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第三章 執着のテンシ
第38話 駒と道具の関係
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旋達がスリプのシャボン玉から解放された時には既に、他の生徒も無事に戦闘を終えていた。旋とリツは救出した女生徒と彼女の相棒の治療を、回復系の能力持ちの人達に頼んでから、真っ黒なシャボン玉の方へ急いで向かう。
そこへ辿り着く前に、シャボン玉が割れた。中から出てきたレイと奈ノ禍はそれぞれの武器を手に、殺気を放ちながら乙和に近づいてくる。
「貴様の相棒を出せ」
「まさか庇ったりしないでしょーね?」
レイと奈ノ禍に怖い表情で詰められても、乙和は全く動じない。一方、相棒の本気の怒りに驚きつつも、旋とリツは慌てて乙和を庇うように彼女の前に立つ。
「ちょ……レイ、落ち着いて。圷さんにそんな怖い顔で、刀を持ったまま迫るのはよくないって」
「奈ノ禍サンも落ち着くっす! とりあえず、武器はしまってくださいっす!」
旋とリツに宥められたレイと奈ノ禍は多少、落ち着きを取り戻して武器は仕舞ったものの、乙和の事は睨んだままだ。その乙和はと言うと、サーモンピンクの光を纏ったスリプを淡々と追いかけ回している。
やがて乙和はスリプを捕まえると、小さな彼女をぎゅっと握り締め、レイと奈ノ禍に差し出す。
「はい。どーぞ?」
「乙ちゃま、いたーいっ! そんなに強く握られたら~体が半分こになっちゃう~」
おちゃらけているスリプからは全く、反省の色が見られない。そんな彼女を見て、レイと奈ノ禍の眉間のシワが深くなる。スリプはその事に気がつくとケラケラ笑う。
「そーんな怖い顔しないで? てかてか~レイちゃまと奈ノちゃまは~あの中にいてぇ、どーして眠っていないの~?」
「貴様如きが我を眠らせるなど一億年早い」
「残念ダケド、シニガミは眠らないから」
レイと奈ノ禍の答えに、スリプは「あらら~」と呑気な声を出す。
「ヒトちゃま三人だけにしても~スリリングな展開にはならなかったしぃ、シャボン玉は自力で割られるし~。何もかもホントおもしろくなーい」
乙和に掴まれたまま、スリプはヘラヘラしている。その態度に、奈ノ禍は我慢の限界だったのか、「あんたいい加減に――」と怒りのこもった声を上げた。だが、静かに殺気を放つ乙和と目が合い、思わず言葉を止める。
「あれ……? ちょ……乙ちゃま……? 本気でっ……痛いんだけど……?」
乙和はスリプを握り潰す勢いで手に力を込めた。それには流石のスリプも少し慌てて、苦しそうな声で呻く。
「スリプちゃん、リツちゃんと旋くんにごめんなさいは?」
「どうしてっ……スリプちゃんが、そんなこと……」
「わたしと契約した時、約束したよね? わたしのことはどれだけ危険な目にあわせてもいい。だけどあなた達のくだらない遊びに絶対、他の人は巻き込まないでって。それなのにリツちゃんと旋くんを巻き込んだんだから謝って?」
「やだやだ! スリプちゃん、謝らない!」
「あっそ。じゃあ、ほんとに体を半分こにしちゃおっか?」
「え……じょーだん、だよね……? 乙ちゃま!? 痛い! ほんとに痛いからぁ! やめてぇ!」
乙和は冷たい瞳で、スリプの体を握る手にますます力を込める。すると、スリプから先程までの余裕は消え、彼女は悲痛な叫び声を上げた。
ポロポロと涙を流すスリプを見て、彼女に怒っていたレイと奈ノ禍すら『やり過ぎだ』と思い、乙和を止めようとする。しかし、それより少し早く、鳴無兄妹が動き、同時に乙和の手を掴む。
「やめてあげてくださいっす!」
「圷サン、それはダメだって」
「どうして二人がとめるの?」
旋とリツに止められた事で、乙和の手の力が緩む。その隙にスリプは乙和の手の中から逃れ、リツの胸に飛びつく。
「こわかった~リツちゃまぁ、慰めてぇ」
スリプはそんな風にリツに甘えるが、涙目のまま乙和に向かって一瞬だけ、あっかんベーをした。それを見逃さなかった乙和は内心、ムッとして腕を伸ばす。
「ちょ、圷サン、ダメっす! 落ち着いてくださいっす!」
「圷さん、ストップ。ジブンらのために怒ってくれてるのは分かるけどさ。暴力はダメだって」
リツはスリプを守るように、両手で彼女を優しく包み込む。旋はそんなリツの前に立ち、乙和の行く手を阻む。
「リツちゃん、旋くん、ダマされないで? その子、平気でウソ泣きとかするから」
「嘘泣きじゃないもーん。ほんとに痛かったよ~。え~ん」
「ほら、すごく怖がってるよ?」
「めちゃくちゃ体も震えてるっす」
「はぁー……」
あっさり騙されている旋とリツを見て、乙和は深いため息をつく。ちなみにレイと奈ノ禍はスリプの嘘泣きに気がついており、一瞬でも彼女に同情した事を後悔しつつ、少し呆れている。
「なんだか調子くるうなぁ……」
乙和は誰にも聞こえない声でボソッと呟いた後、鳴無兄妹に向かって深く頭を下げた。突然の事に、旋とリツはアワアワとなりながら、乙和とお互いの顔を交互に見る。
「ごめんね。スリプちゃんのタチの悪い遊びに巻き込んじゃって」
「ど、どうして圷サンが謝るんすか?」
「道具が謝らないなら、駒が謝るしかないでしょ?」
「いや……ジブンらは別に謝ってほしいと思ってないよ」
「そうっすよ」
「それでも……わたしが謝らないと気が済まないだけだから。ほんとにごめんね?」
真剣に謝り、なかなか顔を上げない乙和を見て、鳴無兄妹は困った。とにかく顔を上げてもらおうと、二人同時に口を開いた。その瞬間、リツの手の中からスリプが飛び出し、自分のバズーカで乙和の頭を思いっきり叩く。
「……スリプちゃん?」
スリプの行動に、乙和はユラリと顔を上げ、鳴無兄妹は口を開いたまま固まる。
「さっきの仕返しだよーだ! べー!」
「はぁー……次女ちゃんだけはほんときらい……」
乙和はユラユラとスリプに近づき、手の平で叩き潰す勢いで、彼女を捕まえようとした。
「やーい! 乙ちゃまのノロマ~」
「……ほんとにあのまま半分こにすればよかったね?」
スリプと乙和の殺伐とした鬼ごっこを、鳴無兄妹はぼんやりと眺めている。レイと奈ノ禍は完全に呆れ返っているようで、同時に深いため息をつく。
「もーなんだろ……イロイロ文句言ってやろうと思ってたのに、そんな気分じゃなくなっちゃった。リッツーと旋っちも無事だったし? 二人はあのヨウセイのコト、許してるみたいだし?」
奈ノ禍の言葉に同意するように、レイは静かに頷く。
「えっと……あ、そういえば、圷サンってこの学園の生徒について詳しいんすね? 中等部の生徒の好きな曲まで把握してるなんてすごいっす!」
どうすればいいか分からなくなっていたリツはふと、先程の出来事を思い出し、そう口にした。すると、乙和はスリプを追いかけながらも、その声が聞こえていたようで一旦、動きを止める。
「すごくはないよ? 関係者の身内だから詳しいだけ」
「へ……関係者ってなんのっすか?」
「ミールゲームの運営だよ?」
「え……え~!!」
リツの驚き声が、草原エリアに響き渡る。その声に乙和は目をぱちくりさせ、旋は苦笑いを浮かべた。なお、あまりにも個人的な情報であるため、旋は妹にすら、『生徒の中にゲームの運営や管理を行う一族の身内がいる』事を話していない。
「そんなに大きな声を出してどうしたの?」
「すみません。運営の身内と聞いて、驚いてしまったっす……。でも、どうしてそんな人が……。いや、人にはそれぞれ事情があるっすもんね。なので、理由は聞かないでおくっす」
「ふーん……そっか……」
「スキあり!」
乙和が完全にリツの方を見ているのを確認すると、スリプはバズーカを振りかざした。それにしっかり気づいていた乙和は、ノールックでスリプを片手で捕まえる。
「うそぉ……」
「つかまえた。あのね? スリプちゃんのこと、追いかけながら考えてたんだけどね? スリプちゃんのこと、食べちゃってもいい?」
「乙ちゃま!? どうしてそうなるのよ!?」
「スリプちゃんを食べれば、あなたの能力だけをわたしの体内に取り込めるかなと思って?」
「そんなのムリムリ! できないから! やめて~! リツちゃま助けて~」
完全に味を占めたスリプは迷わずリツに助けを求めた。そうすると優しいリツは当然、助けに入ろうと慌てて乙和達の方へ駆け寄る。だが、その次の瞬間、獣のような叫び声が聞こえてくると同時に、地面が揺れる。
レイは旋を、奈ノ禍はリツを、流石のスリプも乙和を守るような行動を各々が取る。そして揺れがおさまると、全員が人形エリアの方へ目を向け……巨大化したノワールの姿を視界に捉えた瞬間、思わず息を呑んだ。
そこへ辿り着く前に、シャボン玉が割れた。中から出てきたレイと奈ノ禍はそれぞれの武器を手に、殺気を放ちながら乙和に近づいてくる。
「貴様の相棒を出せ」
「まさか庇ったりしないでしょーね?」
レイと奈ノ禍に怖い表情で詰められても、乙和は全く動じない。一方、相棒の本気の怒りに驚きつつも、旋とリツは慌てて乙和を庇うように彼女の前に立つ。
「ちょ……レイ、落ち着いて。圷さんにそんな怖い顔で、刀を持ったまま迫るのはよくないって」
「奈ノ禍サンも落ち着くっす! とりあえず、武器はしまってくださいっす!」
旋とリツに宥められたレイと奈ノ禍は多少、落ち着きを取り戻して武器は仕舞ったものの、乙和の事は睨んだままだ。その乙和はと言うと、サーモンピンクの光を纏ったスリプを淡々と追いかけ回している。
やがて乙和はスリプを捕まえると、小さな彼女をぎゅっと握り締め、レイと奈ノ禍に差し出す。
「はい。どーぞ?」
「乙ちゃま、いたーいっ! そんなに強く握られたら~体が半分こになっちゃう~」
おちゃらけているスリプからは全く、反省の色が見られない。そんな彼女を見て、レイと奈ノ禍の眉間のシワが深くなる。スリプはその事に気がつくとケラケラ笑う。
「そーんな怖い顔しないで? てかてか~レイちゃまと奈ノちゃまは~あの中にいてぇ、どーして眠っていないの~?」
「貴様如きが我を眠らせるなど一億年早い」
「残念ダケド、シニガミは眠らないから」
レイと奈ノ禍の答えに、スリプは「あらら~」と呑気な声を出す。
「ヒトちゃま三人だけにしても~スリリングな展開にはならなかったしぃ、シャボン玉は自力で割られるし~。何もかもホントおもしろくなーい」
乙和に掴まれたまま、スリプはヘラヘラしている。その態度に、奈ノ禍は我慢の限界だったのか、「あんたいい加減に――」と怒りのこもった声を上げた。だが、静かに殺気を放つ乙和と目が合い、思わず言葉を止める。
「あれ……? ちょ……乙ちゃま……? 本気でっ……痛いんだけど……?」
乙和はスリプを握り潰す勢いで手に力を込めた。それには流石のスリプも少し慌てて、苦しそうな声で呻く。
「スリプちゃん、リツちゃんと旋くんにごめんなさいは?」
「どうしてっ……スリプちゃんが、そんなこと……」
「わたしと契約した時、約束したよね? わたしのことはどれだけ危険な目にあわせてもいい。だけどあなた達のくだらない遊びに絶対、他の人は巻き込まないでって。それなのにリツちゃんと旋くんを巻き込んだんだから謝って?」
「やだやだ! スリプちゃん、謝らない!」
「あっそ。じゃあ、ほんとに体を半分こにしちゃおっか?」
「え……じょーだん、だよね……? 乙ちゃま!? 痛い! ほんとに痛いからぁ! やめてぇ!」
乙和は冷たい瞳で、スリプの体を握る手にますます力を込める。すると、スリプから先程までの余裕は消え、彼女は悲痛な叫び声を上げた。
ポロポロと涙を流すスリプを見て、彼女に怒っていたレイと奈ノ禍すら『やり過ぎだ』と思い、乙和を止めようとする。しかし、それより少し早く、鳴無兄妹が動き、同時に乙和の手を掴む。
「やめてあげてくださいっす!」
「圷サン、それはダメだって」
「どうして二人がとめるの?」
旋とリツに止められた事で、乙和の手の力が緩む。その隙にスリプは乙和の手の中から逃れ、リツの胸に飛びつく。
「こわかった~リツちゃまぁ、慰めてぇ」
スリプはそんな風にリツに甘えるが、涙目のまま乙和に向かって一瞬だけ、あっかんベーをした。それを見逃さなかった乙和は内心、ムッとして腕を伸ばす。
「ちょ、圷サン、ダメっす! 落ち着いてくださいっす!」
「圷さん、ストップ。ジブンらのために怒ってくれてるのは分かるけどさ。暴力はダメだって」
リツはスリプを守るように、両手で彼女を優しく包み込む。旋はそんなリツの前に立ち、乙和の行く手を阻む。
「リツちゃん、旋くん、ダマされないで? その子、平気でウソ泣きとかするから」
「嘘泣きじゃないもーん。ほんとに痛かったよ~。え~ん」
「ほら、すごく怖がってるよ?」
「めちゃくちゃ体も震えてるっす」
「はぁー……」
あっさり騙されている旋とリツを見て、乙和は深いため息をつく。ちなみにレイと奈ノ禍はスリプの嘘泣きに気がついており、一瞬でも彼女に同情した事を後悔しつつ、少し呆れている。
「なんだか調子くるうなぁ……」
乙和は誰にも聞こえない声でボソッと呟いた後、鳴無兄妹に向かって深く頭を下げた。突然の事に、旋とリツはアワアワとなりながら、乙和とお互いの顔を交互に見る。
「ごめんね。スリプちゃんのタチの悪い遊びに巻き込んじゃって」
「ど、どうして圷サンが謝るんすか?」
「道具が謝らないなら、駒が謝るしかないでしょ?」
「いや……ジブンらは別に謝ってほしいと思ってないよ」
「そうっすよ」
「それでも……わたしが謝らないと気が済まないだけだから。ほんとにごめんね?」
真剣に謝り、なかなか顔を上げない乙和を見て、鳴無兄妹は困った。とにかく顔を上げてもらおうと、二人同時に口を開いた。その瞬間、リツの手の中からスリプが飛び出し、自分のバズーカで乙和の頭を思いっきり叩く。
「……スリプちゃん?」
スリプの行動に、乙和はユラリと顔を上げ、鳴無兄妹は口を開いたまま固まる。
「さっきの仕返しだよーだ! べー!」
「はぁー……次女ちゃんだけはほんときらい……」
乙和はユラユラとスリプに近づき、手の平で叩き潰す勢いで、彼女を捕まえようとした。
「やーい! 乙ちゃまのノロマ~」
「……ほんとにあのまま半分こにすればよかったね?」
スリプと乙和の殺伐とした鬼ごっこを、鳴無兄妹はぼんやりと眺めている。レイと奈ノ禍は完全に呆れ返っているようで、同時に深いため息をつく。
「もーなんだろ……イロイロ文句言ってやろうと思ってたのに、そんな気分じゃなくなっちゃった。リッツーと旋っちも無事だったし? 二人はあのヨウセイのコト、許してるみたいだし?」
奈ノ禍の言葉に同意するように、レイは静かに頷く。
「えっと……あ、そういえば、圷サンってこの学園の生徒について詳しいんすね? 中等部の生徒の好きな曲まで把握してるなんてすごいっす!」
どうすればいいか分からなくなっていたリツはふと、先程の出来事を思い出し、そう口にした。すると、乙和はスリプを追いかけながらも、その声が聞こえていたようで一旦、動きを止める。
「すごくはないよ? 関係者の身内だから詳しいだけ」
「へ……関係者ってなんのっすか?」
「ミールゲームの運営だよ?」
「え……え~!!」
リツの驚き声が、草原エリアに響き渡る。その声に乙和は目をぱちくりさせ、旋は苦笑いを浮かべた。なお、あまりにも個人的な情報であるため、旋は妹にすら、『生徒の中にゲームの運営や管理を行う一族の身内がいる』事を話していない。
「そんなに大きな声を出してどうしたの?」
「すみません。運営の身内と聞いて、驚いてしまったっす……。でも、どうしてそんな人が……。いや、人にはそれぞれ事情があるっすもんね。なので、理由は聞かないでおくっす」
「ふーん……そっか……」
「スキあり!」
乙和が完全にリツの方を見ているのを確認すると、スリプはバズーカを振りかざした。それにしっかり気づいていた乙和は、ノールックでスリプを片手で捕まえる。
「うそぉ……」
「つかまえた。あのね? スリプちゃんのこと、追いかけながら考えてたんだけどね? スリプちゃんのこと、食べちゃってもいい?」
「乙ちゃま!? どうしてそうなるのよ!?」
「スリプちゃんを食べれば、あなたの能力だけをわたしの体内に取り込めるかなと思って?」
「そんなのムリムリ! できないから! やめて~! リツちゃま助けて~」
完全に味を占めたスリプは迷わずリツに助けを求めた。そうすると優しいリツは当然、助けに入ろうと慌てて乙和達の方へ駆け寄る。だが、その次の瞬間、獣のような叫び声が聞こえてくると同時に、地面が揺れる。
レイは旋を、奈ノ禍はリツを、流石のスリプも乙和を守るような行動を各々が取る。そして揺れがおさまると、全員が人形エリアの方へ目を向け……巨大化したノワールの姿を視界に捉えた瞬間、思わず息を呑んだ。
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