婚約破棄すると言われたヤンデレ令嬢

婚約破棄

「アリス、すまないが、君の油のように重たい愛には飽きたんだ。だから……婚約破棄を申し付ける……」

「ああ、そうですか。王子様、あなたに愛されないと分かった以上、私はこれ以上生きている意味がないのです。従って、これからあなた様を縛り付けようと思います……」

「なんだっ………」

王子様が息をしている間に、私は王子様のことを拘束しました。

「大丈夫です。私はあなたのことを愛しておりますから。さあ、私と王子様だけの世界に飛び立ちましょうよ。ねえ、いいでしょう？？？」

「おい、冗談はよしなさい！！！私は新しい婚約者を見つけて、これから幸せになりたいんだ！！！君のような女はもういらないんだよ！！！」

「冗談ではありません。ああ、そんなことを言う王子様にはオシオキが必要みたいですね？？？」

そう言って、私は王子様のことを蹴っ飛ばしました。

「安心してください。私が一生、王子様のことを愛しますから……」

私はそう言って、クモのように、王子様を拘束しました。

「さあ、後は私たちだけの世界に行きましょうねえ！！！！！！」

「止めてくれ！！！！！！」

私は毒を持っておりました。それは、王子様によく効きました。

「さあさあ、もうすぐで終わりますからね。王子様、愛しております……」

私はやっと、王子様に本心を告げることができると思いました。これまで恥ずかしがりやだったのですが、そんな私を変えてくれたのは王子様でした。ですから、私は王子様のことを非常に感謝しているわけでございます。ですから、末永く幸せに……私と王子様の歩む道のりには険しいものがあるでしょうが、私たちならば乗り越えられると確信しておりました。

「王子様、愛しております！！！！」

私は王子様に最後のキスをしました。きゃああああっ！！！！！！