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第四章 記憶の返還と
第58話 人質とトラップ
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「おーい!」
運動場に向かう途中、校舎の方から聞こえてきた声に、旋達は反応して立ち止まる。
旋が近くの校舎を見上げると、二階から三階に続く踊り場あたりの窓から男子生徒が顔を出していた。
「と、友達が、足を怪我して……助けて、くれないですか……? あ、安全な場所に……連れて行ってくれるだけでいいから……」
男子生徒の声が震えていた為、旋は彼の友人が大怪我をしたのではと考え、「少し待ってて!」と返事をする。
「待て旋、何やら様子がおかしい」
「え……」
旋は『窓から入った方が早い』と思い、飛び上がろうとした。だが、その前にファシアスに肩を掴まれる。
「建物の中……人の背後に奴らがいる……」
「じゃな……どうしたもんか……」
「ファシアス、分かっているとは思うが、己の相棒を第一に……」
「分かっておる。だが、可能なら彼の事もどうにか助けてやりたい。彼の友も本当に傍にいるのであれば共にな……」
ファシアスはレイと小声で会話しながら、さり気なく旋を自分の後ろに隠すように移動させる。彼らの会話から旋は、校舎内にテンシが潜んでいるのだと察して、男子生徒の方を再び見上げる。
「なぁ……」
男子生徒がまた何か言いかけた次の瞬間、彼がいる校舎の壁が崩れてテンシが姿を現した。それを合図に、校舎を破壊して次々に湧いて出てきた数体のテンシが、素早く旋達を取り囲む。
その内の一体が、別の男子生徒の肩に棘を刺して、旋達に見えるように掲げている。そっちの男子生徒は意識を失っているのか、全く動かない。
「お願いします……アイツを、助けて……おれはどうなってもいいから……」
旋達に声をかけてきた男子生徒は、半壊した校舎から少し身を乗り出し、涙声でそう言ってきた。彼と意識のない男子生徒は首元に、テンシの棘を突きつけられている。
テンシ達はトゲトゲの身体を開いて、鳥のような顔を出すとニヤニヤと笑う。まるで旋達に、『動いたらこの生徒達を殺す』と言っているようだ。
それらを見た旋はテンシに怒りが沸き、拳を強く握りしめる。
「ソコノ怒ッテルヒト、武器ヲ捨テテ、手ヲ上ゲテ前ニ出ロ」
テンシは棘で旋を指しながら命令した。
「ふざけるな……! 旋ではなく俺を……」
「分かった」
ファシアスの言葉を旋は遮り、テンシの言う通りする。
「旋っ……!」
「大丈夫。ファシアス達のこと、信じてるから」
旋は顔だけ振り向き、ファシアスとジュンの目を見て笑った。そして直ぐに前を向くと、正面からテンシ達を睨みつけた。
「あのさ。人質とかださいと思う」
不意に、ジュンがそんな事を口にした。馬鹿にしたような口調に旋は驚き、ジュンの方を見る。するとジュンは、無表情で『べー』と舌を出していた。
「マオウとカミが強いから怖いんでしょ? だからって人質とかださすぎ。弱い恐怖のテンシが考えそうなことだよね。そんなださいことするからバカにされるんじゃないの? 他のテンシ達に」
ジュンの明らかな挑発に、テンシ達は怒りのこもった叫び声を上げる。
その声に旋はビクッと肩を震わせると同時に、ジュンの言動に困惑して彼の顔をじっと見つめる。一方、ジュンは全く怯む事なく、呆れたように「うるさいなぁ……」とため息まじりに呟く。
「悔しかったら普通に戦いなよ。人質を解放してさ。まぁ恐怖のテンシには正々堂々と戦うなんて無理か。すごく弱いもんね? そういえば執着のテンシがきみ達のことなんて言ってるか知ってる? テンシの底辺。テンシ族の恥晒しだってさ」
ジュンは淡々とテンシを挑発し続ける。すると、とうとうテンシの怒りが頂点に達したようで、先程よりも大きな叫び声を上げた。その声に旋はハッとして顔を上げると、テンシ達が一斉に飛びかかってきているのが見えた。
人質になっていた生徒は放り投げられ、旋は彼に手を伸ばそうとした。だが、ファシアスに抱きしめられ、その手は届かない。
