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学園編
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フィガーシュッド~学園編8~
審判「はじめっ。」
さっきの桐生と佐内の白熱した戦いの所為でか、ギャラリーがかなり増えた気がする。
大和「よろしくお願いしますっ。」
水戸内 大和。
さっきの佐内と違って小柄の男。
片手に両刃の斧を持ち、動きやすい格好をしている。
今更ではあるがこの大会は武器もありなのだ。
殺し以外ほとんど何でもあり。
それも、どうかと思うけどな…。
大和「いきなりですけどっ、全力で行かせてもらいますっ。はぁーーフリー・オープニングっ、はっ。」
そう言っていきなり片手に持つ両刃の斧を天高く上げる。
そして、その斧が大和の手に戻ると…。
苺「な、何が起きたの?」
大和の持つその斧は何倍にも大きくなり、大和の手元に戻ってきたのだ。
大門「へぇー、面白い能力だなぁ。それにしてもよくそんなの持てるね。重くないの?」
大和「日々鍛錬を重ね続ければこのくらい軽いものっ。さぁっ今度は君の能力を見せて貰おうかっ。」
大門「面白い面白い。よしっじゃあ見せてやっからかかってこいっ。楽しもうぜっ。」
大門のあんな顔を見たのは初めてだ。
普段は寝てるかダラダラしてるだけの大門だが、いざ戦いになると満面の笑みを浮かべている。
戦いを楽しんでいるように見える。
大和「それじゃあ、遠慮無く行かせてもらうよっ。はぁーー。」
タッタッタッタッ
大和「大車輪っ。」
そう言って全身をつかい縦に回転しながら大門に突っ込む水戸内。
その凄まじい回転と大きな斧の遠心力によって場内にはまるでチェーンソーの様な音が響き渡った。
ゥウィィィィィン
しかし大門はその場から一歩も動こうとはしない。
希唯明「ちょ、あれ大門ヤバくねぇか?」
桐生「だ、大門っとりあえず逃げろっ流石にアレがあったたらイテーぞ。」
希唯明「いや、イテーで済まねぇだろ。おいっ大門聞いてんのか?」
大門「あぁ、聞こえてるよ。でも、俺はこのまま奴の攻撃を受けてめるつもりなんで、そこんところよーく見てくれよろし。」
希唯明(あいつのキャラってイマイチまだわかんねぇーんだよな…よろしって…)
山田「…ん…ん…。」
希唯明(うん、なんか山田にはツボだったらしい)
そうこうしている内に水戸内は大門に迫っていた。
そして…。
ガチんっっっ
希唯明「…と、止まった。」
桐生「あ、あいつあの攻撃を片手で止めやがったぞ。」
水戸内の斧の刃は確かに大門の右腕に当たり止まっている。
しかし、見るからに大門にダメージは無く、血の一滴すら出もしていない。
更に…。
ピキっ
バキバキバキ
パキーン
一気に水戸内の斧がバラバラに砕けたのだ。
今回は本当にわからない。
あの一瞬で何かの技を大門も使い、斧を砕いた訳でも無さそうだ。
となると、あの受け止めた右手に何か…。
と、目を凝らす希唯明。
すると、答えを希唯明が出す前に大門が口を開いた。
大門「これが俺の能力。変身(ディシーブ)だ。」
水戸内「ディ、ディシーブ?」
大門「そっ、変身って意味。まぁ、本当の意味は騙すって意味なんだけど、その辺は流してくれ。で、今回俺が変身に選んだのが…これ。」
と、言ってポケットから何かを取り出した大門。
大門「世界一硬い石、ダイヤモンドだ。」
審判「はじめっ。」
さっきの桐生と佐内の白熱した戦いの所為でか、ギャラリーがかなり増えた気がする。
大和「よろしくお願いしますっ。」
水戸内 大和。
さっきの佐内と違って小柄の男。
片手に両刃の斧を持ち、動きやすい格好をしている。
今更ではあるがこの大会は武器もありなのだ。
殺し以外ほとんど何でもあり。
それも、どうかと思うけどな…。
大和「いきなりですけどっ、全力で行かせてもらいますっ。はぁーーフリー・オープニングっ、はっ。」
そう言っていきなり片手に持つ両刃の斧を天高く上げる。
そして、その斧が大和の手に戻ると…。
苺「な、何が起きたの?」
大和の持つその斧は何倍にも大きくなり、大和の手元に戻ってきたのだ。
大門「へぇー、面白い能力だなぁ。それにしてもよくそんなの持てるね。重くないの?」
大和「日々鍛錬を重ね続ければこのくらい軽いものっ。さぁっ今度は君の能力を見せて貰おうかっ。」
大門「面白い面白い。よしっじゃあ見せてやっからかかってこいっ。楽しもうぜっ。」
大門のあんな顔を見たのは初めてだ。
普段は寝てるかダラダラしてるだけの大門だが、いざ戦いになると満面の笑みを浮かべている。
戦いを楽しんでいるように見える。
大和「それじゃあ、遠慮無く行かせてもらうよっ。はぁーー。」
タッタッタッタッ
大和「大車輪っ。」
そう言って全身をつかい縦に回転しながら大門に突っ込む水戸内。
その凄まじい回転と大きな斧の遠心力によって場内にはまるでチェーンソーの様な音が響き渡った。
ゥウィィィィィン
しかし大門はその場から一歩も動こうとはしない。
希唯明「ちょ、あれ大門ヤバくねぇか?」
桐生「だ、大門っとりあえず逃げろっ流石にアレがあったたらイテーぞ。」
希唯明「いや、イテーで済まねぇだろ。おいっ大門聞いてんのか?」
大門「あぁ、聞こえてるよ。でも、俺はこのまま奴の攻撃を受けてめるつもりなんで、そこんところよーく見てくれよろし。」
希唯明(あいつのキャラってイマイチまだわかんねぇーんだよな…よろしって…)
山田「…ん…ん…。」
希唯明(うん、なんか山田にはツボだったらしい)
そうこうしている内に水戸内は大門に迫っていた。
そして…。
ガチんっっっ
希唯明「…と、止まった。」
桐生「あ、あいつあの攻撃を片手で止めやがったぞ。」
水戸内の斧の刃は確かに大門の右腕に当たり止まっている。
しかし、見るからに大門にダメージは無く、血の一滴すら出もしていない。
更に…。
ピキっ
バキバキバキ
パキーン
一気に水戸内の斧がバラバラに砕けたのだ。
今回は本当にわからない。
あの一瞬で何かの技を大門も使い、斧を砕いた訳でも無さそうだ。
となると、あの受け止めた右手に何か…。
と、目を凝らす希唯明。
すると、答えを希唯明が出す前に大門が口を開いた。
大門「これが俺の能力。変身(ディシーブ)だ。」
水戸内「ディ、ディシーブ?」
大門「そっ、変身って意味。まぁ、本当の意味は騙すって意味なんだけど、その辺は流してくれ。で、今回俺が変身に選んだのが…これ。」
と、言ってポケットから何かを取り出した大門。
大門「世界一硬い石、ダイヤモンドだ。」
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