[完結]おっさん、異世界でスローライフ はじめます 2 〜猫耳少女とふしぎな毎日~

桃源 華

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番外編

ビビSP第1話:ビビ、雑草と全面戦争!

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朝――。

太陽がまだ眠そうに空を照らす
なか、村の畑では、ひときわ
元気な声が響き渡っていた。

ビビ:「おっしゃー! 今日も
雑草狩りじゃああああーっ!!」

(ズザザザザザッッ!!!)

小さな体で滑るように畑を駆け回り、
草を抜き、根を引っこ抜き、たまに
転びつつも全力で戦うその姿――。

いや、もはやこれは草との戦争で
ある。

ビビ:「草は友だち! いや敵かも! 
いや、どっちでもいいっ!」

ミュリ(遠くから):
「ビビぃぃ~! それ、ハーブの
苗ぇぇぇぇーっ!!」

ビビ(抜いた芽を見て):
「あ、やっちまった~☆」

――そして、今日も彼女は泥だらけ。

🐈🐾 🐾 🐾

午前中、ミュリと一緒にスパイスの
苗の間を走り回る。

ミュリ:「ビビ、ちょっと休憩しよ?
アイスあるよ!」

ビビ:「アイス!?わーい!ミュリ
大好きー!!スパイスより好きー!!」

ノア(冷静な眼鏡っ娘ハーブオタク):
「……アイスを優先する草係。
非効率的だ」

ビビ:「いぇーい、非効率バンザイ!」

(アイスをくわえたまま全速力で
走り去る)

ミュリ:「あーーっ!ビビ!アイス
こぼれてるぅぅぅー!」

ビビ:「あ、やっちまった~☆」

🐈🐾 🐾 🐾

午後。レオンの指導で除草剤
(手作りハーブ系)をまこうとした
その時――

レオン:「この液体はな、雑草に
だけ効くよう調合して――」

ビビ:「おっけー☆ やってみるー!」

(ブシャーーー!と全力で撒く)

レオン:「おおぉい!待て、それは
ハーブの畝だー!!」

ビビ:「うわぁ~!ハーブしなびてる~!?え、まさかの即効性!?
すごーい!」

ミュリ:「ビビ、全部やり直しだ
よぉぉぉ!」

ビビ:「うぇぇ~ん!わたしの
スパイス人生がぁ~!!」

(でも数分後にはまた草むしりに
戻って全力で戦っている)

🐈🐾 🐾 🐾

夕方。畑の片隅で、しょんぼり座る
ビビ。

ビビ:「……今日、けっこう失敗した
なぁ~。草と友だちになれる日は
来るんだろうか~」

そこにスイ(無口な水やりマスター)
が無言で現れ、無表情のまま筆談板
をスッ……

スイのメッセージ:
『草は…友だちでも敵でもない。
ただ、そこにいる』

ビビ:「……深いっ!!スイ、やっぱ
あんた悟ってるわっ!」

スイ:「……」

(去り際に軽くビビの頭に水を
ピチャッとかける)

ビビ:「うわっ、冷たっ!?いや、
ちょっと元気出たかも……スイ、
ありがとーっ!」

🐈🐾 🐾 🐾

日が暮れるころには、畑はビビの
泥まみれの足跡でいっぱい。

でもその分、雑草はしっかり減って
いた。

ビビ:「よーし! 明日もがんばる
ぞー!……たぶん、作物抜かないように!」

ミュリ(背後で):「その“たぶん”
がすごく心配なんだけど……!」

レオン(空を見上げて):
「……まあ、今日も平和だな」
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