「ありがとう。挑発に乗ってくれて」
ジュンの冷ややかな言葉が聞こえた次の瞬間、旋はファシアスごと何か大きい物に包み込まれて視界が暗くなる。その刹那、爆発音とテンシ達の絶叫が聞こえた。
しばらくして、プシューと空気が抜ける音が聞こえると同時に、旋の視界が明るくなる。
「旋、怪我はないか?」
「う、うん……ファシアスは……?」
「ジュンのおかげで無傷じゃ!」
ファシアスは何かの形をしていたであろう、へにゃへにゃの大きな布を手に持ってニッと笑った。彼の笑顔に旋はホッとした後、「糸樹くんのおかげって……?」と問いかけながら、ジュンとレイの方へ視線を向ける。
「ジュン……流石にやり過ぎだ……」
頭を抱えるレイと、小首を傾げるジュンを見た旋は困惑した。そんな彼らの元に、二体の大きなクマのぬいぐるみがやってきて旋は驚く。クマのぬいぐるみはそれぞれ胴体部分を開いて、人質にされてた男子生徒達の姿を見せた。
「よかった……二人とも無事だったんだ」
二人とも意識を失っているだけで、息はある事に旋は安堵する。
「くまさんの体内にいれば安全だから。二人はくまさん達に任せよ? 傷も体内で徐々に治るように設定してるし」
ジュンが旋にそう説明し終えると、ぬいぐるみの胴体は閉じ、クマ達は『じゃ!』と言っているような感じで手を挙げて歩き出す。その後、旋は周囲を見渡して目を見開いた。
バラバラになったテンシの残骸があちこちに散らばっており、近くの校舎なども全壊している。辛うじて息のあるテンシは、鬼の巨大ぬいぐるみの金棒で直ぐに叩き潰された。ベンチや木などが燃えていたが、シャチのぬいぐるみの口から放たれた水によって素早く消火される。
「一体なにが……」
「おれのトラップ」
辺りの様子に旋が呆然としていると、ジュンはそれだけ口にする。
「ジュンは各エリアに、複数の対テンシ用のトラップを仕掛けておるんじゃよ。ちなみにテンシ以外の種族は、防御力の高いぬいぐるみやクッションが守ってくれるよう、設定されているらしい」
「だが、テンシに捕まった人は防御の対象外だ。故にあえてテンシを挑発して人を解放させ、尚且つ、トラップを仕掛けた範囲に誘き寄せる必要があった」
ジュンの一言では全く意味が分からず、旋が困惑していると、ファシアスとレイが順番にそう補足した。その説明を聞いて旋は、ジュンの意図にファシアスとレイは最初から気づいていたのだと察した。
「大体そんな感じ」
ファシアスとレイの言葉にジュンは頷き、無表情で小さくピースをした。ジュンのその姿が、旋にはなんだか可愛らしく見えて、思わず笑ってしまう。
「どうしたの?」
「ううん。なんでもない」
旋はジュンと同じようにピースをした後、「助けてくれてありがとう」とお礼を言った。
「べつにおれはテンシを倒しただけだし」
「うん。でもありがとう」
「……おれもありがとう」
「へ……?」
ジュンに真っすぐ見つめられ、突然お礼を言われた事で、旋は戸惑い首を傾げる。
「さっき助けに来てくれてたから。中庭で戦ってる時」
「あぁ、あの時のことかぁ……。でも結局、ほとんど何もできずにジブンもあの後、ファシアスに助けられただけだったし……」
「助けに来てくれたこと自体がうれしかったから。ありがとう」
「う、うん……」
どこか恥ずかしそうな顔でジュンにお礼を言われ、旋も少し照れくさくなる。二人のほんわかしたやり取りが終わった直後、ゲリラゲーム終了を知らせる機械アナウンスが流れた。
「なんとか終わったようじゃな……。旋、この後はどうする?」
ファシアスの問いに旋は、「皆の無事を確認したい」と答えた。すると何故か、ジュンも「一緒に行く」と言い出し、自動的にレイも行動を共にする事になった。
こうして旋達はひとまず元々、向かう予定だった運動場へと向かった。
「いた……よかった。皆、無事で……」
頭に思い浮かべていた面々が全員、運動場に揃っていた為、旋は胸を撫で下ろす。
イツキと烈は高いテンションで勝利を喜んでおり、木刀を持った燦也はそんな二人に呆れたような視線を向けている。
莉愛は微笑ましそうに三人を見つめ、彼女の隣に立つ煌寿は仮面をつけていて表情は分からない。フェンは少し浮いた状態で、莉愛の後ろから穏やかな表情で、静かに彼女達を見守っていた。
運動場に向かう途中、校舎の方から聞こえてきた声に、旋達は反応して立ち止まる。
旋が近くの校舎を見上げると、二階から三階に続く踊り場あたりの窓から男子生徒が顔を出していた。
「と、友達が、足を怪我して……助けて、くれないですか……? あ、安全な場所に……連れて行ってくれるだけでいいから……」
男子生徒の声が震えていた為、旋は彼の友人が大怪我をしたのではと考え、「少し待ってて!」と返事をする。
「待て旋、何やら様子がおかしい」
「え……」
旋は『窓から入った方が早い』と思い、飛び上がろうとした。だが、その前にファシアスに肩を掴まれる。
「建物の中……人の背後に奴らがいる……」
「じゃな……どうしたもんか……」
「ファシアス、分かっているとは思うが、己の相棒を第一に……」
「分かっておる。だが、可能なら彼の事もどうにか助けてやりたい。彼の友も本当に傍にいるのであれば共にな……」
ファシアスはレイと小声で会話しながら、さり気なく旋を自分の後ろに隠すように移動させる。彼らの会話から旋は、校舎内にテンシが潜んでいるのだと察して、男子生徒の方を再び見上げる。
「なぁ……」
男子生徒がまた何か言いかけた次の瞬間、彼がいる校舎の壁が崩れてテンシが姿を現した。それを合図に、校舎を破壊して次々に湧いて出てきた数体のテンシが、素早く旋達を取り囲む。
その内の一体が、別の男子生徒の肩に棘を刺して、旋達に見えるように掲げている。そっちの男子生徒は意識を失っているのか、全く動かない。
「お願いします……アイツを、助けて……おれはどうなってもいいから……」
旋達に声をかけてきた男子生徒は、半壊した校舎から少し身を乗り出し、涙声でそう言ってきた。彼と意識のない男子生徒は首元に、テンシの棘を突きつけられている。
テンシ達はトゲトゲの身体を開いて、鳥のような顔を出すとニヤニヤと笑う。まるで旋達に、『動いたらこの生徒達を殺す』と言っているようだ。
それらを見た旋はテンシに怒りが沸き、拳を強く握りしめる。
「ソコノ怒ッテルヒト、武器ヲ捨テテ、手ヲ上ゲテ前ニ出ロ」
テンシは棘で旋を指しながら命令した。
「ふざけるな……! 旋ではなく俺を……」
「分かった」
ファシアスの言葉を旋は遮り、テンシの言う通りする。
「旋っ……!」
「大丈夫。ファシアス達のこと、信じてるから」
旋は顔だけ振り向き、ファシアスとジュンの目を見て笑った。そして直ぐに前を向くと、正面からテンシ達を睨みつけた。
「あのさ。人質とかださいと思う」
不意に、ジュンがそんな事を口にした。馬鹿にしたような口調に旋は驚き、ジュンの方を見る。するとジュンは、無表情で『べー』と舌を出していた。
「マオウとカミが強いから怖いんでしょ? だからって人質とかださすぎ。弱い恐怖のテンシが考えそうなことだよね。そんなださいことするからバカにされるんじゃないの? 他のテンシ達に」
ジュンの明らかな挑発に、テンシ達は怒りのこもった叫び声を上げる。
その声に旋はビクッと肩を震わせると同時に、ジュンの言動に困惑して彼の顔をじっと見つめる。一方、ジュンは全く怯む事なく、呆れたように「うるさいなぁ……」とため息まじりに呟く。
「悔しかったら普通に戦いなよ。人質を解放してさ。まぁ恐怖のテンシには正々堂々と戦うなんて無理か。すごく弱いもんね? そういえば執着のテンシがきみ達のことなんて言ってるか知ってる? テンシの底辺。テンシ族の恥晒しだってさ」
ジュンは淡々とテンシを挑発し続ける。すると、とうとうテンシの怒りが頂点に達したようで、先程よりも大きな叫び声を上げた。その声に旋はハッとして顔を上げると、テンシ達が一斉に飛びかかってきているのが見えた。
人質になっていた生徒は放り投げられ、旋は彼に手を伸ばそうとした。だが、ファシアスに抱きしめられ、その手は届かない。
「ありがとう。挑発に乗ってくれて」
ジュンの冷ややかな言葉が聞こえた次の瞬間、旋はファシアスごと何か大きい物に包み込まれて視界が暗くなる。その刹那、爆発音とテンシ達の絶叫が聞こえた。
しばらくして、プシューと空気が抜ける音が聞こえると同時に、旋の視界が明るくなる。
「旋、怪我はないか?」
「う、うん……ファシアスは……?」
「ジュンのおかげで無傷じゃ!」
ファシアスは何かの形をしていたであろう、へにゃへにゃの大きな布を手に持ってニッと笑った。彼の笑顔に旋はホッとした後、「糸樹くんのおかげって……?」と問いかけながら、ジュンとレイの方へ視線を向ける。
「ジュン……流石にやり過ぎだ……」
頭を抱えるレイと、小首を傾げるジュンを見た旋は困惑した。そんな彼らの元に、二体の大きなクマのぬいぐるみがやってきて旋は驚く。クマのぬいぐるみはそれぞれ胴体部分を開いて、人質にされてた男子生徒達の姿を見せた。
「よかった……二人とも無事だったんだ」
二人とも意識を失っているだけで、息はある事に旋は安堵する。
「くまさんの体内にいれば安全だから。二人はくまさん達に任せよ? 傷も体内で徐々に治るように設定してるし」
ジュンが旋にそう説明し終えると、ぬいぐるみの胴体は閉じ、クマ達は『じゃ!』と言っているような感じで手を挙げて歩き出す。その後、旋は周囲を見渡して目を見開いた。
バラバラになったテンシの残骸があちこちに散らばっており、近くの校舎なども全壊している。辛うじて息のあるテンシは、鬼の巨大ぬいぐるみの金棒で直ぐに叩き潰された。ベンチや木などが燃えていたが、シャチのぬいぐるみの口から放たれた水によって素早く消火される。
「一体なにが……」
「おれのトラップ」
辺りの様子に旋が呆然としていると、ジュンはそれだけ口にする。
「ジュンは各エリアに、複数の対テンシ用のトラップを仕掛けておるんじゃよ。ちなみにテンシ以外の種族は、防御力の高いぬいぐるみやクッションが守ってくれるよう、設定されているらしい」
「だが、テンシに捕まった人は防御の対象外だ。故にあえてテンシを挑発して人を解放させ、尚且つ、トラップを仕掛けた範囲に誘き寄せる必要があった」
ジュンの一言では全く意味が分からず、旋が困惑していると、ファシアスとレイが順番にそう補足した。その説明を聞いて旋は、ジュンの意図にファシアスとレイは最初から気づいていたのだと察した。
「大体そんな感じ」
ファシアスとレイの言葉にジュンは頷き、無表情で小さくピースをした。ジュンのその姿が、旋にはなんだか可愛らしく見えて、思わず笑ってしまう。
「どうしたの?」
「ううん。なんでもない」
旋はジュンと同じようにピースをした後、「助けてくれてありがとう」とお礼を言った。
「べつにおれはテンシを倒しただけだし」
「うん。でもありがとう」
「……おれもありがとう」
「へ……?」
ジュンに真っすぐ見つめられ、突然お礼を言われた事で、旋は戸惑い首を傾げる。
「さっき助けに来てくれてたから。中庭で戦ってる時」
「あぁ、あの時のことかぁ……。でも結局、ほとんど何もできずにジブンもあの後、ファシアスに助けられただけだったし……」
「助けに来てくれたこと自体がうれしかったから。ありがとう」
「う、うん……」
どこか恥ずかしそうな顔でジュンにお礼を言われ、旋も少し照れくさくなる。二人のほんわかしたやり取りが終わった直後、ゲリラゲーム終了を知らせる機械アナウンスが流れた。
「なんとか終わったようじゃな……。旋、この後はどうする?」
ファシアスの問いに旋は、「皆の無事を確認したい」と答えた。すると何故か、ジュンも「一緒に行く」と言い出し、自動的にレイも行動を共にする事になった。
こうして旋達はひとまず元々、向かう予定だった運動場へと向かった。
「いた……よかった。皆、無事で……」
頭に思い浮かべていた面々が全員、運動場に揃っていた為、旋は胸を撫で下ろす。
イツキと烈は高いテンションで勝利を喜んでおり、木刀を持った燦也はそんな二人に呆れたような視線を向けている。
莉愛は微笑ましそうに三人を見つめ、彼女の隣に立つ煌寿は仮面をつけていて表情は分からない。フェンは少し浮いた状態で、莉愛の後ろから穏やかな表情で、静かに彼女達を見守っていた。
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