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4話 いざ国の外へ・・・
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「ここだよ。ジェント」
僕はワッセさんに案内され、城壁の傍近くにある小さな2階建ての家に連れて来られた。
「ここはロージさんの友人が住んでいた家なんだ。でも前にその友人は病気で死んで
しまってな・・・。俺は落街に来た時に二人にはとても世話になったんだ。
その恩を返すためにロージさんの世話と、この家の管理をしているんだ」
ワッセさんは玄関の鍵を開け、僕を中に入れてくれた。一階はリビングとキッチン。二回は寝室になっている。
ワッセさんの言う通り隅々まで手入れされていて、空き家とは思えないほど綺麗だっだ。
「城壁の近くだから日当たりは良くないが、定期的に掃除に来てるから家の状態は
いいだろ? 家具や道具なんかはそのまま使ってくれていいそうだぞ」
「あの、僕なんかが本当にこんな大事にしている家を使っちゃっていいんですか?」
「もちろんさ。ロージさんはお前を気に入ったからこの家を勧めたんだ。
だから遠慮せずに是非使ってくれ。・・・あ、家賃も必要ないってよ」
そう言ってワッセさんは、ニカッと笑って家の鍵を僕に渡してくれた。
「・・・分かりました。大切に住まわせていただきます」
「他にも何かあったら力になるぜ。なんたってアンタは俺の命の恩人でも
あるからな!!」
「はい、これからよろしくお願いします」
ワッセさんに出された手を僕は握り返し、固く握手をかわすのだった。
◇◇◇◇◇
次の日、ワッセさんが朝から家を訪ねてきた。ロージさんがぜひ話したい事があるというので、会いに行くことにした。
「やあ、ジェント殿。呼び立ててすまないね。家の方は問題ないかね?」
「はい。良い家を紹介してくださってありがとうございました。
・・・で、お話とは?」
「うむ、お主にここでの「仕事」について話しておこうと思ってな」
落街の住人の仕事は日雇いバイトのようなもので、ギルドや商店に訪れて仕事を貰う仕組みだ。ギルドなら狩人のパーティに追従しての荷物持ちや、囮や壁役。商店なら掃除や呼び込みなどがある。しかも貰えるお金は微々たるものだそうだ。・・・いくら人権のない落街の住人だからって扱い酷過ぎないか?
「だが、これらは戦闘職と生産職の技能持ちじゃないと出来ない。ジェント殿が
出来る仕事は残念ながら無い」
「そ、そんな・・・」
「ははは、安心しろ。ちゃんと稼げる方法はある。ちと大変だがな」
「ぜひ教えてください! お願いします!!」
「うむ、それは「個人採集」だ。外へ出て素材を取ってくるのさ」
「通常は外に出るには大正門からの1つしかないが、実はここから少し歩いた
ところの資材置き場の一角に、城壁が崩れて穴が開いている所があるってな。
そこから外に出れるんだ」
「でもそれって・・・かなり危険ですよね?」
職業を持っていなくても戦うことも出来るし、物を作ることも出来る。だがその能力の差は歴然。例えるならプロと素人ほどの差がある。なので僕の場合、外へ出て採取をするということはほぼ自殺行為に近い。
「確かに命を落とす危険性はある。だがアンタが稼ぐにはそれしかない。
・・・すまない。恩人のアンタの分まで稼いでやりたいが、ロージさんの
分を稼ぐので精一杯なんだ・・・」
そうだ・・・彼等だって生きるのに必死なんだ。これ以上甘えるわけにはいかない。
「・・・分かりました。僕、やってみます。教えて下さって
ありがとうございました」
僕はロージさんに礼を言ってその足で資材置き場に向かった。そこは石材や木材など様々なものが無造作に積まれていて、資材置き場というよりはゴミの集積場と言ったほうが正し。幾つもの瓦礫の山の間を縫って奥に進むと、城へ壁を背に地面に座り込んでいる男がいた。
「・・・お?! もしかして君・・・ジェントか?」
僕に気付いた男は駆け寄ってきて僕の手を握るとブンブンと振った。
「俺はミリハ。昨日まで食あたりで苦しんでたんだけど。君が分けてくれた
解毒ポーションのおかげで助かったんだよぉ。本当にありがとな!!」
「あ、ああ。それはよかったです・・・」
「外に出るんだよな? すぐ退けるから、ちょっと待っててくれ」
そう言ってミリハさんは城壁側にある瓦礫の山をズズズ・・・と、横に押し始めた。瓦礫の下をよく見ると地面に溝が彫ってあって、瓦礫は台車に乗せられていた。瓦礫がズレると城壁の穴が現れた。
「・・・ふぅ。ここから出てすぐ近くに見える森に行きな。そこで野草や果物が
採れるはずさ。なぁに、そこは魔獣や亜人は滅多に出てこないから安心していいぜ」
そう言ってミリハさんはニッコリ笑ってサムズアップした。僕は「それフラグじゃね?」と思いつつ、あははと愛想笑いで返して穴を潜ろうとした。
「あ、ちょっと待った。これ持ってって。帰った来た時に鳴らしてくれれば
また通れるようにするから」
ミリハさんはポケットから小さな鈴を取り出して渡してくれた。ペコリと頭を下げて僕は今度こそ王国の外に出た。
「お、おお・・・」
転生して初めての外・・・そこにはアスファルトの道路もなく、電信柱も高いビル群もない。青い空と緑豊かな風景が目の前に広がっていた。風に乗って届く草と土の匂いが、ノスタルジックな気持ちにさせる。
「・・・と、いつまでも惚けてる場合じゃないな。さっさと採取場を見つけないと」
キョロキョロと周りを見渡すと、少し遠い所に森が見える。あれがミリハさんが言っていた森だろう。僕はヨシと一度気合を入れ直して森に向かって歩き出した。
僕はワッセさんに案内され、城壁の傍近くにある小さな2階建ての家に連れて来られた。
「ここはロージさんの友人が住んでいた家なんだ。でも前にその友人は病気で死んで
しまってな・・・。俺は落街に来た時に二人にはとても世話になったんだ。
その恩を返すためにロージさんの世話と、この家の管理をしているんだ」
ワッセさんは玄関の鍵を開け、僕を中に入れてくれた。一階はリビングとキッチン。二回は寝室になっている。
ワッセさんの言う通り隅々まで手入れされていて、空き家とは思えないほど綺麗だっだ。
「城壁の近くだから日当たりは良くないが、定期的に掃除に来てるから家の状態は
いいだろ? 家具や道具なんかはそのまま使ってくれていいそうだぞ」
「あの、僕なんかが本当にこんな大事にしている家を使っちゃっていいんですか?」
「もちろんさ。ロージさんはお前を気に入ったからこの家を勧めたんだ。
だから遠慮せずに是非使ってくれ。・・・あ、家賃も必要ないってよ」
そう言ってワッセさんは、ニカッと笑って家の鍵を僕に渡してくれた。
「・・・分かりました。大切に住まわせていただきます」
「他にも何かあったら力になるぜ。なんたってアンタは俺の命の恩人でも
あるからな!!」
「はい、これからよろしくお願いします」
ワッセさんに出された手を僕は握り返し、固く握手をかわすのだった。
◇◇◇◇◇
次の日、ワッセさんが朝から家を訪ねてきた。ロージさんがぜひ話したい事があるというので、会いに行くことにした。
「やあ、ジェント殿。呼び立ててすまないね。家の方は問題ないかね?」
「はい。良い家を紹介してくださってありがとうございました。
・・・で、お話とは?」
「うむ、お主にここでの「仕事」について話しておこうと思ってな」
落街の住人の仕事は日雇いバイトのようなもので、ギルドや商店に訪れて仕事を貰う仕組みだ。ギルドなら狩人のパーティに追従しての荷物持ちや、囮や壁役。商店なら掃除や呼び込みなどがある。しかも貰えるお金は微々たるものだそうだ。・・・いくら人権のない落街の住人だからって扱い酷過ぎないか?
「だが、これらは戦闘職と生産職の技能持ちじゃないと出来ない。ジェント殿が
出来る仕事は残念ながら無い」
「そ、そんな・・・」
「ははは、安心しろ。ちゃんと稼げる方法はある。ちと大変だがな」
「ぜひ教えてください! お願いします!!」
「うむ、それは「個人採集」だ。外へ出て素材を取ってくるのさ」
「通常は外に出るには大正門からの1つしかないが、実はここから少し歩いた
ところの資材置き場の一角に、城壁が崩れて穴が開いている所があるってな。
そこから外に出れるんだ」
「でもそれって・・・かなり危険ですよね?」
職業を持っていなくても戦うことも出来るし、物を作ることも出来る。だがその能力の差は歴然。例えるならプロと素人ほどの差がある。なので僕の場合、外へ出て採取をするということはほぼ自殺行為に近い。
「確かに命を落とす危険性はある。だがアンタが稼ぐにはそれしかない。
・・・すまない。恩人のアンタの分まで稼いでやりたいが、ロージさんの
分を稼ぐので精一杯なんだ・・・」
そうだ・・・彼等だって生きるのに必死なんだ。これ以上甘えるわけにはいかない。
「・・・分かりました。僕、やってみます。教えて下さって
ありがとうございました」
僕はロージさんに礼を言ってその足で資材置き場に向かった。そこは石材や木材など様々なものが無造作に積まれていて、資材置き場というよりはゴミの集積場と言ったほうが正し。幾つもの瓦礫の山の間を縫って奥に進むと、城へ壁を背に地面に座り込んでいる男がいた。
「・・・お?! もしかして君・・・ジェントか?」
僕に気付いた男は駆け寄ってきて僕の手を握るとブンブンと振った。
「俺はミリハ。昨日まで食あたりで苦しんでたんだけど。君が分けてくれた
解毒ポーションのおかげで助かったんだよぉ。本当にありがとな!!」
「あ、ああ。それはよかったです・・・」
「外に出るんだよな? すぐ退けるから、ちょっと待っててくれ」
そう言ってミリハさんは城壁側にある瓦礫の山をズズズ・・・と、横に押し始めた。瓦礫の下をよく見ると地面に溝が彫ってあって、瓦礫は台車に乗せられていた。瓦礫がズレると城壁の穴が現れた。
「・・・ふぅ。ここから出てすぐ近くに見える森に行きな。そこで野草や果物が
採れるはずさ。なぁに、そこは魔獣や亜人は滅多に出てこないから安心していいぜ」
そう言ってミリハさんはニッコリ笑ってサムズアップした。僕は「それフラグじゃね?」と思いつつ、あははと愛想笑いで返して穴を潜ろうとした。
「あ、ちょっと待った。これ持ってって。帰った来た時に鳴らしてくれれば
また通れるようにするから」
ミリハさんはポケットから小さな鈴を取り出して渡してくれた。ペコリと頭を下げて僕は今度こそ王国の外に出た。
「お、おお・・・」
転生して初めての外・・・そこにはアスファルトの道路もなく、電信柱も高いビル群もない。青い空と緑豊かな風景が目の前に広がっていた。風に乗って届く草と土の匂いが、ノスタルジックな気持ちにさせる。
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