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第2章:野外生活は爆弾だらけ
第6話 秘湯で混浴、レオンの赤面地獄
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旅の道中。山道を抜けた先に、
湯気がもくもく立ち昇っていた。
「秘湯発見にゃ~!」
ミュリが猫耳をぴんっと立て、
岩場の奥へ駆け込む。
「お、おい待て! 勝手に突っ込むな!」
レオンが慌てて追いかけると、
そこには広々とした天然の温泉が
広がっていた。
「すごい……硫黄の香り。泉質は
良さそうね」
ノアが眼鏡を曇らせつつ分析する。
「体がぽかぽかしそうだにゃ~!」
「わ、わたし泥だらけだし、ちょうど
いい……!」
ミュリとビビはすでに服を脱ぐ勢い。
「ちょっ、ちょっと待て!
ここ混浴だろ!? 俺も入るのか!?」
「何言ってるにゃ? 一緒に入れば
いいにゃ♪」
🐈🐾 🐾 🐾
結局、皆で入ることになった。
湯に足を浸けた瞬間、レオンは
顔を真っ赤にする。
「うぅ……これは……地獄だ……」
「ふにゃぁ~! あったかいにゃぁ~!」
ミュリは両腕を広げてぷかぷか
浮いている。
「ふふん、いい湯加減ね。スパイス
疲れが取れるわ」
チャチャは優雅に肩まで浸かり、
しっぽを揺らす。
「うわぁ……肌つるつるになる……!
すごい、草の根より効く!」
ビビは全身を擦りながら感激。
そしてスイは無言で湯に沈み、
頭だけがぷかっと浮かんでいる。
「お前らリラックスしすぎだろ!!」
レオンは必死に視線を泳がせる。
🐈🐾 🐾 🐾
「レオン、どうしたの?
顔が真っ赤よ」
チャチャが怪しく笑う。
「だ、だってなぁ! お前らと
一緒に風呂なんて……!」
「ふふ、照れてるにゃ~。
お子ちゃまにゃ~」
ミュリが猫パンチを繰り出す。
「お、俺は常識人なんだ!
こういうのは――」
「いいから肩まで浸かれ。体冷えるぞ」
スイが静かに押し込んでくる。
「ぐえっ! 強引すぎるだろ!?」
🐈🐾 🐾 🐾
そこへ――。
「ねぇレオン、背中流して
あげようか?」
チャチャが妖しく近づく。
「なっ、ななななっ……!」
「じゃああたしが! 草むしりで
鍛えた手でゴシゴシしてあげる!」
ビビが勢いよく突進。
「い、いやぁぁぁ!!」
レオンは必死に逃げるが、
温泉は逃げ場がない。
「ふふ……これは面白い研究対象ね。
温泉と羞恥心の関係……」
ノアはしっかりメモを取り始める。
「書くなぁぁぁ!!」
🐈🐾 🐾 🐾
さらに問題は起きた。
「にゃ……あれ、湯がぐるぐるしてる
にゃ?」
ミュリが指さすと、温泉が泡立ち、
突然ボコォッと噴き上がった。
「ぎゃあああ!? 地獄の釜か!?」
「ちょっと待って……薬草が混ざってる!? これは……《発情草》の成分が……!」
ノアの声が響いた瞬間、温泉の
湯気が甘い香りに変わる。
「にゃ~ん……なんだかふわふわするにゃ……」
「はぁ……体が火照って……」
ビビとミュリがぽわぽわとレオン
に寄ってくる。
「ちょ、ちょっと待て!
近づくなぁぁぁ!!」
レオンの赤面は最高潮。
🐈🐾 🐾 🐾
「ふふ……まさか温泉まで爆裂する
とはね」
チャチャは余裕の笑み。
「笑ってる場合か! これ絶対
おかしいだろ!!」
レオンは必死に距離をとるが、
狭い湯船ではどうにもならない。
「レオン……一緒に浸かろ……」
無表情のまま、スイが背中にぴたり。
「やめろぉぉぉぉ!!」
レオンの悲鳴が山にこだました。
🐈🐾 🐾 🐾
一時間後。
ようやく泉が落ち着き、みな
ぐったりと縁に寄りかかっていた。
「……赤面しすぎて、逆に血の気が
引いた……」
レオンは青ざめている。
「楽しかったにゃ~♪」
「肌つるつるになった~!」
「研究データも取れた」
「……また入りたい」
それぞれが満足げに語る中、
レオンだけが震え声で呟いた。
「もう二度と……混浴なんてごめんだ……!」
しかし仲間たちの耳はぴくぴくと
嬉しそうに揺れていた――。
🐈🐾 🐾 🐾 🐈🐾 🐾 🐾
キャラ紹介は、目次≡の⬇️
📘特別編 ミュリの仲間たち
( 。・ω・。)ノ 凸ポチッ
湯気がもくもく立ち昇っていた。
「秘湯発見にゃ~!」
ミュリが猫耳をぴんっと立て、
岩場の奥へ駆け込む。
「お、おい待て! 勝手に突っ込むな!」
レオンが慌てて追いかけると、
そこには広々とした天然の温泉が
広がっていた。
「すごい……硫黄の香り。泉質は
良さそうね」
ノアが眼鏡を曇らせつつ分析する。
「体がぽかぽかしそうだにゃ~!」
「わ、わたし泥だらけだし、ちょうど
いい……!」
ミュリとビビはすでに服を脱ぐ勢い。
「ちょっ、ちょっと待て!
