
しばらくすると小さな集落があり、確かに複数のモンスターがそこを襲撃している。武装した者が応戦しているが、壊滅は時間の問題だろう。
「レフト様、あのリッチがこの軍団の首領と思われます。主力と思われる戦力はゴーレム二体です」
「そうだね、戦力的には圧勝できるけど集落に被害が出ないように戦うのは難しいよ…あのゴーレムを集落の外へ誘導できればいいんだけど」
「ん、レフト様、あそこに龍人がいます」
「ああ、何か珍しいのがいるね。多分あの者は無益なことはしなさそうだよ。武人みたいだ」
「承知しました。龍人はノーマークで、私がゴーレムを集落の外へ追い出します。レフト様ここで待機を」
「ちょ……」
そう言うとヴァンは魔法で飛び立った。
「…空を飛べるのか……空飛ぶ蛇って初めてみたわ……ヴァンって実はすごい人物なんじゃ……」
ぶつぶつとつぶやくレフト。
するとゴーレムとリッチがレフトの方向へ向かってきた。
レフトは親指を立てヴァンに合図した。
ヴァンは頭を下げてレフトの隣へ。
ゴーレムは止まり、緊迫した空気が辺りをつつむ。
「貴様らは何者だ、何故邪魔をする」
リッチは流暢にしゃべる。
「襲撃をやめてくれ。ムダな争いは避けたい」
攻撃の中止を訴えるヴァン。
だがリッチはそんな訴えを無視してゴーレム二体に攻撃を命じた。
巨体とは思えない素早い動きで襲いかかるが、レフトは右手を差し出し、ゴーレムを魔法でバラバラにする。
粉々になったゴーレムの残骸が宙に浮いている。
その異様な光景にリッチや残存するモンスターたち、住民や警備員は唖然としている。
「……これはなんだ…」
圧倒的な魔力を目にして戦意を喪失したリッチ。
そんなリッチは、突然、現れた龍人に一刀両断されてしまう。
「ヴァン、集落へ向かい負傷者の手当てを。ここは引き受けた」
「はっ。承知しました」
ヴァンは再び飛び上がり集落へ。
宙に浮いたゴーレムの残骸を落下させ、構えるレフト。
「我が名はキバ、お相手願う」
龍人キバは構え、素早い動きでレフトに斬りかかる。
変則的で回避困難な角度からの鋭い一撃だったが、レフトは容易くそれを左手で受け止めた。
「なっ…」
距離を取り冷静になろうとするキバだが、現実的にあり得ない光景を目にし動揺している。
素手で刃を受け止めた…。
「君は重要な証人を斬ってしまった。だから知っていることは全部話してもらう」
レフトは魔力を解放した。
紫の完成された魔力がレフトを包む。瞳の色も紫へと変色したその姿は禍々しくも美しい。まるで相反するものがその場に停滞する不条理を体現しているかのようだ。
そんな神々しい姿を前にしたキバにもはや戦意はない。
剣を捨て膝をつき平伏した。
住民たちはざわつき、残っていたモンスターたちは皆、恐怖し逃亡。
「ふうっ…それじゃあいろいろ聞かせてもらうよキバ」
「はい…あなたの名を教えてくれますでしょうか」
「ああ、名乗り忘れてすまない。レフトだよ」
「……」
その名を聞き絶句したキバ。
「失礼ですが復興機関の……レフトーラさん…でしょうか」
「そうよ。でも今は復興機関とは関係ないからね。さあいこう」
キバを連れ集落に入るレフト。
住民はキバに冷たい視線を向ける。
そんな彼をレフトは心配する。
「…大丈夫かい?」
「はい、こういうの……慣れていますので…」
「…」
沈黙する二人。
視線の先にヴァンがおり、隣にはホープ先生がいる。
「レフトーラ君、ありがとう、皆を代表してお礼を…」
「先生、やめて下さいよ。それよりなんでこんなことに…それとアレサがここにいると…」
「とりあえず中へ入りましょう。私もその龍人に聞きたいがあるわ」
すぐに集落は安定した。
長がみんなをまとめており復興はスムーズだった。
「さて」
ホープは飲み物を口にして顔を引き締める。
これから診査でもするかのように。
「キバだったわね、それじゃあ説明してもらおうかしら」
皆がキバを見る。
レフトたちは状況がよくわからないが、とりあえず聞くことに徹した。
「何を…話せば…」
「まずなんでここを襲撃したのかしら?」
ホープが知りたい情報を聞き出すようにリードする。
「はい、物資を奪ってこいと言われて……略奪はよくないし、モンスターの指揮は断りましたが、そうすると魔術師はリッチを召喚して軍団の指揮をさせました」
「魔術師…か。続けて」
ホープは思い当たることがありそうだ。
「リッチは偉そうな態度でむかつきました」
「…」
「…」
「…で?」
「以上です」
「…んっ…」
「えっと…」
静まり返る室内。
「締め上げます…レフト様、許可を」
「えっ…ちょ……」
「締め上げるって……ちょっとレフトーラ君、何なのよ、この物騒な人は…」
カオス。
室内はまさしくカオスだ。
何を話せばいいのかわからない、おそらく重要なことを知らない人物をいくら拷問したところで知りたい情報は得られない。
そのことを理解していない者が拷問を断行しようとしている。
その者をガチで止めようとする医者…。
まとめる者が不在の議論は混迷を極める。
しばらく混乱したが、やがてみんなが無意味と気づき、疲労し力尽き事態は収束した。
「私が悪かったわ。申し訳ない」
陳謝するホープ。
「先生、もうやめましょうよ…」
「ホープ医、キバに案内してもらいその魔術師を捕らえてきま
す」
「お願いね。私は少し休ませてもらうわ」
先生は負傷者対応などで満身創痍だ。
診療所を出る三人だが、レフトが呼び止められる。
「ごめんなさい、あなたはアレサを探しにきたのよね。腕は見た感じ完治しているわね」
「はい…アレサは……魔術師のところでしょうか」
「…」
「集落の包囲網や大規模襲撃のわりには死者がいない。おそらくモンスターをコントロールしている者が存在しています」
「…これを…」
ホープは白銀の腕輪をレフトに渡す。
「…」
「あなたが不安定な時に彼女を救出したのは…私よ…」
「そうでしたか…」
「どのみち再開すればわかるけど…彼女は今、正気を失っているわ。その腕輪を外した途端、ものすごい剣幕で出ていった。ごめんなさい、私には止めることができなかった…」
「…」
「正気を失った原因は主に二つ、一つは…あなた…」
「…はい…その通りです……ですが…そんな妻を…正気に戻すのは……戻せるのは…きっと夫だけだと思います…」
「…バカね……正気に戻すのは…薬よ…」
「えっ…薬?」
「…嘘よ」
「…」
「あなた相変わらず暗いわよ」
「…先生?」
「いってらっしゃい、アレサを…お願いね」
レフトの胸をポンポンと叩き、機関を出た時と同じように送り出された。
「アレサ……あなたが羨ましいわ」
去ったレフトに小言をつぶやくホープであった。
「遅れてごめん」
「いえ、行きましょうレフト様」
「ここより西へ。荒れ地の手間の洞窟内に魔術師の祭壇があります。歩いて三日程です」
キバが言う。
過酷な道のりらしいが……。
「西に三日、方向はあっちか?」
「はい。いったいなにを?」
「飛びます。レフト様を三日も歩かせるわけにはいかないので」
「えっ…飛ぶって…」
いきなりの発言に戸惑うレフト。
「問題ございません。聞いた距離ですと五秒程で着きます」
「…」
レフトとキバは言葉を失った。
「では私の手を」
二人は恐る恐るヴァンの手を取ると、魔力に包まれ、原理は不明だが空間を移動しているような感じで気がつくと全く別の場所にいた。
「キバ、ここですか?」
目の前には、いかにも、という洞窟が口を開いていた。
「は、はい…」
「行きましょうレフト様」
「ゾルム殿……感謝致します。ヴァンに世界を見させます…」
次回へ続く
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
サイレント・サブマリン ―虚構の海―
来栖とむ
SF
彼女が追った真実は、国家が仕組んだ最大の嘘だった。
科学技術雑誌の記者・前田香里奈は、謎の科学者失踪事件を追っていた。
電磁推進システムの研究者・水嶋総。彼の技術は、完全無音で航行できる革命的な潜水艦を可能にする。
小与島の秘密施設、広島の地下工事、呉の巨大な格納庫—— 断片的な情報を繋ぎ合わせ、前田は確信する。
「日本政府は、秘密裏に新型潜水艦を開発している」
しかし、その真実を暴こうとする前田に、次々と圧力がかかる。
謎の男・安藤。突然現れた協力者・森川。 彼らは敵か、味方か——
そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。
記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える——
これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。
【全17話完結】
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる