9 / 62
第二章 ゲリラゲーム
第8話 MEAL GAME
しおりを挟む
皇掠学園、高等部校舎内。第一ゲームが終了してから、約一ヵ月が経過したある日の午前中。三年S組の教室で鳴無旋は一人、授業を受けていた。
「終わった~」
三時間目の終わりを告げるチャイムが鳴った瞬間、旋はグーと伸びをした。
皇掠学園は生徒が怪物相手に、命懸けのゲームを強いられる裏の顔を持つ学校ではあるが、決して教育を放棄していない。
ゲームがない日は一般教科に加え、各生徒の特技や趣味に関する事を、タブレットに映る最先端のAI教師から学べる。必要な物はなんでも支給され、中高生であっても時間割を自分で組む事も可能だ。
勉学に励むかどうかも生徒の自由だが、旋は先の事まで考えて六限までみっちり授業を入れている。なお、クラスは契約相手の強さや能力で振り分けられており、マオウは『希少な存在』であるため、旋は一人S組に所属する事となった。
「ご苦労だった。次の授業も頑張るといい」
「うん、ありがとう。そうだ。今からちょっと自販機で、飲み物買ってくる」
「承知した」
旋は何もないところから聞こえてきたレイの声に反応し、そっちを向いて言葉を返した。
レイは姿を消しているだけで、常に旋の傍にいるらしい。現に今も、自販機に向かう旋の隣から、微かに足音は聞こえている――。
『ゲームの最中や非常時以外では姿を消しておく。常に我のような大男が、隣に見えていては疲れるだろう』
――レイはそう言って、自身を透明にするアイテムを作り、姿を見えなくした。しかし、朝晩の挨拶は欠かさず、授業終わりには労いの言葉をかけてくれたり、旋が話しかければ受け答えはしてくれる。
旋的にはレイに姿を見せてほしいのだが、彼の配慮を無下にできずにこの状況を受け入れ……次第に慣れていった。
旋は歩きながら、レイやゲームの管理と運営をしている学園からのアナウンスで聞いた、さまざまな情報を頭の中で振り返る。
――約百年前、異世界『天界』からこの世界に、怪物がやってきた。
テンシがその気になれば、この世界の人間を簡単に殲滅できる。だが、それでは面白くないからと、『ヒト族の特性を活かしたゲームをしよう』と提案してきた。そのゲームに協力する気のある神を始めとした、他種族と『相性のいい』ヒトが参加する命懸けのゲームを。
一部の犠牲で済むならと、この世界の一握りの人間も了承した。そして日本は当時、新設されたばかりの皇掠学園を隠れ蓑に選んだ。
それが、『MEAL GAME』の始まりだった。
「我らが戦わなければならないテンシは恐怖、執着、復讐、快楽の四種類……それからテンシの頂点に君臨するシテンシもいる」
「恐怖のテンシは第一ゲームで戦った相手……でいいんだよな?」
旋の問いに、レイはコクリと頷く。
「これも運営から聞かされて知っているだろうが……執着と復讐と快楽のテンシのゲームは不定期で行われる」
「うん、『前日にタブレットに通知が届く』って聞いた。その後に半年以上、テンシに放置される場合もあるって聞いたんだけど、どうしてだろうと思って……レイは何か知ってる?」
旋の問いにレイは「テンシは気紛れだからだ」と答えた後、言葉を選ぶようにゆっくりとこう補足する。
「MEAL GAMEと言うだけあって……奴らは食欲を満たすと同時に、ヒト族と『遊ぶ』事も目的としている。ゆえに食欲が満たされ、遊ぶ気分でもない時は、こちらに見向きもしない」
「テンシにとってジブン達は……やっぱりただの餌であり、オモチャなんだな……」
レイは旋の言葉を否定も肯定もせずに、彼を慰めるようにぎこちなく頭を撫でてから話を続ける。
「それに……テンシ共は、日本以外でも遊んでいるらしい。ゆえに他国の隠れ蓑でテンシが遊んでいる間も当然、日本のヒト族は放置される」
「海外でもこんなことやってんのか……」
苦々しい表情で呟くように発した旋の言葉に、レイは頷いてから更にゲームについての説明を続ける。
「四種類のテンシのゲームをクリアし、尚且つ、四つの種を集める事で最終ゲームに挑む権利を獲得できる。シテンシが考えた最終ゲームには、好きなタイミングで挑む事が可能だ。そして最終ゲームもクリアできれば、この地獄のような場所から解放される」
「うん……。あ……そういえばさ、テンシの種を潰さない限り、テンシはまだ生きてるってことなんだよな……?」
旋は第一ゲームでレイと共に、テンシの種を大量に潰した時の事を不意に思い出し、言葉を発した。
「うむ。無害とは言え、種の状態でもテンシは生きている。おまけに条件さえ揃えば、復活も可能だ。ゆえに、最終ゲームの参加に必要な一つ以外は粉砕し、止めを刺しておくべきだ」
レイは眉間にシワを寄せ、少し怖い顔で旋の問いに答えた。
旋は『この状態からでも復活できるのか……』と思いつつ、もう一つ気になっていた事をレイに質問すべく口を開く。
「第一ゲームで、恐怖のテンシの種を回収できなかった生徒はどうしたらいいんだ?」
「恐怖のテンシは通知もなく、『ゲリラゲーム』と称してある日突然、襲撃してくる。その際に返り討ちにして、種を回収すればいい」
レイはテンシに対する不快感を露わにしながら、苦々しい表情で答えた。
その答えに旋は相槌を打ちつつ、運営から聞いた『全てのゲームをクリアした後の話』を思い出す。
ゲームから解放された者は飛び級で卒業した事になり、その後の進路などは学園側が責任を持ってサポートするとアナウンスがあった。また、『MEAL GAMEに関する自分の記憶を改竄する』か、『ゲームの事を一般人に口外しない契約を結ぶ』か、選んでもらうとも。
後者を選んだ場合、『皇掠学園の秘密を知った人間共々、テンシの目の前に自動転移される』仕様の契約書に、サインさせられるとの事。要するに『学園の秘密を喋った者と、知ってしまった一般人はテンシの餌にするぞ』と言う脅しである。
「……最後にもう一つだけ、質問してもいいか?」
「あぁ、構わぬ」
「もし……」
自分から質問を希望したにもかかわらず、旋はそれを口にするのを躊躇う。けれども、旋は意を決して真剣な顔で問いかける。
「もしこの島で死んだら、どうなるんだ? その……親とかにはどう説明すんのかと思って……」
旋の問いにレイは複雑そうな、どこかバツが悪そうな顔で口を開く。
「……もし、テンシに喰われるなどしてゲーム内で死亡した者は……記憶操作能力を有する神によって、存在そのものを消される。……死者の事を知っている一般人の記憶を改竄し、ゲームの関係者以外から存在を忘れられてしまう」
「それって親や友達からも、忘れられるってことだよな? そんなのって……あんまりだ……」
「……大切な人の死を伝えるより、忘れさせた方が遺された者達は……心穏やかに過ごせるのではないのか……?」
旋が辛そうな顔で言った事が、レイには理解できず、彼は眉間にシワを寄せる。思いがけないレイの言葉に、旋は困惑して「そんなこと……」と言いかけ一度、口をつぐむ。
「……いや、どう思うかは人それぞれだよな。でも少なくともジブンは、絶対に大切な人達を忘れたくない。どんなにジブンが辛くても、ちゃんと覚えておきたいと思ってる」
旋のその言葉に、レイは目を見開いた後、グッと唇を噛みしめる。その時、レイがどこか悲しげな表情になった理由が、旋には分からなかった。
――晴天の下、旋は中庭の自販機でペットボトルの抹茶ラテを購入する。
旋は一口、抹茶ラテを飲むと、雲一つない空を見上げた。彼の視線の先……遥か上空に浮かぶ、テンシの透明な城の存在に当然、旋は気がついていない。
そこで恐怖のテンシ達が、密かにゲームの開始を待ち焦がれている事にも。
「終わった~」
三時間目の終わりを告げるチャイムが鳴った瞬間、旋はグーと伸びをした。
皇掠学園は生徒が怪物相手に、命懸けのゲームを強いられる裏の顔を持つ学校ではあるが、決して教育を放棄していない。
ゲームがない日は一般教科に加え、各生徒の特技や趣味に関する事を、タブレットに映る最先端のAI教師から学べる。必要な物はなんでも支給され、中高生であっても時間割を自分で組む事も可能だ。
勉学に励むかどうかも生徒の自由だが、旋は先の事まで考えて六限までみっちり授業を入れている。なお、クラスは契約相手の強さや能力で振り分けられており、マオウは『希少な存在』であるため、旋は一人S組に所属する事となった。
「ご苦労だった。次の授業も頑張るといい」
「うん、ありがとう。そうだ。今からちょっと自販機で、飲み物買ってくる」
「承知した」
旋は何もないところから聞こえてきたレイの声に反応し、そっちを向いて言葉を返した。
レイは姿を消しているだけで、常に旋の傍にいるらしい。現に今も、自販機に向かう旋の隣から、微かに足音は聞こえている――。
『ゲームの最中や非常時以外では姿を消しておく。常に我のような大男が、隣に見えていては疲れるだろう』
――レイはそう言って、自身を透明にするアイテムを作り、姿を見えなくした。しかし、朝晩の挨拶は欠かさず、授業終わりには労いの言葉をかけてくれたり、旋が話しかければ受け答えはしてくれる。
旋的にはレイに姿を見せてほしいのだが、彼の配慮を無下にできずにこの状況を受け入れ……次第に慣れていった。
旋は歩きながら、レイやゲームの管理と運営をしている学園からのアナウンスで聞いた、さまざまな情報を頭の中で振り返る。
――約百年前、異世界『天界』からこの世界に、怪物がやってきた。
テンシがその気になれば、この世界の人間を簡単に殲滅できる。だが、それでは面白くないからと、『ヒト族の特性を活かしたゲームをしよう』と提案してきた。そのゲームに協力する気のある神を始めとした、他種族と『相性のいい』ヒトが参加する命懸けのゲームを。
一部の犠牲で済むならと、この世界の一握りの人間も了承した。そして日本は当時、新設されたばかりの皇掠学園を隠れ蓑に選んだ。
それが、『MEAL GAME』の始まりだった。
「我らが戦わなければならないテンシは恐怖、執着、復讐、快楽の四種類……それからテンシの頂点に君臨するシテンシもいる」
「恐怖のテンシは第一ゲームで戦った相手……でいいんだよな?」
旋の問いに、レイはコクリと頷く。
「これも運営から聞かされて知っているだろうが……執着と復讐と快楽のテンシのゲームは不定期で行われる」
「うん、『前日にタブレットに通知が届く』って聞いた。その後に半年以上、テンシに放置される場合もあるって聞いたんだけど、どうしてだろうと思って……レイは何か知ってる?」
旋の問いにレイは「テンシは気紛れだからだ」と答えた後、言葉を選ぶようにゆっくりとこう補足する。
「MEAL GAMEと言うだけあって……奴らは食欲を満たすと同時に、ヒト族と『遊ぶ』事も目的としている。ゆえに食欲が満たされ、遊ぶ気分でもない時は、こちらに見向きもしない」
「テンシにとってジブン達は……やっぱりただの餌であり、オモチャなんだな……」
レイは旋の言葉を否定も肯定もせずに、彼を慰めるようにぎこちなく頭を撫でてから話を続ける。
「それに……テンシ共は、日本以外でも遊んでいるらしい。ゆえに他国の隠れ蓑でテンシが遊んでいる間も当然、日本のヒト族は放置される」
「海外でもこんなことやってんのか……」
苦々しい表情で呟くように発した旋の言葉に、レイは頷いてから更にゲームについての説明を続ける。
「四種類のテンシのゲームをクリアし、尚且つ、四つの種を集める事で最終ゲームに挑む権利を獲得できる。シテンシが考えた最終ゲームには、好きなタイミングで挑む事が可能だ。そして最終ゲームもクリアできれば、この地獄のような場所から解放される」
「うん……。あ……そういえばさ、テンシの種を潰さない限り、テンシはまだ生きてるってことなんだよな……?」
旋は第一ゲームでレイと共に、テンシの種を大量に潰した時の事を不意に思い出し、言葉を発した。
「うむ。無害とは言え、種の状態でもテンシは生きている。おまけに条件さえ揃えば、復活も可能だ。ゆえに、最終ゲームの参加に必要な一つ以外は粉砕し、止めを刺しておくべきだ」
レイは眉間にシワを寄せ、少し怖い顔で旋の問いに答えた。
旋は『この状態からでも復活できるのか……』と思いつつ、もう一つ気になっていた事をレイに質問すべく口を開く。
「第一ゲームで、恐怖のテンシの種を回収できなかった生徒はどうしたらいいんだ?」
「恐怖のテンシは通知もなく、『ゲリラゲーム』と称してある日突然、襲撃してくる。その際に返り討ちにして、種を回収すればいい」
レイはテンシに対する不快感を露わにしながら、苦々しい表情で答えた。
その答えに旋は相槌を打ちつつ、運営から聞いた『全てのゲームをクリアした後の話』を思い出す。
ゲームから解放された者は飛び級で卒業した事になり、その後の進路などは学園側が責任を持ってサポートするとアナウンスがあった。また、『MEAL GAMEに関する自分の記憶を改竄する』か、『ゲームの事を一般人に口外しない契約を結ぶ』か、選んでもらうとも。
後者を選んだ場合、『皇掠学園の秘密を知った人間共々、テンシの目の前に自動転移される』仕様の契約書に、サインさせられるとの事。要するに『学園の秘密を喋った者と、知ってしまった一般人はテンシの餌にするぞ』と言う脅しである。
「……最後にもう一つだけ、質問してもいいか?」
「あぁ、構わぬ」
「もし……」
自分から質問を希望したにもかかわらず、旋はそれを口にするのを躊躇う。けれども、旋は意を決して真剣な顔で問いかける。
「もしこの島で死んだら、どうなるんだ? その……親とかにはどう説明すんのかと思って……」
旋の問いにレイは複雑そうな、どこかバツが悪そうな顔で口を開く。
「……もし、テンシに喰われるなどしてゲーム内で死亡した者は……記憶操作能力を有する神によって、存在そのものを消される。……死者の事を知っている一般人の記憶を改竄し、ゲームの関係者以外から存在を忘れられてしまう」
「それって親や友達からも、忘れられるってことだよな? そんなのって……あんまりだ……」
「……大切な人の死を伝えるより、忘れさせた方が遺された者達は……心穏やかに過ごせるのではないのか……?」
旋が辛そうな顔で言った事が、レイには理解できず、彼は眉間にシワを寄せる。思いがけないレイの言葉に、旋は困惑して「そんなこと……」と言いかけ一度、口をつぐむ。
「……いや、どう思うかは人それぞれだよな。でも少なくともジブンは、絶対に大切な人達を忘れたくない。どんなにジブンが辛くても、ちゃんと覚えておきたいと思ってる」
旋のその言葉に、レイは目を見開いた後、グッと唇を噛みしめる。その時、レイがどこか悲しげな表情になった理由が、旋には分からなかった。
――晴天の下、旋は中庭の自販機でペットボトルの抹茶ラテを購入する。
旋は一口、抹茶ラテを飲むと、雲一つない空を見上げた。彼の視線の先……遥か上空に浮かぶ、テンシの透明な城の存在に当然、旋は気がついていない。
そこで恐怖のテンシ達が、密かにゲームの開始を待ち焦がれている事にも。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる