夜伽聖女と呪われた王子たち

藤原いつか

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第十章

世界の終わり

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 目を覚ますとひとりベッドに横たわっていた。
 辺りはまだ薄暗い。夜明けは遠いのだろうか。ぼんやりとそれが意識の片隅にひっかかる。
 見慣れた自分の部屋の輪郭はすべて薄闇に紛れていた。それなのにはっきりと隣りに誰かが居ない違和感に声を出そうとするも喉の奥が張り付いて上手く声を出せない。
 小さな身じろぎにベッドが軋んだ。

「セレナ」

 呼ばれて視線を向けるのと同時にベッドが大きく沈む。
 声の方に寝返りを打つとすぐ傍に骨ばった手。その先を辿ればイリオスの端正な顔が自分を見下ろしていた。
 いつの間にか服をを身につけ最低限の装いに戻ったイリオスとは逆にセレナは裸のままだ。自分だけ、ずるい。
 なんとか唾液を集めて声を絞り出す。

「…イリ、オス」
「水を。起き上がれるかい?」
「…むり」

 寝ぼけた子どものように頭を振って呟けば、イリオスが仕方なさそうにわらってセレナをそっと抱き起こした。
 どこか乱暴に自分を抱いていた手と同じものとは思えないほど優しい手つきで。
 イリオスの腕に抱えられて僅かに上体を起こし、すぐ目の前で自分を見つめるイリオスの顔を見上げる。

「口、開けて」

 短く言ってイリオスが手にしていたグラスをあおる。僅かな水滴を撒き散らした後にその綺麗な瞳が自分を見据えた。
 言われるままに薄く開いた唇に、躊躇なくその綺麗な顔が近づいてくる。
 その顔はまた隠し事の得意なイリオスの顔に戻っていた。
 抵抗もなくその唇と流し込まれる冷たい水を受け容れる。乾きが満たされていく安堵感になにも考えずに耽った。
 幾度かそれを繰り返し、最後にイリオスがわざとらしく舌を掠めて唇に零れた分も舐めとって離れる。
 それからセレナを抱きかかえたままベッドの端から奥へと位置をずらした。その腕にセレナを抱いたまま、いくつも重ねられた背当てのクッションに自身も背を預ける。

「体は? どこか、異変は」

 ひどく真剣な声音でそれを訊かれ、イリオスに抱かれたまま思考を巡らせる。未だ意識はどこかぼうっとしていた。

 体。異変。なんだっけ。
 そうだ、イリオスの夜伽の後なのだ。

 今分かることはとてもだるくて眠いということくらい。
 だけどそれはイリオスの呪いを継いだことによる異変ではなく、イリオスに抱かれたことによる疲弊が主な原因だ。
 イリオスの体からは呪いの気配は消えていた。

「…腰が、痛い、…だるい。もうイリオスとはしたくない」
「それは残念。…とりあえず現状の変化はないようだね」
「もうすぐ、朝になる…?」
「もう少し先かな…眠ってて良いよ。朝までは居る」
「いいよ、大丈夫だよ、ひとりでも」

 確かイリオスは今とても忙しいと聞いている。会えたのも本当に久しぶりだった。
 だけどそれはあくまでブランの独断でしかなく、イリオスにとって今夜の夜伽は想定外のはず。ここに不用意に引き留めるには流石に気がひけた。
 扉の所まで見送る気力はないけれど、別れの挨拶をする余力くらいはある。

 イリオスの腕からもぞもぞと抜け出てベッドの奥へと身を寄せ自分でシーツにくるまるセレナにイリオスはそっと目を細めた。空けられた分だけの距離を詰め寄りながら。

「…居て欲しいって、顔してる」
「う、嘘、してない」
「じゃあ僕が居たいからここに居ることにするよ」

 言ってイリオスはセレナがくるまったシーツを剥ぎ取って自分の身を滑らせる。そこに居た裸のままのセレナを抱き寄せて、腕の中に閉じ込めた。
 強がって見せたけれど内心ほっとしたのがイリオスにばれるのが嫌で、見られないようにシャツの胸元に顔を埋めてぎゅっと抱きつく。態度で結局ばれているのだけれど、イリオスは何も言わずに抱き締め返してくれた。
 布を隔てたその距離は、さっきまでの熱も湿度も程遠い。

 静寂と暗闇がふたりを包み込んで、暫しの余韻に目を閉じて浸った。
 どれくらい意識を失っていたのか。その間もイリオスはここに居てくれた。
 じわりと胸が熱くなるセレナの頭の上で、イリオスが小さな呟きを零す。

「…結局この手で傷つけるなら…」
「…イリオス…?」
「他の誰にも渡さなければ良かった」

 それは情事の最中にも聞いた言葉で、彼がその胸の内で何を反芻しているのかがセレナにも分かった。
 この期に及んでまだイリオスは、自分がセレナを傷つけると決めつけているのだ。
 彼はの呪いは解かれたけれど、彼を縛るものはそう簡単に解けないのだろう。
 彼の心が一日でもはやくその呪縛から解放されることをそっと願った。
 あとそういう台詞はもっとちゃんと相手の目を見ていうべきなのでは。

「…わたし、イリオスと会うのってあの対面の場が初めてだよね…?」

 薄々感じる彼の熱量にふと違和感を感じて口にする。
 自分達はイリオスがそこまで心を傾けるほど関わり合ってはいないはずだ。
 会ってもどこか喧嘩ごしというか、強引に詰められたりからかわれたりでセレナにとってのイリオスは意地悪でしかない。こうして肌を合わせるまで、なんとなく苦手な部類だった。

 そんなセレナの疑問を感じ取ったのか、イリオスはセレナを抱き締める腕に力を込める。たぶんイリオスも今は顔を見られたくないのだろうとセレナも黙ってそれを受け入れた。

「もう、全部言ってしまうと…正確にはあの初対面の場は僕たちの初めてではなかったよ。少なくとも僕にとってはね。君がこの世界に現れた時…儀式の間に召喚された時、ノヴァと共に僕もあの場に居た。君は覚えてないだろうけど」
「え、そうなの? ノヴァしか覚えてない」

 今となってはなんだか懐かしい、はじまりの場面。
 この世界に来た時自分を迎えいれてくれたのはノヴァだけだと思っていた。

「それからずっと、見ていた」

 イリオスのその言葉にセレナはやっぱり、と内心苦笑いを漏らす。
 自分と王子たちを繋ぐ白い魔法の蝶。セレナと王子たちの血が術の過程で使われたという自分たちを繋ぐその存在。
 術者はイリオスだと聞いた。そのすべてを操っているのはイリオスだと。
 ゼノスはおそらく対象者の位置確認くらいはできるかも、と言っていたけれど、イリオスは蝶を通してずっと自分達のことを見ていたのだ。
 やましいことが多過ぎてあまり認めたくはなかったけれど、そう考えるといろいろと納得がいく。
 それから、あの道も。

「…儀式の間から外への道を繋いだのも、イリオスでしょう…?」
「…そうだよ。君は結局この部屋に戻ってきてしまったけれど…あの時そのまま逃げてくれていたら、僕ももっとはやく割り切れていたのに」

 まるで自分が悪いみたいに言われるけれど、セレナを逃がしたとばれたら困るのはイリオスだろう。
 
「どうしてわたしを、逃がそうとしたの?」
「…それがノヴァとの約束だったから。彼が王家に身を差し出す代わりに、セレナを城から逃がす。彼は君の呪いを受ける覚悟と共に夜伽をどうにか止めさせたがっていたからそれが一番良いと思った。…できれば、そこで。ノヴァも一緒にここから逃がすつもりだった。流石に君ひとりでは無謀だからね。なのにふたり共まったく思い通りにいかなくて随分予定を狂わされた」

 ノヴァも、一緒に。
 城から出て自由になる。それはずっと彼が望んでいたことのはず。

 イリオスの口から零れたその真実に、胸が焼けるように熱くなってじわりと涙が浮かんだ。理由は上手く見つけられない。
 それはイリオスがそう簡単に口にするほど容易いことでも許されることでもなかったはずだ。

「それでイリオスは…その後はどうする気だったの…?」
「どうもしないさ。運が良ければ予定通り僕は王位を継いで、呪いと共に滅びるかブランにすべてを任せる気だった。君たちを逃がした罰として権威を剥奪されたとしても、僕の下には弟たちが居る。皆それぞれ不得手もあるけれどあまり心配はしていない。…それも上手く、いかなかったけれど」
「…ほんとうに、ばか…」
「…君にだけは言われたくない」
「だってきっと、わたししか言ってあげれないでしょう?」

 ――ノヴァの呪いが解かれセレナの傍を離れたあの日。
 この世界に来て初めて迎えた独りの夜、真っ白な紙の上に蝶が伝えた言葉があった。
 あの時はまだ文字も読めなかったので差し出し人は不明だった。その後の慌ただしさにルミナスにその文章メッセージを確認することも忘れて、だけどその紙だけはずっととっておいていた。

 文字が読めるようになってから思い出したようにその紙を引っ張り出し、ようやくその文章メッセージを読むことができた。筆跡もそのまま伝える魔法の蝶から移った文字には必ず個人のクセが出る。その差出人を知ったのはだからつい最近のことだった。
 おそらくその時まだ彼は、セレナが異世界の文字の読み書きができないことを知らなかったのだろう。

 そこに書かれていた文字は、『次の満月の夜に道が開く。逃げなさい』という内容だった。
 当時はその内容を受け取れていなかったのだけれど、結果的にセレナは外に出ることが叶った。
 ルミナスに見られたらきっとすぐにばれてしまっていただろうにそれだけの危険リスクを侵してまで。

 夜伽聖女を逃がすということは王命に背くということだ。夜伽聖女は王子の為ではなく、国の為にび出された道具なのだから。
 
「君がここに留まると決め、ノヴァも覚悟を譲らなかった。そのせいで呪いを解く方法を本格的に探る必要が出てきた。まだ明確な手立ては得られていない。でも」

 そっとイリオスが声を潜めてセレナの耳元で囁いた。
 まるで秘密の話を聞かせるように。

「人が生まれながらに宿す聖穢の気でいうなら、呪いは間違いなく“穢の気”だろう。それが今君の中には満ちている。だからその身の支配権を奪われてしまう。どうしてもその質量の多い方に」
「……どういう、こと…?」
「君のこの体は他の気質を受け容れるのに適した身体いれものとして召喚された。特にそれは王家の血に深く作用する。だけどそれは、“穢”の気だけではないはずだ。それを抑える“聖”の気を取り込むことによって、おそらく呪いを抑える効力になる」
「…聖の、気って? どうやって?」
「皮肉だけれどやることは変わらない」
「…どういうこと?」

 大事なことのはずなのに、イリオスは苦笑い混じりに答えを焦らす。呪いを抑える方法があるのならそれはぜひとも知りたいのに。
 むくれるセレナにそっと頬を寄せまわされた腕に力が篭った。

「夜伽と同じだよ。他者の“聖の気”をその身に受け容れる…つまり、また僕らに抱かれれば良い。呪いから解放された身ならば、元来“精”とは清らかでかつ神聖なものの象徴だ」

 イリオスの答えに思わずセレナは耳を疑った。
 王子たちに抱かれることによって、今度はのろいではなくせいを受け容れる。
 それじゃあ本当にやっていることが変わらない。
 ちょっと疑ってしまう内容だ。

「ほ、ほんとに…?」
「あくまで推測だ。でも試してみる価値はあると思う。君はもう既にその“聖”を、何度か受けているはずだから」

 ――呪いより解放された王子からの、受けいれた“精”。
 心当たりを浮かべて思わずセレナの顔にかぁっと熱が走った。

 確かに“夜伽”以外でその行為をしたことがある。思い浮かんだのはディアナスとゼノスだ。彼らと繋がったのは確かに呪いから解放された後だった。

じきにノヴァが王位を継ぐ為の儀式が水面下で行われる。それを経てすぐに戴冠式だ。日取りももう決まっている」
「……え…?」
「現国王から次期国王への継承の儀式。三日間続くその儀式が成立してしまえば、王家の血筋においての国王はノヴァとなる。セレナの呪いは、ノヴァに向かってしまう」


 ――戴冠式。
 ノヴァが、国王になる。

 そんなの初耳だ。誰からも聞いていない。
 春のお祭りがあるって、その準備でみんな忙しいとは聞いていたけれど。
 いつの間に、どうして、そんなことに。

「だからそれまでになんとか君のなかの呪いを制御しなければ――セレナ…?」
「…ご、めん、イリオス、眠くて…」

 ぽつりと最後に落とされた絶望の雫が胸の内側に波紋を描く。
 だけど身を襲う急激な眠気にセレナは抗うことができなかった。
 大事な話をしているのに。もっとちゃんと聞いておきたいのに。だけどそれは叶いそうもない。

 ノヴァ、と最後に胸の内で呼ぶ。声にはならなかったはずなのに、イリオスのどこか哀しそうな瞳に自分が映っていた。
 今にも視界を閉ざそうとするセレナの頬をイリオスの手が優しく撫でる。それからゆっくりとイリオスの顔が近づいてくるのをセレナはただ見送っていた。それまでとは違いそっと触れるだけの口づけだった。

「…おやすみ、セレナ」

 シャツを握っていた自分の手にイリオスの手が重なる。その温もりに身を委ねるようにセレナは意識を手離した。

 おやすみ、と。
 そう耳元で囁いた声はイリオスのものではなく、はるかどこかで聞いた声。
 最後の欠片を手に入れた彼女の幸福に浸る声は自分の内側から聞こえた気がした。


 絶望とは自分の内側なかからやってくるものなんだとその時初めて気付いたけれど、すべてがぜんぶ後の祭り。
 それまで交わしてきた彼らとのいくつかの約束が、その内側で綺麗に黒く塗りつぶされていく。

 誰と、なにを、約束したんだっけ。
 思い出せない。今はただ眠りたい。深くふかく沈んでいく。
 





 ――それからセレナは眠り続けた。

 誰の呼びかけに応えることもなく、目を覚ます気配も一切感じられず、静かな呼吸と刻まれている鼓動だけが彼女が生きていることの証。
 だけど明らかな異変がセレナの身体を侵していた。
 気付いた時には胸元にあった呪いの刻印が、セレナの身体中に広がっていた。


 そうしてセレナが眠り続けて三日目の朝。
 地獄のような夜明けと目覚めがセレナの身体からだと世界を引き裂いた。

 それはこの世界で初めて呪いを継いだ時とは比べものにならない程の、苦痛と恐怖の目覚めだった。


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