ここ混浴だろ!? 俺も入るのか!?」
「何言ってるにゃ? 一緒に入れば
いいにゃ♪」
🐈🐾 🐾 🐾
結局、皆で入ることになった。
湯に足を浸けた瞬間、レオンは
顔を真っ赤にする。
「うぅ……これは……地獄だ……」
「ふにゃぁ~! あったかいにゃぁ~!」
ミュリは両腕を広げてぷかぷか
浮いている。
「ふふん、いい湯加減ね。スパイス
疲れが取れるわ」
チャチャは優雅に肩まで浸かり、
しっぽを揺らす。
「うわぁ……肌つるつるになる……!
すごい、草の根より効く!」
ビビは全身を擦りながら感激。
そしてスイは無言で湯に沈み、
頭だけがぷかっと浮かんでいる。
「お前らリラックスしすぎだろ!!」
レオンは必死に視線を泳がせる。
🐈🐾 🐾 🐾
「レオン、どうしたの?
顔が真っ赤よ」
チャチャが怪しく笑う。
「だ、だってなぁ! お前らと
一緒に風呂なんて……!」
「ふふ、照れてるにゃ~。
お子ちゃまにゃ~」
ミュリが猫パンチを繰り出す。
「お、俺は常識人なんだ!
こういうのは――」
「いいから肩まで浸かれ。体冷えるぞ」
スイが静かに押し込んでくる。
「ぐえっ! 強引すぎるだろ!?」
🐈🐾 🐾 🐾
そこへ――。
「ねぇレオン、背中流して
あげようか?」
チャチャが妖しく近づく。
「なっ、ななななっ……!」
「じゃああたしが! 草むしりで
鍛えた手でゴシゴシしてあげる!」
ビビが勢いよく突進。
「い、いやぁぁぁ!!」
レオンは必死に逃げるが、
温泉は逃げ場がない。
「ふふ……これは面白い研究対象ね。
温泉と羞恥心の関係……」
ノアはしっかりメモを取り始める。
「書くなぁぁぁ!!」
🐈🐾 🐾 🐾
さらに問題は起きた。
「にゃ……あれ、湯がぐるぐるしてる
にゃ?」
ミュリが指さすと、温泉が泡立ち、
突然ボコォッと噴き上がった。
「ぎゃあああ!? 地獄の釜か!?」
「ちょっと待って……薬草が混ざってる!? これは……《発情草》の成分が……!」
ノアの声が響いた瞬間、温泉の
湯気が甘い香りに変わる。
「にゃ~ん……なんだかふわふわするにゃ……」
「はぁ……体が火照って……」
ビビとミュリがぽわぽわとレオン
に寄ってくる。
「ちょ、ちょっと待て!
近づくなぁぁぁ!!」
レオンの赤面は最高潮。
🐈🐾 🐾 🐾
「ふふ……まさか温泉まで爆裂する
とはね」
チャチャは余裕の笑み。
「笑ってる場合か! これ絶対
おかしいだろ!!」
レオンは必死に距離をとるが、
狭い湯船ではどうにもならない。
「レオン……一緒に浸かろ……」
無表情のまま、スイが背中にぴたり。
「やめろぉぉぉぉ!!」
レオンの悲鳴が山にこだました。
🐈🐾 🐾 🐾
一時間後。
ようやく泉が落ち着き、みな
ぐったりと縁に寄りかかっていた。
「……赤面しすぎて、逆に血の気が
引いた……」
レオンは青ざめている。
「楽しかったにゃ~♪」
「肌つるつるになった~!」
「研究データも取れた」
「……また入りたい」
それぞれが満足げに語る中、
レオンだけが震え声で呟いた。
「もう二度と……混浴なんてごめんだ……!」
しかし仲間たちの耳はぴくぴくと
嬉しそうに揺れていた――。
🐈🐾 🐾 🐾 🐈🐾 🐾 🐾
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📘特別編 ミュリの仲間たち
( 。・ω・。)ノ 凸ポチッ
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